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映画『ハードロマンチッカー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ハードロマンチッカー』の概要:CMディレクターでもあり、監督を務めたグ・スーヨンの自伝的小説を映画化。顔は広いが、誰ともつるまない在日韓国人である主人公。後輩が起こしてしまった事件によって、朝鮮人グループや日本の暴走族に狙われるようになる。

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映画『ハードロマンチッカー』の作品情報

ハードロマンチッカー

製作年:2011年
上映時間:108分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:グ・スーヨン
キャスト:松田翔太、永山絢斗、柄本時生、遠藤要 etc

映画『ハードロマンチッカー』の登場人物(キャスト)

グー(松田翔太)
在日韓国人。金髪で口ひげを生やしている。とにかく尖っていて、喧嘩っ早い。ヤクザや暴走族、同年代の中でも顔は広いが、どこにも属さない一匹狼。実は心優しい面もあり、仕事は真面目にする。
マサル(柄本時生)
辰の友達であり、グーの後輩。辰とはいつも行動を共にしており、辰が事件を起こすきっかけから殺害する現場まで一緒にいた。グーを裏切る。
中村みえ子(小野ゆり子)
日本人の女子高生でマサル達と合コンをしていた際、グーと出会う。長髪で黒髪、清楚で身持ちの固い女の子だが、実は集団売春に参加していた。
辰(永山絢斗)
日本人でグーの朝鮮高校の後輩。恋人が朝鮮高校の奴らにリンチされ、その主犯格の自宅に報復へ向かうも、誤って祖母を殺してしまう。気弱で性格の良い男子高校生。グーを慕っている。
金子(川野直輝)
日本人で暴走族のリーダー。頭髪をグレイアッシュに染めている。かなりの大所帯をまとめ上げる凄腕。
パク・ヨンオ(遠藤要)
在日朝鮮人グループのリーダー。若者ばかりのグループで構成され、血気盛ん。弟がいるが、グーに痛めつけられ報復しようと追いかけている。
高木(中村獅童)
高級クラブのオーナー。サラリーマンの重役のような雰囲気を持ち、金に糸目をつけない人物。無表情で声に抑揚がなく、金さえ稼げれば何でも了承する。覇気がほとんどない。グーの雇い主で、実はヤクザの組の幹部。

映画『ハードロマンチッカー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハードロマンチッカー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハードロマンチッカー』のあらすじ【起】

山口県下関市に住む在日韓国人の若者グーは一匹狼。顔は広いが、どこにも所属せず自由気ままに生きている。
ある日、日本人の後輩である辰が朝鮮高校の奴らに恋人を痛めつけられ、報復のために主犯格である男の自宅へ押し入り、誤って男の祖母を殺害してしまう。
事件の捜査に警察が動く中、その知らせを聞いたグーは、辰に金を貸していたことを思い出し回収しに向かうことにした。

方々を巡り歩いて事件の情報を聞いて歩く。その途中、粋がっている男が喧嘩を売って来たので痛めつけたグー。彼はその男から辰に貸した金を取り立てる。すると、男は血塗れになりながら、自分は在日朝鮮人グループのリーダー、パク・ヨンオの弟だと言う。
パク・ヨンオはかなり危険な男であったため、グーは本名を名乗らず日本人暴走族リーダーである金子の名前を騙った。

その後、喫茶店で合コンしているマサルを発見したグー。事件へ至った事情を聞いた。マサルは辰のためにグーへと助けを求めるも、頼りの綱はそっけない。

町へ戻ったグーだったが、パク・ヨンオの手下どもに見つかり追いかけられてしまう。
たまたま知り合いのヤクザの兄貴に出会ったため、どうにか助かった。
パク・ヨンオの手から無事に逃れた後は、暴走族の溜まり場へ。辰のことを聞いてみるも、知らないらしい。

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映画『ハードロマンチッカー』のあらすじ【承】

その後はたった1人の身内である祖母の見舞いをし、バイト先のバーへ戻ったグーだったが、店のマスターからスーツを身に着けた礼儀正しい男、高木を紹介される。高木はこの界隈でも大きなクラブを経営していて、急ぎのスタッフを探していると言う。グーは高木の店で働くことにした。

その日の内に職場となる高級クラブへ。グーはマネージャーとして迎え入れられる。高木は金に糸目をつけない人物で少し変わったところのある人だった。
翌日から早速、マネージャーとしての手腕を発揮するグー。

その頃、パク・ヨンオの手下が本物の金子を捕捉しリンチしてしまうも当然、それはグーではない。リンチされた金子も、パク・ヨンオも激怒。それぞれにグーの捜索へと乗り出すのであった。だが、グーはもう下関にはいないため、双方共に彼を見つけることができず。
知り合いの刑事もマサルもグーを探していたが、やはり見つけられないのである。

そんな折、暴走族の友人が女とバイクで走行中、トラックの積み荷に下敷きとなってしまい、その現場に遭遇したグー。友人はどうにか助かったが、彼の女は助からなかった。友人を追って病院へ来たグーは、亡くなった女の母親に激しく責められる。
恐らく、交通事故はグーを狙ったものだったが、彼が乗る車を追い越して行った友人達がその罠にかかってしまったのだろう。不運だったとしか思えない。

病院にて知り合いの刑事に見つかってしまったグー。刑事の話によると、高木はグーが良くしてもらっているヤクザの組とは別の組の幹部らしい。しかも、グーが高木の組から知り合いの組へ覚せい剤を流して、若者どもに売りつけていると言われる。グー本人にとっては、まったくもって寝耳に水の話だが、刑事は彼の話を信じようとせず、逃がしてくれそうもない。仕方ないので証拠となる情報を流すことにした。

