映画『グッバイ・クリストファー・ロビン』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「グッバイ・クリストファー・ロビン」のネタバレあらすじ結末と感想

グッバイ・クリストファー・ロビンの概要:戦争から戻ったA・A・ミルンは反戦をテーマにした作品を考えていたが、なかなかうまくいかない。療養のため家族で閑静な片田舎に引っ越したミルンは、息子のクリストファー・ロビンと遊ぶうちに、新作のアイデアを思いつく。

グッバイ・クリストファー・ロビンの作品情報

グッバイ・クリストファー・ロビン

製作年:2017年
上映時間:107分
ジャンル:歴史、ヒューマンドラマ
監督:サイモン・カーティス
キャスト:ドーナル・グリーソン、マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、ウィル・ティルストン etc

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グッバイ・クリストファー・ロビンの登場人物(キャスト)

アラン・アレクサンダー・ミルン(ドーナル・グリーソン)
作家。戦争を終わらせるための戦争に参加するが、世界が一向に良くならないことを嘆き、反戦がテーマの作品を書こうと考えるが、息子との生活の中で、くまのプーが活躍する話を思いつく。
ダフネ(マーゴット・ロビー)
アランの妻。自分にも他人にも厳しい性格。戦争に行ったアランを待ち続けた寂しさから、戦場に行かないように女の子を授かることを願ったが、息子が生まれてしまう。それでも息子のことは誰よりも大切に思っている。
オリーヴ(ケリー・マクドナルド)
ロビンのナニー(子守り)。生まれてすぐに面倒を見るようになり、両親よりも一緒にいる時間が長いため、懐かれている。本が売れて忙しくなるロビンを心配する。
クリストファー・ロビン・ミルン(ウィル・ティルストン / アレックス・ロウザー)
本の中に出てくる“クリストファー・ロビン”のモデルとなったアランの息子。本が出る前は、森で遊ぶなど幸せな時間を過ごしていたが、大ヒットしたことが原因で、映画スターのように多忙になり、幼いながら疲弊していく。

グッバイ・クリストファー・ロビンのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グッバイ・クリストファー・ロビン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

グッバイ・クリストファー・ロビンのあらすじ【起】

1916年、作家のアラン・ミルンは戦地から戻ったが、大きな音や光を感じると戦場の惨劇を思い出し、恐怖を感じていた。しばらくして、妻のダフネが男の子を出産。妻は、男の子は戦争に取られてしまうと残念そうな顔をするが、アランは大丈夫だと諭す。男の子はクリストファー・ロビンと名付けられた。

息子のためにオリーヴという家政婦が雇われ、ロビンの面倒は終始、彼女が見ることとなった。作家のため、社交界に忙しい夫婦は、子供と一緒にいる時間も短く、ロビンはオリーヴにべったりと懐いていった。

終戦から何年も経っているのに、未だに世界は良くならない。何も変わっていない有り様に悩み、ロンドンでは気が休まらないと悟ったアランは、家族を連れて静かな田舎へと引っ越すことに決めた。

広大な森の中にポツンと建つ屋敷を購入したアランは、理想的な静けさに満足する。家族と共に過ごす時間も増え、良いことばかりだった。だが、執筆のために越したというのに、一向に書き始めないアランに、ダフネは少し苛立ちを感じ始めていた。

グッバイ・クリストファー・ロビンのあらすじ【承】

ロビンはビリー・ムーンという愛称で呼ばれていた。ビリーは動物のぬいぐるみに名前を付けて遊ぶことが好きだった。アランと森を散歩しに行くが、野生動物がほとんどいなくてがっかりする。

執筆を始めないアランに怒ったダフネは、書き始めるまで戻らないと言い、ロンドンへ行ってしまった。オリーヴも親が重病になり、何日か暇をもらうと言いだす。屋敷にはアランとビリーだけが残されてしまった。だが、作家のアランは面白い会話でビリーとの距離を縮め、毎日、森を探検しては、まるで子供同士のように遊んでいた。

次第に創作意欲が湧きあがってきたアランは、挿絵画家のアーネストを呼び寄せると、ビリーとぬいぐるみたちをスケッチさせた。ある時、ビリーが素敵な詩を書いたので、挿絵と共にダフネに送った。それを気に入ったダフネは、詩をヴァニティ・フェア誌に送る。詩は気に入られ、売り上げに貢献した。詩のおかげでダフネはアランのところに戻ってきた。

