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映画『ゴーストシップ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴーストシップ』の概要:アークティック・ウォリアーの乗組員はバーでジャックという男に声を掛けられ、難破船の引き揚げ作業を行うことになった。その難破船は1962年に消息を絶ってから、行方不明になっていた船だった。

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映画『ゴーストシップ』の作品情報

ゴーストシップ

製作年:2002年
上映時間:91分
ジャンル:ミステリー、ホラー、アドベンチャー
監督:スティーヴ・ベック
キャスト:ジュリアナ・マルグリーズ、ガブリエル・バーン、ロン・エルダード、イザイア・ワシントン etc

映画『ゴーストシップ』の登場人物(キャスト)

エップス(ジュリアナ・マルグリーズ)
アークティック・ウォリアーの乗組員。乗組員の中の唯一の女性。アークティック・ウォリアーの出資者でもある。男勝りな性格。
マーフィー(ガブリエル・バーン)
アークティック・ウォリアーのリーダー。エップスの父親のような存在。他の乗組員よりも、長く海で仕事を行っており博識。
ドッジ(ロン・エルダード)
アークティック・ウォリアーの乗組員。エップスに思いを寄せている。
グリーア(イザイア・ワシントン)
アークティック・ウォリアーの乗組員。生真面目な性格で、マーフィーとぶつかることがよくある。来月、結婚予定。
ジャック・フェリマン(デズモンド・ハリントン)
サタンの僕の悪魔。船一杯に集めた人間の魂をサタンの元に送り届けるのが仕事。難破船のサルベージの仕事をして欲しいと嘘を吐いてマーフィー達に近づき、船に呼び寄せる。
サントス(アレックス・ディミトリアデス)
アークティック・ウォリアーの乗組員。修理担当。
マンダー(カール・アーバン)
アークティック・ウォリアーの乗組員。溶接の腕が一流。ドッジと仲が良い。
ケイティ(エミリー・ブラウニング)
アントニア・グラーザ号の乗客。両親の元に行くために、船で旅行中惨劇に遭い殺されてしまう。エップスの前に現れ、危機を知らせる。罪なき魂のため、ジャックの支配にない。

映画『ゴーストシップ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴーストシップ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴーストシップ』のあらすじ【起】

船の上で、人々は音楽に合わせてうっとりとダンスを踊っていた。その時、何者かがワイヤーのついた機械を作動させた。ワイヤーは船上を横切り、人々の体を分断した。後には、生き残った少女の悲鳴が木霊した。

現代。アークティック・ウォリアーの乗組員達は、海から船を引き揚げる仕事を行っていた。仕事を終えた後バーで酒を飲んでいると、飛行機で天候調査をしているジャック・フェリマンという男性に声を掛けられる。ジャックはベーリング海峡で漂流船を見つけたので、船を引き揚げて欲しいと仕事の依頼をしてきた。だが、それには条件があり、ジャックは発見者として20%の取り分を求めていた。アークティック・ウォリアーの乗組員は皆で話し合い仕事を引き受けることを決めるが、リーダーのマーフィーは発見者の取り分を10%にしてくれとジャックに頼んだ。ジャックは要求を呑む代わりに、海に同行することを求めた。

マーフィー達はベーリング海峡で古びた外洋航路船を発見する。船の名前はアントニア・グラーザ号だった。マーフィーはその船のことを知っていた。速度で劣るイタリアが美を追及して造った豪華客船で、1962年5月21日にラブラドル沖で消息を絶って以来行方不明になっている船だった。

乗組員達は安全を確認するため、まずは固まってアントニア・グラーザ号の中を確認することにした。アントニア・グラーザ号の船からは、救命艇も救命具もなくなっていた。だが、生還した者は1人も見つかっていなかった。マーフィー達は船内へと進んで行くが、乗客(600人余り)も乗組員(500人)の死体も見つからなかった。その時、振り子の動きが突然止まり、時計が音を響かせて時刻を知らせた。マーフィー達は気にせず探索を進めるが、時計の傍では勝手に積木が動き、“船にようこそ”という文字を作っていた。

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映画『ゴーストシップ』のあらすじ【承】

アントニア・グラーザ号の探索をしていたマンダーが床を踏み外し、下の階に落ちそうになってしまう。仲間のエップスがマンダーの腕を掴み引き揚げようとした。その時、下の階に佇む少女の姿を見つける。マンダーは仲間達に助けられ事なきを得るが、エップスは少女の姿がはっきり見えていたため密かに戸惑っていた。

船内にデジタル時計が落ちていた。それは、1976年にはないもので、マーフィー達よりも先に船を見つけた人物がいるのは明らかだった。だが、マーフィーは先客の存在を気にせず、夜明けに本格的な探索を始めることを決める。

マーフィーは他の乗組員達に、アントニア・グラーザ号のように無人のまま航海をし、何キロも離れた場所まで勝手に移動した幽霊船の話をした。他の乗組員達は嘘くさいと馬鹿にするが、マーフィーは海で奇怪なことがあっても不思議ではないと、幽霊船の存在を信じていた。その後、ジャックはエップスの異変を察知し、外に1人でいるところを見つけて話しかけた。エップスは口籠りながらも、不思議な少女を見たことを話した。

