映画『ルール2』の概要:都市伝説になぞらえて殺人を犯す殺人鬼の映画を撮ろうとした映画学校の生徒たちが、本物の殺人鬼に遭遇する様子を描いた。前作「ルール」と直接的なつながりはないが、警備員リースが事件関係者として再登場する。
映画『ルール2』の作品情報
上映時間:94分
ジャンル:サスペンス、ミステリー、ホラー
監督:ジョン・オットマン
キャスト:ジェニファー・モリソン、マシュー・デイヴィス、ハート・ボックナー、ジョーイ・ローレンス etc
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映画『ルール2』の登場人物(キャスト)
- エイミー・メイフィールド(ジェニファー・モリソン)
- 映画学校に通う女子学生。ドキュメンタリー映画ばかりを撮ってきたが、卒業制作にはフィクション映画を選ぶ。トラヴィスに片思いしていた。周囲には秘密にしているが、亡き父親テイラーは有名ドキュメンタリー映画監督だった。都市伝説に沿って犯行を犯す殺人鬼の映画を撮影中、本当に殺人事件が起こり、兄の自殺の謎を追うトレヴァーと犯人捜しをすることになる。
- リース(ロレッタ・デヴァイン)
- 映画学校の警備員。黒人女性。チーフ警備員として勤めていた名門大学で、都市伝説を再現した猟奇殺人事件に遭遇したことがある。パム・グリアーの大ファンで、自分の銃をパム風にデコレーションしている。
- トラヴィス / トレヴァー(マシュー・デイビス)
- 映画学校の優秀な生徒。将来に絶望して拳銃自殺した。
トレヴァーはトラヴィスの双子の弟。トラヴィスと同様に表現する道を選ぶが、途中で悪事に手を染めたために警察とは相性が悪いらしい。トラヴィスは自殺ではないと考え、学校に入り込んだところでエイミーと出会い、行動を共にする。命がけでエイミーを守ろうとする。
- トビー(アンソン・マウント)
- エイミーの同級生。エイミーの映画のカメラマンをする約束だったが、エイミーとジャンルがかぶったことで絶縁状態になる。エイミーを目の敵にする。
- グラハム(ジョーイ・ローレンス)
- 映画業界に勤める父のコネクションを最大限に利用している、エイミーの同級生。エイミーの父が、有名なドキュメンタリー監督だと知っている。エイミーに気がある。プライドが高く、映画学科の試験に3回落ちているケビンをいいように使っている。
映画『ルール2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルール2』のあらすじ【起】
映画学校に通うエイミーは、卒業制作の映画のストーリーに悩んでいた。
その映画がヒッチコック賞に選ばれれば、大金とハリウッドへの道が手に入るため生徒たちは必死だ。
ある日、警備員のリースと仲良くなったエイミー。
リースは、とある名門大学で8人の生徒が連続殺人鬼に殺されたという話をする。
そこのチーフ警備員は、事件の口止めを断ったせいでクビになり、他の大学の警備員になったらしい。
エイミーは都市伝説としてその話を知っていたが、リースはその事件が真実だと知っていた。
そしてエイミーは、都市伝説になぞらえて犯行を犯す殺人鬼の映画を撮ることに決める。
打ち合わせの日、カメラを担当する約束をしていたトビーが、自分の撮っている映画とジャンルが同じだと言って協力を拒否する。
同級生のトラヴィスに相談し、カメラマンを紹介してもらえることになる。
しかしトラヴィスは、撮った映画の成績が悪かったことに悩んでいた。
撮影初日、トラヴィスの紹介で、カメラマンのサイモンがやって来る。
映画『ルール2』のあらすじ【承】
女優志望のサンドラ、音声担当のバネット、特殊メイク担当の2年生ダークとスタン、グラハムとチームを組んでの撮影が始まった。
