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映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

あの伝説のシリーズ、『攻殻機動隊』がバージョンアップして帰ってきた。シリーズ初となるフル3DCGアニメーションで放送された『攻殻機動隊 SAC_2045』。テレビシリーズを再編集してスクリーンを彩る。

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の作品情報

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争

タイトル
攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年11月12日(金)
上映時間
不明
ジャンル
SF
アクション
監督
藤井道人
脚本
神山健治
檜垣亮
砂山蔵澄
土城温美
佐藤大
大東大介
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
田中敦子
阪脩
大塚明夫
山寺宏一
仲野裕
大川透
小野塚貴志
山口太郎
製作国
日本
配給
バンダイナムコアーツ

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の作品概要

士郎正宗による原作、『攻殻機動隊』。後に伝説となるその作品は、1989年に幕を開けた。80年代とは思えない近代的な設定、魅力的なキャラクター達。後にアニメ化され、最新鋭のグラフィックが使われたことが、その人気をさらに確固たるものとした。シリーズを重ね、2020年に最新シリーズとなる『攻殻機動隊 SAC_2045』が誕生。フル3DCGを採用するなど、その進化は留まることを知らない。本作はそのアニメシリーズを再編集したものとなる。時代を超えて愛され続ける名シリーズ。是非その新たな幕開けを劇場で見届けよう。

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の予告動画

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の登場人物(キャスト)

草薙素子(田中敦子)
公安9課の現場指揮官。脳と脊髄以外の体の殆どをサイボーグ化しており、超一流の実力を持つ。
荒巻大輔(阪脩)
公安9課の課長。元々は優秀な軍情報部員で、冷静に公安9課を率いる。
バトー(大塚明夫)
公安9課に所属しており、パワーに自信がある。元々はレンジャー4課に所属していた。
トグサ(山寺宏一)
公安9課所属の元刑事。その能力を買われ、草薙素子に引き抜かれた。

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』のあらすじ(ネタバレなし)

時は2045年。AIが発展し、世界は計画的かつ持続可能な戦争『サスティナブル・ウォー』の時代へと突入していた。日本も、徐々に荒廃の一途を辿り、治安は悪くなる一方。かつて公安9課として活動していた彼らは、忽然と姿を消していた。トグサのみが日本に残り、民間の警備会社に就職。そんな中、傭兵集団「ゴースト」が各地に現れ密かに活動を行なっていた。トグサは、彼らこそがかつての仲間であると確信する。ある時、かつての上司荒牧からトグサの元に連絡が入る。なんと、現在の総理大臣が、かつての公安9課を再結成しようとしているというのだ。トグサに任されたのは、かつての仲間の招集。トグサは『ゴースト』の情報を集め、かつての仲間の元へと飛ぶのだった。

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の感想・評価

攻殻機動隊 SAC_2045

『攻殻機動隊』には、幾つかのシリーズが存在する。『THE GHOST IN THE SHELL』、『STAND ALONE COMPLEX』、『ARISE』。そして、本作の『攻殻機動隊 SAC_2045』。この『攻殻機動隊 SAC_2045』は、攻殻機動隊の中でも最も新しく、2020年にNetflixで放送されたばかり。そして、本作はシリーズ初となるフル3DCGを採用している。その美しいグラフィックとCGとは思えないリアルなモーションが話題を呼び、放送開始から一年という速さでこのように映画化が決定したのだ。さらには第二期の製作決定も既に発表されており、まさに今ノリに乗っている『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズ。本作はアニメ総集編という形だが、今後の人気次第ではオリジナル作品も制作されることになるかもしれない。ますます広がる攻殻機動隊ワールドから目が離せない。

様々な解釈

本作は、『攻殻機動隊 SAC_2045』の総集編。しかし、本作はアニメシリーズとは少し異なる。総集編を担当する人間が異なれば、その作品の捉え方、解釈は異なるもの。アニメ版の監督である神山健治監督と荒牧伸志監督も、「別の解釈が見えてくるかもしれない。公開が待ち遠しい」という風に発言をしている。『攻殻機動隊』は余りにも人気シリーズであるが故、熱狂的なファンも多い。ファン一人一人に、それぞれの解釈があることだろう。総集編での新たな解釈が自分のものとは異なり、非を唱える人も出てくるかもしれない。人気作に関わる難しさはそういった点にある。しかし、伝説のシリーズを自分好みに拡げられる機会などそうそうない。果たして新監督達は、どのようにして世界を広げていくのか。注目が集まる。