アントニア・グラーザ号の底に穴が開いており、修理する必要があった。アークティック・ウォリアーのエンジンも直さないと、アントニア・グラーザ号を牽引することができなかった。マーフィーは他の乗組員達の不平不満を一蹴し、修理することを指示した。

サントスはエンジンを修理、ドッジとマンダーはアントニア・グラーザ号の機械室の確認、他の者達はアントニア・グラーザ号の船内の探索を行った。機械室は水没しており、潜水具が必要だった。ドッジがエップスに通信機で連絡を入れるが、応答はなかった。その頃、エップスは再び少女の姿を見かけ、驚いてプールの床に頭を打ちつけていた。後から来たジャックにそのことと、プールに弾丸が落ちていたことを話した。2人が去って行った後、エップスの頭から流れた血が水のように溢れ、プールに溜まっていた。その中には、人の死体が浮かんでいた。不思議な現象は船長室でも起こっていた。マーフィーはその場にあった酒を飲もうとして、鏡に自分ではない姿(船長)が映っていることに気づく。マーフィーが驚いてグラスを落とすと、鏡に映っていた船長は消えていた。マーフィーが去って行った後、再び鏡に船長が映り、酒を飲んでいた。

映画『ゴーストシップ』のあらすじ【転】

エップスは洗濯室から通気口を抜け、船倉に行こうとした。だが、扉を開けると、中から腐乱死体と水が流れ出てきて、とても前に進める状態ではなかった。後に戻ろうにも、なぜか扉を開けることができなくなっていた。エップスはジャックを連れ、開いていた扉の先へと進んだ。エップスは船を離れることを急いでいたが、ジャックが車の前で足を止めてしまう。その車はジャックの憧れの車だったのだ。エップスがジャックを叱っていると、部屋の隅の方で何かが動いていることに気づく。2人が恐る恐る近づくと、ネズミに埋もれた金塊を発見する。

エップスは皆を連れ、金塊の場所まで戻った。マーフィー達は大金を手にすることができると喜ぶが、グリーアは冷静に保険を掛けている持ち主がいるのではと皆を諌めた。ドッジが金塊を調べると足がつかないように刻印が消されており、盗品であることが分かった。マーフィーはそれが原因で船が姿を消すことになったのではと分析した。だが、エップスが発見した遺体は3週間ほど前のもので、この船との因果関係が分からなかった。マーフィー達はとりあえず金塊を回収し、船を後にすることにした。

サントスはエンジンの修理を終え、操縦室にいるグリーアに動かすよう指示を出した。その時、サントスは気付いていなかったが、近くのプロパンガスの蓋が勝手に動き、中のガスが漏れ出していた。アントニア・グラーザ号にいた少女は異変に気づきエップスに知らせようとするが、何者かに邪魔をされてしまう。その間に、何も知らないグリーアがエンジンを稼働させてしまう。アークティック・ウォリアーは大爆発を起こし、沈没した。グリーアは救助されるが、サントスは亡くなってしまう。

皆、サントスの死に悲しみ、船を失ったことに苛立っていた。エップスは落ち込んでいるマーフィーに代わり皆の意見を纏めようとするが、苛立ったグリーアがマンダーを殴って喧嘩になってしまう。

映画『ゴーストシップ』の結末・ラスト(ネタバレ)

エップスは船の記録を調べ、自分が見ている不思議な少女がケイティという名で、1人旅のためにアントニア・グラーザ号に乗っていたことを知る。エップスは勝手にドアが開いた客室を調べた。そこには女の子用のかわいい人形があり、子供が描いた絵が壁に飾られていた。和やかな気持ちで絵を見ているとドアが勝手に開き、中から白骨化した少女の遺体が出てきた。その少女の遺体にはペンダントが掛けられており、中には両親の写真が入っていた。エップスが写真を見ているとケイティが現れ、ペンダントを閉じないでくれと話しかけてきた。ケイティは自分が幽霊であることを打ち明けた。エップスはケイティの話を半信半疑で聞いていたが、ペンダントを渡そうとしてもケイティの手をすり抜けてしまったため、信じるしかなかった。

グリーアは酒を飲んで、苛立ちを紛らわしていた。すると、突然古びた船内が豪華客船に様変わりし、スーツを着た男性とドレスアップした女性が現れる。グリーアは幻覚だと思うが、美しい女性にダンスに誘われ、思わず近づいてキスをしてしまう。グリーアは美女に誘われるまま船内を歩いた。その頃、船長室で酒を飲んでいたマーフィーの目の前にも、突然船長が現れていた。船長は漂流中のローレライ号を救助し、中に金塊があったことを話した。そして、アントニア・グラーザ号には1人だけ生存者がいることを話し、1枚の古びた写真をマーフィーに見せた。

ケイティは亡くなった両親の魂に会いに行きたかったが、捕らわれていて船から動くことができなかった。“悪の刻印”がない人達も捕らわれているのだとエップスに話した。エップスが何の話か分からず、詳細を聞こうとした。だが、詳しく話そうとした途端、ケイティは突然怖がり出し、“逃げて”と言う言葉を残してエップスの目の前から消えてしまう。

