佐丸あゆはは恋に恋する16歳の女子高生。だが、告白7連敗中で、現在も彼氏無しの状態だった。そんなある日、あゆはの高校に新しい数学教師が赴任してくる。あゆはは先生に恋に落ち、アタックを開始した。
映画『センセイ君主』の作品情報
- タイトル
- センセイ君主
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年8月1日(水)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- コメディ
ラブストーリー - 監督
- 月川翔
- 脚本
- 吉田恵里香
- 製作
- 市川南
堀義貴
木下暢起
吉崎圭一
弓矢政法
渡辺章仁
高橋誠
吉川英作
板東浩二
舛田淳
細野義朗
田中祐介 - 製作総指揮
- 山内章弘
神戸明
馬場千晃 - キャスト
- 竹内涼真
浜辺美波
佐藤大樹
川栄李奈
新川優愛
福本莉子 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『センセイ君主』の作品概要
幸田もも子原作の漫画『センセイ君主』を映画化した作品。監督を務めたのは、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)や『となりの怪物くん』(18)など、数々の漫画の映画化を成功に導いてきた月川翔。主演を務めたのは、『仮面ライダードライブ』で仮面ライダードライブを演じたことで有名になった竹内涼真である。その弘光に恋をした佐丸あゆはを演じた浜辺美波は、『となりの怪物くん』(18)や『君の膵臓をたべたい』(17)で月川翔と仕事経験がある。
映画『センセイ君主』の予告動画
映画『センセイ君主』の登場人物(キャスト)
- 弘光由貴(竹内涼真)
- 数学教師。冷静沈着。頭脳明晰。イケメン。佐丸あゆはが通う学校に新しく赴任してきた。
- 佐丸あゆは(浜辺美波)
- 16歳。恋に恋する女の子。分かりやすい性格。猪突猛進。弘光のことが好きになり、アタックする。
- 澤田虎竹(佐藤大樹)
- あゆはの幼馴染。あゆはに片思いしている。
- 中村葵(川栄李奈)
- あゆはの親友。恋人と共にあゆはの恋を応援し、アドバイスを送る。
映画『センセイ君主』のあらすじ(ネタバレなし)
佐丸あゆはは恋に恋する16歳の女子高生。ドキドキするような恋がしたいと願うが、告白7連敗中で彼氏ができたことがなかった。そんな中、数学の教師として、イケメンの弘光由貴が新しく学校に赴任してくる。佐丸は頭脳明晰で冷静な弘光に恋をし、好きだという気持ちを溢れさせた。
佐丸は分かりやすい性格のため、弘光に気持ちがバレてしまう。そして、弘光から「高校生相手の恋愛なんてない」と辛辣な言葉で拒否されてしまう。だが、佐丸は諦めなかった。恋のライバルが現れる中、友人カップルのアドバイスや雑誌の恋愛特集を参考に、弘光にアタックし続けた。先生だからといって諦めたりしない。だって、先生のことが好きなのだから。「日本の恋」を明るくするような、佐丸の恋が今始まろうとしていた。
映画『センセイ君主』の感想・評価
幸田もも子原作の少女漫画
幸田もも子原作の漫画『センセイ君主』は全13巻発売されており、累計発行部数150万部を突破した大人気作品である。幸田は過去に女子高生の恋愛を描いた漫画『ヒロイン失格』を出版している。その漫画は桐谷美玲主演で映画化されており、24.3億円の興行収入を記録している。
幸田はコメディタッチの恋愛漫画を描くのが上手く、主に女性から熱い支持を受けている。今回の作品も、周りから馬鹿で単純だと思われるような女子高生が、明るく元気に恋にアタックする姿が描かれている。けれども、恋愛映画としてカテゴライズせずに、日常生活にちょっと疲れた人が見に行くのもお勧めである。きっと、主人公の明るくてパワフルな姿に、元気を分けてもらえるはずである。
竹内涼真×クールな教師
『仮面ライダードライブ』の主人公・泊進ノ介(仮面ライダードライブ)を演じたことで、有名俳優の仲間入りを果たす。芸能界デビューをする前から仮面ライダー役を演じることを熱望しており、それを見事に叶えている。また、『仮面ライダードライブ』のメインライターの三条陸は、主人公の性格を「ちょっとひねたクールガイ」に設定しようとしていたのだが、竹内の性格に合わせて「クールに格好つけていたが、根は熱い」という性格に変更している。
第41回日本アカデミー賞では『帝一の國』(17)で病気の母を支える苦学生を演じ、新人俳優賞を受賞している。俳優として確かなキャリアを積みながら、「根は熱い」と言われている竹内涼真が、クールな数学教師をどう演じるのか注目のポイントである。
月川翔監督
『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)や『となりの怪物くん』(18)など、数々の漫画の映画化を成功に導いてきた人物である。『グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~』(12)では、「Short Shorts Film Festival & Asia 2012」ミュージックShort部門シネマティックアワードで優秀賞を受賞した実力者でもある。
映画だけではなく、『ネスレ・キットカット オトナの甘さ』のCMや『ももいろクローバーZ・泣いてもいいんだよ〜父の日ver』のミュージックビデオなども手掛けている。そんな監督がコメディ恋愛映画をどのように表現するのか、とても興味が引かれるし、注目して欲しい部分でもある。