新しい本の題材にできると感じたアランは、“プーのウィニー”というタイトルの詩集を作ることにした。主人子の名は“クリストファー・ロビン”だが、ビリーとは違う人物だと息子に話した。

長く留守にしていたオリーヴが帰ってきて、ビリーは大喜びする。

グッバイ・クリストファー・ロビンのあらすじ【転】

詩集は大ヒットし、プーのぬいぐるみも飛ぶように売れた。アランは時の人となったが、皆、口にするのはクリストファー・ロビンの名前ばかり。彼はビリーとは別の存在だというのに、クリストファー・ロビン宛の手紙は山のように届き、ビリーへの取材もひっきりなしにやってきた。

ビリーは森でアランと遊びたいだけだったが、そうも言っていられなくなる。寄り添ってくれるオリーヴだけが心の支えだったが、彼女に恋人ができたことを知ってショックを受けてしまう。子守りよりも自分の幸せを優先するのかとダフネに責められたオリーヴは、屋敷を去って行ってしまった。

去り際に渡されたビリーのスケジュール帳を見たアランは、取材や撮影でびっしりとなる予定を見て愕然とする。普段、ビリーがどれほど忙しく、どんなに危険や好奇の目に晒されているのかを痛感したアランは、もうクマの話は書かないと約束した。

寄宿学校に転入したビリーだったが、そこでも彼は苦痛を強いられることとなった。プーのウィニーは世界的大ベストセラーとなったため、クリストファー・ロビンを知らない人はいなかった。ビリーはからかいとイジメを日々耐えながら卒業までを過ごすこととなった。

グッバイ・クリストファー・ロビンの結末・ラスト(ネタバレ)

卒業の日、生徒たちは兵士となって戦争に行くか、自宅に戻るかを選択させられた。ビリーは戦地へと行きたかったが、両親の願いで自宅へと戻った。だが、どうしても行きたくなり、アランを説得。父さんが有名になれたのは僕のおかげ、今度は僕の頼みをきいてほしいと言う。

ビリーの気持ちに負け、戦場行きを許可したアラン。駅に見送りに行った際、ビリーから、今までクマのせいで苦労したと気持ちを吐露される。森で一緒に遊んだのは楽しかったが、新作のアイデア作りのように思ってしまったと口にするビリーに、あの頃が一番幸せだったと呟くアラン。だが、ビリーは、あなたはそれを売り飛ばしたんだと言うと、列車に乗り込んで戦地へと去って行ってしまった。

1941年、アランの元にビリーの安否を告げる手紙が届く。ビリーは戦地で行方不明になっており、生存は絶望的だという。オリーヴにも知らせなくてはと思ったアランは、彼女の家を訪ねた。アランの顔を見ただけで状況を察知したオリーヴは泣き崩れる。アランとダフネは死んだように落ち込み、食事中も一切、会話しないほどだった。

ある夜、テラスに出ていたアランは、月夜をひとり歩いてくる人影を目にする。なんと、それはビリーだった。最愛の息子が戦地から戻ったことに、アランもダフネも涙した。久しぶりに森へと散歩に来たアランとビリー。ビリーは、戦地で兵たちがプーの歌を歌っていたと話す。プーのウィニーを書いたばかりに、お前の人生を台無しにしてしまったと嘆くアランに、あの本は戦場で傷ついた人達の心を癒し、暖炉のような暖かさで包み込んだ。幸せな子供時代を思い出させてくれる大切な本だ。父さんが書いたことで、多くの人が救われたのだとビリーは語った。

お前の子供時代を奪ってしまったとアランは言うが、ビリーは、そんなことはない、全て宝物だよと返事をした。懐かしい幼心に包まれながら、二人は家へと歩いていった。

グッバイ・クリストファー・ロビンの感想・評価・レビュー

くまのプーさんの製作秘話だが、本作を観た後ではアニメや本の印象が変わってしまいそうだ。人々の心の支えとなる存在は、いつの時代も不可欠だ。しかも子供の持つ影響力は強いので、そういった存在にぴったりだが、当然、幼い子供が一人で支え切れるはずもない。ビリーが体験した幼少期は、まるで戦場に放り込まれたのと同義だったと思うが、その彼が成長し、実際の戦争に参加して生還するという件は、とてつもなくドラマティックだ。脚色はあれど、それが実話だというのだから、まさに奇跡としか言いようがない。(MIHOシネマ編集部)

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