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映画『この胸いっぱいの愛を』のネタバレあらすじ結末と感想

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この記事では、映画『この胸いっぱいの愛を』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『この胸いっぱいの愛を』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『この胸いっぱいの愛を』の結末までのストーリー
  • 『この胸いっぱいの愛を』を見た感想・レビュー
  • 『この胸いっぱいの愛を』を見た人におすすめの映画5選

映画『この胸いっぱいの愛を』の作品情報

この胸いっぱいの愛を

製作年:2005年
上映時間:130分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:塩田明彦
キャスト:伊藤英明、ミムラ、勝地涼、宮藤官九郎 etc

映画『この胸いっぱいの愛を』の登場人物(キャスト)

鈴谷比呂志(大人:伊藤英明 / 子供時代:富岡涼)
百貨店に勤務しており、駅弁フェアの出店交渉のために門司を訪れる。9歳からの約1年、椿の旅館に預けられていた。歳の離れた和美に憧れていた。幼い頃のあだ名はヒロ。和美にバイオリンの弾き方を教えてもらっていた。
青木和美(ミムラ)
蕎麦屋の一人娘。東京にある音楽大学を首席で卒業したが、バイオリニストにはならずに実家に戻ってきた。脳にある腫瘍の摘出手術を拒んで亡くなった。
鈴谷椿(吉行和子)
比呂志の祖母。比呂志のことを厳しく育ててはいるが、家出した際には誰よりも心配していた。和美のことを娘同然に思っている。
青木保(愛川欽也)
和美の父。身寄りのなくなった和美を引き取ったため、血は繋がっていない。摘出手術を受け、和美に生きてほしいと思っている。
布川輝良(勝地涼)
比呂志と同じ224便の乗客。ヤクザの下っ端。1986年にタイムスリップし、妊娠中の靖代に会いに行く。19歳。
臼井光男(宮藤官九郎)
224便の乗客。理科大学の客員教授。中学時代に近所の花壇を荒らしてしまったことを後悔している。
角田朋恵(倍賞千恵子)
224便の乗客。自身の入院中に盲導犬のアンバーが亡くなってしまい、死に目に会えなかったことを後悔している。目が見えない。
布川靖代(臼田あさ美)
輝良の母。レイプ被害に遭い、望まぬ妊娠だったが親の反対を押し切り輝良を出産した。難産だったため、出産時に亡くなった。

映画『この胸いっぱいの愛を』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『この胸いっぱいの愛を』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『この胸いっぱいの愛を』のあらすじ【起】

2006年1月5日。比呂志は出張のため、飛行機で北九州市門司に向かう。幼い頃に住んでいた旅館を見に行くと、20年前の自分がいた。カレンダーの日付が1986年1月になっていることに気が付いた比呂志は、自分と同じくタイムスリップした輝良に会う。2人は浜辺にある目印の下に手紙を入れた空き瓶を埋めて連絡を取り合うことにする。

1月5日の椿の誕生日に調理場でボヤ騒ぎが起こったことを思い出した比呂志は、急いで旅館へ向かう。比呂志が火を消し止めたことで大事にはならなかったが、幼い比呂志は椿に厳しく叱られる。比呂志は“すずきひろあき”という偽名を名乗り、旅館に住み込みで働くことにする。

比呂志は幼い自分をヒロと呼び、同じ部屋で寝起きしていた。朝4時起きで旅館を手伝っていた比呂志は、ヒロの部屋でバイオリンを見つける。比呂志がバイオリンを弾き始めると、和美がやってくる。

比呂志は憧れの和美がまだ生きていることに浮かれていた。和美から将棋に誘われた比呂志は、椿が比呂志のことを死んだ息子によく似ていると言っていると聞かされる。

映画『この胸いっぱいの愛を』のあらすじ【承】

浜辺に手紙を見に行った比呂志は、商店街で輝良と会う。2人が歩きながら話していると、光男が追いかけてくる。比呂志と同じ224便に乗っていた光男は、タイムスリップした後にずっとバスに乗っていた。光男はバス停で会った朋恵の話をし、思い残すことがなくなったと呟いた朋恵が消えてしまったと説明する。

靖代が働いていた幼稚園を辞めたと知った輝良は、園長にクビにしたのかと問い詰めに行く。半年前にレイプ被害に遭い妊娠した靖代は、無理矢理流産させようとする父親から逃げて家を出ていた。保護者の間で事件の噂が広まり、靖代は自ら退職を願い出たと園長は説明する。

比呂志はヒロに将棋勝負を挑み、自分が勝ったら給料一週間分を渡し、負けたら“ヒロの人生改造十か条”を守らせることにする。負けてしまったヒロは項目が9個しかないと指摘するが、10個目はまた今度教えると比呂志は答える。

和美にデートに誘われた比呂志は、和美の手が震えていることに気が付く。脳に出来た腫瘍の影響で、和美はバイオリンを続けられなくなっていた。比呂志との話を終え、歩き出した和美は倒れてしまう。