伝説の声優陣

『攻殻機動隊』シリーズを語る上で、外すことができないのがその豪華な声優陣。メンバー一覧を見てみると、田中敦子、大塚明夫、山寺宏一などといった錚々たるメンバーの名前が並んでいる。長期のシリーズ故、作品の歴史と共に声優のキャリアも積み重なっていったパターン。そして、何よりも凄い点は、今でもこのオリジナルキャストが集結するという点。長い歴史の中、途中坂本真綾が草薙素子役を演じた作品もあったが、結局はオリジナルキャストへと戻っている。長く作品を応援してきた人からすると、かつてと変わらない声を聞けると嬉しくなることだろう。他の作品では中々見ることのできないこの豪華キャスト、是非本作で楽しもう。

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の公開前に見ておきたい映画

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

『攻殻機動隊』シリーズには、最新作を含め数多くの劇場版作品が存在する。そして、記念すべき第一作目こそが本作なのである。実はこの作品、公開当初はあまり人々から受け入れられなかった。しかし、なんとアメリカの『ビルボード誌』でビデオ週間売り上げ第1位を記録。そのこともあり、日本で注目を集めるようになったという経緯がある。内務省に、『公安9課』という組織が存在した。その組織の目的は、迫り来るテロや未曾有の危機を事前に防ぐこと。そんな中、凄腕ハッカー『人形使い』の犯行と思しき事件が、世間を騒がせていた。『人形使い』を捉えるべく、公安9課の草薙素子と同僚達はその正体を追うが…?

詳細 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

ゴースト・イン・ザ・シェル

あの『攻殻機動隊』がハリウッドで実写映画化されるなど、一体誰が想像できただろうか。攻殻機動隊の人気は国内だけに留まらない。海外にも、『攻殻機動隊フリーク』は多くいて、本作の監督もその一人なのだ。注目したいのは、日本からあの北野武が参戦しているということ。近年ではすっかり監督としての活動が多くなっている北野武。そんな彼は、公安9課を率いる荒牧役を演じる。銃を持って佇む北野武。そのシーンを見て『アウトレイジ』を思い浮かべ恐怖した日本のファンも多いのではないだろうか。『アベンジャーズ』で一躍有名になったスカーレット・ヨハンソンの美しすぎるスタイルにも注目。

詳細 ゴースト・イン・ザ・シェル

シン・エヴァンゲリオン劇場版

最新作同様、日本のアニメ史において外すことのできない名シリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』。それが故に、監督もどのように作品を解釈し継続していくか頭を抱えたことだろう。ファンが独自の解釈を持っており、それが故に人気が出た点も、最新作と共通している。一貫してエヴァシリーズの監督を務めた庵野秀明は、ファンの期待に見事答えてみせた。しかし、その分監督にかかり続けるプレッシャーは想像を絶するものだったろう。2021年に本作で完結を迎えるまで、途中で気持ちが落ちてしまったこともあったという。まさに、人の人生が注がれているシリーズ。伝説のシリーズ、ここに堂々完結。

詳細 シン・エヴァンゲリオン劇場版

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の評判・口コミ・レビュー

映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』のまとめ

『攻殻機動隊』がこの世に誕生してから30年以上が経つ。当時、あまりに先進的なその発想と設定は、多くのファンを虜にした。しかし、当時は今ほど士郎正宗の脳内イメージをアウトプットする技術は存在しなかった。しかし、その十分ではない技術の中でも、これまでの製作陣は見事に攻殻機動隊を成功に導いてきた。近年、CGなど映像技術は飛躍的な進歩を見せている。そして、攻殻機動隊シリーズはそれらの映像技術を巧みに取り入れている。それらの映像技術で、攻殻機動隊の世界観が少しずつ、よりリアルに描き出せるようになってきた。むしろ、ようやく時代が攻殻機動隊に追いついてきたと言ってもいいのかもしれない。なぜ、『攻殻機動隊』シリーズは人々を魅了し続けるのか。本作を見れば、その答えが分かるかもしれない。

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