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映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』の概要:他人に興味を示さない志賀春樹はいつも読書ばかりしていた。ある日、彼は病院で“共病文庫”と名付けられた日記を拾う。その日記には、膵臓の病気でもうすぐ死ぬことが書かれていたが、その持ち主はクラスの人気者・山内桜良だった。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』の作品情報

君の膵臓をたべたい(実写)

製作年:2017年
上映時間:115分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー、青春
監督:月川翔
キャスト:浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬 etc

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』の登場人物(キャスト)

志賀春樹(北村匠海 / 小栗旬)
読書が趣味の目立たない青年。他人と関わり合いを持とうとせず、クラスでは友達もいない。山内桜良と知り合い、少しずつ社交的になっていく。成人後は桜良のアドバイスにより高校の教師となるが、生徒と向き合えているか悩んでおり退職を考えている。
山内桜良(浜辺美波)
膵臓の病気を持つ少女。いつも明るくクラスの人気者。病気のことを綴った共病文庫という日記を付けている。日記を見られたことで志賀春樹と親しくなっていく。以前はクラス委員長の浜家と付き合っていたが別れた。恭子とは中学時代からの親友。
恭子(大友花恋 / 北川景子)
桜良の親友。中学時代は友達がいなかったが、桜良のおかげで立ち直ることができた。志賀と桜良が仲良くすることを快く思っていないが、それは桜良を人一倍心配してのこと。成人後は実家の花屋を継ぎ、高校時代の同級生である田中と近々結婚式を挙げる予定。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のあらすじ【起】

高校教師の志賀春樹は母校に赴任してきて一年になろうとしていた。彼はあるきっかけで教師になったものの、生徒たちとちゃんと向き合えているのか悩み始めており、退職を考えるまでになっていた。

高校には古くから存在する大きな図書館があったが老朽化のために近々取り壊す予定となった。志賀はその図書館の蔵書の整理を頼まれる。12年前の在校中、膨大な蔵書のラベル整理をした過去があったためだ。

久しぶりに図書館を訪れた志賀は当時のことを思い出す。図書委員だった志賀はナンバリングで本を細かく管理したのだが、それを行ったのは自分ひとりではなく面倒くさい助手がいたのだ。一緒に蔵書整理を手伝う生徒の栗山を相手に、志賀はその助手であった山内桜良のことを話し出した。

山内桜良は志賀とは真逆のような存在だった。桜良はクラスの人気者で志賀は友達もいないネクラな読書オタク。しかし、二人はあることで共通の秘密を持つことになる。盲腸の手術後に病院へ行った時、志賀は“共病文庫”と名付けられた文庫型の日記を拾う。その中には、書き手が膵臓の病気で数年後には死ぬのだと書かれていた。その本の持ち主が桜良だったのだ。

病気のことを知られた桜良は少し焦ったが、志賀は他人に興味を示さない性格だった。誰にも言わないでとお願いしても、話す相手もいないからと素っ気ない。そのドライな反応を気に入った桜良は、彼なら病気のことを知っていても自分に今までと変わらない日常をくれるのではないかと興味を示す。

それ以来、桜良は志賀に近づいてくるようになり、挙句には図書委員になって蔵書の管理までするようになった。しかし、彼女は番号通りに本を戻さないことも多かった。志賀は困ってばかりだったが、頑張って探したほうが宝探しみたいで楽しいと桜良は言って笑うばかりだった。

桜良は、他人に興味を示さないことをもったいないと言い、これを読んで勉強しなさいと自前の本である『星の王子さま』を志賀に渡した。本には桜良のサインとスマイルマークの落書きがしてあった。

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映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のあらすじ【承】

桜良は志賀に“君の膵臓を食べたい”と言ってきた。昔の人は体に悪い部分ができると他の動物のその部分を食べたのだと言う桜良に、志賀は呆れるばかりだった。

残りの人生を謳歌するべきだと口にしてしまったせいで、志賀は桜良の行動に付き合わされることになった。“死ぬまでにやりたいことリスト”を作ったと言う桜良は、志賀を連れて焼肉店を皮切りに女性客ばかりのスイーツ店へ。好きな人の話になり、志賀は今まで好きになったのは一人だけで、彼女はいたことがないと告白させられる。対して桜良は最近まで恋人がいたが、神経質でしつこい性格だと分かり別れてしまったと言った。

仲良くする二人の噂はあっという間にクラスに広まったが、人気者の桜良とネクラな志賀では釣り合わないとやっかむ者も少なくなかった。二人は付き合っている訳でもなかったが、面倒が嫌いな志賀は何も言おうとはしなかった。

