映画『リヴィッド』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「リヴィッド」のネタバレあらすじ結末と感想

リヴィッドの概要:新人看護師のリュシーは、先輩看護師と共に古びた屋敷に訪問介護に向かう。中には酸素マスクを着け植物人間の老女がいた。彼女には莫大な遺産があるという。この事実が屋敷に隠された悲劇を抉り出し――痛烈な迄のゴシック・ホラー。

リヴィッドの作品情報

リヴィッド

製作年:2011年
上映時間:92分
ジャンル:ホラー、ファンタジー
監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
キャスト:クロエ・クルー、フェリックス・モアティ、マリ=クロード・ピエトラガラ、カトリーヌ・ジャコブ etc

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リヴィッドの登場人物(キャスト)

リュシー・クラヴェル(クロエ・クールー)
若き看護師の見習い。先輩のカトリーヌと共に訪問介護に回ることとなり、惨劇に巻き込まれる。母が自殺しており、心の傷が癒えないままに父は新しく恋人を作ってしまい、家庭環境も精神面もどこか不安定な面を隠し切れない。
カトリーヌ・ウィルソン(カトリーヌ・ジャコブ)
リュシーの先輩看護師。老人の扱い方・あしらい方にも慣れたベテランで良き上司。
デボラ・ジェセル(マリ=クロード・ピエトラガラ)
山奥の大きな屋敷で、酸素マスクをつけたまま寝た切りになっている高齢老女。屋敷の中に「巨額の宝物」を隠しているらしく、それが悲劇の引き金となる。
アナ(クロエ・マルク)
デボラの娘で、口がきけなかったらしい。幼いうちに亡くなってしまったようだが……。
ウィリアム(フェリックス・モアティ)
リュシーの恋人。父と漁師をして暮らしており、仕事に不満はないが何か一山当てたいとの願望の強さがあり、それが災いして事件に大きく巻き込まれてしまう。
ベン(ジェレミー・カポーヌ)
リュシー、ウィリアムの友人。母の経営するバーで働いているが、ウィリアムの一攫千金の話に乗ってしまったばかりに……。

リヴィッドのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『リヴィッド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

リヴィッドのあらすじ【起】

フランスの海辺の港町。少女が行方不明になる事件がた多発していた。そんな中、見習い看護師のリュシーが先輩のカトリーヌの車に連れられ研修のために訪問介護に向かう。1軒目はアンドレという名の老人の家だ。アンドレに注射を施し、次の家へと向かうリュシー達。2軒目は寝た切りの老人、マディ。トイレに行けない彼の下の世話をしてやり、3軒目へ。森の奥深いところにある古い屋敷で、カトリーヌは「ここは貴女では手に負えないから待っていて。ラジオは消しておくように」と警告し彼女を待たせる。しかし、好奇心に負けたリュシーはこっそり屋敷の中へと侵入する。中にはバレリーナの写真が壁に沢山貼られており、また動物のはく製も多く、やたらに目を引くがリュシーは構わず最上階へ。そこには酸素マスクをつけ、目を閉じたままの老女がベッドに眠っていた。傍にいたカトリーヌは、「彼女はかつて厳しいバレエの先生だった。今は寝たきりだけど」と説明する。老女の名はデボラといい、かなりの金持ちらしい。しかし、デボラの一人娘は口がきけず早いうちから亡くなっているため多額の遺産を受け取る人間がいないとのこと。代わりに、植物人間も同然のデボラへの治療費にあてられているようだ。

訪問介護が終わり、明日もまた会う約束をし別れる2人。リュシーが車を後にした後で、カトリーヌは車を走らせる。そして何故か、路上を自転車で走っている少女へと近づいたかと思うと何故か彼女に幅寄せし、攫おうとでもいうのだろうか? 直前で画面は暗転する。

