映画『ハロウィン(2018)』の概要：殺人鬼マイケル・マイヤーズによる殺戮を描いた「ハロウィン(1978)」から40年後。ハロウィン前夜、再び野に放たれたマイケルは新たな殺人を開始した。当時の生存者のローリーは、今度こそ決着をつけようと覚悟する。
映画『ハロウィン』の作品情報
上映時間：106分
ジャンル：ホラー
監督：デヴィッド・ゴードン・グリーン
キャスト：ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ウィル・パットン etc
映画『ハロウィン』の登場人物（キャスト）
- ローリー・ストロード（ジェイミー・リー・カーティス）
- 高校時代にマイケルの連続殺人事件で命を狙われ、唯一助かった生存者。マイケルに執着して精神を病み、二度離婚しながらも、再び対決する日に備えて念入りに準備をしている。
- カレン（ジュディ・グリア）
- ローリーのひとり娘でアリソンの母。8歳で母から銃の撃ち方を教えられ、地下室で育てられた経験がある。
- アリソン（アンディ・マティチャック）
- ローリーの孫。全米優等生協会で表彰されるほど優秀な高校生。ハロウィンの夜にマイケルに襲われ、命からがら逃げ切る。
- フランク・ホーキンス（ウィル・パットン）
- マイケルの行方を追う保安官。40年前の事件の時に立ち会っていたため、必ず仕留めようとする。
- マイケル・マイヤーズ（ニック・キャッスル）
- 40年前の連続殺人の殺人鬼。精神病院からの移送中に逃走。再びローリーを追いながら殺人を繰り返す。人の皮のマスクを被り無言で殺すが、動機は不明。別名「ブギーマン」。
- サルテイン医師（ハルク・ビルギナー）
- 精神病院でマイケルを研究している医師。移送中にわざとマイケルを逃がし、宿敵ローリーと対決させようとする。
映画『ハロウィン』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ハロウィン』のあらすじ【起】
40年前の連続殺人事件の凶悪犯、マイケル・マイヤーズが入院している精神病院に、取材記者が訪れた。マイケルの研究をしているサルテイン医師に取材すると、彼はこの40年間一度も言葉を発していないと言う。記者が用意した人皮のマスクを見ても、彼は無反応だった。
記者はその後、事件の唯一の生存者、ローリーを訪ねる。ローリーはこの40年、事件のトラウマと戦い続けていた。マイケルが近々精神病院から移送されることを知ったローリーは、黙々と射撃の練習を始めるのだった。
ハロウィンの前夜。ローリーは一人娘のカレン一家の食事会に招かれた。孫娘のアリソンの祝賀会だったが、ローリーは些細なことで精神が不安定になり、お祝いムードをぶち壊してしまう。
その頃、精神病院を出発した移送車は交通事故で横転し、患者たちは車外に放り出された。現場を通りがかった親子は警察に通報後、マイケルに殺される。ホーキンス保安官が事故現場で惨殺死体を発見し、負傷したサルテイン医師を救助した。
映画『ハロウィン』のあらすじ【承】
10月31日。マイケルの姉の墓を訪れた記者は、立ち寄ったドライブインでマイケルに殺される。マイケルは店員も全て惨殺し、40年前と同じように人皮のマスクを被るのだった。
ローリーはマイケルが逃亡中だと知ると、戦いの準備を始める。地下の隠し部屋を整え、カレンの家に行って「やつを殺す時が来た」と共に戦うことを求めるが、妄想を押し付けるなと追い返される。
そしてハロウィンの夜。住宅街では仮装をした子供たちが、楽しそうに家々を歩き回っていた。白いマスク姿のマイケルはその場に溶け込みながら、一軒ずつ民家を回って住民を惨殺する。
アリソンは彼氏とボニー＆クライドの仮装を着てクラブで踊っていたが、浮気を疑って口論となる。彼氏にスマホをヨーグルト漬けにされたため、アリソンは家族と連絡が取れなくなってしまった。
アリソンの友人ヴィッキーは、子守の家でマイケルに惨殺され、ヴィッキーの彼氏も直後に殺された。通報を受けたホーキンス保安官は2人の惨殺死体を見て怒りに震える。40年前の事件現場に居合わせている彼は、マイケルの息の根を止めることを誓うのだった。
映画『ハロウィン』のあらすじ【転】
ローリーも住宅街に到着し、子供たちに家に入るよう呼び掛けながらマイケルを追いかけた。ホーキンスは上司の命令で、マイケルの習性に詳しいサルテイン医師を捜査に同行させる。
マイケルはアリソンの男友達を殺害後、続いてアリソンを襲おうとした。しかし、アリソンは民家に逃げ込んで助かり、警察に保護される。
カリンと夫はローリーの家で、娘アリソンの帰りを待っていた。ローリーはマイケルとの戦いに備え、カリンたちに銃を持たせる。
ホーキンスはアリソンをローリーの家まで護送中、マイケルを発見して背後から追突した。息の根を止めようとした時、ホーキンスはサルテイン医師に殺される。サルテインはマイケルとローリーを対決させようとしていたのだ。サルテインは気を失っているマイケルをパトカーの後部座席にねじ込め、ローリーの家へ向かった。
道中でマイケルは意識を戻し、サルテイン医師を殺害する。アリソンは隙を見てパトカーから飛び出し、森の中に逃げ込んだ。
映画『ハロウィン』の結末・ラスト（ネタバレ）
マイケルは別のパトカーを襲って保安官を殺害した。アリソンの父親は顔の皮を剥がされた保安官を発見した後、マイケルに殺される。ローリーはカレンを地下室に逃がした後、ついにマイケルと対決となった。
ローリーの家にはあらゆる仕掛けがあった。彼女はマイケルと揉み合いとなり、力づくで窓の外に放り出される。ようやくアリソンが到着し、カリンと地下室に避難した。マイケルは地下室に押し入ろうとしたが、カレンは自分の名前入りの銃をマイケルに向け、「いただき！」と発砲する。弾はマイケルに命中。ローリーも背後から蹴り飛ばし、マイケルは地下室へ転がり落ちた。
ローリーはマイケルを地下室に封じ込めてロックし、家中に張り巡らせた発火装置をセットする。「グッバイマイケル」と着火すると、家中があっという間に猛烈な炎に包まれた。マイケルは地下室で何もできず、炎に飲み込まれてしまう。
ローリーとカリンとアリソンは通り掛かりのトラックに助けられ、ようやく安堵するのだった。
映画『ハロウィン』の感想・評価・レビュー
ホラーの鬼才ジョン・カーペンター監督の「ハロウィン(1978)」の40年後。ローリー役のエジェイミー・リー・カーティスと、マイケル役のニック・キャッスルが同役で再共演を果たしている。
マイケルは40年前と変わらぬ凶暴さと怪力で人間を殺しまくり、目を背けたくなるような殺戮シーンの連続だった。高校生だったローリーはおばあちゃんになっているが、マイケル退治に命を懸けて生きていた。この日のために改造した家で、ついに長年の執念が実るラストは圧巻。スカっとする終わり方だった。（MIHOシネマ編集部）
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前作 ハロウィン(1978)
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