映画『学校の怪談3』の概要:1997年に公開されたホラー映画。「学校の怪談」シリーズの第3弾である。監督・脚本は金子修介。出演は西田尚美、黒木瞳、前田亜季、津川雅彦、野田秀樹、蛍雪次郎など。
映画『学校の怪談3』 作品情報
- 製作年:1997年
- 上映時間:96分
- ジャンル:ホラー、ファンタジー
- 監督:金子修介
- キャスト:西田尚美、野田秀樹、黒木瞳、前田亜季 etc
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映画『学校の怪談3』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『学校の怪談3』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『学校の怪談3』のあらすじを紹介します。
舞台はとある地方の小学校。この学校では20年前に亡くなったタイチという生徒の幽霊が出るという噂が絶えなかった。ある時、放課後の学校でタイチが棲んでいると言われている鏡が発見される。
学校の生徒の一人、良はシングルマザーの家庭であり、ある時母が再婚しようとしていた事を知る。だがその再婚相手の子供、悟と柚香とはどう考えて亮と馬が合いそうにもない。良はその事で悩んでいた。
そんなある日、仲良しグループの良、繭子、茜、真琴の4人は、鏡を見るために学校に忍び込もうと計画を立てる。しかし、そこに偶然やってきた教師の八橋と悟と柚香までもが、4人と一緒に鏡の世界に吸い込まれてしまうのだった。
鏡の世界は、普通の世界と同じに見えるものの、左右が逆転している奇妙な世界である。ここで良たちは人体模型のお化けや、のっぺらぼうなどの妖怪に遭遇する。なんとか逃げのびるうちに、馬の合わないはずの悟と柚香と仲良くなっていく良。そして、次第にこの現象の元凶であるタイチの正体が明らかになって来る。
タイチは決して悪い幽霊ではない。身体が弱いために運動会に参加する事が出来なかった。そのため、死んだ今でも友達が欲しいのだという。だったら自分が友達になってやろうと決意する良。良はタイチに直接会い、すべての現象を終わらせる事に成功するのだった。
映画『学校の怪談3』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『学校の怪談3』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ジュブナイル映画
ご存知「学校の怪談」シリーズの第3弾。監督は前作までの平山秀幸から「ガメラ」シリーズの金子修介へとバトンタッチ。当然SFシーンを多用した一大スペクタクル・ジュブナイル映画に仕上がっている。
しかしこのシリーズ、ホラー映画という割には元々そんなに怖がらせようとして作られている映画ではない。あくまで夏休みに子供が楽しめるように作られたファミリー映画だ。「怪談」と銘打っているわりには全く怖くないのはご愛嬌と言ったところだろう。
学校の怪談の定番もの
しかしそれでも、子供が見れば楽しめる要素は満載である。やはり放課後の学校の怖いアイテムと言えば、大きな鏡が挙げられるだろう。謎の幽霊タイチが棲むとされている大きな鏡。合わせ鏡の何枚か向うには、見知らぬ人間が写っているという都市伝説は有名だ。この映画は誰もが記憶にあるような都市伝説をうまく物語に組み込んでいるところは見逃せないところだ。
ただ、それでも後半はやり過ぎ感がある事は否めず、ありとあらゆる妖怪などが節操もなく登場してくるのには辟易とさせられる。人体模型はまだしも、のっぺらぼうやゾンビまでがが登場するのだが、その事自体にはなんら意味も存在しないのは非常に残念だ。
意外な豪華キャスト
今見てみると、この映画は驚くほどの豪華キャストである。主人公の母には黒木瞳。学校の教師には西田尚美や津川雅彦など。おまわりさん役には蛍雪次郎まで登場している。そして忘れてはならないのが、ヒロイン役に前田亜季が登場している所だろう。金子修介監督の「ガメラ」シリーズに出演した彼女が、後に「バトルロワイヤル」で大ブレイクするのは3年後である事から考えると、今作は必見の一作とも言えるだろう。
夜の学校ってなんだか不気味で、足を踏み入れるのがとても怖かったですよね。でも好奇心や他の人には出来ない優越感を感じたくて、夜の学校に遊びに行ったことがある人も少なくないでしょう。今作はそんな夜の学校で起こる不思議な物語をメインに、子供ながらに考えている人間関係や葛藤を非常にわかりやすく描いていました。
前の二作よりも怖い要素は少なく、子供たちが頑張る、ハラハラドキドキの冒険ストーリーのような感じなので、子供同士で見れば共感に繋がるし、大人が見れば懐かしさを感じられる、誰が見ても楽しめる作品になっています。(女性 30代)
映画『学校の怪談3』 まとめ
深夜の学校を舞台に繰り広げられる、ジュブナイル冒険映画の決定版。今作「学校の怪談3」は時間をほぼ一晩を限定して描かれている所が面白い。鏡の世界に入り込んだ彼らが、ただひたすら異変に遭遇し、逃げまくるというプロットは至極単純であり、頭を空っぽにして見るには最適の一本だと言えるだろう。子供だけではなく、大人も童心に返ってこの作品を見て欲しい。小さい頃には、目に見える全てが冒険の場所だったという事を思い出させてくれるだろう。
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