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映画『マリッジ・ストーリー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『マリッジ・ストーリー』の概要:劇団演出家と女優の夫婦による離婚劇を描いた恋愛ドラマ。2人が息子の親権を争いながら離婚に至るまでをユーモラスに描く。第92回アカデミー賞で作品賞など6部門にノミネートされ、助演女優賞を獲得した。

映画『マリッジ・ストーリー』の作品情報

マリッジ・ストーリー

製作年:2019年
上映時間:136分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:ノア・バームバック
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライヴァー、ローラ・ダーン、アラン・アルダ etc

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映画『マリッジ・ストーリー』の登場人物(キャスト)

ニコール(スカーレット・ヨハンセン)
ロサンゼルスで生まれ育ち、青春映画で名を馳せた映画女優。チャーリーとの出会いを機に舞台女優に転身する。しかし、そのことで自分のキャリアを犠牲にしたと感じるようになる。
チャーリー(アダム・ドライバー)
インディアナ州からニューヨークに移り住み、劇団演出家としての道を歩む。几帳面な性格で、ニコールとの結婚後に才能を開花させる。陰で劇団員と浮気をしてしまう。
ノラ(ローラ・ダーン)
離婚を専門とする弁護士で、ニコールに雇われる。ニコールの境遇に親身になり、ニコールの条件をすべて勝ち取るために腕を発揮する。

映画『マリッジ・ストーリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マリッジ・ストーリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マリッジ・ストーリー』のあらすじ【起】

ニューヨークで離婚の調停係に会ったニコールとチャーリーはお互いの良いところを書き合う。しかし、ニコールはそれを読むことを拒み、帰ってしまう。ニコールはチャーリーが演出する劇に出演する。実はニコールにとってこの日が最後の舞台だった。ロサンゼルスでテレビドラマに出演ことになっていたのだ。自宅に戻りチャーリーから最後となる演技指導を受け、ニコールは涙する。

ニコールは息子とロサンゼルスの母親の元で暮らし始める。そして、スクリーンテストに臨んだニコールはスタッフから離婚専門の弁護士ノラを紹介される。

ニコールはノラと面会し、チャーリーとの出会いから離婚に至った経緯を説明する。それなりの名が知れた映画女優だったが、チャーリーの舞台に出るようになったことで、チャーリーが有名になる反面、自分が無名になっていたことを打ち明ける。そしていかに自分を見失ってしまったかを話す。ノラはニコールを抱きしめて慰める。ニコールはロサンゼルスまで訪ねてきたチャーリーに離婚の書類を渡す。

映画『マリッジ・ストーリー』のあらすじ【承】

チャーリーも敏腕弁護士に会いに行く。そして、ロサンゼルスで結婚し、息子がロサンゼルスで生まれ、裁判をロサンゼルスで起こされているのはチャーリーにとって不利だとの説明を受ける。弁護士報酬が高額すぎるためにチャーリーは敏腕弁護士に依頼するのを諦める。

ニューヨークに戻ったチャーリーにノラから電話があり、弁護士を雇って回答書を用意するように指示を受ける。仕方なくチャーリーはロサンゼルスに飛び、息子を迎えに行く。しかし、息子はニコールに懐いてしまっていた。チャーリーは息子を連れながら弁護士探しをする。そして最後に庶民派弁護士を見つけ出す。庶民派弁護士は、チャーリーにロサンゼルスに部屋を借りるように勧められる。

チャーリーはハロウィーンを息子と過ごすためにフランケンシュタインの衣装を持ってきていたが、息子はニコールが用意した忍者の衣装を選ぶ。チャーリーは慣れないロサンゼルスの街中を息子と巡るが、お菓子を全然集められずに終わる。更に息子からロサンゼルスに住みたいと言われてしまう。

映画『マリッジ・ストーリー』のあらすじ【転】

チャーリーはロサンゼルスで暮らすことについてニコールを問いただす。一方、ニコールはチャーリーが劇団員と浮気していた証拠のメールを見たと言い返す。2人は弁護士を介して会うが、ロサンゼルスで生活することを求めるニコールとニューヨークに住み続けたいというチャーリーの主張は平行線となる。しかし、庶民派弁護士がチャーリーに妥協を促したため、チャーリーは解雇を決める。

離婚協議の最中でありながらも、チャーリーは停電で困っていたニコールを助けに行く。そして、チャーリーのボサボサの髪を見たニコールはチャーリーの髪を切ってあげる。

チャーリーは敏腕弁護士を連れて裁判所にやって来る。離婚訴訟では、チャーリーが不倫していたことや、ニコールの飲酒癖など醜い中傷合戦となる。裁判長は、調査員を派遣して最終的な判決を下すことを決める。ニコールは弁護士抜きでの解決を求めてチャーリーに会いに行くが、2人は怒鳴り合ってお互いの悪口を言い合ってしまう。チャーリーは泣き崩れ、ニコールはチャーリーの背中を優しくさする。

映画『マリッジ・ストーリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

チャーリーはロサンゼルスのアパートに植木や写真を飾って、生活感があるようにアレンジする。そして、息子に調査員が尋ねて来る時に普通に振る舞ってほしいと頼む。一方でニコールは、調査員が訪ねて来たときのやり取りをノラと練習する。調査員がチャーリーの元を訪ねて来る。チャーリーは夕食の支度をしながら、息子との生活について説明する。しかし、息子が食事や勉強の時にぐずってしまい、チャーリーの努力は空回りしてしまう。

ニコールはホームパーティーで母と姉と一緒に歌を披露する。そしてノラからチャーリーがロサンゼルスへの移住を認めたことを報告される。チャーリーとニコールはそれぞれの家で離婚書類に署名する。

1年後のハロウィーンを迎え、チャーリーはロサンゼルスのニコールの実家を訪ねる。ニコールには恋人ができており、監督業にも挑んでいた。息子は、ニコールがチャーリーの良い点を書いた書類を朗読していた。チャーリーはそれを一緒に読んで涙ぐむ。ニコールの計らいで、この日はチャーリーが疲れた息子の世話をすることになる。チャーリーは息子を抱いて出発しようとするが、ニコールがチャーリーの靴紐がほつれているのに気付き、結び直してあげる。

映画『マリッジ・ストーリー』の感想・評価・レビュー

ネットフリックスのオリジナル作品。批評家から絶賛されたのも納得の出来映えで、ノア・バームバック監督の最高傑作だ。自身の離婚体験に基づいて作られたというだけあって、作品内の出来事も現実味があり、登場人物の心理描写も非常に真に迫ってくるものがある。監督が注目されるきっかけとなった『イカとクジラ』も離婚をテーマにしていたが、あちらが子供の視点で描いていたのに対し、こちらは夫婦目線になっている。(MIHOシネマ編集部)


愛し合い、共に生活を築き上げてきた大事な人と分かり合えないのは本当に辛い。泣きながらお互いを傷つけ合い喧嘩するシーンでは、思わず一緒になって泣いてしまった。どちらかが悪いと言えるような簡単なものではないのは、それだけ彼らが共に歩んできた時間や生活があるから。

普段の何気ない会話の中に、夫婦がすれ違ってしまった背景が垣間見え、脚本や演出の巧さ、そして何よりアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンの生々しく切ない演技が素晴らしかった。(女性 20代)

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