映画『ライフ・アフター・ベス』の概要:2014年にアメリカで制作された、ゾンビのラブコメホラー映画。亡くなったはずの恋人がゾンビになって戻ってきたことによって起こる騒動や、すれ違いの様子を描いた。
映画『ライフ・アフター・ベス』 作品情報
- 製作年:2014年
- ジャンル:ラブストーリー、コメディ
- 監督:ジェフ・ベイナ
- キャスト:オーブリー・プラザ、デイン・デハーン、モリー・シャノン、シェリル・ハインズ etc
映画『ライフ・アフター・ベス』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ライフ・アフター・ベス』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ライフ・アフター・ベス』のあらすじを紹介します。
突然、恋人のベスを失ったザックは悲しみに打ちひしがれる。
しばらくして、死んだはずのベスを見かけたザックは、警備員の兄カイルの静止を振り切ってベスの実家に侵入する。
するとそこには蘇ったベスがいたが、自分が死んだ事に関しての記憶を失っていた。
混乱するベスの両親モーリーとジーニー、そしてザックだったが、ベスと再び一緒に過ごせる喜びのほうが上回っていた。
しかしベスは死んだことになっているため行動に制限ができてしまう。
彼女に真実を告げるかどうかでベスの両親とザックは仲違いするが、ベスに真実を告げないときつく約束させられてしまう。
日光に当たれば肌が焦げ、突然暴力的になり、次第にベスは変わっていく。
ベスの両親との約束を破り、すでに死んでいる事を彼女に告げたザック。
するとベスはパニックになり、暴走をはじめる。
やがて町にはゾンビがあふれ始め、死んだはずの祖父がゾンビになって戻ってきたことで、ザックの家族はパニックに陥る。
ゾンビに詳しいと思われる、ベスの家の元家政婦パーリーンに助けを求めようとするザックだが、行方をくらました後だった。
やがてベスを閉じ込めていたモーリーが姿を消し、ジーニーにも限界が来たころ、ザックはベスをデートに誘うのだった。
映画『ライフ・アフター・ベス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ライフ・アフター・ベス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
注目度が高いキャスティング
「アメイジング・スパイダーマン2」でグリーン・ゴブリンを演じたデイン・デハーンが、主人公ザックを演じている。
ゾンビ化する彼女ベス役はオーブリー・プラザ。
終盤で傷心のザックといいムードになるエリカ役には、「イントゥ・ザ・ウッズ」でシンデレラ役を演じたアナ・ケンドリックと、新人若手俳優陣を多く起用した作品。
ザックの兄カインを演じたのは、ファッションモデルや人気ドラマへのレギュラー出演、ラジオ局の創設者の孫という肩書も持つマシュー・グレイ・ギュブラー。
「シカゴ」や「少年は残酷な弓を射る」など、アカデミー賞ノミネート作品に出演しているベテランのジョン・C・ライリーが、ベスの父親役として出演して脇を固めている。
中途半端なストーリー展開
説明や前置きもなくベスの葬儀から始まるストーリーは、“あまりにも突然の死”を表現するのに最適といえる。
しかし突然過ぎて内容が理解しにくく、ベスの死を悲しむモーリーやジーニー、ザックに感情移入できない。
ベスがなぜ亡くなったのかなど、生前のベスが全く描かれていないので、比較する対象が無くて序盤はとにかくわかりにくいストーリーだ。
ベスがあきらかに凶暴化していくと、ストーリーに面白味がわいてくる。
嫉妬もゾンビの感覚でされるので、車に轢かれてザックを止めたり、崩れていく顔で他の女性を罵ったりとズレてくる。
最終的には動かないようにと縛り付けられた冷蔵庫ごと、ザックと仲良くキャンプに出掛けて2度目の死を迎えるベスだが、出かける前に冷蔵庫ごとひっくり返ったりするのには笑える。
しかし、どこか淡々としすぎたストーリーに仕上がっていて、つまらなさを感じる部分も多い。
謎を残しすぎた作品
なぜベスがゾンビとして蘇ったのか、他にも墓から出てきたゾンビがいたが、どうしてそうなったのか。
それが一部の地域となっているが、原因は何だったのかなど、放り投げた部分が多すぎる。
モーリーの奇行を訴える使用人の親戚の話や、使用人パーリーンが行方をくらましたのはゾンビに関係しているのかなど、放り投げるにしてもヒントがあったほうが良い場面が多すぎる。
映画『ライフ・アフター・ベス』 まとめ
キャスティングがとにかく豪華な作品。
レオナルド・ディカプリオの再来といわれるデイン・デハーン主演のゾンビラブコメということもあって、注目度は高い。
しかし、消化不良のまま終わる展開もいくつかあり、真相は見る側にお任せ、というには納得できない多さ。
徐々にゾンビ化していく、オーブリー・プラザ演じるベスのメイクは見もの。
墓から出てきたばかりの頃は人間らしい見た目だったが、皮膚が崩れたり「フラメンコ」と言えなくなったり、最終的にはありふれたゾンビのように醜くなってしまう。
それでもザックを愛する気持ちは残るが、ザックとカインがベスをどうするかで揉める後ろで、冷蔵庫を背負ったままひっくり返って動けなくなるシーンには笑いが止まらない。
みんなの感想・レビュー
ベス役は、確かにアナ・ケンドリックではなく、オーブリー・プラザでした。
勘違いで、役者さんの名前を間違えてしまいました。
記事内容のほうを修正させていただきました。
ご指摘いただきありがとうございました!
アナケンドリックは最後に主人公と良い感じになる女の子役ですよ。ゾンビ化はしないです。
ゾンビ役の人の名前は忘れてしまいました。