撮影終了後、忘れ物をしたサンドラは撮影所を探し回る。
その背後にはカメラを抱えた何者かがいて、サンドラを殺害した。
翌日、サンドラを除いたメンバーで映像を確認する。
サンドラは、グラハムの父のコネでドラマ撮影に参加しているはずだった。
サンドラの絶望的な演技力を前に笑いが起こるが、突然フィルムが切り替わり、迫真の演技が映し出される。
直後、トラヴィスが自殺したと聞かされる。
落ち込むエイミーに、グラハムはコネを使うべきだと言う。
グラハムはエイミーの死んだ父が、オスカー受賞経験もあるドキュメンタリー映画監督だと知っていた。
エイミーはトラヴィスの自殺現場に忍び込む。
そこでトラヴィスの姿を見つけ驚くが、彼はトラヴィスの双子の弟トレヴァーだった。
兄は殺されたと確信しているトレヴァーは、真相を突き止めようとしていた。
そしてエイミーは、自分に会った事は秘密にしてほしいと頼まれる。
映画『ルール2』のあらすじ【転】
撮影は進み、その日の最後に、大勢の人間が大声で叫ぶ声の録音が行われた。
外に出ていたサイモンは何者かに襲われるが、助けを呼ぶ声は、録音中の叫び声にかき消された。
ヘッドフォンを付けていたエイミーだけが気付き、サイモンを探しに行く。
サイモンの死体は見当たらなかったが、そこには監視カメラがあった。
リースの元へ向かい、事情を話して監視カメラのテープを借りて確認する。
サイモンが殺される映像を見つけたエイミーは、犯人に襲われる。
ガラスのドアを割ってエイミーを追い詰める犯人だったが、彼女は逃げ切った。
しかし途中でテープを落としてしまい、犯人に奪われてしまう。
モニターを見て駆け付けたリースに助けられるが、事件にされることは無かった。
トレヴァーと連絡を取るため、トラヴィスの電話番号に連絡してみたエイミー。
トラヴィス、サンドラも殺されたと確信していた。
犯人の狙いはヒッチコック賞だと考えたエミリー。
トレヴァーと協力して犯人を捕まえようとする。
次は、街外れのテーマパークを借りての撮影だった。
映画『ルール2』の結末・ラスト(ネタバレ)
作り物の死体を準備していたダークとスタンが、遺体となって発見された。
それは不幸な事故として片づけられた。
エイミーがトレヴァーと会う約束をしていたタワーへ行くと、偽の手紙でおびき出されたバネッサがいた。
殺人鬼に捕まったバネッサは殺され、サイモンとサンドラの遺体も見つかった。
逃げ出したエミリーはトレヴァーと合流。
トレヴァーは、エミリーを除いた犠牲者全員が、トラヴィスの卒業映画のスタッフだと気付いた。
トラヴィスの映画本編を盗んだ人物がいて、スタッフで生き残っているのはトビーだけだった。
トビーを捕まえ、ソロモン教授を呼び出す。
教授はトビーを撃ち、自分が犯人だと言う。
ヒッチコック賞のゲスト審査員をしたエイミーの父に選ばれず、ハリウッドへの道を断たれた教授。
トラヴィスの映画を自分のものにして売り出し、エイミーに罪を擦り付けようとしていた。
リースが駆けつけるが、油断したエイミーに襲い掛かる教授。
しかし暴発した銃で怪我を負った。
エイミーは監督になり、グラハムやトビーは一緒に働き始めた。
病院に入ったソロモンに話しかける看護師は、リースが遭遇したことがある殺人鬼にそっくりだった。
関連作品
前作 ルール
みんなの感想・レビュー
前作はかなりうまく組み立てられた作品だったが、続編であるこちらは見る影もない大量生産のスラッシャーホラームービーに収まった。どちらかと言えば前作が出来すぎで、こちらがある意味正当なモックバスターとも言える。映画として何か取り立てて褒めるようなことも斬新なアイデアもないが、時間つぶしには十分になるし嫌みは感じないので一応期待した仕事ぶりといえる。折角のチャンスで成功の足掛かりを作るもよし、適切な仕事でお金を稼ぐのもよし。