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映画『ラストサマー』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ラストサマー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ラストサマー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ラストサマー』の結末までのストーリー
  • 『ラストサマー』を見た感想・レビュー
  • 『ラストサマー』を見た人におすすめの映画5選

映画『ラストサマー』 作品情報

ラストサマー

  • 製作年:1997年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー、ホラー
  • 監督:ジム・ギレスピー
  • キャスト:ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップ、フレディ・プリンゼ・Jr etc

映画『ラストサマー』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ラストサマー』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ラストサマー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ラストサマー』 あらすじ【起・承】

優等生ジュリーと彼氏のレイ、ヘレンと彼氏バリーの仲良し4人組は、高校生活最後の夏休みを満喫していた。
7月4日、ヘレンがミスコンで優勝し、そのままビーチに行った帰り道で車で人を轢いてしまう。
将来を失いたくない4人は、まだ息のあった男性を海に捨てて証拠隠滅、死ぬまで秘密にするという誓いを立てた。

1年後。
ボストンの大学に通うジュリーは、夏休みに実家に帰省することに。
酷くやつれたジュリーを心配する母をなだめるが、差出人不明の「去年の夏、何をしたのか知っている」という手紙が届き怯える。

NYで夢を追うはずだったヘレンは、地元で就職していた。
ヘレンと別れたバリーと3人で手紙について相談しあうが、犯人はジュリーの幼馴染で事故を起こしたときに偶然通りかかったマックスだというバリー。
そして、漁師として地元で働いていた元彼レイと再会したジュリー。
レイも、ジュリーに片思いしていたマックスのイタズラと予想する。

やがてバリーの元にも手紙が届き、彼は盗まれた自分の車で轢かれて大怪我を負う。
犯人は漁師の格好にカギ爪の男だった。

自分たちが殺してしまった男がデビッド・イーガンだと調べたジュリーは、ヘレンと共にデビッドの姉ミッシーを訪ね、親友ビリー・ブルーの存在を聞きだす。
事故の1年前に恋人スージーを失っているデビッドは、自殺だったと考えるヘレン。

映画『ラストサマー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『ラストサマー』 結末・ラスト(ネタバレ)

事故が起こった7月4日。
ヘレンは髪の毛を切り刻まれ、ジュリーの車のトランクにはマックスの遺体があったが、目を離した隙に遺体は消えてしまった。

ヘレンは囮になり、ミスコンの前年優勝者としてパレードに参加、バリーたちはボディガードになって、ジェシーはミッシーに話を聞きに行く。
しかしデビッドの腕にはタトゥーがなかったと判明。
ジュリーは漁師だったスージーの父ベンが真犯人で、デビッドも自殺に見せかけて殺されたと考える。

ヘレンを見守っていたバリーがカギ爪の男に惨殺され、パニックになって警官に送ってもらう途中だったヘレン、姉エルサもカギ爪男の餌食になる。
レイの元へ向かったジュリーだったが、船の名前からビリー・ブルーがレイだと知って逃げ出す。
助けてくれた男性の船に匿ってもらうが、彼こそ真犯人ベンだった。
慌てて追って来たレイとジュリーはベンから逃げようとし、結果ベンは片手を残して海に消えた。
ベンの遺体は見つからなかったが、レイとジュリーは関係を修復。

1年後、ジュリーの元に再びあのメッセージが・・・

映画『ラストサマー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ラストサマー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ホラー映画とスリラー映画のミックス作品

ジェニファー・ヒューイットやサラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップを一躍有名にした作品。
ヘレンとバリーのカップル役を演じたサラ・ミシェル・ゲラーとフレディ・プリンゼ・Jrは、本作で出会い2002年に結婚した。

ブロンドの美女が叫び怖がるというホラー映画の醍醐味のひとつと、自分たちが犯した罪にさいなまれながらも、復讐しようとしてくるかぎ爪男の正体を暴こうとするスリラー映画のいいとこどりのストーリー。
誰が犯人なのか疑心暗鬼になっても、仲間は疑わないという詰めの甘さ、デヴィッドの姉ミッシーが意味もなく怪しい雰囲気の人物のまま終わるという、スッキリしない部分はある。
しかし、テンポよく進むストーリーであり、ビックリさせるような怖さと、ハラハラドキドキ感は十分。

