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映画『軽い男じゃないのよ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『軽い男じゃないのよ』の概要:エンジニアのダミアンはパリで最も女性にモテると自負している。女性なら誰でも口説く彼だったが、電柱にぶつかり気絶したことにより、男女の立場が逆転した世界に迷い込んでしまう。男女平等という大きなテーマを巧みに描いた映画。

映画『軽い男じゃないのよ』の作品情報

軽い男じゃないのよ

製作年:2018年
上映時間:98分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:エレオノール・プリア
キャスト:ヴァンサン・エルバズ、マリー=ソフィー・フェルダン、ピエール・ベネジット、セリーヌ・メンヴィル etc

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映画『軽い男じゃないのよ』の登場人物(キャスト)

ダミアン(ヴァンサン・エルバス)
パリで男性向けスマートフォンアプリ開発を手掛けていたエンジニア。女性なら誰でも口説く男性至上主義者だったが、逆転世界に行ったことで男女平等を意識するようになる。
アレクサンドラ(マリー=ソフィー・フェルダン)
ダミアンの交際相手で大人気小説家。最初は取材対象として見ていたダミアンに、次第に惹かれていく。趣味は車と筋トレ。
クリストフ(ピエール・ベネジット)
ダミアンの友人で売れない小説家。アレクサンドラの助手をしていたが、育児休暇で出勤できないことから、ダミアンを紹介した。
ロロ(ブランジュ・ガルーディン)
クリストフの妻で二人の子を持つ母。逆転世界では浮気や、バーの客に殴りかかるなど荒々しい一面を見せる。
アニー(セリーヌ・メンヴィル)
出版社に勤めるアレクサンドラの担当編集者。アレクサンドラの小説『軽い男じゃないのよ』を出版しようと奔走するも、ダミアンに申し訳なく思ったアレクサンドラによって中止される。

映画『軽い男じゃないのよ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『軽い男じゃないのよ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『軽い男じゃないのよ』のあらすじ【起】

