映画『ワン・ナイト・スタンド』の概要:一夜限りの関係を持ったことで、結婚生活が崩れていく2組のカップルの姿を追ったラブストーリー。主役を演じたウェズリー・スナイプスは本作でベネチア国際映画祭の主演男優賞に輝いた。
映画『ワン・ナイト・スタンド』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:マイク・フィギス
キャスト:ナスターシャ・キンスキー、ウェズリー・スナイプス、カイル・マクラクラン、ミンナ・ウェン etc
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映画『ワン・ナイト・スタンド』の登場人物(キャスト)
- マックス(ウェズリー・スナイプス)
- 広告業界で働いており、CMディレクターとして成功を収めている。ミミと結婚しており、2児の父でもある。
- カレン(ナスターシャ・キンスキー)
- ロケット技師として働く。同じホテルに居合わせたマックスと関係を持ってしまう。実はヴァーノンと結婚している。
- ヴァーノン(カイル・マクラクラン)
- チャーリーの兄でカレンの夫。入院したチャーリーのことを見舞う一方で、チャーリーのライフスタイルを否定している。
- ミミ(ミンナ・ウェン)
- マックスの妻。情熱的な女性で、時折マックスの態度に苛立ちを見せる。
- チャーリー(ロバート・ダウニー・Jr.)
- 同性愛者でエイズに感染している。マックスと仲違いをして何年も口を聞いていなかったが、病気をきっかけに再会を果たす。
映画『ワン・ナイト・スタンド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ワン・ナイト・スタンド』のあらすじ【起】
ニューヨークに来ていたマックスはずっと仲違いしていたチャーリーに会いに行く。マックスはチャーリーに治療費が必要なら援助すると申し出る。マックスはチャーリーに家族の写真を見せ、息子の名前がチャーリーと同じであることを紹介する。チャーリーはそのことに心動かされる。
翌朝、先にチェックアウトを済ませたマックスはロビーで同僚達を待つ。その横ではカレンが仕事の打ち合わせをしていた。カレンはマックスの前を横切る際に、マックスのシャツがインクで汚れていることを指摘する。マックスはカレンの部屋で服を着替えさせてもらう。
着替えの合間に同僚に置いていかれてしまったマックスは一人で空港に向かおうとするが、渋滞で飛行機を逃してしまう。そこでカレンが見に行くと言っていたコンサート会場に向かい、一緒にコンサートを鑑賞する。2人は帰り道に強盗に遭うが、マックスが強盗を撃退する。カレンは命を救われた恩返しでマックスを自分の部屋に泊める。そして2人は関係を持ってしまう。
映画『ワン・ナイト・スタンド』のあらすじ【承】
ロサンゼルスに戻って来たマックスは。空港に迎えに来てくれたミミと共に自宅に帰る。途中でミミに変な匂いを指摘されたマックスは、慌ててシャワーを浴びる。その晩、マックスは罪悪感を覚えながらもミミと愛し合う。マックスは出勤し、ピクルスのための広告戦略の打ち合わせに出る。しかし、マックスは内容が気に入らず、仕事を安請け合いすることを拒む。そして、ファッションブランドCM撮影に臨む。
マックスは同僚達と食事を楽しみ、同性愛やテレビについて議論する。しかしマックスの言動が雰囲気を台無しにしてしまったために夕食会はお開きとなる。ミミは気分を害しマックスと口論になる。
1年が経過し、マックスは入院しているチャーリーを見舞いにやって来る。弱り切ったチャーリーの姿を見て、マックスは心配そうな表情を浮かべる。チャーリーのお見舞いで病室に居合わせたヴァーノンがマックスに挨拶する。チャーリーは夜明け前に死の恐怖に襲われるので、その時間帯に会いに来てほしいとマックスに頼む。
映画『ワン・ナイト・スタンド』のあらすじ【転】
チャーリーの病室にヴァーノンが現れ、マックスに妻を紹介する。ヴァーノンの妻はカレンだった。マックスとカレンは戸惑いながらも素知らぬ顔で挨拶を交わす。ヴァーノンはマックスの妻も加えた4人で夕食に行くことを誘う。マックスは明け方までチャーリーに付き添うが、チャーリーはマックスが幸せに見えないことを案じる。
マックスはミミを連れてチャーリーの元にやって来る。病室では誕生会が開かれており、マックスはチャーリーに頼まれていたマリファナを渡す。そこにヴァーノンとカレンもやって来たために4人で寿司を食べることになる。ヴァーノンとミミは会話で盛り上がるが、マックスとカレンの間には気まずい空気が流れる。ヴァーノンはチャーリーのライフスタイルに批判的な発言をするが、マックスはチャーリーのために乾杯する。4人はレストランの前で別れを告げる。
チャーリーの容体は日に日に悪化していき、マックスは病室で付き添いながら心配そうに見守る。ある日、マックスがイスに寝込んでいるとチャーリーの病室にチャーリーの父親が立っていた。父親はチャーリーの寝顔を見守るだけで、一言も掛けずに去ってしまう。
映画『ワン・ナイト・スタンド』の結末・ラスト(ネタバレ)
マックスがチャーリーの病室に行くと、そこにカレンもいた。チャーリーが寝ていたので、2人はあの夜のことを話しながらキスを交わしてしまう。その瞬間にチャーリーが目を覚ます。チャーリーはマックスに事情を尋ね、マックスは全てを話す。マックスはチャーリーにどうすれば良いかと尋ね、チャーリーは思うままに生きろと助言する。
チャーリーが亡くなり、葬儀が営まれる。その後、チャーリーを偲ぶパーティーが開かれる。マックスはカレンのことが気に掛かってしまう。そして、カレンと一緒に踊った後にカレンを外に連れ出す。2人は庭でキスを交わし、人目に付かないように庭にある建物に入る。しかし、そこでヴァーノンとミミが関係を持っているのを目撃してしまう。
1年が経ち、マックス、ミミ、ヴァーノン、カレンの4人は一緒に食事をする。ヴァーノンは飲みに行くことを誘うが、マックスは子供を迎えに行かなければいけないと断る。ヴァーノンはチャーリーの夢を見た話をする。4人はレストランの外で別れ、ヴァーノンとミミが一緒にタクシーに乗り込む。マックスとカレンは互いを見つめ合いながら歩き出す。
映画『ワン・ナイト・スタンド』の感想・評価・レビュー
英語で「一夜限りの関係」を意味するワン・ナイト・スタンドという非常に挑発的なタイトルがつけられた本作だが、内容はそこまで過激ではない。一夜限りの関係が運命を変えるというよりは、死に直面する親友の姿を目の当たりにした主人公が人生を見つめ直すという側面が強い。そういう意味でもチャーリーの役回りが重要になっており、ロバート・ダウニー・Jr.の存在感が際立っている。『アイアンマン』で有名になる前の彼の演技は一見に値する。(MIHOシネマ編集部)
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