宇宙世紀0097年。「ラプラスの箱」が開放されてから1年が経過した。開放後も世界に変化はなく、ネオ・ジオン残党軍の瓦解で戦いは終わった。ヨナ・バシュタは少数精鋭部隊「猟人(シェザール)隊」に配属され、ある任務に就くことになる。
映画『機動戦士ガンダムNT』の作品情報
- タイトル
- 機動戦士ガンダムNT
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年11月30日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- SF
アニメ - 監督
- 吉沢俊一
- 脚本
- 福井晴敏
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 榎木淳弥
村中知
松浦愛弓
梅原裕一郎
藤村歩
古川慎
塩田朋子
てらそままさき - 製作国
- 日本
- 配給
- 松竹
映画『機動戦士ガンダムNT』の作品概要
2019年に『機動戦士ガンダムシリーズ』は40周年を迎え、「UC NexT 0100」プロジェクトと題して宇宙世紀の新たな100年が描かれることになった。本作品はアニメ『機動戦士ガンダムUC』から1年後、宇宙世紀0097年を舞台に物語が描かれている。アニソン界で有名な歌手LiSAがSawanoHiroyuki[nZk]とタッグを組み、主題歌を担当している。主題歌の『narrative』は力強くパワフルな楽曲になっている。
映画『機動戦士ガンダムNT』の予告動画
映画『機動戦士ガンダムNT』の登場人物(キャスト)
- ヨナ・バシュタ(榎木淳弥)
- 25歳。連邦軍の少数精鋭部隊「猟人(シェザール)隊」に配属される。中尉。一年戦争のときに家族を失い、孤児院で育つ。
- ミシェル・ルオ(村中知)
- 25歳。ルオ商会の特別顧問。会長の娘。占いに長けている。
- リタ・ベルナル(松浦愛弓)
- 「RX-0 ユニコーンガンダム3号機」通称フェネックスのパイロット。ヨナの幼馴染で、同じ孤児院で育つ。フェネックスと共に行方不明になる。
映画『機動戦士ガンダムNT』のあらすじ(ネタバレなし)
宇宙世紀0097年。「ラプラスの箱」が開放されてから1年が経過した。(「ラプラスの箱」とは宇宙世紀憲章を記した石碑のオリジナル版のことで、地球連邦とジオン公国との間に起きた戦争のきっかけになった物である)。開放後も世界に変化はなく、ネオ・ジオン残党軍の瓦解で戦いは終わった。
連邦軍の少数精鋭部隊「猟人隊」に新たな任務が与えられた。それは、2年前に消息不明となった「RX-0 ユニコーンガンダム3号機」、通称フェネクスを見つけて回収してくることだった。その任務は「不死鳥狩り」作戦と名付けられた。
ヨナ・バシュタは情報部の推薦で、急遽「不死鳥狩り」作戦の任務に就くことになった。フェネクスのパイロットだったリタ・ベルナルは、ヨナの幼馴染だった。リタは消息不明になったフェネクスと共に、行方が分からなくなっていた。
映画『機動戦士ガンダムNT』の感想・評価
ガンダム新プロジェクト「UC NexT 0100」
2019年に『機動戦士ガンダムシリーズ』は40周年を迎える。そこで、「UC NexT 0100」プロジェクトと題し、宇宙世紀の新たな100年が描かれることになった。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)のその後の物語としてアニメ『機動戦士ガンダムUC』が描かれ、本作品へと物語が繋がっていく。さらに、宇宙世紀0100年代の物語の制作も現在進行中のため、ガンダムファンにとって本作品は外せない内容になっている。
アニメ『機動戦士ガンダムUC』に携わったスタッフの多くが、本作品のスタッフとして作品に参加している。本作品でキャラクター原案を務めた高橋久美子は、『機動戦士ガンダムUC』のキャラクターデザイン・原画を担当していた。また、本作品でメカニックデザインを担当したカトキハジメは、『機動戦士ガンダムUC』以外のガンダムシリーズの作品にも参加していた人物で、ガンダムファンにとってはお馴染の人物と言える。
機動戦士ガンダムUCから1年後を舞台にした物語
『機動戦士ガンダムUC』は福井晴敏原作の小説で、漫画化やアニメ化が行われている作品。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)から3年後(宇宙世紀0096年)が物語の舞台になっており、「ラプラス事件」と呼ばれるテロ事件(本当は暗殺事件だった)を中心に描かれている。
アナハイム工業専門学校に通う16歳の学生・バナージ・リンクスが物語の主人公で、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会うことで物語が始まる。オードリーの正体は、ザビ家の末裔・ミネバ・ラオ・ザビである。ミネバは再び起きそうになっている戦争を食い止めようとしており、バナージはそれに巻き込まれて行くことになる。本作品はその『機動戦士ガンダムUC』から1年後(宇宙世紀0097年)の世界が描かれている。
機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り
本作品は『機動戦士ガンダムUC』の外伝短編小説、『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』の物語を再構成して作られている。『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』は設定資料集『機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III』内に入っている小説である。その小説を執筆したのは、本作品の脚本も担当している福井晴敏である。
『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』の主人公だったヨナ・バシュタが、映画の主人公になっている。ヨナは連邦軍の少数精鋭部隊「猟人隊」に所属している兵士で、技術面で劣等感を抱いている人物である。榎木淳弥がヨナの声を担当している。榎木は『スパイダーマンシリーズ』で、主役のトム・ホランドの吹き替えを担当していることで有名な人物である。
