12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』の概要:高校バレーを舞台にしたアニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」総集編。宮城県立烏野高校バレー部が、インターハイ予選で敗れた青葉城西高校と、春の高校バレー宮城県予選準決勝で再戦することになり、リベンジに挑む。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』の作品情報

ハイキュー!! 才能とセンス

製作年:2017年
上映時間:90分
ジャンル:青春、スポーツ、アニメ
監督:満仲勧
キャスト:村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由 etc

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』の登場人物(キャスト)

日向翔陽(村瀬歩)
烏野高校バレー部1年生。身長が低くまだまだ技術も未熟だが突出した身体能力を持つ。影山とコンビを組み、コンビネーション技『変人速攻』を得意とする。
影山飛雄(石川界人)
烏野高校バレー部1年生。突出した技術力を持つ天才セッター。日向とのコンビネーション技『変人速攻』を得意とする。中学時代はその才能と完璧主義な性格故に傲慢な態度でチームワークを発揮できずにいたが、高校で日向とコンビを組んだことで協調性を習得する。青葉城西高校の及川とは中学時代の先輩後輩である。
月島蛍(内山昂輝)
烏野高校バレー部1年生。チームで一番の高身長。冷静沈着な性格でブロックを得意とする。山口とは幼馴染である。
山口忠(斉藤壮馬)
烏野高校バレー部1年生。他の同期たちと違って突出した能力もなく、いつもベンチ控えでいることに焦りを感じていたが、バレー部OB指導の下必殺サーブを猛特訓する。しかしここ一番の勝負所で試合の緊張に飲まれ無難なサーブを打った結果、チームを敗北に導いてしまった過去を持つ。
及川徹(浪川大輔)
青葉城西高校バレー部3年生。チームを率いる主将で、その卓越した技術力は県内トップクラス。威力とスピードを兼ね揃えたコントロール抜群のサーブはライバル校からも恐れられている。またそれぞれ個性の違うチームメンバーの活かし方を熟知しており、その臨機応変な戦術がチームの強さの核となっている。影山とは中時代学の先輩後輩である。
岩泉一(吉野裕行)
青葉城西高校バレー部3年生。及川とは幼馴染でその連携プレーは阿吽の呼吸と評される。
京谷賢太郎(武内駿輔)
青葉城西高校バレー部2年生。かなりの実力の持ち主だが、協調性に欠けている。入部してすぐに上級生と喧嘩をして部活から離れていたが、最近になって部活に戻ってきた。部活から離れている間も練習を重ねていたようである。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のあらすじ【起】

宮城県にある烏野高校バレーボール部は、かつて『小さな巨人』の異名を持つエース選手が在籍し、強豪校として名を馳せていた。しかし当時チームを指導していた鵜飼監督が引退してから烏野高校バレー部は弱体の一途を辿り、今では『落ちた強豪、飛べない烏』と呼ばれていた。

そんな烏野高校バレーボール部に新入生が入部する。うち一人は優れた身体能力を持つ日向翔陽である。日向は『小さな巨人』に憧れ入部してきた低身長選手だが、優れた身体能力を持っている。ところが練習環境に恵まれず能力を発揮できずにいた。もう一人は技術力が天才の域であるセッターの影山飛雄である。影山はその突出した才能と独りよがりなハングリーさで周囲と馴染めずにいた。バレー初心者の日向と完璧主義の影山は当初反発し合っていたものの、互いの能力を活かしたコンビネーション技を習得。二人のコンビネーション技は『変人速攻』と揶揄されライバル校からも恐れられるようになった。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ハイキュー!! 才能とセンス』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のあらすじ【承】

烏野高校バレー部は関東の強豪校たちとの合同合宿に参加する。かつての烏野高校バレー部監督の鵜飼監督も加わり、チームは互いを刺激し合いながら成長を遂げる。そしていよいよ春の高校バレー宮城県予選の準決勝試合の日が訪れる。準決勝の対戦相手は、前回のインターハイ予選で惜しくも敗れた青葉城西高校である。その試合で烏野高校は青葉城西高校をマッチポイントまで追い詰めたものの日向の攻撃がブロックされたことで敗退してしまった。相性の悪さを自覚しながらも、リベンジに燃える烏野高校。