映画『この胸いっぱいの愛を』のあらすじ【転】

病院にいる保と電話していた椿の会話を聞いてしまったヒロは、和美が病気であることを認められず家出する。自分の記憶を頼りに探しに来た比呂志に説得され、ヒロは素直な気持ちを手紙で和美に伝えることにする。

比呂志は輝良と連絡を取るため浜辺まで瓶を確認しに行くが、中身は空だった。そのとき、岸に流れ着いた漂流物に航空券が挟まっていることに気が付く。航空券には比呂志の名前が書かれており、漂流物は燃え尽きた座席シートだった。比呂志が動揺していると、輝良が比呂志の腹部と自分の手のひらをナイフで刺す。しかし、2人とも血は出なかった。

飛行機が墜落したことを思い出し、比呂志は自分が既に死んでいると自覚する。比呂志は保から和美が会いたがっていると言われ、病室を訪れる。いままでバイオリニストになるために生きてきた和美は、手術の後遺症で障害が残り、バイオリンを弾けなくなることを恐れていた。

比呂志は病室から和美を連れ出し、死ぬ方がましというのが本心ならこの場でバイオリンを叩き割れと言ってバイオリンを渡す。バイオリンを地面に叩きつけ、和美は泣き叫ぶ。

映画『この胸いっぱいの愛を』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヒロは和美と行くつもりだったコンサートのチケットを比呂志にプレゼントする。比呂志は練習中のオーケストラに土下座で頼み込み、和美を演奏に参加させることにする。燕尾服を着た保が着替えを持って病室を訪れ、何も知らない和美はコンサート会場へ向かう。

ラーメン屋で靖代に会った輝良は、子供を産んでも自分のようなチンピラになってしまう、難産で靖代も死んでしまうと訴える。しかし、靖代の決意は揺るがなかった。靖代のお腹に手を当てて胎動を感じた輝良は、靖代の子供に生まれてよかったと言い残して消える。

一方、光男は中学時代に荒らしてしまった花壇がある家を訪ねていた。持ち主は怒っておらず、追い詰められていた光男の気持ちを理解していた。やっと謝ることができた光男は、泣きながら消えていった。

コンサート会場。司会者が和美をステージに招き入れ、演奏を始める。曲が終わった後、ステージ袖に走っていった和美を追いかけた比呂志は、和美の口からもっと生きたいという言葉を聞く。

2006年1月21日。和美はバイオリン教室で先生をしていた。墜落事故により比呂志が死んでしまったことを知った和美は、比呂志の言葉を思い出してこれからも前を向いて生きていこうと誓う。

映画『この胸いっぱいの愛を』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

タイムスリップした比呂志、光男、輝良、朋恵のそれぞれが過去でやり直したい事や、伝えたい事を胸に抱き、人に会いに行くのだが、一人一人の結末が感動し、夢中になった。途中から、墜落事故で自分はすでに亡くなっているということに気付いた比呂志の気持ちや、幼い頃の憧れの和美と出会い、彼女のためにとった行動など、見所がたくさんある。特に、自分を産んだ後に母親が亡くなってしまった輝良の、母親への最後の言葉が胸に突き刺さり、涙が出た。それぞれの想いを伝えると同時に、消えていくシーンがとても儚かった。(女性 20代)


幼い頃にタイムスリップするのではなく、大人のまま幼い自分に会うというのは珍しいなと感じた。物語の冒頭から嫌な予感はしていたが、タイムスリップした人々が亡くなっていたのはショックだった。なんとか未来が変わって生きていてほしいなと思ったが、そう簡単にはいかず、切ないラストだと思う。比呂志と和美のやり取りも素敵だなと感じたが、何より輝良と母とのやり取りに胸を打たれた。母と会えて良かったなと思いつつ、それが亡くなってからだというのが悲しい。(女性 30代)


同じ飛行機に乗り合わせた人達が、過去にタイムスリップしてしまうお話。かなり無理のある展開ですが、映画だからと割り切って見てほしい作品です。
今の生活に満足していても、ふとした瞬間にあの時ああしていれば…と思うことってありますよね。そんな、過去の小さな過ちや後悔をタイムスリップした先で取り戻していく人々。そこで愛や幸せを受け取りますが、現実の世界では彼らは墜落事故で亡くなっていました。かなり衝撃的なラストでしたが、彼らのおかげで命を取り戻せた人がいるのも事実なので、物凄く切なかったです。(女性 30代)


過去に戻るというファンタジー設定ながら、描かれているのはとても現実的な後悔と再生の物語だった。主人公が少年時代の自分や初恋の相手と再会することで、ずっと抱えていた罪悪感と向き合う流れが丁寧に描かれている。特に、救えなかった命に対する思いを昇華していくラストは胸に刺さった。優しい余韻が残る作品だった。(20代 男性)


タイムスリップものとして観始めたが、次第に人の心の痛みや後悔を描いたドラマとして引き込まれた。主人公が過去の自分に関わることで未来が変わるわけではないのに、それでも意味があると感じさせる構成が良い。初恋の女性との再会シーンは切なく、ラストの別れには涙がこぼれた。(30代 女性)


