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映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

コアなファンも多い、他の店とは一線を画するヴィレッジ・ヴァンガード。本作ではなんと、そんなヴィレッジ・ヴァンガードが舞台となる。なぜ、ヴィレヴァンは人々を魅了し続けるのだろうか。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の作品情報

リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲

タイトル
リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲
原題
なし
製作年
2020年
日本公開日
2020年10月23日(金)
上映時間
不明
ジャンル
コメディ
監督
後藤庸介
脚本
いながききよたか
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
岡山天音
森川葵
最上もが
本多力
柏木ひなた
水橋研二
落合福嗣
小林豊
製作国
日本
配給
イオンエンターテイメント

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の作品概要

一体どこから集めたのだろう、という個性的な商品ばかりが並ぶ雑貨店、ヴィレッジ・ヴァンガード。日本の商品から海外の物まで、ありとあらゆる癖のある品物を取り扱うその店は、他の店にはない新鮮さを味わえるということで熱心なファンが多くいる。しかし、このヴィレッジ・ヴァンガードが映画の舞台になるとは、一体誰が想像できただろう。謎に包まれたヴィレッジ・ヴァンガード。実情は分からないが、きっと面白いであろうその舞台裏が、とうとう本作で明かされる。本作を見ると、あなたもヴィレッジ・ヴァンガードで働きたくなるかもしれない。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の予告動画

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の登場人物(キャスト)

杉下啓三(岡山天音)
自称『空っぽ』の大学生。ヴィレッジ・ヴァンガードでバイトを始めてから、刺激的な毎日を送っていた。
小松リサ(森川葵)
サブカル魂を胸に秘めた文学少女。しかし、何者かに洗脳されサブカルを捨て、暗黒側に落ちてしまう。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』のあらすじ(ネタバレなし)

杉下啓三は、特に人生に大きな喜びもなく無気力な毎日を送っていた。しかし、そんな彼の空っぽな日々も終わりを迎えることになる。杉下は、とあるバイトを始めたのだ。そのバイト先は、CDや本、雑貨などあらゆるカルチャーを取り扱ったヴィレッジ・ヴァンガード。取り扱っている商品も働いているスタッフも一風変わったものばかりというその職場で、杉下の毎日は輝き始めた。しかし、ある時出勤した杉下は、自分の毎日に刺激が足りないということに気がついた。なんと、ヴィレヴァンから突如としてサブカルが消え去っていたのだ。自分がこよなく愛していたサブカルを取り戻すべく、杉下は仲間達と共に立ち上がる。果たして、彼らの刺激的でバカバカしい毎日は戻ってくるのか。

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映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の感想・評価

ヴィレヴァンの世界観

ヴィレッジ・ヴァンガード、通称ヴィレヴァンに行ったことはあるだろうか。一度行った人ならば分かると思うが、ヴィレヴァンの最大の特徴はその無秩序な世界観。スタッフが面白いと感じるものをとにかく置いたのだろうという雑多感が店内全体に広がっている。しかし、それこそがヴィレヴァンの最大の魅力なのだ。他の店では中々見られないような個性的すぎる物や、どこから見つけてきたんだというレアな物まで、ヴィレヴァンには何でも揃っている。その中から、自分に合った掘り出し物を見つけるのが面白いのだ。本作では、そんなヴィレヴァンで働く人達が主人公として描かれている。あれだけ個性的な店で働く従業員なのだから、きっとみんな個性豊かで面白いに違いない。ヴィレヴァンの唯一無二の世界観にどっぷり浸かってみよう。

サブカルは人生を豊かにする

サブカル、サブカルチャーは日本が誇る偉大なる文化の一つ。むしろ今は、日本イコールサブカルチャーの国という印象を持っている外国人も多いのではないだろうか。それだけ、世界において日本のサブカルチャーは抜きん出ているのである。以前は、白い目で見られることも多かったサブカルチャー。しかし、こういった背景もあり、日本国内でも、以前よりもサブカルチャーが世間に認知され、そして許容されるようになってきた。自分の趣味に人生を救われた、趣味のおかげで日々の辛い仕事をなんとか乗り越えられているという経験をした人も多いのではないだろうか。それだけ、サブカルチャーは人々にとって必要不可欠の存在となったのである。もし、そんなサブカルチャーが無くなってしまったら。考えただけでゾッとする話である。主人公達と一緒に、サブカルチャーを取り戻す旅に出かけよう。