青葉城西高校は県ベスト4の強豪校であった。青葉城西高校はバレーの強豪中学から進学してくる生徒が多く、攻守ともに能力の高い選手を集めていた。そのため攻撃力も高く、守備にも隙が少ない安定したチームである。特に今の代は3年生主将の及川徹の高い技術力と臨機応変で攻撃的戦術が強さの核となっていた。また及川は影山の中学時代の先輩で天才影山すらも恐れる因縁の相手でもあった。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』のあらすじ【転】

試合序盤、烏野高校は日向と影山の変人速攻を中心に猛攻を仕掛ける。しかし及川のサーブや、松川の対変人速攻のブロック、新投入された京谷の超攻撃的なスパイクに苦しめられ、徐々に試合の主導権は青葉城西高校が握るようになる。そんな中、烏野高校のベンチに控えていた山口がサーブ時のピンチヒッターとして投入される。

山口は同期の日向・影山や幼馴染の月島が個々の能力を活かしレギュラーとして活躍する中、彼らのような突出した武器が無いことに焦りを感じていた。自分の武器としてサーブを磨いていたが、インターハイ予選で緊張感に飲まれ無難なサーブを打ったことが烏野高校敗北に繋がってしまったのであった。その時の失敗や己の未熟さを悔やみ、以降山口はひたすらにサーブ練習を続けていたのである。投入された山口は青葉城西高校相手にサービスエースを取り続ける。そこにはチームのために一本でも多くのサーブを決めようと闘志に燃える山口の姿があった。

烏野高校はサーブ権を青葉城西高校に渡すことなく、得点はいよいよ青葉城西高校に追いつくまでとなった。その後、両校のシーソーゲームが続き、ゲームは最終セットに突入する。最終セット、チームから浮いていた京谷が青葉城西高校のメンバーに溶け込んだことで攻撃は勢いを増す。一方で烏野高校は合宿で磨いたシンクロ攻撃やフェイント攻撃を駆使してラリーを続けていく。苦戦する青葉城西高校は及川の「バレーは6人で強いほうが強い」という信念のもと戦い続ける。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』の結末・ラスト(ネタバレ)

そしてついに拮抗していた試合が大きく動く。試合はマッチポイントに突入していた。全員が必死の思いで繋いだボールが影山に繋がり、影山はセットアップから変人速攻を仕掛ける。しかし青葉城西高校に攻撃を読まれてしまう。それは偶然にも前回のインターハイ予選と同じ流れであったが、今回日向はブロックを見極め、ブロックアウトを決めて自らの手で勝利を掴み取ったのである。

試合が終わり、敗れた青葉城西高校3年生はこの試合をもって部活引退となる。後輩たちと別れた帰り道で3年生メンバーは体育館に立ち寄り、体育館での最後の練習を満喫する。夜になり和やかな雰囲気で体育館から引き揚げようとするメンバーを及川が呼び止めると、3年間共に闘ってくれたことへの感謝を述べ、3年生は全員で涙を流す。帰路につく途中、及川と阿吽の呼吸でコンビを組んでいる幼馴染の岩泉は、及川のことを最高の相棒だと称え、これから先もバレーを探求してほしいと伝える。そして将来もし敵として相見えるときは全力で戦おうと互いに拳をぶつけ合うのであった。

映画『ハイキュー!! 才能とセンス』の感想・評価・レビュー

原作漫画、アニメが人気のジャンプ作品の映画化。今までのスポーツ漫画にあるような、人の力を超えた特別な技がない作品は非常に珍しいだろう。バレーを通して成長していく高校生の姿が丁寧に描かれているのが印象的だ。
ハイキュー!!において、天性の才能がある者と、才能がない者がいるのは非常に重要な部分であると思う。今作で言われている「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という言葉は重みを持ってわたしたちの心に残るだろう。
全員が主役級で、最初から最後まで飽きることなく観れる作品だ。(女性 20代)

関連作品

次作 ハイキュー!! コンセプトの戦い

みんなの感想・レビュー