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映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の概要:長年人々に愛され続けているサン=テグジュペリの『星の王子さま』をもとに、アニメーション映画化された感動作。大人になるとはどういうことか。自分が大人だと思っている人にこそ見て欲しい一作。

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映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の作品情報

リトルプリンス 星の王子さまと私

製作年:2015年
上映時間:107分
ジャンル:アニメ、ヒューマンドラマ
監督:マーク・オズボーン
キャスト:ジェフ・ブリッジス、レイチェル・マクアダムス、ポール・ラッド、バッド・コート etc

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の登場人物(キャスト)

少女(マッケンジー・フォイ)
完璧な人生を送るため、母親が決めた日々のタスクを淡々とこなしていた。しかし、老人との出会いを機に変化が生じていく。
星の王子(ライリー・オズボーン)
かつて、小さな星の王子さまだった少年。成長した現在は、何故か自分が王子だった頃の記憶を全て失ってしまっている。
飛行士(ジェフ・ブリッジス)
少女の隣の家に暮らす老人。変わり者で周囲からは浮いているが、少女にかけがえのないものを教えてくれる。
お母さん(レイチェル・マクアダムス)
少女の母親。シングルマザーで、少女に完璧な人生を送らせるため、あらゆることを管理している。

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のあらすじ【起】

その少女は、教育ママのもと『完璧な人生』を歩むため、完璧な毎日を送っていた。少女の生活は、母親によって分刻みでスケジュール管理がなされており、少女もそのことに対して特に疑問や不満を感じることもなかった。全ては、完璧な人生を送るために必要なことであるからだ。

しかし、ある日を境にそんな少女の生活は一変することになる。少女は、母親に連れられてとある街へ引越しをすることになったのだ。彼女達は、新しい住居で再び『完璧な毎日』を送り始めた。しかし、彼女達の隣の家には、とても変わった老人が暮らしていたのである。

そんな隣人と関わりを持つ気などさらさら無かった少女であるが、なんと、その家の飛行機のプロペラが暴走し、少女の家の壁を吹き飛ばしたのだ。これが、少女と老人の初めての出会いだった。しかし、だからといって少女の生活が変わるわけではない。その日の夜も、少女は自室にて勉強に励んでいた。そんな少女のもとに、一つの紙飛行機が飛んできた。その紙飛行機には、とある少年の物語が描かれていたのだった。

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映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のあらすじ【承】

それは、とても不思議な物語だった。主人公である男の子は、本当に小さい星に、薔薇と二人で暮らしていた。男の子はその星の王子様で、その薔薇を心から愛していた。しかし、愛し合っていたはずの二人は徐々にすれ違っていく。そして、王子はそんな状況に耐えきれなくなり、薔薇を星に残し、一人広い宇宙へと飛び立っていくのだった。

その紙飛行機に記されていたのはここまでだった。少女はくだらない、とその紙を捨てたものの、心の隅ではその物語の続きが気にかかっていた。そして、少女はとうとう好奇心を抑えきれなくなり、老人がプロペラで開けた穴から、老人の家に忍び込むのだった。老人は変わってはいたものの、とても心優しい人物だった。老人は少女を迎え入れ、かつて、自分が飛行士として世界を旅していた時に王子に会った話を語って聞かせてくれるのだった。

それからも、少女は老人の家に通うようになる。しかし、母親が設計した『完璧な人生スケジュール』には、そんな時間は設けられていない。少女は母親に気づかれないように、少しずつそのスケジュールを無視し始めたのだ。

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のあらすじ【転】

老人との日々は、少女にとってとても刺激的だった。それは、自分一人で机に向かっていても決して得ることはできない体験だった。しかし、ある日老人と車に乗り込んだ少女は、その車のせいで警察沙汰に巻き込まれてしまう。そして、少女の母親にもとうとう少女が老人と関わっていることがバレてしまうのだった。

当然、母親がそんなことを許すはずもない。さらに、追い討ちをかけるように、老人が身体を壊し病院へ運ばれてしまう。かなりの高齢である老人は、既に身体が弱っていた。老人を元気付けるために何かしたい。そう強く思った少女は、老人の作った飛行機に乗り込み、王子を探しに出るのだった。

少女を乗せた飛行機は、空高く飛び上がった。そして、暫く空の旅を楽しんだ少女は、とある街に辿り着く。そこは、一人も子供がいない、大人の世界だった。そんな世界で、少女は何をしてもドジばっかりの、頼りない青年と出会うのだった。そして、そんな青年と接するうち、彼こそがあの王子なのだ、と少女は確信する。