桜良の中学時代からの親友・恭子は二人が仲良くしているのを見て嫉妬心を露にし、志賀を睨みつけるようになっていた。だが、そのことがきっかけで志賀は田中という同級生に声を掛けられるようになる。

連休に遠出したいと桜良は言い、志賀はそれに付き合わされることになった。二人は新幹線で博多へとやってくる。ラーメンやホルモンを食べ、観光地を回った桜良は大いに楽しそうだ。だが、その日は博多で一泊すると聞いた志賀は動揺する。

ホテルの手違いで二人は同じ部屋に泊まることになってしまった。志賀は焦るが桜良はその状況を楽しんでいた。そんな中、志賀はひょんなことから桜良のバッグに大量の薬が入っていることに気づいてしまう。死の影を目の当たりにし、志賀は複雑な気持ちになる。

お酒を飲んで少し酔った桜良と“真実と挑戦”ゲームをした志賀は、お互いのことを少しずつ知っていくが、いつも笑顔でいる桜良が本当は死ぬのを怖がっていることを感じ取り、言葉を失ってしまう。

博多旅行は志賀も楽しんだようだった。そのことを素直に桜良に告げると彼女は喜び、私が死んだら私の膵臓を食べてもいいと言って笑った。誰かに食べてもらうと、魂がその人の中に生き続けるという言い伝えもあるのだそうだ。桜良は、大切な人たちの中で生きていきたいと呟いた。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』のあらすじ【転】

桜良と仲良くするのが原因か、志賀の上履きが誰かに捨てられてしまう。それは田中が見つけてくれたのだが、今度は桜良から借りていた『星の王子さま』が無くなってしまう。

二人の関係に嫉妬した恭子をなだめるため、図書館に行けないと桜良からメールがあった。かわりに今日は自宅に来てほしいという。戸惑いながらも桜良の自宅を訪れた志賀。桜良と二人きりという状況に緊張するが、突然に彼女は抱きつき、やりたいことリストの最後のひとつを実行したいと言いだす。それは“恋人じゃない男の子といけないことをする”というものだった。

親密な空気が流れるが寸前のところで桜良は冗談だと笑った。しかし、彼女の遊び半分な態度に怒った志賀は、思わず彼女を押し倒してしまう。驚いた桜良の涙を見た志賀は我に返り、家を飛び出していった。

道の途中、志賀はクラス委員長の浜家に声を掛けられる。桜良が以前付き合っていたのは彼で、志賀に嫉妬心をむき出しにしてきた。浜家は衝動的に志賀に殴りかかり、盗んでいた『星の王子さま』を投げつける。そこへ桜良が追いかけてきた。状況を理解した彼女は浜家に、もう近づかないでと厳しく言うと志賀を連れて自宅へと戻った。

二人はお互いにしてしまったことを正直に謝罪する。志賀は、自分は流されるように君のそばにいるだけ、恭子や浜家のように君を大切に思う人たちと一緒にいるべきだと言ったが、桜良はそれを否定。流されているんじゃない、私たちはそれぞれ自分の意思で選択した先で出会ったのだと告げた。

怒りながらも恭子から桜良が盲腸で入院したと聞かされた志賀は病院へと向かった。桜良は驚いたが嬉しそうだった。勉強を教えてくれる志賀の姿を見た彼女は、教師に向いていると志賀に告げた。

桜良は志賀と恭子に仲良くなってほしいと思っていた。病院で鉢合わせするように仕向けていたがなかなか上手くはいかなかった。ある日、恭子から声を掛けられた志賀は、彼女と桜良の関係について話をされる。中学時代の恭子は友達がひとりもいなかったが桜良だけは気さくに話しかけてくれたのだそうだ。そのおかげで今の自分がいる、彼女を傷つけたら許さないと恭子は志賀に言った。

相変わらず志賀は他人とは話そうとしなかった。そのせいで、彼が桜良のストーカーをしていると噂になる。それを聞いた桜良は、もっと他人とコミュニケーションを取るべきだと志賀にアドバイスする。桜良は、自分が死んだら君だけに共病文庫を読む権利をあげると言い、二人は約束の指切りをした。

ある夜、桜良が突然に電話してきた。様子が少しおかしかったのが気になった志賀は、病院に忍び込んで彼女の元へ。来てくれたことに喜ぶ桜良は、もう一度だけ“真実と挑戦”ゲームをやりたいと言いだす。桜良は志賀に聞きたいことがあったが負けてしまい、志賀が真実を聞く権利を得てしまう。

志賀は、君にとって生きるとはどういうことかと尋ねた。桜良は、誰かと心を通わせることだと答えた。人間関係はまどろっこしいが、それこそが私の生きていた証明になるのだと。君と過ごせたことは私の宝物だと言う桜良に、僕は君に生きていてほしいと正直に気持ちを伝える志賀。桜良は喜んで志賀に抱きついた。二人は退院したら、また旅行に行こうと約束した。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』の結末・ラスト(ネタバレ)

