映画『古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男」のネタバレあらすじ結末と感想

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男の概要:朝鮮は距離を測定する装置を使って地図の作製を行っていた。だが、それは直線距離を測ったもので、実際の距離とは違いがあった。地図師のキム・ジョンホは正確な地図を作るため、国中を旅した。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男の作品情報

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男

製作年:2016年
上映時間:129分
ジャンル:ヒューマンドラマ、歴史
監督:カン・ウソク
キャスト:チャ・スンウォン、ユ・ジュンサン、キム・イングォン、ナム・ジヒョン etc

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古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男の登場人物(キャスト)

キム・ジョンホ(チャ・スンウォン)
地図師。朝鮮の色んな場所を旅し、正確な地図の作製を行う。地図の作製に人生を捧げている。幼い頃、誤った地図のせいで父親が亡くなる事故が起こる。
興宣大院君(ユ・ジュンサン)
朝鮮第26代国王・高宗の父親。高宗が幼いことから、実権を握っている。国の情報を掌握するため、ジョンホの地図に目をつける。
ファン・バウ(キム・イングォン)
彫刻匠。ジョンホの知り合いで、彼を手助けしている。心優しい青年。スンシルに思いを寄せている。
スンシル(ナム・ジヒョン)
ジョンホの娘。父親思いの優しい女性。父の不在の間に、国が禁止している天主教に入信する。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男のあらすじ【起】

朝鮮第26代国王・高宗と高宗の父親である興宣大院君は、距離を測定する装置・記里鼓車や多くの家臣と共に道を移動していた。キム・ジョンホは記里鼓車を使った正確な距離を知るため、勝手に一行に加わっていた。国が作製する地図は直線距離が描かれていたため、地図に2里と描かれていても、起伏が激しければ4里のこともあった。それでは、安心して旅に出られないと考え、ジョンホは自分で地図を作製していた。しかし、途中で勝手についてきていることがバレてしまう。ジョンホは国中を1人で旅することになった。ジョンホは道や山などを細かく描き記していった。

35年前、平安道。ホン・ギョンネの乱。平安道の者は身分が低く、中央政権に登用されることはなかった。そのことに不満を抱いたホン・ギョンネは、王の外戚を退け国を正すため、民衆を率いて反乱を起こした。兎山県はギョンネが率いる者達が迫ってきているにも関わらず、志願兵が集まっていなかった。ここに暮らす者達は農民が多く、男手がいなくなることを誰も望まなかった。さらに、案内人がいないため、知らない場所で戦うのは不利だった。

兎山県の役所は税の免除を行い、志願兵を募った。そして、案内人の代わりに、国が作った地図を描き写すことになった。ジョンホの父親も戦いに行くことになり、ジョンホは羅針盤を父に渡した。志願兵達は地図を見ながら吹雪の山を歩いた。地図上では山と山の間に道があると描かれていたが、実際には道など存在しなかった。志願兵達は国の地図を信じ、道を求めて歩み進めた。

ギョンネが亡くなったとの知らせが入る。しかし、ジョンホの父親は三月経っても何の連絡もなかった。その後、志願兵達が山の中で亡くなっているのが発見される。皆凍え死んでいた。正確ではない地図に、皆殺されたようなものだった。羅針盤はジョンホの元に戻った。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男のあらすじ【承】

天主教徒(キリスト教信者)の者達が謀反に等しい罪を犯したとして、処刑されることになった。旅を続けていたジョンホはその現場を目撃してしまう。大院君は容赦なく天主教徒の迫害を行っていた。

ジョンホは都に戻ってくるが、借金の返済が遅れたことで男達に捕まってしまう。痛めつけられそうになったとき、女性が利子分のお金を渡して助けてくれた。ジョンホは気づかなかったが、その女性は自分の娘のスンシルだった。恋人のヨジュはそんなジョンホに呆れ果てた。そして、スンシルと一緒に、長く家を空けたジョンホを怒った。

軍器寺の地図保管所では、地図の描き写しが行われていた。ジョンホは周囲を見て回り、写し間違いを厳しく指摘した。そして、実際の土地と比較し、地図が誤っているところは教えた。すると、多くの人が自分の描き写した地図を見て欲しいと集まってきた。ジョンホは正しく描いた地図を皆にプレゼントした。

大院君は行商人を官吏に登用し、自治組織を正式に認めることにした。その目的は全国を歩き回る行商人を利用して、情報収集を行うことだった。国の財政は破綻しており、兵力の増強は行えなかった。大院君は兵力増強の資金を得るため、キム一族の男を呼び出した。キム一族は権力を握り続けるため、大院君の兄を始めとした王族の男を殺していた。大院君は罪を大目に見る代わりに、2万両を求めた。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男のあらすじ【転】