映画『センセイ君主』の公開前に見ておきたい映画
君の膵臓をたべたい
月川翔監督の代表的な作品。原作は住野よるによる青春小説。デビュー作でありながら、2016年「本屋大賞」第2位、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」第2位など、数々の賞を受賞している。また、2018年9月1日にはアニメ映画が公開されることが決まっており、人気の高さが伺える。また、映画版は原作とは違い、大人になった志賀春樹が高校生の頃に思いを馳せる内容になっている。
教師となった志賀春樹は、教え子との交流を通して、高校時代の同級生である山内桜良のことを思い出した。山内は膵臓の病を抱えており、日記に病気と闘う日々のことを綴っていた。志賀はその日記を偶然見つけ、山内と仲良くなっていく。北川景子や小栗旬など、有名俳優達も多数出演している。
詳細 君の膵臓をたべたい
劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
竹内涼真が主演を務めており、子供達に大人気の『仮面ライダードライブ』を映画化した作品である。他の仮面ライダーとは違い、移動手段はバイクではなく車を用いている。その斬新な設定が人気を集めた。
仮面ライダードライブこと泊進ノ介は、特状課の巡査として怪人ロイミュードの脅威から人々を守っていた。そんなある日、進ノ介の息子・エイジを名乗る青年が、突然現れる。エイジは2035年の未来から危機を知らせるためにやって来たことを話した。その危機とは、ドライブドライバー(変身ベルト)ことベルトさんが暴走し、怪人ロイミュードが世界を征服するというものだった。進ノ介はエイジの話を信じることができず戸惑うが、ベルトさんに異常事態が発生する。
詳細 劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
高校デビュー
高校を舞台にした、ラブコメディ映画。河原和音原作の少女漫画を元に作られており、溝端淳平が主演を務めた。第3回沖縄国際映画祭長編プログラムLauh部門に出品された作品でもある。主人公の長嶋晴菜を演じたモデルの大野いとは、この作品で女優デビューを果たした。
中学時代は部活動に明け暮れ、おしゃれや恋について無頓着だった長嶋晴菜。晴菜は高校こそは恋愛するぞと意気込むが、入学してから半年経っても恋人ができなかった。このままではまずいと思ったとき、女性にモテそうな先輩小宮山ヨウ(溝端淳平)の姿を見かける。晴菜は嫌がる小宮山を説得し、「モテコーチ」になってくれと頼んだ。小宮山は仕方なく受けるが、「自分のことは絶対に好きにならない」という条件を突きつけた。果たして、晴菜は無事に恋人を作ることができるのだろうか。
詳細 高校デビュー
映画『センセイ君主』の評判・口コミ・レビュー
センセイ君主観てきた!!
涼真くんの言う通り、革命的ラブコメでほんっっとに面白かった😍
本気で爆笑して、本気で悶えて、本気で涙しました。アラサーの私でも全力で感情をぶつけられるそんな映画。
ただの学園ラブコメだと思ってる人は1回絶対観た方がいい!#センセイ君主 #センセイ君主公開2日目— yo-chan (@fourbook_c) 2018年8月2日
朝9時から「センセイ君主」と「青夏」を鑑賞。自分らしくない2本。館内は女子小中高生が多く、少しだけ緊張。センセイの方は恋愛「のだめ」パターンだけど、最後は岩館真理子さんの「初恋時代」を思い出したりしてキュンと。 pic.twitter.com/H0WAO2YBih
— 八巻和弘 (@yamakikazuhiro) 2018年8月2日
昨日「センセイ君主」見てきたー💗
もう、えぐかっこよかった🎵カホコの時とは全然違うキャラでやばかった✨
竹内涼真はやっぱり最高💓美波ちゃんもちょーー可愛かった🙈🙈
変顔しても可愛いとかずるい😅みんなも絶対見に行った方がいい笑#センセイ君主
— ♡ノンコタニシ♡ (@west0730nozo) 2018年8月2日
センセイ君主やばかったぁぁ!!
原作とは違うかったけど、めっちゃめっちゃよかったー!
とりあえず、私は大樹くん演じる虎竹に胸ボンババボンでした♡— みな (@tonton__36) 2018年8月2日
#センセイ君主 を観ました。竹内涼真さんが本当の先生に見えました。浜辺美波さんの振り切った演技が凄かったです。泣ける映画だと思っていなかったのですが、中盤から最後まで私は涙が止まらず…。北川景子さんと山田裕貴さんが一瞬だけ出ていて、山田さんのあの出演シーンにはかなりびっくりでした。 pic.twitter.com/Slv4k812xr
— サッキー.*・゚ .゚・*. (@sakisaki4343) 2018年8月2日
映画『センセイ君主』のまとめ
この作品は「先生×生徒」という禁断の恋愛をテーマにしながら、全然重たい雰囲気を感じさせない明るくて楽しい映画である。その理由は、佐丸あゆはの明るさが一番関係していると思う。片思いの相手である先生から冷たくあしらわれようが、恋のライバルが出現しようが、元気に明るくアタックし続ける姿は微笑ましさすら感じられる。あゆはの恋を応援する友人カップルも、いい意味で弾けていて面白い。このあゆはを見事演じきった浜辺美波の凄さを感じながら、ぜひ映画を楽しんで欲しい。
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