一方リュシーは港で煙草を吸いながら、恋人のウィリアムと合流する。彼は父親と漁船に乗って漁をしながら暮らしているようで、リュシーといちゃついていると父にどやされてしまうのだった。そのままリュシーとウィリアムは友人ベンの経営するバーに飲みに行く。そこでリュシーは今日行った屋敷の話をし始めた。「勿論知っているさ。絶対に行くなとママが言っていたな」とウィリアムが答えると、「まさか行ったのか?」と興味津々に食いついてくる。リュシーは「100歳は超えた老婦人がいたわ」「何だ。つまんねえな」――謎の多かった屋敷なだけに落胆した様子を魅せるウィリアムだったが、リュシーは続ける。「意識はないけど、お金はある。家に宝を隠しているらしいけど、誰も見つけられないって」。その言葉は一気にウィリアムの好奇心に火を点けた。探しに行こうと提案する彼に猛反対し、しまいには怒ってそのまま帰ってしまうリュシー。

一方その頃、先程の少女を攫ったカトリーヌは――、映し出される血に塗れた浴槽。彼女は何故か、先程の自転車の少女の遺体を解体していた。

リヴィッドのあらすじ【承】

リュシーが帰宅すると、父親は恋人の女と電話中のようだった。リュシーの母が自殺して間もなく、心の傷も癒えないうちに父は恋人を作り同居も考えているらしい。複雑な境地のまま、リュシーは自棄になったのもあってかウィリアムの話に乗ることに決めてしまった。友人のベンも加え、3人の計画が始まった。その日の晩はハロウィンで、不気味な仮装をした子供達におちょくられつつも屋敷へ向かう。屋敷に辿り着き、窓から忍び込む3人。蜘蛛の巣だらけで薄汚れた不気味な内部から階段を上がっていくと、ようやく屋敷内部の拓けた場所へと出られることに。銀の食器やハサミなどを見つけるが大した値打ちにはなりそうにならず、それでも歩いているとベンが狼のはく製に驚いて壺を割ってしまう。屋敷はあちこち鍵がかけられていて、鍵のかかっていない部屋へと入ると人形や子供用のベッドのようなものが置かれた部屋のようだった。例の、口がきけないまま死んだ娘の部屋なのだろう。部屋の奥には、動物の剥製たちが椅子に座り、テーブルを囲んでお茶会をしていた。一通り部屋を回り終えるが鍵がかかっていてばかりで進めない。やはり何か隠してあるに違いないというウィリアムに、リュシーは昼間の訪問介護の時デボラがペンダントにつけていた鍵のことを思い出す。どうせ意識がないのなら持っていこう、と一同は最上階にあるデボラの部屋へと向かうとそれを奪ってしまう。

再び降りてきて鍵を差し込むが開かず、「鍵を返してもう帰りましょう」と諭すリュシー。しかし躍起になったようにウィリアムは言うことを聞かず果ては鍵を壊して中へ侵入する。結局部屋のどこにも宝らしきものはなく「くそババア!」と悪態まで突き始める始末。中へと進んでいくと、不自然に白い布のかけられた「何か」が立っているのを見つけ出す。布を外すとその「何か」は……全身真っ白なバレリーナのドレスを着た、リュシー曰く「死体よ。デボラの娘の」……とのことである――死体のはく製、これが彼女の宝だったのだ――見た目は両目を縫い合わされた少女の人形だ。ベンがはく製の床の下にあった仕掛けに気付き操作すると、台座に乗った少女のはく製がゆっくりと廻り始めオルゴールの音色が流れ出す。不気味がったウィリアムが化け物め!とそれを蹴り飛ばしてしまい、同時に人形の首が折れてしまう。その途端、上の階から何かの物音がし始める。段々と近づいてくるその音に恐れをなした一同は急いでその場から離れようとするが侵入経路として使った窓にはどういうわけなのか鉄格子がされている。リュシーがデボラの部屋に窓があるからそこへ向かうことを提案する。謎の音が聞こえてくるのは上階なのでウィリアムもベンも嫌がるが他に手立てもなく、仕方がなしに走り出す。