男性用スマートフォンアプリを開発しているエンジニアのダミアンは、一日30分歯磨きをしなければ気が済まないことに悩み、セラピーを受けている。

彼は幼少期に好きだった女の子の代わりに劇で白雪姫を演じ、観客から嘲笑されたトラウマを抱えているのだった。

彼は女性を見下しており、友人であり作家のクリストフのサイン会に向かうと、その場にいる女性全員を口説く始末。

サイン会が終わりクリストフと歩いて帰っている際に、通りがかる女性に目を奪われてばかりいたダミアンは電柱に激突し気絶。

目が覚めると、特に外傷がないためそのまま帰宅する。

しかし翌日、いつものように出勤すると社員が女性ばかりである気付く。次に、男性用に開発していたアプリが女性用に変更され、上司が女性になっていた。

自分の企画を勝手に変更されたダミアンが激怒すると、上司からクビを宣告される。

混乱したダミアンは街の様子を見ているうちに、女性と男性が逆転していることに気付くのだった。

映画『軽い男じゃないのよ』のあらすじ【承】

ダミアンはなんとかして元の世界の戻ろうと、激突した電柱に自分から突っ込み頭を強打するものの、変化はない。

自宅に戻り、今後について考えていると、シビルという女性から食事に誘われる。

待ち合わせ場所の店に到着すると男性がポールダンスを披露しており、ダミアンは少々混乱する。

その日の晩、意気投合したダミアンとシビルは部屋に到着すると、すぐに服を脱ぎ出すが、ダミアンが毛深いことを嫌がったシビルはその場を後にする。

翌日、クリストフに自分が解雇されたことについて相談に行くと、彼の妻であるロロが破水。無事出産を終えると、クリストフは育児休暇をもらい、子供の面倒を見ることに。

クリストフの代わりに、アレクサンドラという女性作家のもとで助手として働くことになったダミアンは、身嗜みを整える。

実際に働きだすと、彼女の無茶な注文に振り回されてばかり。我慢の限界を迎えたダミアンは元の世界の話を引き合いに、辞職を申し出るのだった。

しばらくしてアレクサンドラは、ダミアンが言っていた元の世界をテーマに小説『軽い男じゃないのよ』を書き上げると、ダミアンを取材するため、バーで仲直りする。

映画『軽い男じゃないのよ』のあらすじ【転】

ある日の晩、ダミアンとアレクサンドラは出版社のパーティーに参加し、その後クラブに向かう。クラブでゲイではないかと問われたダミアンは、アレクサンドラを自宅に連れ帰り、そのまま一夜を共にする。しかし、その間アレクサンドラは録音機を使い、二人の会話を録音していたのだった。

翌日、ダミアンはアレクサンドラのオフィスを訪ねる。再び助手として雇うと言われるダミアン。彼女と対等な関係でありたいと考え、この依頼を断ったが、シャツにアイロンをかけるなどの家事をこなすようになる。

ダミアンが留守番をしていると、スイセンと名乗る男性がオフィスを訪ねてくる。彼はアレクサンドラに振られた腹いせに、棚に置いてあるビー玉の秘密をダミアンに話してしまう。アレクサンドラは寝た男をビー玉で数えていたのだ。

その話を聞いたダミアンはオフィスを出ていく。その日の晩、浮気がバレて家を追い出されたロロが家を訪ねてくる。彼女の話から、ダミアンは自分が相手に愛を伝えたことがないと気付く。

ダミアンのことが忘れられないアレクサンドラは車で彼の元に向かう。互いに足りないものを自覚した二人は仲直りし、ダミアンのプロポーズで結婚するのだった。

映画『軽い男じゃないのよ』の結末・ラスト(ネタバレ)

その後、ダミアンとクリストフは、男性差別を訴えるデモに参加する。

そこで偶然アレクサンドラの上司であるアニーと遭遇し、ダミアンは彼女と結婚することを伝える。すると彼女の口から、アレクサンドラが既に結婚しているという衝撃的な情報が飛び出してくる。

ダミアンは急いでアレクサンドラの元へ。オフィスを漁り結婚証明書を発見すると怒り狂い家を滅茶苦茶にする。

アレクサンドラが旦那に離婚を申し出た後、家に帰宅すると部屋の様子からダミアンに秘密がばれたことを察する。

バーでダミアンが酔っ払っているとの情報が入ると、アレクサンドラは彼の元に向かい、これまでダミアンとの会話を録音していたことや、小説のネタにしていたことを謝罪する。

しかし、このことを知らなかったダミアンはさらに逆上し、喧嘩になる。最終的にダミアンの頭突きで二人とも気を失ってしまう。

意識を取り戻したアレクサンドラが街を歩いていると、ダミアンの世界に来てしまったことがわかる。

その後、女性たちのデモ行進を見て呆気にとられた後、遠くから聞こえるダミアンの声に振り向くのだった。

映画『軽い男じゃないのよ』の感想・評価・レビュー

今作での世界観では、男性と女性の立場が逆転しているわけだが、これによって逆説的に現在の社会でどれほど男性が優遇されているのかを理解することができた。

また、男性至上主義のダミアンが女性至上主義の世界でパートナーを見つけることによって真の男女対等な関係性を構築している点が興味深かった。

現代社会で蔓延る男女不均衡をテーマに、愛や平等について巧みに映し出している作品だった。(MIHOシネマ編集部)


「男尊女卑」なんて言葉がありますが、私はあまり意識した事も感じた事もありませんでした。しかし、今作を見てそれはある意味「世間知らず」だったのだと気づきます。
「男尊女卑」と言うと極端すぎるので、今作で描かれるのは「至上主義」と言った方がいいかも知れません。
今の世の中は「男性至上主義」で至る所で男性のほうが「上」だと感じるシーンがありました。そんな世の中が「女性至上主義」になったらどうなるかがとても面白く描かれたストーリーは楽しいながらも学べる部分もありました。(女性 30代)

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