映画『今夜、ロマンス劇場で』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「今夜、ロマンス劇場で」のネタバレあらすじ結末と感想

今夜、ロマンス劇場での概要:昔、映画の脚本を書いていた牧野老人には、完成させられない脚本があった。スクリーンから飛び出してきたお姫様の物語。だが、それはフィクションではなく牧野の身に起こった夢のような物語だった。

今夜、ロマンス劇場での作品情報

今夜、ロマンス劇場で

製作年:2018年
上映時間:109分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
監督:武内英樹
キャスト:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝 etc

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今夜、ロマンス劇場での登場人物(キャスト)

牧野健司(坂口健太郎)
映画の撮影所で助監督をする青年。いつか監督になって映画を撮りたいと思っている。古い映画が好きで、それがきっかけで美雪を発見する。金は無かったが、映画への情熱は人一倍強かった。
美雪(綾瀬はるか)
映画の中から飛び出してきたお転婆姫。廃棄になっていたフィルムの中から、自分を見つけ出してくれた健司に会いたくなり、現実の世界へとやってくる。お転婆姫という設定のため、高飛車で乱暴な性格。だが、どこか憎めない魅力的なお姫様。

今夜、ロマンス劇場でのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『今夜、ロマンス劇場で』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

今夜、ロマンス劇場でのあらすじ【起】

老人の牧野健司は病院で入院生活を送っていた。ある日、検診にやってきた若い看護師の女性が、牧野が書いた映画の脚本を見つけ、内容を知りたいと言う。牧野は静かに話し出した。

舞台は昭和35年、映画の撮影所で助監督をしている牧野健司は、仕事が終わるとロマンス劇場という名の映画館で、廃棄予定の昔のモノクロ映画をこっそり観させてもらっていた。中でも好きなのは、お転婆姫の美雪が活躍する作品で健司は映画の中の美雪に憧れていた。

ある晩、いつものようにお転婆姫を見ていると落雷で停電が起きた。劇場は真っ暗になったが、すぐに灯りがついた。すると、目の前にモノクロの美雪がいた。彼女は映画の中から飛び出してきたのだ。驚く健司をよそに、美雪は現実の世界に溢れる色に感動する。

放ってはおけないと彼女を自宅に連れてきた健司。美雪は健司をしもべにしてやると言い、健司に撮影所の案内を命じる。メイク室で色を纏った美雪を連れて、健司は撮影所を歩きまわったが、お転婆な美雪は行く先々で問題を起こして健司を困らせた。

今夜、ロマンス劇場でのあらすじ【承】

社長令嬢の塔子は若手に脚本が採用されるチャンスを作った。採用されれば監督になることができる。健司は張りきって脚本を書き始める。その内容は美雪とのことだった。二人はシナリオハンティングと称していろんな場所に行き、いろんな体験をした。二人はどんどんと惹かれ合っていった。

脚本が採用され、健司は大喜び。だが、社長から結末を変えてほしいと言われる。健司は美雪に、これからも一緒にいてほしいと告白するが、残念な返事を返される。実は、美雪はこの世界にくる代償として、人に触れることができなかった。人のぬくもりに触れると消えてしまうのだという。だが、それでも美雪は健司に会いたくて、現実の世界にやってきたのだった。

美雪の秘密を知った健司は落ち込む。その姿を見た塔子は、健司に好きだと告白してきた。彼女も以前から健司に恋をしていたのだ。健司は塔子に告白されたことを親友に相談するが、その会話を美雪が聞いてしまった。健司のためを思った美雪は、彼の元を去って行ってしまう。

今夜、ロマンス劇場でのあらすじ【転】

行く当てのなかった美雪は、ロマンス劇場の支配人の好意で劇場に住まわせてもらった。健司は美雪を捜しまわっていた。支配人から居場所を教えてもらうが、彼女は会いたくないと言っていると聞かされ、二の足を踏んでしまう。

健司の脚本を読んだ塔子は、美雪への強い想いに気がつく。彼女は健司を呼び出すと、以前、美雪と会話した時のことを話し出した。美雪は健司の想像以上に、健司のことをちゃんと見てくれていた。塔子から美雪の気持ちを教えられた健司は、一礼するとロマンス劇場へと走っていった。

美雪に会いに来た健司は、一緒に帰ろう。どんな映画より、誰よりもあなたと一緒にいたいと告げた。その言葉に、美雪は初めて“しもべ”ではなく“健司”と呼ぶと、その言葉だけで十分に幸せだと答えた。そして、最後に自分を抱きしめてくれないかとお願いしたのだった。

脚本はここまでしかできておらず、結局、映画は完成しなかった。話を聞いていた看護師は、ぜひ続きを書き上げてほしいと言う。

今夜、ロマンス劇場での結末・ラスト(ネタバレ)

実は、健司が話したことは全部真実だった。その証拠に、美雪が昔の姿のまま、お見舞いにやってきた。スクリーンの中の住人である美雪は、歳を取らないのだ。健司は脚本の結末を書くことにしたと美雪に告げた。幸せな結末がいいと言う美雪に、君のために最高の結末を考えると答えた。

あの時、健司は美雪を抱きしめることができなかった。触れ合えなくてもいいから、一緒に生きていくことを選んだのだ。撮影所が倒産したあとは、ロマンス劇場で働きだした二人。歳月が流れていき、健司は年老いていったが美雪は若々しいままだった。やがて、ロマンス劇場も閉館となる。

病院から健司の危篤の知らせが届き、美雪は走った。意識が薄れていく健司に、今までのことについて感謝の気持ちを伝えた美雪は、最後に触れたいと言い、健司を抱きしめた。二人は初めてお互いのぬくもりを感じ、幸福感に包まれながら、美雪は静かに消えていった。そして、健司もそっと息を引き取った。

翌朝、看護師は健司が書き上げた脚本を発見する。“今夜、ロマンス劇場で”と題された脚本の結末は、モノクロの世界で生きていたお転婆姫の美雪が、健司によって色を手に入れ、皆に祝福されながらキスをするというものだった。愛し合う二人の世界は色鮮やかに、永遠に光り輝くのだった。

今夜、ロマンス劇場での感想・評価・レビュー

映画が好きな気持ちがストレートに伝わってくる良作。インスパイア元は『ローマの休日』と『ラ・ラ・ランド』のように感じたが、それに日本映画らしさを散りばめてアップデートしてある。とても古臭く、シンプルなプロットでも、面白く作れる見本のような作品。現代のリアリズムに溢れた雰囲気が好きな観客には合わないかもしれないが、ノスタルジックなムードが好きな人にはお勧めできる。綾瀬はるかの昭和臭漂う演技はとてもキュートだ。(MIHOシネマ編集部)

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