カルト的人気を誇ったドラマ作品

実はこの作品、元はドラマシリーズだったのである。2019年に公開されたドラマは、東海3県のみで公開されたにもかかわらず、2020年には続編、さらには本作にあたる映画版が公開されるという爆発的人気を誇った。なぜこのシリーズがそれほど人達に愛されたのだろうか。それは、本作が持つ唯一無二の世界観にあるのだろう。ヴィレヴァンが持つ世界観、そして、この作品が持つ世界観にカルト的ファンがついたのだ。確かに、こんな滅茶苦茶なドラマは他に存在しない。ヴィレヴァンに実際にある商品で次々と事態を解決していくというその展開には、ヴィレヴァンによく足を運ぶという人からすればたまらない展開だろう。あなたは果たして、このカルト的作品にハマるだろうか。一度でもヴィレヴァンに足を運んだことがある人ならば、その魅力が分かるはず。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の公開前に見ておきたい映画

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ピクセル

オタクの力強さは何も日本におけることだけではない。海外においても、オタクのバイタリティは変わらない。本作の主要登場人物達は、全員がかつて幼い頃友人達から喝采を浴びたゲームの天才ばかり。しかし、時の流れというものは残酷である。成長するにつれ、彼らの周りはゲームから興味を失い大人になっていく。しかし、変わることができない彼らは徐々に冴えない人生を送っていくことになるのだった。かつて、NASAはまだ見ぬ異星人との交流のため、ゲーム映像などを含むビデオレターを宇宙へと打ち上げた。そして、奇跡的にそのビデオレターは本当に宇宙人の目に止まったのだ。しかし、一つ誤算が起きる。なんと、宇宙人はそれを地球人からの宣戦布告だと捉えてしまったのだ。地球に送り込まれてくる刺客達。そして、それに立ち向かうべく採用されたのが、かつて輝きを放った、今は冴えないゲームオタク達!

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海月姫

何かと馬鹿にされることも多いオタクという属性。しかし、オタクが時に発揮する行動力と発想力は目を見張るものがあるのだ。最新作の主人公も、サブカルをこよなく愛する所謂オタクの一種。そして、本作で活躍する女性達も皆、何かしらのジャンルにおける超ド級のオタクなのである。海月をこよなく愛する海月オタク、月海は天水館というレトロなアパートで暮らしていた。そして、そのアパートに暮らすのは三国志オタク、鉄道オタクといった何らかの形のオタクばかり。趣味に生きる楽しい毎日を送っていた月海だったが、ある日突然蔵之介という美少年と出会う。蔵之介は大物政治家の息子で容姿端麗という完璧な存在ながら、女装という趣味を持っていた。そして、全くタイプの違うように思われる月海と蔵之介は意気投合し…?

詳細 海月姫

ホーム・アローン

悪者を倒し、世界を救うのはいつだって超人的な力を持つスーパーヒーロー達…というわけではないのだ。ごく普通の一般人である私達にも、そういったことはできるのである。今作の主人公達がキーアイテムとして使うのは、ヴィレッジ・ヴァンガード内においてある商品。普通の店では中々お目にかかれない商品ではあるとはいえ、あくまでも武器などではない一般の物ばかり。しかし、使い方によっては、それも十分立派な武器になるのである。本作の主人公も、どこにでもある普通の物を使って、見事悪役を撃退してみせる。主人公達がどのようにしてその道具を活用してみせるのか、そして、自分であればどのようにしてその窮地を脱するのか考えながら見るとより一層楽しめる。

詳細 ホーム・アローン

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』の評判・口コミ・レビュー

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』のまとめ

本作は個性がずば抜けた店であるヴィレッジ・ヴァンガードを舞台とした、唯一無二の世界観を持つ映画。そんな個性的映画を象徴するかのように、キャスト陣もジャンル問わず、個性派ばかりが集められている。アイドルグループからは私立恵比寿中学、SKE48、BOYS AND MENのメンバーが集結。さらには個性派俳優である滝藤賢一や、元『でんぱ組。』のメンバーでありサブカル好きを公言している最上もがも名を連ねる。実際に日本のサブカルチャーを愛し、そして、牽引してきたキャストによって描かれているため、役者陣の熱量も凄まじいものとなっている。役者陣と一緒に、サブカルへの愛を叫ぼう。

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