季節は六月だったが志賀は桜を見に行こうと考えていた。田中の協力でまだ桜が見られる場所を見つけた志賀は、桜良との旅行を計画し始める。桜良の退院が決まり、志賀はいつかのスイーツ店で彼女が来るのを待った。

“退院おめでとう”とメールすると“もっと気持ちを込めて私を褒めて”と桜良から返事が来る。志賀はありったけの称賛の言葉を並べたが、その時、自分は彼女のような人間になりたいのだと気がつく。志賀は今までの言葉を全て削除し、その思いをひとつの言葉にして送信した。“君の膵臓を食べたい”という言葉で。

しかし、桜良からの返信は来なかった。彼女はスイーツ店にも現れなかった。不審に思った帰り道、彼女が通り魔に刺されて死亡したことを知った志賀は呆然とする。まだ時間が残されていると勝手に思っていた志賀は落胆し、立ち直るまでに一ヵ月もかかった。桜良の葬式にも行くことはできなかった。

意を決し、桜良の実家を訪ねた志賀は彼女の母親に共病文庫のことを話した。桜良から聞いていた母親は志賀に本を渡す。そこには桜良が表には見せなかった心境が書かれていた。彼女の心に触れた志賀は我慢できず、その場で号泣する。

図書館の蔵書の整理が終わりに近づいた頃、志賀は落書きされた図書カードを発見する。それは桜良の『星の王子さま』に描かれたスマイルマークと同じだった。それを見て志賀は彼女が言っていた宝探しのことを思い出す。蔵書を探し回った志賀は、本の中に桜良からの手紙が挟まれているのを発見する。

手紙は志賀の分と恭子の分があった。恭子は田中と結婚する予定で志賀のところにも招待状が来ていた。しかも今日は式の当日だった。志賀は手紙を持って会場へと急いだ。会場で田中と出会った志賀は、花嫁姿の恭子の元へ案内される。志賀は招待状の返事を出さなかったことを詫びると、桜良からの手紙を渡した。

手紙を読んだ恭子は桜良が膵臓の病気だったという真実と自分への思いを知って号泣。そんな彼女に向かって、志賀は桜良の願いを叶えるために勇気を出して言った。僕と友達になってください、と。それに対し、恭子は、はいと返事を返した。

桜良が志賀に宛てた手紙には“真実と挑戦”ゲームで聞きたかったことが書かれていた。彼女は、なぜ志賀が私のことを名前で呼ばず“君”と呼ぶのか、それが気になっていたのだ。だが、それは志賀が桜良を自分の中で特別な存在にしたくないからだと彼女は気がついていた。

桜良は手紙の中で志賀のことを“春樹”と呼び、誰とも関わらずに生きていける強い春樹に憧れていたと綴っていた。その強さを周りの人たちに分けてあげてほしい、私の分まで生きてほしいと手紙には書かれていた。それを読んで勇気づけられた志賀は、教師を辞めることを考え直し、まどろっこしい人間関係を続けていくことを選んだ。

手紙の最後はこんな一文で締めくくられていた。“春樹のようになりたい。春樹の中で生き続けたい”。だが、桜良はそんな言葉では表現できないとし、あるひとつの言葉でその気持ちを伝えようとしていた。“君は嫌がるかもしれないけど”と前置きしたその言葉は、“私はやっぱり、君の膵臓を食べたい”というものだった。

映画『君の膵臓をたべたい(実写)』の感想・評価・レビュー

原作には無い成人後の志賀や恭子が出てくるが、そのせいでぶち壊されてしまった良さも多い。若いキャストだけでは集客を見込めないため、小栗旬、北川景子といったビッグネームで客を呼ぼうというのが透けて見えてしまっている。近年、映画館に女性客を集めることがヒットの鍵となっているが、恭子の結婚式に桜良から手紙が届くという件は、女性ならば特に感動する場面となり、上手い改変だと思った。だが、念を押すが、そのせいでダメになった部分も多いのが残念だ。(MIHOシネマ編集部)


明石家さんまさんが絶賛していた映画。その通りで、浜辺美波の儚さそうで芯のある演技は良かった。北村匠海も、若いながらも演技のできる子が出てきたな、という印象。素朴な部分を持つキャラクターをしっかり演じられているのがよかった。
一点、原作と漫画を読んでいたので、そちらに引きずられていた部分もありますが、未来の話は蛇足な感じもし、高校生の時だけで話を終わらせて欲しかった、と感じてしまいました。言えるのは、確かにタイトルの意味を理解すると、やっぱ泣けてきてしまう、そんな映画でした。(女性 30代)