グリーアは底がないことに気づかぬまま美女に近づいてしまい、奈落の底に落ちてしまう。一方のマーフィーは、亡霊のサントスに付きまとわれていた。エップスの姿もサントスに見えてしまい、武器を持って襲い掛かってしまう。エップスが必死に抵抗していると、ジャックが現れ助けられる。話しを聞いたドッジ達はマーフィーを閉じ込めておくことにした。

エップスの目の前に再びケイティが現れる。ケイティは不思議な力を使い、アントニア・グラーザ号で起こった出来事をエップスに見せた。それは、乗組員に化けた強盗犯が乗客を次々と殺している映像だった。ワイヤーの恐怖から免れたケイティも、客室に連れて行かれ殺されていた。その後、強盗犯達は仲間同士で殺し合いを行い、1人残った美女もある男に殺されていた。その男はジャックだった。

エップスはマーフィーの元に急いで向かうが、水死させられていた。エップスは急いでドッジの元に行きマーフィーが亡くなっていたことを話すが、ジャックが現れたため詳しく話すことができなかった。銃を渡し、とりあえずジャックから目を離すなと伝えた。エップスがマンダーを探しに行くと、既に亡くなっていた。

エップスはこれ以上の惨劇を生まないために、船を爆破しようとしていた。だが、そこにドッジが現れ、爆破をするなと止められる。エップスがドッジの様子を訝しんでいると、ジャックがドッジの変身を解き姿を現した。ジャックは船一杯に魂を集めてサタンの元に送り届ける役目を負った、悪魔だった。船が沈んでしまえば魂が逃げてしまうため、ジャックは命を助ける代わりに船の爆破を止めるよう取引を持ち掛けた。だが、エップスは取引を拒否し、隙を突いて爆破のスイッチを撃ち抜いた。船からは多くの魂が溢れ出し、消えていった。エップスはケイティに助けられ、地上へと生還した。

エップスは荷物に捕まり、海の上を漂っていた。そこに、客船が偶然現れ、救助される。エップスは救急車に運ばれた。ぼっーと外を眺めていると、船に金塊が運び込まれ、ジャックが乗り込むのが見えた。

映画『ゴーストシップ』の感想・評価・レビュー

船上パーティー中に、乗客がワイヤーで両断されてしまうという強烈なシーンが印象的。
船に現れる少女の霊や、船に隠された秘密が次々と暴かれていくのだが、見つけた食料が実はウジ虫だったりと、所々に気持ちの悪い演出が散りばめられているので、なかなか一息つく暇が無い。
ジャックという人物が悪魔の僕であり、船を利用してサタンに魂を送っているという事実を知り、主人公のエップスが船自体を爆破するのだが、エップスが気が付くと、ジャックが薄笑みを浮かべながら別の船に乗り込んでいくというラストで終了する。なんとも後味の悪い終わり方である。(男性 30代)


冒頭の船上パーティ、ワイヤーでのゴアシーンが強烈だった。
少女のゴーストがとても可愛らしくて悲しい。
船の中は逃げ場がなく怖い。
起承転結がわかりやすく、少女が見せてくれた黒幕が判明するシーンも良かった。
全体的に音楽も綺麗で好き。

ラスト、まさかの展開に驚いた。
悪魔はいなくならないし、新たなゴーストシップが作られてしまう。(女性 40代)


そこそこ面白いホラー映画を量産するダーク・キャッスルエンタテイメントというホラー映画専門の制作会社の作品。ホラーに興味がある方は一度調べてみてもいいと思う。制作過程で紆余曲折があり、当初の予定とは大分違った映画になったと聞くが、そうした制作過程の映画のお約束とはかけ離れてアイデアが豊富で面白い作品。変幻自在で船にあるものを操り、狡猾に魂を集める悪魔に恐ろしさはあまり感じず、むしろダークヒーローのように見えてしまうが、このあたりは会社が会社なんでご愛嬌とでも言っておこう。(男性 30代)


ハラハラドキドキしっぱなしで息付く暇もないホラー作品でした。悪巧みを考える人間たちを幽霊が懲らしめる物語かと思いきや、サタンの下僕・ジャックが登場し、船を利用してサタンに魂を送るという設定がかなり衝撃的でした。純粋なホラーと言うよりも音や過激な描写で驚かせてくるので見ていて本当に疲れます。
ラストは何ともモヤモヤが残る展開で、ジャックは消えることなく別の船に乗り移って物語は終わります。続編があるのか、匂わせなのか分かりませんが物凄く気になる終わり方でした。(女性 30代)


B級のホラー映画ですが、かなりグロテスクで怖いです。特に冒頭が一番インパクトがありますね、ストーリーは王道で、「あ、この人が次に死ぬんだろうな」というフラグがしっかり立つので分かりやすいです。
ホラー映画ではお約束の少女も出てきますが、黒幕がどうにもあっけなくて納得できません。ホラー映画の中でもゴーストシップが舞台のホラーものは珍しいので、黒幕がもっと捻ってあれば……と思ってしまいます。(女性 30代)

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