リヴィッドのあらすじ【転】

デボラの部屋へと入ると、ベッドの上にいた筈のデボラの姿がない。おまけに昼間は空いていた筈の窓が開かなくなっており、完全にパニックに陥ってしまう。それぞれが窓を確認している最中、ベンの背後には酸素マスクをつけた老女の姿が佇んでおり、気付いた時には襲われ気絶してしまう。ベンを探してまわるリュシーとウィリアムだが、この時既にベンは扉のない謎の部屋に監禁されていた。棚にはホルマリン漬けの赤子達が大量に敷き詰められており、くるくると回る奇妙な照明といい訳の分からない機材といい、何とも不気味な室内だった――その時、室内から人の気配と笑い声が響いてくる。鉄パイプを構え怯えるベンだったが、近づいてくる笑い声と共にやがて暗闇からナイフが飛んでくる。脚に攻撃を受け怯むベンに、白いベールを被り、バレリーナの姿をした3人の少女達がまるで踊りながら現れる。歌うようにして笑いながら、彼女達はベンの脚、首、うなじを切りつけ、殴り、蹴り飛ばし、やがてベンは大量の血を零しながら死亡する……。

ベンを探しながら、何とか出口が開かないかと道具を使って扉をこじ開けようとするウィリアムの隣でリュシーは古ぼけた母子の写真を見つける。そこには「デボラとアナ」と書かれており、娘の名がアナだということを知る。リュシーはアナの部屋へ向かうべきだと言うがウィリアムは扉を開けることに夢中になっており聞く耳を持たない。リュシーは1人ででも行く、と単身階段を上がっていく。先程の子供部屋で洋服ダンスを開けていると、お茶会をしていた動物のはく製達の首が一斉にこちらを向く。驚いて振り返ると、はく製達のいる暗がりから手を伸ばしてくる人物がいた。それは、口に酸素マスクをつけた例のデボラ夫人のようだ。その手に誘われるよう、リュシーが彼女の手を取ると心の中に直接過去の映像が流れ始めた。

映し出されたのは若かりし頃の、熱心なバレエ指導者だった時代のデボラ。この屋敷でデボラは少女達にバレエを教えていたが生徒のオフェリが上手くできないことに腹を立て彼女をレッスンから出て行かせる。別室で悲しみに暮れるオフェリだったが、その様子を1人の少女がドアの隙間から覗き込んでいる。途端、轟く少女の悲鳴。オフェリのものかはたまたそれは――、事情を察しているのかデボラはすぐに他の生徒らを帰らせ悲鳴のした部屋へと駆ける。そこには首筋から血を流し倒れるオフェリの死体と、口元を真っ赤に濡らした少女……そう、この少女こそがデボラの愛娘で口がきけないというアナである。アナは外に出るなと言われたにも関わらず屋敷の外へ出て行くと、やがて日光に蝕まれ、みるみるうちに皮膚が爛れてしまう。宙に浮かんでいく彼女の体を抱きとめながら、「夜中でも外に出ては駄目」と警告するデボラ。デボラとアナの正体は、日光も月光も浴びられない、何と吸血鬼だったのだ。

リヴィッドの結末・ラスト(ネタバレ)

一方、外に出ようと1人乱心気味に工具を振り回すウィリアム。背後から謎の声に名を呼ばれ、「リュシーなのか?」と尋ねかけるが返事はなく、尻込みしながら向かった先には布を被ったベンらしき人物が立っていた。何故か顔面を覆う布は血まみれで、おまけに酷く息が荒い。恐る恐る布を外すと、首の千切れかけた血まみれのベンがそこにはいた。生きているのもおかしな状態であるにも関わらず、ベンはウィリアムに飛び掛かってくると馬乗りになりウィリアムの目を潰そうとしてくる。自らを守るため、手短にあったハサミでベンに対抗するが既に死人の彼には痛みの感覚がないのかあまり効果がない。必死の抵抗の末にベンの首の骨を折るウィリアム。あまりに突然すぎる出来事が立て続き、わけもわからず叫ぶことしかできないウィリアムの背後に酸素マスクの老女・デボラが迫る。ウィリアムの悲鳴を別室で聞きながら、扉が開かずにどうしようもできないリュシー。やがてマスクを外したデボラがウィリアムの頭部噛り付き、倒れたウィリアムに這い寄ると、最後は首筋から吸血し彼は死んでしまう。