ジョンホは知り合いの彫刻匠ファン・バウと一緒に、地図の木版を作る作業を行った。ジョンホは数年前から大東輿地図を刊行し、補完し続けていた。大東輿地図は屏風折にできるため、必要な部分だけ持ち歩くこともできた。1万3千以上の地名だけではなく、道や駅、山城まで事細かく描き込まれていた。ジョンホの作業場に大院君が現れ、木版を全て買い取ると言い出した。ジョンホはまだ全ての地図を完成していないため、渡すことを拒んだ。

キム一族に対しての大院君の金銭の要求は増すばかりだった。そんな中、キム一族は大院君が大東輿地図に興味を持っているという情報を入手する。大院君は行商人に大東輿地図を持たせ、全国に送り込むつもりでいると予想された。大院君は全国からの情報を一手に握るつもりなのだ。キム一族は大院君と争い、木版を手に入れることにした。

ジョンホとバウは違法伐採の罪で捕まり、盗品として木版が押収されてしまう。備辺司のキム・ソンイルが、キム一族が所有する山でジョンホ達が違法伐採を行ったと訴えたのだ。ソンイルは一族の墓の地図を裁判官に渡し、周囲の山が自分達の所有であることを訴えた。その結果、ソンイルの訴えは認められた。木版はソンイルに渡され、ジョンホ達は杖刑に処された。木版を諦められないジョンホは、墓の地図を確認させてもらった。それにより、墓が移されたのが2年前、木版に使った木を切ったのが4年前だと気づく。つまり木を切ったときは、キム一族が所有する山ではなかったのだ。木版はジョンホの元へと戻った。

ジョンホは木版が再び奪われてしまう前に地図を完成させることを決める。スンシルとヨジュは自分達のことを顧みず地図のことばかり考えるジョンホに腹を立てるが、二月だけ家を空けることを許した。ジョンホは小舟に乗って、于山島に向かった。その途中で残忍なアシカ狩りの連中(日本の海賊船)に出くわしてしまい、地図を奪われジョンホ自身は海に落とされてしまう。その後、ジョンホは救助される。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男の結末・ラスト(ネタバレ)

三月経ってもジョンホは家に戻ってこなかった。その一か月後、ジョンホは家へと帰るが、スンシルはいなかった。ヨジュの家に行ったのかもしれないと思い、足を運んだ。そこで、ヨジュの家に十字架が隠してあることに気づく。ヨジュとスンシルは天主教徒だった。ジョンホはスンシルを連れ戻すため、信者達が集まっているところへバウに案内させた。だが一足遅く、スンシルを始めとした天主教徒達は、官軍に捕まってしまっていた。

ジョンホは大院君に会いに行き、娘を助けてくれと頼んだ。だが、その願いは叶わなかった。ジョンホはソンイルに頭を下げ、娘を助けて欲しいと頼んだ。すると、地図の木版を代わりに持ってくるよう要求される。

ジョンホは木版を渡すかどうかで苦悩する。そんな時、天主教徒の処刑が決行された。スンシルの姿はなかったが、ヨジュの姿はあった。ジョンホは地図のために家を空けたことを後悔する。木版を持って行くことを決めるが、スンシルは今朝殺されたとの知らせが入る。拷問に耐えられず亡くなってしまったのだ。ジョンホは愛する娘の死を受け入れることができなかった。

キム一族は海賊を取締り、海賊が持っていたジョンホの地図を手に入れる。ジョンホは国を売った大罪で捕まってしまう。ジョンホは海賊に奪われたことを説明するが、聞き入れてはもらえなかった。キム一族は罪を許す代わりに木版を求めた。しかし、ジョンホは断った。あの木版は民が自由に使えるように作った物で、キム一族が所有すればそれが叶わなくなるからだった。

ジョンホは二度と地図が描けないよう両手が切られることになった。しかし、そこに大院君が現れる。大院君は勝手にジョンホに罰を与えようとしたキム一族を咎め、移送させた。大院君はジョンホが地図を売ったとは思っていなかったが、軍事機密でもある地図を奪われた罰を与えるつもりだった。一晩獄中で過ごし、その後は不足する部分を補って地図を完成させるよう命令した。

ジョンホは娘の遺品と共に旅立った。家は火を放って燃やした。ジョンホは木版を守るため、バウに地図を道の真ん中で公開させた。人々は初めて見る朝鮮の形に衝撃を受ける。その頃、ジョンホは于山島に行くため、小舟に乗っていた。

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男の感想・評価・レビュー

キム・ジョンホは文字通り、地図に人生を捧げた男である。権力争いに巻き込まれ翻弄されながらも必死に地図を守る姿は、鬼気迫るものがあった。それだけの熱意を持って1つのことに集中できるのは羨ましく感じる。だが、そんな彼に翻弄される周囲は大変そうだった。娘は父親の不在を寂しく思い、当時禁止されている天主教に入信してしまう。父親思いの優しい女性だったため、彼女の結末は特に悲しく感じた。ジョンホが娘を思って悲しむ姿は、胸が痛くなるほど辛い場面である。(MIHOシネマ編集部)

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