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映画『ラストサマー2』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ラストサマー2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ラストサマー2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ラストサマー2』の結末までのストーリー
  • 『ラストサマー2』を見た感想・レビュー
  • 『ラストサマー2』を見た人におすすめの映画5選

映画『ラストサマー2』 作品情報

ラストサマー2

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー、ミステリー
  • 監督:ダニー・キャノン
  • キャスト:ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、フレディ・プリンゼ・Jr、ブランディ、メキー・ファイファー etc

映画『ラストサマー2』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『ラストサマー2』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ラストサマー2』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ラストサマー2』 あらすじ【起・承】

カギ爪男ベン・ウィリスに殺されそうになってから1年。
ジュリーはベンの悪夢にうなされ続け、勉強も手につかなくなっていた。
7月4日の独立記念日を一緒に過ごそうと、彼氏レイが訪ねてくるが、一緒に田舎に戻るには覚悟が足りないジュリーと険悪なムードに。

親友カーラがラジオのクイズでバハマ旅行を当て、一緒に行くことになったジュリーはレイを誘うが断られてしまう。
彼はジュリーにプロポーズするつもりで、サプライズでジュリーの元を訪れようとする。
その道中、死んだはずのベンに襲われてしまうレイ。

何も知らないジュリーは、カーラと彼氏タイ、ジュリーに気があるウィルの4人でバハマに向かうことに。
豪華なホテルや美しいビーチにはしゃぐ4人だったが、独立記念日のためにシーズンオフ、唯一島の外に出る交通手段の船も嵐で止まるだろうと宣言されてしまう。
その日の夜、ジュリーの目の前に再び「一年前に何があったかを知っている」という脅迫文が。
そして嵐に備えていた世話係の前に、漁師のコートにカギ爪の殺人鬼、ベン・ウィルソンが現れて彼の命を奪うと、ホテルの従業員を次々に殺害していく。

ジュリーはクローゼットの中に遺体を発見するが、目を離した隙に死体は消え、彼女ははベンの再来を直感する。
しかし電話は不通、嵐のせいで船も出せずに島に閉じ込められた状態になってしまう。

その頃、病院に運ばれ目を覚ましたレイは、病院を抜け出しジュリーに危険を知らせようとしていた。

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映画『ラストサマー2』 結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、落ち込むジュリーを励まそうとするカーラーは2人でホテル内の散策を提案するが、ジュリーは殺されそうになり、カーラは掃除係の遺体を発見。
ウィルとタイも、プール係のタイタスの死体を見つけて緊急事態だと悟る。
しかしホテルのマネージャーも死に、最後の外部との連絡手段の無線機も破壊されてしまう。

一方、ジュリーへの婚約指輪を質に入れ、銃を買ったレイはジュリーの元へ急いでいた。

ホテルのスタッフの一人、老人エステスがブードゥー教の信者だとわかり怪しむ4人だったが、彼は犯人ではなかった。
そして、ホテルはかつてのベン・ウィリスの職場だったと教え、息子と娘スージーの存在、ベンに殺されたと噂の妻の話をする。

クイズさえも、自分をおびき出すための罠だったと気がつくジュリー。
食料貯蔵庫に隠れていたバーテンダーのナンシーと合流するが、そこにベンが現れタイを殺害。
ウィルに助けられる3人だったが、彼はベンの息子で、父と共に殺人を犯していたとわかる。

ナンシーはベンに殺され、ベンとウィル親子に殺されそうになるジュリーの前に、レイが助けに現れる。
レイの機転でベンは息子ウィルを間違えて殺害、ベン自身もジュリーが撃った銃弾に倒れた。
そしてベンの手から生き延びたカーラと再会し、悪夢は終わった。

ジュリーとレイは一緒に暮らし始めるが、再び不穏な影が・・・

映画『ラストサマー2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ラストサマー2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

前作とのつなぎ方が微妙なストーリー

前作のラストでは、シャワールームの中からかぎ爪の殺人鬼ベンが飛び出してきて終わりだったが、本作ではその部分も含めて辻褄が合わないストーリーになってしまっている。
監督、脚本などのスタッフが変わったせいかもしれないが、ベンの娘スージーの墓がバハマにあったり、妻を殺害した容疑を引っ張り出すなど、大雑把な設定が多い。

カギ爪の男の正体は前作でベンだと判明しているし、遺体も見つからなかった描写があったので、ベンが犯人だとわかりきっているところで息子ウィルも殺人鬼だったという意外な展開は面白い。
暗いシェルターの中で、手をつないでいる相手がわからないというカーラの言動も、いかにもホラーという展開。

