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映画『グーニーズ』あらすじとネタバレ感想

映画『グーニーズ』の概要:リチャード・ドナー監督、スティーブン・スピルバーグ原案・総指揮の海賊冒険物語。出演は、ジョシュ・ブローリン、ショーン・アスティン。シンディ・ローパーが歌うエンディング曲も心に残ります。1985年米国映画。

映画『グーニーズ』 作品情報

グーニーズ

  • 製作年:1985年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:アドベンチャー、コメディ
  • 監督:リチャード・ドナー
  • キャスト:ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・B・コーエン、コリー・フェルドマン etc

映画『グーニーズ』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

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映画『グーニーズ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『グーニーズ』のあらすじを紹介します。

アメリカ、オレゴン州の田舎町グーンドッグ。マイク(ショーン・アスティン)は、喘息持ちの少年だが、父が話す冒険物語に憧れていた。マウス(コリー・フェルドマン)やチャンク(ジェフ・コーエン)、データ(キー・ホイ・クアン)の愛称で呼ぶ親友達とグーニーズを結成します。
ある日、父の屋根裏部屋で偶然見つけた、”片目のウィリーの宝の地図”とメダルを手掛かりに冒険の旅へ。弟マイクを捜しに来た兄ブランド(ジョシュ・ブローリン)、アンディ(ケリー・グリーン)、ステフ(マーサ・プリントン)らも一緒に同行することに。

海の近くのひなびたレストラン。”ウィリーの宝の地図”によると、地下に宝が眠っているようだ。マイクはその痕跡を地下で見つけるが、レストランを根城にしていたのはフラッテリー一家だった。彼らに追われたため、食欲旺盛なチャンクを1人残し、マイク達は暖炉から地下へ。
冒険家チェスター・コパーポットの骸骨を見つけた後、仕掛けを引いてしまい、マイク達を巨大な石が襲う!また骨で作られたオルガンで正しい和音を奏でたりと難問に挑戦してゆきます。マイク達は宝を見つけることができるのか?

一方、チャンクは警察に届けるつもりが、フラッテリー一家に捕まってしまう。しかし、フラッテリー一家の末弟・スロースと仲良くなり、脱出に成功。グーニーズの危機を救う。マイクは、宝石を見つけて、借金のために売られようとしている自宅をなんとか残したかったのだがフラッテリー一家に奪われてしまう。

保安官達が到着し、子供達は両親と再会した。そこでスペイン語しか話せない家政婦ロザリータが、偶然、宝石を見つけたことから、マイクとブランドの一家は、家を売らずに済むことができたのだった。少年達の、はるか遠くに海賊船が見えていた。

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映画『グーニーズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『グーニーズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

個性豊かなグーニーズ!片目のウィリーの宝を捜せ!

少年達の夢が詰まった作品です。本作を観ると、実は身近に冒険の種はたくさんあるのではという気がします。個性的なグーニーズのメンバーもいい。喘息持ちだったり、食欲旺盛な男の子、ヘンテコな発明好きにスペイン語が話せるがヘンテコに訳して騒ぎを起こす男の子など面白い。

何か1つの事に一生懸命になるには子供であろうと大人であろうと関係なく素晴らしいことです。再見して気になったのは、アンディのキス。高校生はませてるなぁ。冒険よりもキスというのがアメリカ人の考えらしい。またプロの冒険家が途中で死んでしまうなんてと思うけど、複雑な迷宮だったのか?
いぇ、少年だから仲間と協力して解けたんです!少年ジャンプ誌の合言葉のように、”友情、努力、冒険”が大切!この3点がしっかり描けているから、「グーニーズ」は名作なんです!

犯罪者のフラテリー一家をかわすために、中国系の少年がヘンな発明で対抗するシーンがコミカルで面白い。弟を心配して捜していたら巻き込まれてしまう兄など、登場人物の行動が際立っていて、何度観ても楽しい映画です。子供の視点で観るとより面白いのではないでしょうか。

「グーニーズ」の子役たちがここまで成長しました!ジョシュ・ブローリン、ショーン・アスティンの魅力

旧作を観る楽しみの一つに、子役の成長があります。「グーニーズ」の子役たちのその後と作品について紹介します。本作で主人公マイキーの兄ブランド役を演じていた、ジョシュ・ブローリン。本作がデビュー作でした。彼は40才の頃に「ノーカントリー」(07)で元ベトナム帰還兵の役でブレイクしました。
その後も「メン・イン・ブラック」(12)等で活躍しています。肉体派の印象が強い彼ですが、私生活では最近、3度目の結婚を発表。今度こそ上手くゆくといいですね。ジョシュ・ブローリンの最新作「エベレスト3D」が11月6日から公開されます。