映画『機動戦士ガンダムNT』の公開前に見ておきたい映画
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムUCよりも3年前の世界を描いた作品。完全オリジナルの新作で、主人公アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の戦いが描かれている。監督・脚本を担当したのは富野由悠季。富野は映画に関連する小説を執筆しており、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』や『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』が発売された。
宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を率いて地球連邦政府に戦いを挑んできた。シャアは人類を粛清するため、チベットのラサに巨大隕石を落とそうとしていた。アムロ・レイが所属する地球連邦軍のロンド・ベル隊は何とかラサを守ろうとするが、奮闘も空しく食い止めることができなかった。さらに、シャアは地球への攻撃の手を休めることはしなかった。
劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇
榎木淳弥が声優を目指したきっかけの作品。2007年にテレビ東京系列でアニメが放送されていた作品の劇場版。劇場版はテレビアニメ版を再構築した物語になっている。2009年に劇場版第2弾として、『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』が公開されている。タレントや声優などマルチに活躍している中川翔子が、主題歌を担当している。
少年・シモンは地下のジーハ村で暮らしていた。ある日、シモンが穴掘り作業を行っていると、少女と巨大なロボットが落下してきた。その少女の名前はヨーコ。シモンとシモンの兄貴分であるカミナは、地上が存在していることに驚きを隠せなかった。シモン・カミナ・ヨーコは、シモンが見つけたロボットに乗り込み地上へと向かった。
詳細 劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇
パプリカ
SF×アニメ作品。筒井康隆原作の小説『パプリカ』を元に作られている。「第12回アニメーション神戸作品賞・劇場部門」や「第25回ポルト国際映画祭Critics’ Award」など数々の賞を受賞している。監督は今敏が、脚本は水上清資と今敏が担当した。今敏は監督の他に漫画家としても活躍しており、水上はアニメ『とある魔術の禁書目録』など『とあるシリーズ』の脚本やシリーズ構成に携わった人物である。
パプリカは「DCミニ」と呼ばれる機械を使い、他人の夢の中に介入してセラピーを行っていた。そのパプリカの正体は、精神医療総合研究所に勤める千葉敦子だった。ある日、「DCミニ」が何者かに盗まれてしまう。犯人が見つかるまでの間、理事長は「DCミニ」の使用を禁止した。
詳細 パプリカ
映画『機動戦士ガンダムNT』の評判・口コミ・レビュー
機動戦士ガンダムNT 鑑賞。
ニュータイプとは、サイコフレームとは、という話を主軸に、リタ、ヨナ、ミシェルの友情が描かれる。
少なくともユニコーン、欲を云えば逆シャア、Zを見ていないと一見さんには優しくない内容。
敢えて云おう!ラスト10分はマジで号泣であったと。オヌヌメ!(☆☆☆☆☆) pic.twitter.com/9xQaInSaCW
— 伝説巨蛸イデオォン?! (@takoyaki678) 2018年12月1日
機動戦士ガンダムNTをレイトショーで観てきました。ナラティブガンダムやユニコーンガンダム3号機が大スクリーンで動く姿を見て、痺れました。また、ストーリーも良かった。( ´∀`)
また、観に行こうかな・・・#ガンダムナラティブ #ガンダムNT pic.twitter.com/8vSD9FEQdz— だるまやワイリー@しんご (@hXXEIOqonfkNqG6) 2018年12月1日
『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』鑑賞🕊
ユニコーンとファーストガンダムが大好きでそれしかまともに観てないにわかですが、
壮大な人間ドラマ、圧倒的な戦闘シーンに感服でした😭
ニュータイプ理論がさらに深いところへいってしまい追いつけない〜
ユニコーンファン胸熱の展開に腹十二分目🍽 pic.twitter.com/EXg0AbdeIV— ピノ (@taithi_3657) 2018年12月1日
『機動戦士ガンダムNT』
面白かった。『機動戦士ガンダム』が放送されて約50年経って尚宇宙世紀のシリーズが続いていること、そしてこれまでのガンダム作品への敬意が表れていることに感動しました。1時間半ほどの短い作品なので少し雑な部分はありましたが、満足です。フェネクスかっこいい!!! pic.twitter.com/FBY29QyF8l— プロフェッサーMM (@predator09211) 2018年11月30日
「機動戦士ガンダムNT」観てきました。とてもとても良かったです!ここまでの宇宙世紀物語を見続けて来たファンなら満足できる1作だと思います。ちょいちょい入るガンダム的サービスシーンにもゾクゾクしっぱなしでした〜(^^) 気になる方はぜひ早めに劇場に! pic.twitter.com/IOZkS7UGQr
— ときた洸一 (@kouichi_tokita) 2018年11月30日
映画『機動戦士ガンダムNT』のまとめ
ガンダムシリーズと言えば、やはり注目すべきなのは重厚な物語とカッコいい機体である。機体は1体1体細部まで細かく描かれているので、背面や装備までじっくり見たいなと思った。主人公のヨナが乗る機体は白色なのに対し、物語のキーになっているフェネクスは金色の機体である。宇宙で機体同士が戦っている場面は迫力があり、美しさも感じられる。そして、フェネクスと共に行方不明になっているリタが物語にどのような展開をもたらすのか、非常に気になる内容になっている。
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