「いつか読書する日」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

いつか読書する日の概要:高校生の時に交際した男性に思いを馳せたまま独身を貫いた50歳の女性を中心に、同じ町に住む人々の日々を紡ぐ一作。大人の愛情表現だけではなく、在宅介護や認知症、ネグレクトなどの問題も描いている。

いつか読書する日の作品情報

いつか読書する日

製作年:2004年
上映時間:127分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:緒方明
キャスト:田中裕子、岸部一徳、仁科亜季子、渡辺美佐子 etc

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いつか読書する日の登場人物(キャスト)

大場美奈子(田中裕子)
高校生の時に交際していた相手との別れを機に、男性に恋することをやめた女性。50歳を迎え、変わらず仕事に勤しみ寂しさを忘れている。ある日、想いを寄せる相手の妻と話したことで人生が変わり始める。
高梨槐多(岸部一徳)
美奈子と互いに想い合いながら避け続けている男性。父親が美奈子の母親と不倫中に事故死し「平凡」に生きることを目標にしている。末期がんの妻を自宅療養で支えていた。
高梨容子(仁科亜季子)
槐多の妻。末期がんを患い病床で槐多の介護を受けて生活していた。自分の余命を見込んで美奈子と槐多に新しい人生を用意した存在。
皆川敏子(渡辺美佐子)
美奈子の母親の親友。美奈子が生まれたときから成長を見守っている存在。槐多に想いを寄せていることも知りながら、結婚の良さを伝えている。

いつか読書する日のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『いつか読書する日』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

いつか読書する日のあらすじ【起】

ずっと同じ町に住み、50歳を迎えた大場美奈子。彼女が15歳の時に書き起こした未来への手紙は、その通りになった。早朝に牛乳配達をして、昼間はスーパーでレジ係をする忙しない日々は予想外であったが。町のことはおおよそ把握し、親しくする亡き母の友人・敏子もいる。

高梨槐多は自宅療養中の妻・容子の介護に献身的である。結婚して長いものの、本音の見えない槐多が飲めない牛乳を取っている理由を知り、容子は初めて人間味を覚えた。体調や出来事を日々書き留めている容子のメモには、「全て判った」と書き残されていた。

美奈子と槐多は同じ町に住みながら、特に交流は持たなかった。スーパーで働く若い同僚・マリが店長と朝からキスしている現場を見てしまった美奈子。冷静な表情で「犬や猫じゃあるまいし」と見守る。一方で槐多は役所務めだ。帰り道に美奈子が働くスーパーによることはあるが、他のレジに並ぶ。互いの存在に気付きながらも交わらない二人だが、実は高校時代に交際していた。しかし、美奈子の母親と高梨の父親が不貞を起こし引き裂かれてしまったのだ。

いつか読書する日のあらすじ【承】

敏子の夫・真男の通院に付き合った美奈子。敏子は高校生の時に両親を亡くした美奈子の成長をずっと見守ってきた存在だ。当然、槐多と付き合っていたことも知っているが「結婚」について頑なに考えを変えない美奈子を心配している。

スーパーに時折万引きをする子供が現れる。槐多が役所の児童課に勤めていることを知っている美奈子は、不意に槐多の名前を出してしまった。元々この子供を気にかけていた槐多はすぐにスーパーへ引き取りに来た。二人は言葉を交わすことなく、会釈だけをしてすれ違うのだった。

職務としてこの子供のことを気にかけていた槐多。小さな子供二人がゴミだらけの環境で身を寄せ合う姿を目の当たりにした槐多は言葉を失った。その頃店長にフラれたマリを慰めていた美奈子は「くたくたに疲れてしまえば寂しくはならない」とアドバイスをする。その帰り店長に「処女か?」と聞かれた美奈子は何も答えられず店を出るのだった。

久しぶりに槐多と目を合わせた美奈子は、秘めた思いを匿名の投稿に載せてラジオに投稿した。その翌日、美奈子は珍しく寝坊をしてしまうのだった。

真男の痴ほうが急速に進んだ日があった。何度もトイレで眠っては時間の経過に動揺する。元英文学者である真男は敏子なしでは生活もままならなくなった。小説家である敏子は真男との生活をコラムにして欲しいと依頼を受けたが、美奈子の純愛を題材にしたいと考えているのだった。

いつか読書する日のあらすじ【転】

美奈子のはがきがラジオで読み上げられた。偶然にもこの投稿とリクエスト曲を聞いた容子は、美奈子だと勘づいてしまう。自分の余命が長くないと予感している容子は、出せる力を振り絞り牛乳箱に「会いたい」と書いたメモを残した。

槐多の熱心な声掛けで、スーパーに来ていた子供たちは児童課だけではなく児童相談所も動き保護できることになった。感情を高ぶらせてしまった槐多は、一人車の中で子供たちに思いを馳せるのだった。

容子からの手紙は数日続いた。動揺から仕事も手につかない美奈子は、意を消して容子に会いに行った。容子はもう長くは生きられないこと、そして槐多はまだ美奈子のことを想っていることを伝えた。美奈子は「辛いです」とだけ告げ家を出てしまう。その夜、容子は槐多にも美奈子と一緒になってほしいことを伝えたが「平凡に生きる為には、美奈子は邪魔だ」と突き返すのだった。

容子の容態を考え、槐多は休暇願を出した。その日、真夫が家を飛び出してしまい、槐多は敏子と一緒に町中を探し回っていた。美奈子が真夫を見つけたとき、槐多も離れた橋で真夫を見つけていた。名字で呼んでも気づかない槐多に高校時代のような呼び方で声をかけてしまった美奈子。振り返る槐多の表情にハッとするのだった。

いつか読書する日の結末・ラスト(ネタバレ)

容子が亡くなった。葬儀の時、美奈子と槐多はそれぞれ容子のヘルパーから最期の手紙を受けとる。夫として素晴らしい人だった槐多への感謝と、互いに知らんぷりする二人への希望を託した手紙である。それを読んだ美奈子は、まず二人の時間が止まったきっかけを解こうと両親の事故現場に槐多と出向いた。

高校生の時の後悔を告げた美奈子は、容子の言葉を借りてこれまでの気持ちを伝えた。ずっと願っていたことは互いに同じである。二人は初めて互いの身体を求め合った。

新しい朝を迎えた槐多は、散歩中に保護した子供が川へ飛び込むのを見つけてしまった。配達を終えた美奈子が騒ぎに釣られ川へ向かったとき、子供は救助されていた。そのあとすぐに引き上げられた槐多の水死体を目の当たりにしてしまう。槐多の表情は不思議にも笑っていた。

長年の恋に終止符を打った美奈子。途中までしか上ったことのない階段を前に、大きく一息。そして初めて登り切った美奈子は、長らく住んだ町を丘の上から見下ろすのだった。

いつか読書する日の感想・評価・レビュー

不格好すぎるラブストーリーを見た。ここまでの純愛は見たことがあっただろうか?まるでピュアな時間に閉じ込められたような50歳の二人。あえて見て見ぬふりするもどかしさを、病床の妻が全て代弁してくれた。代わり映えのない舞台で、いたって地味な物語にここまで惹きつけられるのは女優・田中裕子の力なのだろう。間合いや目線で感情をひしひしと伝えてくる。「言えばいい」のにあえて「他人ぶる」のが正義である二人の関係に味わいを覚えるのは大人になった証拠なのかもしれない。(MIHOシネマ編集部)

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