過去をやり直すことはできないが、向き合うことはできるというテーマが心に残る。主人公が抱えていた後悔が、過去の自分との対話によって少しずつほどけていく様子が印象的だった。結果的に現実は大きく変わらないが、心の整理がつくラストは静かな感動を呼ぶ。大人向けの作品だと感じた。(40代 男性)


初恋の記憶や青春時代の後悔がリアルに描かれていて、自分の過去とも重ねながら観てしまった。過去に戻ってもすべてを救えるわけではないという現実が苦しいが、それでも主人公が前を向く姿に救われる。ラストの穏やかな終わり方がとても好きで、優しい気持ちになれる映画だった。(20代 女性)


ファンタジー要素はあるものの、物語の核は人間の感情にしっかり根ざしている。主人公が過去の出来事と向き合い、受け入れていく過程が丁寧に描かれていた。初恋の相手との関係も単なる恋愛ではなく、人生に深く関わる存在として描かれているのが印象的。静かに心に残る作品だった。(50代 男性)


観ているうちに、自分にもやり直したい過去があることを思い出した。主人公が過去に戻っても大きな奇跡は起きないが、小さな変化が心を救うという描き方が良かった。初恋の女性とのやり取りがとても繊細で、別れのシーンでは思わず涙が出た。感情に寄り添う作品だと思う。(30代 女性)


時間を超えて過去と向き合う設定がうまく活かされている作品。主人公が子どもの自分に影響を与えながらも、最終的には現実を受け入れる流れが自然だった。ラストで彼が前向きに生きていこうとする姿が印象的で、観終わった後にじんわりとした温かさが残る。(40代 女性)

映画『この胸いっぱいの愛を』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『この胸いっぱいの愛を』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

いま、会いにゆきます

この映画を一言で表すと?

愛する人との奇跡の再会が心を満たす、涙のラブストーリー。

どんな話?

最愛の妻を亡くした父と息子のもとに、雨の季節になると彼女が戻ってくるという奇跡が起こる。記憶を失ったまま現れた彼女と、再び家族として過ごす時間の中で、過去と未来が少しずつ繋がっていく。限られた時間の中で育まれる愛と別れが描かれる感動作。

ここがおすすめ!

時間を超えて愛が再び巡るというテーマが、この胸いっぱいの愛をと共通している。切なさと温かさが同時に押し寄せる展開と、ラストに明かされる真実が深い余韻を残す。家族愛と恋愛が優しく重なり合う、涙必至の作品。

時をかける少女

この映画を一言で表すと?

何気ない日常がかけがえのない宝物になる、青春タイムリープ物語。

どんな話?

高校生の少女が偶然手に入れた時間を跳び越える能力を使い、日常の小さな失敗をやり直していく。しかし、その力には限りがあり、大切な人との関係や未来に影響が及ぶことに気づく。青春の一瞬の輝きと選択の重さが描かれる物語。

ここがおすすめ!

過去に戻ることで見えてくる大切なものというテーマが魅力。軽やかな青春描写の中に切なさが潜み、ラストには強い感情が残る。この胸いっぱいの愛をと同様に、時間と感情の関係を丁寧に描いた作品。

バタフライ・エフェクト

この映画を一言で表すと?

過去を変えるたびに運命が歪む、衝撃のタイムトラベルサスペンス。

どんな話?

主人公は幼い頃の記憶を辿ることで過去に戻る能力を持っている。過去の出来事を変えようとするたびに、現在の世界が大きく変化し、思いもよらない結果を招いてしまう。愛する人を救おうとする行動が、さらに悲劇を生む葛藤が描かれる。

ここがおすすめ!

過去をやり直したいという願いの危うさを強烈に描いた作品。この胸いっぱいの愛をが優しさを重視しているのに対し、こちらはシビアな現実を突きつける。時間をテーマにした作品として対比的に楽しめる。

世界の中心で、愛をさけぶ

この映画を一言で表すと?

失われた愛の記憶が心を締めつける、純愛の決定版。

どんな話?

現在と過去を行き来しながら、主人公が高校時代の恋人との思い出を辿っていく物語。病によって失われた彼女との時間を振り返る中で、愛の意味や喪失の痛みが浮かび上がる。過去と現在が交差する切ないラブストーリー。

ここがおすすめ!

過去の記憶と向き合うことで現在を見つめ直す構成が魅力。この胸いっぱいの愛をと同じく、失われた時間や愛情をテーマにしており、深い感動を与える。涙なしでは観られない名作としておすすめ。

僕の初恋をキミに捧ぐ

この映画を一言で表すと?

限られた時間の中で輝く、儚くも強い初恋の物語。

どんな話?

幼い頃から病を抱える少年と、彼を支え続ける少女の恋愛を描く。将来に制限がある中で、それでも一緒に生きたいと願う二人の姿が切なくも力強い。成長とともに現実の厳しさに直面しながらも、愛を貫こうとする姿が描かれる。

ここがおすすめ!

若さゆえの純粋な愛と、避けられない運命の対比が胸を打つ作品。この胸いっぱいの愛をと同様に、過去や未来を超えて続く想いを描いており、感情移入しやすい。涙とともに愛の強さを感じられる一作。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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