次に主人公マイキーを演じていた、ショーン・アスティンは「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のサム役で復活しました。子役の時と顔が変わっているのでびっくり!ただ、繊細な印象は少年の頃と変わりません。フロドを献身的に支えるサムの姿に感動しました。その後も、「50回目のファースト・キス」等に出演しています。
振り返ってみれば、彼らが子役であった80年代の映画が1番輝いていたのではないでしょうか。大人になり、素晴らしい成長を遂げた彼らにこれからも注目して下さい。


80年代のジュブナイルものの映画といえば「スタンド・バイ・ミー」の他に本作を思いつく人が多いのではないか。アドベンチャーの中で異質なものとの遭遇し、大人あるいは上級生のヤンキーたちの干渉に歯向かい成長していくというジュブナイルたちのド青春はやっぱりこの時代のものだなと改めて思った。

今やZ世代と言われるような若者たちが新しい時代のある種象徴的なものであるが、本作のようなアメリカの青春アドベンチャー映画を観ると、分からないことばかりだったあの時代へのノスタルジーのようなものを訴えたくなる。(女性 20代)


子供が見れば憧れるし、大人が見れば純粋な気持ちを思い出せる素敵な作品です。
あまりにも有名な作品なので、多くの人が鑑賞していると思いますが、公開から30年以上経った今見ても愛され続ける理由がよく分かります。
冒険に対するワクワク感を自分の身体で感じられるのって子供の特権だと思うんです。大人になればなるほど、周りの目とか結果を気にして、一歩踏み出せなくなってしまいますよね。
この作品を見ると、彼らの希望と夢に満ち溢れたキラキラした姿が羨ましくなってしまいました。これからも何度も繰り返し見るであろう作品です。(女性 30代)


愛され続けている作品の一つだと思う。
令和の今初めて観てしまうと、かなり荒削りな部分が目立ち、ちょっとしたコントなのかとすら思ってしまうかもしれない。自宅の屋根裏に宝の地図があって、徒歩圏にその宝があるとか・・・このストーリーで今でも映画を作れるだろうかと思ってしまうかもしれない。
だからこそ逆に、あの時にあの出演者達で作られたこの映画は特別なのだ。大人の世界とは違う、儚くもある子供の世界のファンタジー。それを楽しめることそのものが、意味あることなのだ。(男性 40代)


子どもたちが海賊船の宝を探しに旅に出る、とても楽しめるアドベンチャー映画です。子どもの頃に見た記憶があり、子ども向けの映画と思いきや、今観返しても物語の展開のスピードや登場人物、様々な仕掛けに大人でも十分に楽しめ、物語の世界へ引き込まれました。特に登場人物の個性が物語を面白くしています。最初は怖いのかと思っていたスロースは、終盤ではとても重要な役割であることがわかり、チャックとの友情を超えた愛は大人になった今だからよりわかったような気もします。ハラハラ、ドキドキ、笑いもあり、その中で友情や勇気など教えてもらえる作品です。(女性 40代)


少年達は個性的で愛嬌があります。彼らの会話は茶番劇のようで、くすくす笑いながら楽しめました。若干うるさく感じる程ですから、音量は小さめのほうが疲れません。宝探しの地図、屋根裏、地下室、洞窟とワクワクせずにいられないような話の流れです。さらに、冒険の途中幾つかのトラブルが立ちはだかりますが、仲間と協力し合い乗り越えていきます。夢と希望を最大限詰め込んだ内容ですから、鑑賞後は気力が漲りました。大人が見ると子供時代にタイムスリップできるかもしれません。(女性 30代)

映画『グーニーズ』 まとめ

今、1980年代にヒットした映画が見直されています。シリーズものも多く、未だに人気が衰えません。「グーニーズ」にも続編を望む声があり、良い脚本があれば実現させたいと製作総指揮のスティーブン・スピルバーグは考えているようです。

なぜ、今、80年代のヒット映画への回帰なのか?CGやVFXを駆使した映画よりも、脚本や配役がしっかり整った作品の方が愛されるのでしょうか。大切なのは、物語や役者が未完成で未知数であること。「グーニーズ」の魅力も、”友情・努力・冒険”の3点がしっかり描けている点にあるのではないか。
なによりも、瑞々しい子役の演技が素晴らしい。こんな冒険がしたいという想いを叶えてくれる作品です。少年の頃に観た映画はその後の人生を大きく変える力を秘めています。ぜひ、ご家族でご覧下さい。

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