しかしブードゥー教を使うエステスを登場させた意味がわからないし、いかにも怪しげな「ブードゥー教」というホラーにありがちな言葉を出しただけで終わっている。

B級スラッシャー映画へ

ホラー、スリラー映画から、B級スラッシャー映画に変化した本作。
前作よりも健康的な顔色になり、大人の色気を出し始めたジェニファー・ラブ・ヒューイット演じるジュリーが、再びこれでもかと叫ぶのは見もの。
また、自分の名前が刻まれた墓穴に倒れたベンに銃弾を放ちながら「地獄に落ちろ!」と言い放つシーンには、スッキリさせられる。

ホラー映画に多く出演しているジェフリー・コムズが演じた、ホテルマネージャーの怪しげな雰囲気は、生かし切れていない。

嵐で島から出られなくなるという設定をうまく使えておらず、逃げ場がなくなるような見せ場や、緊張感が無いまま終わるのにはガッカリ。
ラストシーンは前作のオチを引き継ぎたかったのだろうが、ベンは何発も銃弾を受けていたので、さすがにないだろうとあきれ返ってしまう。


これを観ると、ブラジルの首都はリオデジャネイロではないとしっかり記憶できます。
1でもたくさん殺されましたが、2でも関係ないはずのキャラクターたちが容赦なく殺されます。今作の特徴は、すぐに死にそうなレイの意外なしぶとさ、ホテルのマネージャーの怪しさ、なぜか登場した息子ウィルです。
息子や家族の設定は後付けの感じが否めず、2なのに1からの続きものという感じがしないので、ツッコミを入れず何も考えずに観る作品です。(女性 30代)


1作目の恐怖体験から立ち直ろうとするジュリーが、再び惨劇に巻き込まれていく展開はスリリングでした。舞台を南国の孤島リゾートに変えることで閉塞感と孤立感が際立ち、ホラーとしての緊張感が最後まで続きました。前作の殺人鬼ベンが実は生きていたという事実と、なんと仲間の中に息子が紛れていたという展開は衝撃。ツッコミどころはあるけど、夏のホラーとして楽しめました。(20代 女性)


1作目ほどの衝撃はなかったけれど、B級ホラー好きにはたまらない展開が満載。とにかくジュリーが不運すぎて可哀想でした(笑)。クイズに答えたら旅行に当選、という嘘みたいな導入からして怪しすぎるけど、逆にそのチープさがクセになります。殺人鬼の正体がまたベンで、しかも仲間が共犯という流れもベタだけど嫌いじゃない。王道スラッシャー映画として十分楽しめました。(30代 男性)


舞台がカリブのリゾートというのが最高。南国の楽園が一転して地獄になる展開はホラーの鉄板だけど、この作品では特に効果的でした。嵐で外部との連絡が取れなくなる演出もリアリティがあって良かったです。ただ、1作目のようなサスペンス性は薄れて、ひたすら「誰がやられるか」を楽しむスラッシャー寄りに。ホラー好きなら気軽に観られる一本です。(40代 女性)


前作が好きだったので期待して観ましたが、正直続編としてはやや雑な印象。それでもジュリーのトラウマと向き合う姿には共感できました。個人的には殺人鬼のベンがまた現れたことよりも、その息子が仲間に紛れていたことの方が衝撃でした。伏線らしきものも少なかったので、唐突感は否めませんが、ホラー特有の強引さも含めて楽しめました。(30代 女性)


前作を観てなくてもある程度ついていける内容でした。単純なスラッシャー映画として見ると、テンポもよくて飽きずに楽しめます。島という密室環境でひとりずつ消えていく展開は分かっていてもドキドキ。ジュリーがまたもやサバイバルを強いられるのは気の毒だけど、ヒロインとしての強さが光っていました。お約束のラストシーンでびっくりさせる演出も健在です。(20代 男性)


全体的にツッコミどころ満載で、逆にそれが面白かったです(笑)。雨で孤島が孤立する設定も、「そんな都合よくいく?」と思いながら見てましたが、王道ホラーの展開を楽しむにはちょうどいい。1作目に比べてキャラが薄いのが残念でしたが、ジュリーだけは相変わらず魅力的でした。ホラーとして怖さは控えめですが、夏に軽く見るにはちょうどいい作品です。(40代 男性)


ホラー映画というより、青春サスペンスって感じで観れました。仲間たちが次々に襲われていく中、誰が犯人かわからない不安感があって、最後までドキドキしました。リゾート地なのに暗くてじめっとした雰囲気が常に漂っていて、画作りは好みです。殺人鬼の正体にはちょっと拍子抜けしましたが、ラストの“まだ終わっていない”感は、次作を期待させる締めでした。(30代 女性)


