専業主婦の伊佐山菜美と夫の勇輝には秘密があった。実は、菜美は某国の元特殊工作員だった。そして、勇輝は公安警察官で菜美を監視する役割を担っていた。とある事件で菜美が記憶喪失になったため、二人は名前を変えて新たな生活を送ることにした。
映画『奥様は、取り扱い注意』の作品情報
- タイトル
- 奥様は、取り扱い注意
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2021年3月19日(金)
- 上映時間
- 119分
- ジャンル
- アクション
ヒューマンドラマ
コメディ - 監督
- 佐藤東弥
- 脚本
- まなべゆきこ
- 製作
- 枝見洋子
飯沼伸之
和田倉和利
坂本忠久 - 製作総指揮
- 伊藤響
西憲彦 - キャスト
- 綾瀬はるか
西島秀俊
鈴木浩介
岡田健史
前田敦子
鶴見辰吾
六平直政
佐野史郎 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『奥様は、取り扱い注意』の作品概要
2017年10月~12月の期間に、日本テレビ系列で放送されていた人気連続ドラマの劇場版作品。綾瀬はるか×西島秀俊が元特殊工作員×妻を監視する公安警察官という特殊な関係の夫婦を演じており、様々な事件に巻き込まれる様子が描かれている。今回、二人は新エネルギー源「メタンハイドレード」の開発を巡って巻き起こる事件に遭遇する。鈴木浩介、岡田健史、前田敦子、鶴見辰吾など新人俳優から実力派俳優まで、豪華なキャストが出演している。
映画『奥様は、取り扱い注意』の予告動画
映画『奥様は、取り扱い注意』の登場人物(キャスト)
- 伊佐山菜美(綾瀬はるか)
- 元特殊工作員。勇輝の妻で、専業主婦。とある事件をきっかけに記憶喪失になる。現在は「桜井久実」という名前に変えて暮らしている。
- 伊佐山勇輝(西島秀俊)
- 公安警察官。菜美の監視を行っている。現在は「桜井裕司」という名前に変えて暮らしている。心優しい人物。
- 矢部真二(鈴木浩介)
- 高校の生物教師。新エネルギー源「メタンハイドレード」調査基地の建設反対派の一人。
映画『奥様は、取り扱い注意』のあらすじ(ネタバレなし)
伊佐山菜美は専業主婦で、夫の勇輝と幸せな日々を送っていた。しかし、この二人には大きな秘密があった。勇輝は公安警察に所属する警察官で、元特殊工作員の菜美を監視しているのだ。勇輝はその事実を菜美に打ち明けた。
菜美がとある事件に巻き込まれ、記憶を失ってしまう。菜美は「桜井久実」、勇輝は「桜井裕司」という名前に変え、二人で新たに生活を始めた。二人が引っ越した場所は、地方都市・珠海市。そこでは、新エネルギー源「メタンハイドレード」の開発推進派と反対派で争いが起きていた。
公安警察は新エネルギー源「メタンハイドレード」の開発を巡り、危険な陰謀が潜んでいることを突き止める。そんな中、勇輝は上司の池辺章に、公安の味方にならないのなら妻を殺すよう指示される。二人の夫婦生活は一体どうなってしまうのか!?
映画『奥様は、取り扱い注意』の感想・評価
人気ドラマの劇場版作品
『奥様は、取り扱い注意』は日本テレビ系列で、2017年10月~12月の期間テレビドラマが放送されていた。テレビドラマの原案・脚本を担当したのは金城一紀。映画化もされた小説『GO』で「第123回直木三十五賞」を受賞している人物である。
主人公の伊佐山菜美は、某国で特殊工作員として活躍していた。しかし、彼女の心には「穏やかな生活」への強い憧れがあった。菜美は自殺したように見せかけて日本に逃亡し、派遣社員として働き始める。そんなある日、合コンで伊佐山勇輝に出会い、恋に落ちる。菜美と勇輝の幸せな結婚生活と共に、菜美の周囲で起きる様々な事件がテレビドラマでは描かれていた。
テレビドラマのラストでは、勇輝が現役の公安警察官で菜美を監視していたことが発覚する。そして、勇輝が菜美に銃を向け、発砲音が鳴り響いたところで物語が終了した。劇場版はドラマの続編となる物語で、二人の結婚生活の続きを見ることができる。
劇場版でも波乱に満ちた二人の結婚生活
主人公の伊佐山菜美が、とある事件をきっかけに記憶喪失になってしまう。伊佐山夫妻は「桜井久実」、「桜井裕司」という名前に変え、新天地で新たな生活を始めた。二人が引っ越した場所は、地方都市・珠海市。そこでは新エネルギー源「メタンハイドレード」の開発を巡り、綺麗な海を守りたい反対派と市長を中心とした推進派で争いが起きていた。
新エネルギー源「メタンハイドレード」の開発の裏に、恐ろしい陰謀が潜んでいた。その陰謀は国家の危機を招くとして、公安警察は警戒を強める。そんな中、伊佐山勇輝は公安の味方にならなければ菜美を始末するよう上司に指示される。果たして二人の関係はどうなるのか、陰謀を食い止めることができるのか、テレビドラマ版よりスケールアップした波乱に満ちた展開が楽しめる。
綾瀬はるか×西島秀俊×新キャスト
物語の中心となる伊佐山菜美・勇輝夫妻を演じたのは、テレビドラマ版と同じく女優の綾瀬はるか&俳優の西島秀俊である。元特殊工作員×公安警察官という特殊な夫婦のため、アクションシーンも見どころの一つとなっている。きっと映画ではテレビドラマ版よりもさらに迫力のあるシーンに仕上がっているはずなので、ぜひ期待して欲しい。
綾瀬はるか&西島秀俊と共に本作を盛り上げているのは、豪華な新キャストの存在である。海を守るために開発反対派として活動する高校教師・矢部真二役で実力派俳優の鈴木浩介、矢部の教え子である岩尾珠里役で最近注目の新人俳優・岡田健史、伊佐山菜美を担当するカウンセラー役で女優の前田敦子、伊佐山勇輝の上司役で名俳優の小日向文世などが出演している。
映画『奥様は、取り扱い注意』の公開前に見ておきたい映画
カイジ 人生逆転ゲーム
佐藤東弥の代表作。福本伸行原作の青年漫画『賭博黙示録カイジ』を元に制作されている。藤原竜也が主人公の伊藤開司を演じており、天海祐希、香川照之が共演している。22.5億円の興行収入を得ており、2020年1月10日にはシリーズの3作目となる『カイジ ファイナルゲーム』が公開されるほどの人気作。
伊藤開司は夜逃げをした友人の連帯保証人になっていたため、202万円の借金を返済することになる。返済の当てがない開司は、ギャンブルクルーズ『エスポワール号』に乗ることになった。そこでは、開司と同じようにお金を必要としている者達が集まり、命を懸けたギャンブルが行われていた。果たして、開司は生き残ることができるのだろうか!?