難病や運命といった大きなテーマを軸に、その中で人どうしの関わりから生まれていく感情や絆が丁寧に描かれていて見応えがあった。何よりも、浜辺美波演じるヒロイン・桜良の天真爛漫な可愛らしさが圧倒的で、それだけで主人公に共感できてしまう強さがある。
学園ラブコメのようなポップな入り口ながらも、「生きるとは?」ということを考えさせられる、万人にオススメできる作品。(女性 20代)


原作を読んでいたため、展開の違いにまず驚いた。原作には描かれていないキャラクターたちのストーリーがあったのは、想定外ではあったが映画のために作られた感じがして良かったと思う。
余命を明るく生きている桜良を演じた浜辺美波はとても合っていたように感じた。不器用な春樹との距離感も絶妙で、すごくつらくなるということもなく落ち着いて観ることができた。
原作派からの評価は賛否が分かれると思うが、観る価値はあると思う。(女性 20代)


無邪気で純粋で明るい桜良と、そのクラスメートで内気な少年のストーリー。彼女に、仲良しくんと呼ばれる”僕”は、彼女の秘密を知ってしまう。その笑顔の裏に隠された、たくさんの不安やネガティブな感情。彼らの高校時代の思い出を振り返る大人になった”僕”に、生きた証を見せるかのようにプレゼントが隠されていた。病気と闘いながら一生懸命に生きていた少女の想いが、時を超えて大切な人達に届く様子はとても涙を誘うだろう。涙しながらもとても心温かくなる作品だ。(女性 30代)


原作、アニメ版と物凄く良かっただけに正直残念な気持ちになりました。アニメ版と全く同じシナリオで実写化する訳にいかない事情は考慮しても、アニメ版の良かった部分が消されすぎてしまって小栗旬や北川景子を目立たせたいだけなのでは…と感じてしまいました。
原作で良かった点は主人公は「僕」としてストーリーが進むことでした。そして桜良と出会い、別れ、最終的に僕の名前は「春樹」だと言う。この「桜良」と「春樹」の運命のような繋がりが作品をより良いものにしていたので、序盤から名前を出して「オタク」のように描かれていた春樹には納得いきませんでした。
今作は原作とは別物として見るべき作品です。(女性 30代)


浜辺美波の可愛らしさが光る悲恋物語。つまり、浜辺美波が好きな人には評価が高く、そうでない人にとっては、彼女のあざとさが鼻にかかる映画になっている。

ストーリーは、よくも悪くも日本で年に一度は公開される「恋人が病気で亡くなってしまう系」。その手の他の映画と大いに異なるのは、ヒロインの唐突な退場。想像していたのとは違うタイミングであっけなく亡くなってしまう。その点が意表をついてきたので、その他の映画と差別化することができた。

人間というのは、突然何が起こってお別れになるのか分からないのだと、考えさせられた。(男性 30代)


膵臓に病を抱える女子高生と、そのことを知ってしまったクラスメイトの男子が交流を深めるストーリー。
クラスの人気者の桜良と、無口で人と関わりをもとうとしない志賀が、お互いに憧れをもっているのは素敵だなと思いました。桜良と志賀のキャスティングがぴったりで、特に志賀役の北村匠海さんの演技力に驚きました。ラストの泣きシーンが圧巻で、演技に見えないほどのリアルさでした。
病気がテーマの作品としては意外な結末でしたが、いま生きていることの大切さや、健康に日々を過ごせることは奇跡なのだと、より感じられるラストでした。(女性 20代)


浜辺美波、北村拓海と主演2人がとても可愛らしく、あらすじよりもキャスティングが好きな作品。正直恋人が重たい病気で亡くなるという作品は、『泣かせる』を前面に出し過ぎていてお涙頂戴のように思えて得意ではない。しかしこの作品は、よくあるパターンだろうと思って観ていると意外な結末に驚かされる。
原作は観たことがないので比較のしようがないが、アニメ版の方がよかったという声をよく耳にするのでいつかアニメ版も観てみようと思う。(女性 20代)


タイトルが奇を衒っていて良いですね。原作を読んでいたのに、大号泣しました。浜辺美波の笑顔が脳裏に焼き付きます。優しくも切ない、魔性の微笑みです。映像はおしなべてふんわり柔らかいのに、メッセージ性が非常に強く気が引き締まりました。誰も彼もいつかはあの世へ旅立つのですから、今を大切に生きねばなりません。また、明日は誰にも約束されていません。想定外の死が訪れるかもしれないことを覚悟して、生きたほうが良いでしょう。(女性 30代)

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