1995年のアメリカ映画、突如小さな町を襲った奇妙な事件によって生まれた子ども達との戦いを描いた作品。監督は「遊星からの物体X」のジョン・カーペンター、出演は「スーパーマン」のクリストファー・リーヴ。
映画『光る眼』 作品情報
- 製作年:1995年
- 上映時間:98分
- ジャンル:SF、ホラー
- 監督:ジョン・カーペンター
- キャスト:クリストファー・リーブ、カースティ・アレイ、マイケル・パレ、リンダ・コズラウスキー、マーク・ハミル etc…
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映画『光る眼』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『光る眼』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『光る眼』のあらすじを紹介します。
ベッドで寝ていたチェフィーはささやくような声で目が覚めた、気のせいだったのか。その日学校ではバザーがあって多くの人が小学校に集まっていた。そして時計の針が10時を指した時突然皆が倒れていく。それは人間だけでなく牛や鳥など動物すべてが倒れてしまったのだ。
初めは化学物質の汚染などが疑われたがその街は研究施設も化学工場も原発もない場所だったため原因が特定できずにいた。調査に入った人もある一定の場所以上町へと近づくと昏倒してしまう、ガスマスクをつけても同じことだった。ただ死んでしまったのではなく失神しているだけのようだった。そして6時間以上経った頃突如牛が動き始めた、そして人々も意識を取り戻した。原因が特定できないまま特に変わったこともなかったのだが数人の女性が体に変調を感じ始めた。
検査をしたところ全員妊娠していたのだ、妊娠するはずのない女性まで。奇妙な出来事に政府が調査のため援助すると申し出たが女性たちはお腹の子をどうするか決めかねていた。するとその迷いを断つためかのように自分がお腹を大きくして幸せに微笑んでいる夢を見たのだ、そのため全員が生む事を決めた。そして全員が同じ日・同じ時刻に出産をする、ただ一人だけ死産だったのだがその赤ちゃんを見た医師は隠すようにして持ち去ってしまった。
そして時は流れ小学生になった彼らは皆銀髪で無表情、常に共に行動していた。そしてその周りでは不可解な死亡事故が相次いでいた。彼らは一体何者なのか。
映画『光る眼』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『光る眼』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
子ども達の正体と目的とは?
物語の中で子ども達はどこから来たのか、そもそも一体何者なのかは一切語られていません。そしてどういう目的があるのかも明確にはわかりません。ただ随所にヒントがありますので推測する事はできそうです。
まずささやき声のような音と共に空に何か飛んでいるようなシルエットが見えます。さらに死産だった子どもの姿はグレイタイプと呼ばれる宇宙人にそっくりです。そして同様の事例が世界各地で起こっている事を考えると宇宙人による地球侵略・又は人類を上の次元に引き上げるための計画のように思われます。
後半でチェフィー医師が娘のマーラと話をしていますがそれを見る限り既存の人類と仲良くするつもりはなく、共存するなら私たちが支配する側だとハッキリ明言しています。さらに心は一つのものを共有しているため個という感覚はなく感情もないため自分を守るために容赦なく人を操って排除(殺す)することも平気で行います。チェフィー医師はマーラ達に感情が大切な事、同情がない種族は滅ぶと説きますが全く聞く耳を持ちません、ただ一人を除いては。
やはり子ども達の正体はエイリアンで人類を駆逐して地球を乗っ取る計画だったのではないかなと思います。
映画『光る眼』 まとめ
ジャンルとしてはホラーだと思うのですがとにかく全く怖くない・意味がよく分からないとないないづくしの映画です。子どもたちが不気味というより変に背伸びをしただけのように見えてしまうのは残念です。恐怖の対象が異常な状況で生まれた子どもたちだという事がはっきりしていることがすべての原因かなと思います。
感情がないはずの子ども達の中に一人だけ異端児が現れます。死産でパートナーを失ってしまったデビッドという子どもだけは愛する人を失う悲しみを知るという苦痛の共感を得ることができるようになります。最後は心が一つのはずの他の子ども達に逆らって母親をかばってひとり助かるのです。その子は母親と一緒に夜逃げするのですが世界でたった一人になってしまった彼は一体これからどうするのか、その虚ろな顔がとても気になりました。
みんなの感想・レビュー
たいへん凄く解りますよ。私も、好きで今現在あるTSUTAYAから借りて見ました。私は、四十代なので冷静に、物事を見れます。何故か、その子供達を、殺そうと襲いかかろう(!?)としていますね。もし、私でしたら、あらゆるジャンルを駆使して、喜怒哀楽を教えます。また、日本では征服出来ないと感じてます。何しろ、どちらかというと情に厚い国ですから。