大学でのジュリーよりも、地元に戻って「知っている」という脅迫状やかぎ爪男に追い詰められていくジュリーのほうが、顔色がいいのはツッコミどころ。
また、ミッシーに自分たちの罪を簡単に打ち明けてしまうジュリーには、開いた口が塞がらなくなってしまう。

メインキャスト4人のはまり役

若さあふれるジェニファー・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップ、フレディ・プリンゼ・Jrの4人のキャスティングは素晴らしく、演技もしっかりしているので安心して見ることができる。
車で轢いてしまったかぎ爪男ことベンの姿や、襲われるヘレンやバリーの姿は暗闇の中でしか見せないため、残酷描写も少なめ。

ラストシーンのシャワー室で、再び「知っている」という脅迫文と襲われるジュリーというオチはありがちだが、目の前から飛び出してくる人影にはドキっとさせられる。


主演のジェニファー・ラヴ・ヒューイットが可愛くて、残酷で怖いけれど最後まで観てしまう作品です。他のメインキャラクター3人もわりと有名な俳優さんたちなので、若い頃の演技が見れて面白いです。
始まり方は面白いのですが、どんどん関係ない人も殺されるし、犯人の使う武器が銃や斧ではなくかぎ爪で、残酷なだけであまり内容は濃くないです。有名な映画ではありますが、ストーリーが良いということはなく、90年代の雰囲気が漂う作品です。(女性 30代)


青春×スラッシャーの代表作とも言える本作。事故で人を轢いてしまい、それを隠した若者たちが「去年の夏、君が何をしたか知っている」という手紙をきっかけに追い詰められていく展開は、スリル満点。特にフックを持った殺人鬼のデザインが印象的で、シンプルなのにめちゃくちゃ怖い。(20代 男性)


ジェニファー・ラブ・ヒューイットの悲鳴がとにかく印象に残る作品。中盤の「やってこいよ!」と叫ぶシーンは、ただのホラーではなく、罪悪感と恐怖が爆発するようで名シーンだと思う。ホラーが苦手な私でもギリ観れたのは、キャラクターの魅力とテンポの良さがあったから。(30代 女性)


サスペンス要素と青春ドラマがほどよく融合していて、今観ても楽しめる。特に終盤の船の上での攻防はハラハラ感が最高潮。自分たちの過ちに向き合う若者たちのドラマもあり、ただのスラッシャーでは終わらない。90年代ホラーの空気感が好きな人にはたまらない一本。(40代 男性)


「罪を隠すことは、さらに大きな恐怖を呼び込む」というテーマがしっかり描かれていて、意外と深い映画だった。高校卒業直後の若者たちのリアルな心理や、人間関係のほころびが浮き彫りになる構成が良い。犯人の正体もちゃんと伏線が張られていて、ラストの展開にも納得感があった。(50代 女性)


当時のホラー映画としては王道の展開だけど、シンプルだからこそ緊迫感がダイレクトに伝わってくる。海と霧とフックマンという演出の妙が効いていて、画面の雰囲気だけでも十分怖い。ラストのバスルームでのジャンプスケアも良い余韻を残してくれて、最後まで楽しめた。(30代 男性)


青春時代の“うっかり”が取り返しのつかない事態に繋がる…という展開は怖すぎる。でもそこにリアルさもある。特に自分たちの罪から目を背けたことが仲間を崩壊させていくのは胸が痛かった。ホラー要素もあるけど、人間関係のドラマとしても見応えあり。女子高生だった頃を思い出した。(40代 女性)


“やっちまった若者たち”が殺人鬼に追われるという、王道ながら完成度が高い。テンポもよく、追い詰められていく恐怖もじわじわ来るタイプで、見ていて飽きなかった。夜のシーンが多いけど、暗すぎずちゃんと見やすいのも◎。90年代ホラーが持つ独特の味を楽しみたい人におすすめ。(20代 男性)