あのテーマ曲が流れた瞬間、「ああ、ラストサマーの世界だ」と懐かしくなりました。ジュリーのPTSDがリアルに描かれていて、1作目からちゃんと繋がっている感は良かったです。ただ、ホラーとしての驚きや緊張感はやや控えめ。逆に言えば、ホラーが苦手な人でも見やすい作品かもしれません。ストーリーよりも雰囲気を楽しむ映画として観るのが正解かも。(50代 男性)


前作を高校生のときに観て衝撃を受けたので、久々に続編を視聴。正直1作目の方が緻密で完成度は高かったですが、2ではリゾート地という新しい舞台でまた違った怖さを演出していました。特に雷雨と停電のシーンは、音響効果も相まってゾワゾワきました。ジュリーがまたもや狙われる理由は若干強引でも、王道ホラーの良さをしっかり押さえた作品です。(40代 女性)

映画『ラストサマー2』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ラストサマー2』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

スクリーム(1996)

この映画を一言で表すと?

ホラー映画のルールを知っていれば生き残れる!?斬新なスラッシャーの名作。

どんな話?

郊外の町で女子高生が殺害される事件が発生し、次第に友人たちが標的にされていく。犯人は顔を隠した“ゴーストフェイス”。登場人物たちはホラー映画の知識を武器に、生き残りをかけて奔走する。

ここがおすすめ!

『ラストサマー2』のような若者を狙うスラッシャー系の恐怖と、皮肉の効いたメタ要素が魅力。恐怖と笑いが絶妙に混ざったテンポの良い展開は、ホラー初心者にもおすすめ。シリーズ化もされており長く楽しめます。

ディセント(2005)

この映画を一言で表すと?

地下洞窟という極限の閉鎖空間で、人間と“それ”が襲い来るパニックホラー。

どんな話?

冒険好きな女性グループが未踏の洞窟へ探検に出かけたものの、崩落で閉じ込められる。脱出を目指す中、そこに棲む得体の知れない存在と対峙することに…。

ここがおすすめ!

『ラストサマー2』の孤島のような閉鎖空間スリルが好きな人におすすめ。人間関係の緊張と、未知の脅威による恐怖が同時に襲い、手に汗握る展開が続きます。女性だけのサバイバル劇も新鮮で強烈な印象を残します。

ヴァレリアン・デッド(2001)※原題:Valentine

この映画を一言で表すと?

“バレンタイン”に忍び寄る復讐者の影――美しくも血まみれのスラッシャー。

どんな話?

高校時代にいじめられた過去を持つ男子が、成長後に美しくなった元同級生たちへ復讐を開始。バレンタインの贈り物を皮切りに、彼女たちは次々と殺されていく。犯人は誰なのか?緊迫のサスペンスが展開される。

ここがおすすめ!

『ラストサマー2』と同じく、過去の罪が現代に返ってくる設定が見事に重なります。美しい女性たちとスタイリッシュな演出、そしてサスペンス要素が融合した、隠れた名作スラッシャー。予測不能な展開も魅力。

ミーン・クリーク(2003)

この映画を一言で表すと?

若者が集まった孤島で、一人また一人と消えていく――衝撃のサイコ・スリラー。

どんな話?

精神的な治療を目的に、若者たちが孤島のセラピープログラムに参加。だが突如セラピストが殺害され、島に閉じ込められた彼らは恐怖の連鎖に巻き込まれていく。犯人は外にいるのか、仲間の中にいるのか…。

ここがおすすめ!

孤立した島、誰も信じられない状況、迫る殺人鬼――『ラストサマー2』と非常に近い構成が楽しめます。スラッシャーとサスペンスが混ざった構成で、ラストにかけての緊張感がクセになる作品です。

アーバン・レジェンド(1998)

この映画を一言で表すと?

都市伝説が本当に起こったら?学生たちを襲う戦慄のスラッシャー。

どんな話?

大学内で、都市伝説を模倣したような手口で学生たちが次々に殺害されていく。誰が犯人なのか、そしてその目的は?若者たちの中に潜む狂気を描いたサスペンス・ホラー。

ここがおすすめ!

若者×殺人鬼×過去の秘密という『ラストサマー2』の王道を踏襲しながら、“都市伝説”というユニークなテーマでスラッシャーにひねりを加えています。90年代スラッシャー映画好きにはたまらない一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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