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映画『ハートブルー』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ハートブルー』の概要:LAベニスビーチで起こる連続強盗事件。その手口から犯人をサーファーと断定したFBIは1人の若き捜査官を潜入捜査に送り込む。捜査官が巡りあったのは生涯の友か敵か。

映画『ハートブルー』 作品情報

ハートブルー

  • 製作年:1991年
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、青春
  • 監督:キャスリン・ビグロー
  • キャスト:キアヌ・リーヴス、パトリック・スウェイジ、ロリ・ペティ、ゲイリー・ビューシイ etc

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映画『ハートブルー』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

映画『ハートブルー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ハートブルー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ハートブルー』 あらすじ【起・承】

西海岸のサーファーのメッカ、カリフォルニア、ベニスビーチ。
大統領のマスウクを被った4人組の男による連続強盗事件が起きた。
その手口は迅速で、90秒以内に仕事を終え、人質も傷つけない、盗むのは金だけ。

現場検証の結果から、犯人はサーファーの中に居ると割り出した結果、FBIは若手エリート捜査官ユタ(キアヌ・リーブス)と
ベテラン捜査官パパス(ゲイリー・ビジー)を送り込む。

パパスは、フォローに周り、ユタは海岸に、たむろするサーファーに入り込む事になった。
そこでユタは、女性サーファー・タイラー(ロリ・ペティ)を口説き、彼女に特訓を受ける。

ある日、ユタは波を自由自在に、操るように水面を駆け抜けるサーファーを目の当たりにする。
彼の名はボディ(パトリック・スウェッジ)。
その精神力と体力の強さからサーファーの間で、カリスマ的存在と言われていた。

毎日サーファーのフリをして海岸に出るユタは、遅々として進まない捜査の苛立ちと裏腹に、
波に乗る楽しさを覚え、ボディやタイラーたちに馴染み、強く惹かれていった。

ユタとタイラーは、ボディに誘われ海に出る。
彼らは波の上を一斉に滑り出すと、ユタの中で、その姿が何かと被った。

映画『ハートブルー』 結末・ラスト(ネタバレ)

ユタの心の中の疑いが晴れないまま、次の強盗事件が発生した。

パパスは犯行グループを追い、ユタもまた車から飛び降りたレーガンのマスクの男を追う。
銃を構え後一歩の所で逮捕という所で、マスクの男をユタは逃がしてしまう。

マスクの男は、ボディだった。
FBIとして任務を遂行できなかった不甲斐なさと、ボディを裏切った思いで困惑するユタ。

ユタを消そうとする3人を制しボディは、ユタをスカイダイビングに誘う。
だがそれは罠で、ボディはタイラーを人質に次の強盗計画に加わる様にユタを脅迫した。

やむを得ず強盗に加わるユタだったが、90秒無血のルールは守られず犠牲者が出る。

呆然とするユタを飛行機に連れ込みボディはパラシュートで脱出しようとする。
だがユタは、身一つでジャンプしボディを追って捕らえ、タイラーの無事を確保するが、
ボディに逃げられてしまう。

それから1年後、豪雨の中50年に一度の伝説の波を浜辺で待つボディをユタが逮捕しに来た。
一旦は手錠をかけたユタだが、この波に挑ませてくれというボディを見送るユタ。

波の狭間に消えていくボディと彼に背を向けるユタの姿で映画は終わる。

映画『ハートブルー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ハートブルー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

斬新だったストーリー展開

この映画が斬新な所は、昨今の映画業界にリブート作や、似た様な作品が多い中で、全く新しいジャンル及び、
ヒット作を作り上げた事である。

X-ミッション』はこの作品のリブートであり、『ワイルド・スピード』は、設定上この映画をコピーしたようなものだ。

映画業界の人間でも、この作品が好きで繰り返し観ているという俳優、製作者は存在するので、あらゆる意味で
お手本となっている事には違いないだろう。

ユタは何故ボディに惹かれたのか

ユタは、競争心がありパワーをコントロールする事に興味を感じながらFBI捜査官として任務に挑んでいた。
しかしボディが彼の目の前に現れた事により、自らの生き方を考え直す機会を与えられる。

ボディが、やっている事は強盗という道理に反している事ながら、内面を磨く哲学的要素を持ち合わせている。
ユタは彼の生き方に興味を持ち、捜査が進まないにも関わらず、彼に人間として関わっていこうとする。

完璧主義を貫く監督の元に集められたスタッフ

この映画のキーポイントとなるサーフィンには、実在するワールドチャンピオンがスタントを担当している。
タイラー役のロリ・ペティは、アイオワ州出身の為、撮影まで一度も海を見た事がなかったらしい。

そんな彼女が、映画で観る様に波を乗りこなせる程になったのは、国際的に知られるサーファー・デニス・ジャービスの
お陰でもある。

完璧主義を貫く監督キャサリン・ビグローの演出は、俳優女優のアクションに留まらず、セットでの
撮影シーンにも及び、銀行強盗のシーンは閉店した銀行を使い行なわれたという。

映画『ハートブルー』 まとめ

SNSが発達した現在では、趣味興味人生観の合う半径3m以内の人間としかコンタクトを取らない。
その方が、余計な事は考えなくていいし、ストレスも溜まらない、安堵感も生まれる。

そんな考えに異を投げかけるのが、この作品である。
ユタとボディは、育ってきた環境も人生観も全く違うが、惹かれるものがあり、得たいものがある人間同士だ。
SNSが発達した現在、私たちの中で、欠けている人間同士の出会いを思い出させてくるものでもある。

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