映画『ハードロマンチッカー』のあらすじ【転】

グーは高木に組の幹部なのかをストレートに聞く。すると、高木はいとも簡単に肯定。だが、覚せい剤は扱っていないと言う。だから、刑事にもその旨、しっかり伝えるよう言われるのだった。

間借りしているクラブホステスの家へ帰宅したグーだったが、そこには驚くべき人物が来客中。入院していたはずの祖母だ。祖母は孫を一喝して帰宅を促した。入院中の祖母がなぜ外へいるのかを聞くと、ヤクザの兄貴が死んだからだと言う。どのように死んだのかまでは知らされなかった。

タクシーで下関へ戻ったグーは、マサルの部屋を訪ねる。すると、マサルはグーにゆっくりするよう言い、自分は煙草を買って来ると部屋を出て行ってしまう。

しばらくして、その部屋にパク・ヨンオの一味が襲来。グーは窓から脱出し、屋根を伝って逃走。どうにか逃げ切った。しかし、朝になって鍵束を落としたことに気付く。マサルの部屋へ戻って鍵を探すも見つからない。そこへ、携帯電話に警察から着信がある。知り合いの女子高生、中村みえ子が女子高生集団売春に関わっていたらしい。

警察署で待っていると、ヤクザの兄貴の舎弟と遭遇。彼から兄貴の死因を聞いた。更に、舎弟は集団売春にも関わっており、中村えみ子を買ったと言う。それで、逮捕されたのであった。

解放されたみえ子と合流し帰路へ就く。清純そうな顔をして、売春していたみえ子だったが、なぜかグーが手を出すと本気で嫌がる。腹を立てた彼はみえ子を凌辱し、彼女との関係を断ち切るのだった。

映画『ハードロマンチッカー』の結末・ラスト(ネタバレ)

自分をパク・ヨンオに売ったマサルを捕縛したグーは、彼からパク・ヨンオの居場所を聞き出そうとする。だが、マサルは結局のところ、辰が事件を起こしたのも全てがグーのせいだと罵る。グーはマサルをタコ殴りにし、居場所を聞き出した。

グーは鉄パイプを引き摺りながら、パク・ヨンオの元へ向かった。汚くて小さい鉄板焼き屋で奴と対峙したグー。彼の鍵束はパク・ヨンオが拾っていた。返却を求めると意外にもすぐに返してくれる。だが、店から出ようとすると手下が色めき立ったため、グーは鉄パイプで手下の1人をぶん殴った。

1対3では歩が悪かったが、戦闘開始。しかし、パク・ヨンオは強く負けてしまう。そもそも、グーと在日朝鮮人グループとの対立はパクの弟のせいでもある。兄は弟を殴っては叱りつけ、去って行った。

店の外では金子率いる暴走族が集まっていた。血塗れで死にかけのグーは、ふらつきながらも鉄パイプを振り回した。その様はまるで狂っているかのようで、友人はグーを憐れみ狂っていると言葉を吐き捨てて去って行く。

ヤクザの兄貴から預かっていた鍵があった。それは駅のコインロッカーの鍵で、もし自分に何かあったら、姉さんに渡して欲しいと言われていたものだった。グーはふらつきながらも、コインロッカーを開ける。中にはダイヤの指輪が入っていた。兄貴は姉さんとねんごろだったのだ。しかし、その兄貴は姉さんの手によって死んでしまったのである。グーは指輪をトイレへ流した。

その後、殺人の罪でとうとう辰が逮捕。その場へやって来たグーだったが、朝鮮学校の主犯格が祖母の仇として辰を襲う。男は警官によって即座に取り押さえられるも、辰はすでに虫の息である。グーは警官から銃を奪って発砲した。
それから、行きつけのラーメン屋へ来たグー。彼は無表情で、できたてのラーメンを頬張るのであった。

映画『ハードロマンチッカー』の感想・評価・レビュー

CMディレクターのグー・スーヨンによる半自伝的小説を映画化したものだが、ずっと殴り合いをしているという印象しかない。主人公を松田翔太が演じており、世渡り上手でありながら卑怯で適当な様子がとても良く演じられていた。半自伝的な作品なので、実際にあったことを脚色してはいると思うのだが、半グレの一歩手前で足掻きつつも上手く躱していく手腕が実に軽快。結局、何を伝えたかったのかがよく分からなかったのだけれど、主人公の世渡り術を描いたのかなと思った。(女性 40代)


暴力シーンが本当にリアルで、目を背けたくなるほど痛々しいものばかりだった。一匹狼のグー。後輩に裏切られ、親しくしていた女性には嘘を吐かれ、兄は亡くなり、友人には見放され、本当にそんな人生で良いのかと聞きたくなった。見終わった後に、虚しさと切なさしか残らない作品。大人であればあるほど、グーの言動は受け入れられないと思う。
グー・スーヨンによる半自伝的小説を元に制作されているというのが衝撃的。どこまで事実なのかは分からないが、よく立ち直れたなと思った。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. カミサマ より:

    在日朝鮮人が登場する映画で1番おもんない。
    韓国人が監督したとは思えん位、在日の設定が適当すぎる。
    発音や言葉使いなどめちゃくちゃ笑
    朝鮮人を役にした意味が全く無い映画。