詳細 カイジ 人生逆転ゲーム
ホタルノヒカリ
綾瀬はるかの代表作。ひうらさとる原作の少女漫画を元に制作された。日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『ホタルノヒカリ2』の続編となる物語。ドラマ版と同じく綾瀬はるかが主人公の高野蛍を演じ、相手役の高野誠一を藤木直人が演じている。イタリアの首都であるローマが物語の舞台になっている。
「干物女」の高野蛍は、会社の上司である高野誠一と結婚をした。ローマへ新婚旅行に行くはずが、蛍は準備をめんどくさがって動こうとはしなかった。誠一は蛍を説得するのを諦め、一人でイタリアへと出張に行ってしまう。蛍は誠一を追いかけ、イタリアへと旅立った。そこで、自分とよく似た「干物女」の冴木莉央と「干物男」の優姉弟に出会う。莉央は優に対し、誠一が自分の婚約者だと嘘を吐いた。この小さな嘘が、後に大きな騒動を巻き起こす。
詳細 ホタルノヒカリ
クリーピー 偽りの隣人
西島秀俊の代表作。「第15回日本ミステリー文学大賞・新人賞」を受賞した前川裕原作の小説『クリーピー』を元に制作されている。西島秀俊が主演を務め、不気味な隣人の存在に翻弄される高倉を演じた。黒沢清がメガホンを取り、映画監督や舞台の演出も手掛けている池田千尋と共に脚本も執筆している。
高倉幸一はとある事件をきっかけに刑事を辞め、大学で犯罪心理学を教えていた。幸一は妻の康子と愛犬のマックスと共に、引っ越すことを決める。引っ越し先の近所には、不気味な雰囲気を漂わせている男性・西野雅之が暮らしていた。そんなある日、幸一は6年前に起きた未解決事件「日野市一家失踪事件」の存在を知る。幸一は助手の大川に誘われ、その事件を調査することにした。
詳細 クリーピー 偽りの隣人
映画『奥様は、取り扱い注意』の評判・口コミ・レビュー
劇場版『奥様は、取り扱い注意』
舞台挨拶中継付き、観ました!
面白かったです♪
綾瀬はるかさん、アクション凄いですね♪衣装かわいいし、表情だけの演技も最高でした😊西島秀俊さんも安心の存在感♪途中ラストへの伏線がわかりすぎでしたが、😁エンタメ作品、楽しめました♪ pic.twitter.com/IS5TO2fuqJ— Akira.H (@zaitession) March 20, 2021
『奥様は、取り扱い注意』鑑賞終了しました。
ドラマは全く見た事が無い状態で劇場版初鑑賞しましたが、ストーリーは理解し易く、人物の関係性も直ぐ分かり、すんなり映画に入り込めました。
穏やか、おっとりイメージの綾瀬はるかさんがあんなにアクションをこなせるとは思ってもみなかったです。 pic.twitter.com/944BA4qUX3— ヤマタノ カツミ (@GBsinsinkan) March 20, 2021
映画 奥様は、取り扱い注意 鑑賞終了
設定ガバガバガバガバガバだけど嫌いじゃないよ!(*´∀`*) (言い足りない)
と言うか、TVドラマ同様 綾瀬はるかさんの魅力と西島秀俊さんのカッコ良さで何とか支えられた綱渡りな作品でしたねぇ。。
綾瀬さんの肘+関節技のアクションシーンが素直に美しかった!
— あさるとん@通常 (@asaruton) March 20, 2021
映画『奥様は、取り扱い注意』のまとめ
本作のメガホンを取ったのは、『家政婦のミタ』や『金田一少年の事件簿』など数々の人気ドラマの演出を担当した佐藤東弥。映画『カイジ』シリーズを手掛けていることでも有名な人物である。脚本を担当したのはまなべゆきこ。脚本家だけでなく小説家としても活躍している人物である。伊佐山勇輝が妻の伊佐山菜美に銃を向けたところで、テレビドラマは最終回を迎えている。終了直後から、二人の続きが気になるという声がたくさん上がっていた。そして、約3年ぶりに彼女達のその後の物語が制作されることになり、本作が完成した。危険な夫婦の行く末を、ぜひ見届けて欲しい。
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