ようやく部屋の外に出ることが叶ったリュシーだが全てが既に遅く、ウィリアムもベンも絶命した後だった。リュシーはアナの人形があった部屋へと戻るとその顔にそっと触れた。再び流れる過去の映像。若かりし頃のデボラ。「さあ踊りなさい。太陽、月、そして全ての生物から見放されたあなたにはここしかないのよ」――アナを抱きしめるデボラ。しかし次の瞬間には鬼のような表情になり「逃げようなんて考えないことね」と語気を荒め、虐待と思われてもおかしくない程に厳しく指導する――ここまでの映像を見て、リュシーは悲しそうに呟く。「アナ。あなたは死んでないのね。壊れているだけ……」するとアナは再びオルゴール音と共に踊りだしたかと思うと、壊れた人形のようにその場から動き始めた。そして突然リュシーに襲い掛かり噛みつこうとするがリュシーも反撃し素手で突き飛ばす。危機を脱したリュシーの元に現れたのは、何と看護師の先輩・カトリーヌだった。驚愕するリュシーに有無を言わさず腹部を殴りつけ気絶させるカトリーヌ。

気付くとリュシーは、どこかの部屋で拘束されていた。「何をしているの……?」と恐怖におびえる彼女にカトリーヌはにべもなく「宿題よ」と答える。カトリーヌとデボラはグルだったようで、朦朧としながら過去の映像を再び見る。

その虐待に近い指導の現場を目撃したのは生徒のうちの1人の少女、ウィルソン。秘密を知ってしまった彼女はアナの仲間として、先にアナに殺されたオフェリと共にはく製人形にされていたのだ……目覚めたリュシーの腹部をメスで切ると中に蛹を入れ両目を縫い合わす。そう、アナと同じような状態にされたのだ。母の幻影を見ながら痛みにのけぞり、口から羽化した蛾を吐き出すリュシー。傍にいたアナも同じよう口から蛾が飛び出してくる。再びそれぞれの口の中へと戻っていく二匹の蛾――。

再び目覚めたリュシーの目は両目共に開いていたが、先の手術のせいでアナはリュシーの身体を手に入れることになったのだった。リュシーの身体を手に入れたアナは、再びバレエを強要する母デボラとカトリーヌをハサミであっさり刺し殺し、かつてはアナだったリュシーの縫合された目を開いてあげ、己の血を与えて彼女を復活させた。まだ死んでおらず、再び起き上がったデボラを2人は顎を裂いて殺し、共に屋敷の外へと出て行くのだった。アナは外の世界を珍しそうに眺める。やがて2人は夜が明けた頃に、海へと向かう。リュシーはそのまま崖から落ちたかと思うと、その状態で空へと浮かんでいく。日光に肌が徐々に剥がれ落ちていくのだが、その顔は安らかなまでの笑顔を浮かべている――それを見届けたアナも、微笑を浮かべるのだった。

リヴィッドの感想・評価・レビュー

ホラー足すダークファンタジーといった趣だろうか?最初は純粋なホラーと見ていたが、終盤からはファンタジー色が強い。監督が『屋敷女』と同じ方なので、ストーリーよりも純粋に雰囲気を楽しむのが正しい鑑賞法なのかもしれない。最後の方でアナが血を与えてリュシーを復活させる件は説明がなかったのだが、吸血鬼だから……なのだろうか?正直凄く難解な作品ですが、屋敷の不気味さやバレリーナの姿をした少女殺人鬼などゴシック感満載の映像美は好みだ。(MIHOシネマ編集部)

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