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、何故か王子は自分が王子だった頃の記憶を一切失っていた。困り果てた少女に、更なる試練が襲いかかる。この国の大人達は何故か子供を嫌悪していた。そして、まだ子供である少女を捕らえるべく、住民達が襲いかかってきたのだ。

少女は乗ってきた飛行機、そして、老人が書いた物語も奪われてしまう。しかし、そんな時王子の目にその物語が映る。それは、彼を主役にしたストーリー。その物語は、王子の心を動かした。王子は、自分の記憶を取り戻そうと葛藤を始めたのだった。そして、王子と少女は協力して大人達から逃げ出した。

取り戻した飛行機に乗り込み、空へ飛び出した二人。飛行機を飛ばしていると、二人の視界にとある星が入ってきた。それは、とても小さな星。その星には、一本の薔薇が咲いていた。それを見た王子は、全ての記憶を取り戻した。そして、王子は最愛の薔薇に会うため、少女に別れを告げるのだった。地球に戻ってきた少女は、慌ててとあることに取り組んだ。それは、王子の物語をまとめた本だった。そして、少女は母親と共に、その本を老人にプレゼントしに向かうのだった。

映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の感想・評価・レビュー

とても不思議なストーリーであったため、何度も見返した作品であった。母親が設計した完璧な人生を送るため、毎日欠かさず行っていた少女であったが、引っ越しがきっかけで隣の老人と出会い、様々な刺激的な日々を送るようになっていくシーンや、星の王子と会うために飛行機へ乗ったり、記憶を取り戻した王子とさよならをしたシーンなどが面白く、非現実的ではあるがとても興味深かった。地球へ戻った少女が星の王子について書いた物を、母親と一緒に老人へ届ける最後のシーンも、心が暖まった。(女性 20代)


「社会」という現実的な世界の中でストイックに過ごす少女が、隣人をきっかけに夢や想像力という子供らしい感情を持ち、優しい心を持ち始める展開はとても心が温まったが、アニメーション作品としては、とても大人向きで内容理解が難しい作品であると感じた。星の王子さまが「薔薇」と再会する物語にどのようなメッセージが込められているのかを考えたが、それを考えること自体、「大人」のやることなのだろうなと感じた。
子供らしく、ただ続きを楽しみに物語を読み、意図を考えず感じたままに結末を楽しむ…、そういった大人が忘れてしまった感覚を思い出させてくれるような作品である。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ①哲学的な原作

    本作品は非常に難しい作品。
    原作自体が絵本であるのに大人向けで、子供には理解できないのでは?と思う箇所がたくさんある。
    しかしこの物語で伝えたいこと、それは「大切な物は目では見えない」ということなのだ。
    それを回り道しながら伝えていく原作をそのまま映画にしてもわかりにくいため、きっと第三者の女の子を伝導師として作り、現代風にアレンジした物なのだろう。
    発想は斬新、かつ見やすい物語になっている。

    目に見えないものが大事だという表現をどのようにするかは難しく、演出力が問われるところ。
    それを子供目線でファンタジー化に成功したスタッフはさすがである。
    あくまで哲学的な理解を崩さず、友人関係の大事さや母親の過干渉な部分を比較に出すことでわかりやすさを生み出している。

    ベストセラーだと言う割に、日本での読書率が少ないのも文化的な理解の違いだろう。
    もう少し簡潔な翻訳が出来るともっと広がるではないかと個人的には思うのだが、それをしてしまうとこの本の醍醐味が失われるのだろうと思うと難しいところである。

    ②ビジュアルの美しさ

    子供の目から見ても楽しめるカラフルさが素敵な作品だ。
    全ての物に夢が溢れる映像が盛り込まれており、キャラクターになりやすい。
    そして王子様の原作を壊さず、かつキュートな見た目にこだわっている点も評価に値するだろう。
    いかに見やすくするかを研究されているのがよくわかる。

  2. 匿名 より:

    原作のファンであるが、内容を何度読んでも最後まで理解できることは無い。
    結局心の目で見ると言うことは、鑑賞の感想事態心で感じる物で、筆者からもお任せされているのだ。
    この原作は著者から読み手側に託されているのに、著者の理解を絶対に超えることが不可能な最高級に芸術性を感じる作品である。

    その原作をよくもここまで現代風にアレンジできたものであると感嘆の声が漏れる。
    ファンタジー風に手軽に見せてくれることにこだわりぬいた、最高のアニメーション映画である。

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