怖いというより「何が起こるのか不安になる」系のホラー。特に、殺人鬼が決して急がずにじわじわと追い詰めてくるのが逆に怖かった。仲間たちが次々と狙われていく中で、友情も壊れていくのが切なかった。ラストに再び手紙が届くことで終わる不穏な余韻も、嫌いじゃない。(30代 女性)


若い頃に観たときはただ怖かったけど、改めて観ると“罪の意識”と“無関心の連鎖”がテーマになっているのが分かる。被害者にも背景があり、ただの“殺され役”じゃないのも良かった。意外と考察しがいがある映画。ジャンル映画にしてはメッセージ性が強めで、印象に残る。(50代 男性)

映画『ラストサマー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ラストサマー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

スクリーム

この映画を一言で表すと?

ホラーのお約束を逆手に取った、笑えて怖い90年代スラッシャーの金字塔。

どんな話?

小さな町で起こる連続殺人事件。謎の仮面の殺人鬼“ゴーストフェイス”が、若者たちを狙って次々と襲いかかる。主人公のシドニーは、過去の事件と向き合いながら、生き残りをかけて戦う。

ここがおすすめ!

『ラストサマー』と同じくティーンを狙うスラッシャー系だが、こちらはメタ的な笑いも交えた一風変わったホラー。ジャンルを知っている人ほどニヤリとする要素が多く、テンポの良い展開と驚きのラストで最後まで楽しめます。

ヴァレリアン・ドライブ

この映画を一言で表すと?

事故が引き金になる恐怖がジワジワ広がる、サイコロジカル・スリラー。

どんな話?

仲良し女子高生グループが誤って同級生を死なせてしまい、秘密を共有したまま卒業するが、やがて“その罪”を知る何者かに脅されていく。友情と裏切り、隠された真相が交錯する物語。

ここがおすすめ!

『ラストサマー』同様、「過去に犯した罪」がテーマの作品で、見ているうちに誰が犯人なのか分からなくなるミステリー要素も抜群。青春×サスペンスのバランスが絶妙で、緊迫感に引き込まれます。

ファイナル・デスティネーション

この映画を一言で表すと?

死神からは逃れられない──運命に抗う若者たちの連鎖する死の物語。

どんな話?

飛行機事故を予知して命を救った主人公と友人たちが、不可解な方法で次々と“死”に襲われていく。死の順番はすでに決められており、彼らは運命から逃れる術を探ろうとするが…。

ここがおすすめ!

『ラストサマー』のように“避けられない報い”というテーマを持ったシリーズ。スラッシャーではなく“死そのもの”が敵という異色のホラーで、想像を超える死の演出がクセになる。スリルを求める人におすすめ!

ブラッククリスマス(2006年版)

この映画を一言で表すと?

聖夜に忍び寄る血塗られた惨劇──女子寮を襲う謎の殺人鬼。

どんな話?

クリスマス休暇中、女子寮に残った学生たちのもとに、謎の電話と共に殺人鬼が現れる。ひとりずつ狙われていく中で、過去にこの寮で起こった惨劇とのつながりが明らかになっていく。

ここがおすすめ!

若者を狙う閉鎖空間ホラーとして、『ラストサマー』に通じる緊迫感が魅力。ホリデーシーズンの華やかさと、スラッシャーの残酷さのギャップが強烈。短時間で恐怖を楽しみたい人にぴったりです。

サプライズ(You’re Next)

この映画を一言で表すと?

完璧な“ホーム・インベージョン”ホラー、ヒロインが強すぎる!

どんな話?

親族が集まった田舎の別荘で突如発生する、動物マスクをつけた侵入者たちによる虐殺。次々と殺されていく中、予想外にもひとりの女性が冷静に反撃を始める──。

ここがおすすめ!

『ラストサマー』が被害者視点なら、こちらは“反撃するヒロイン”が主人公。サスペンスとアクションのバランスが良く、観ていてスカッとする展開も。スラッシャーに新しい風を感じたい人におすすめです。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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