映画『幸せのポートレート』の概要:メレディスは恋人の実家で開催されるクリスマスパーティーに参加した。だが、やることなすこと空回ってばかりで、なかなか恋人の家族に受け入れてもらえなかった。ピンチに陥ったメレディスは、妹に助けを求めた。
映画『幸せのポートレート』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:トーマス・ベズーチャ
キャスト:サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン、クレア・デインズ、レイチェル・マクアダムス etc
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映画『幸せのポートレート』の登場人物(キャスト)
- メレディス・モートン(サラ・ジェシカ・パーカー)
- キャリアウーマン。真面目でお堅い性格。自分の考えをしっかり持っており、融通が利かない。
- シビル・ストーン(ダイアン・キートン)
- ストーン家の母。明るい元気者。病が再発してしまい、命が尽きようとしている。家族のことを心から愛しており、自分が亡くなった後のことを心配している。
- ジュリー・モートン(クレア・デインズ)
- メレディスの妹。明るく人懐っこい性格。アーティストへの助成金審査の仕事に就いている。
- エイミー・ストーン(レイチェル・マクアダムス)
- エヴェレットの妹。他人をなかなか受け入れない。少しヒステリックなところもある。神経質なメレディスのことを嫌う。
- エヴェレット・ストーン(ダーモット・マローニー)
- メレディスの恋人。病を患っている母のためにも、メレディスとの結婚を急いでいる。
- ベン・ストーン(ルーク・ウィルソン)
- エヴェレットの弟。映画関係の仕事に就いている。自由でお気楽な性格。
- サッド・ストーン(タイロン・ジョルダーノ)
- エヴェレットの弟。聾者。ゲイ。パトリックという名の恋人がいる。
映画『幸せのポートレート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『幸せのポートレート』のあらすじ【起】
キャリアウーマンのメレディス・モートンは、恋人のエヴェレット・ストーンの実家で行われるクリスマスパーティーに参加することになった。メレディスが家族に気にいられるか心配している中、ストーン家ではメレディスのことが噂されていた。メレディスに唯一会ったことがあるエヴェレットの妹のエイミーは、異常に神経質で大嫌いな女性だと評した。
メレディスはエヴェレットと同じ部屋に泊まることになった。だが、メレディスにとって、両親の家で恋人が同じベッドで寝ることは考えられないことだった。ストーン家は特に気にしていないのだが、エミリーの部屋に泊まらせることにした。メレディスのことを特に嫌っているエミリーは、不愉快な態度を露わにした。メレディスはエミリーに嫌われていることに気づき、ショックを受ける。
エヴェレットの家族はお堅い雰囲気のメレディスに困惑し、受け入れられないでいた。メレディスも家族に嫌われていることに気づいていた。メレディスは必死に家族に受け入れてもらおうと頑張るが、空回ってしまう。
エヴェレットの家族に辛く当たられ、傷ついたメレディスはホテルに泊まることを決めてしまう。エヴェレットはメレディスを受け入れない家族を怒鳴りつけた。そんな中、エヴェレットの弟のベンは、メレディスのことを気にかけていた。このままホテルに行くと家に帰ってこない可能性があったため、母のシビル愛用のマグカップに入れた珈琲をメレディスに渡した。マグカップを返すために、家に戻ってくるよう仕向けたのだ。
映画『幸せのポートレート』のあらすじ【承】
エヴェレットはメレディスと結婚することを決めており、母に祖母の指輪を譲って欲しいと頼んだ。だが、母はメレディスとエヴェレットが上手くいくとは思えなかったので、断った。エヴェレットは自分で結婚指輪を用意することにした。結婚を急ぐのは、病を抱えている母のためでもあった。
メレディスに呼ばれて、妹のジュリーがやって来た。エヴェレットは美しいジュリーに目を奪われる。ジュリーはメレディスとは違い、すぐにエヴェレットの家族に受け入れられた。メレディスはそのことにショックを受ける。さらに、メレディスは失言しシビルの息子のサッドを傷つけるような言葉を言ってしまい、食卓は険悪な雰囲気になってしまう。
家を飛び出したメレディスは車に乗り込むが、事故を起こして動けなくなってしまう。様子を見に行ったベンがおどけながら声を掛けると、メレディスは笑いながら泣き崩れた。ベンはそんなメレディスを心配し、気晴らしに飲みに出かけることにした。一方、メレディスがホテルに戻っていないことを知り、エヴェレットとジュリーは一緒に探しに出かけた。
映画『幸せのポートレート』のあらすじ【転】
メレディスはお酒を飲みながら、必死に頑張っているのにストーン家に受け入れてもらえないとベンに愚痴を零した。ベンはそんなメレディスに、頑張る必要はないのだとアドバイスした。一方、エヴェレットはジュリーと夜の街を歩きながら、会話を楽しんでいた。エヴェレットはジュリーに惹かれていた。
シビルの病は再発しており、命は尽きようとしていた。そのため、エヴェレットが結婚に失敗したとき、傍にいることができないことを恐れていた。メレディスのことを受け入れられないのは、それが理由だった。しかし、夫のケリーに諭され、母の指輪をエヴェレットに渡すことにした。一方、メレディスはベンの部屋のベッドの上で目を覚まし、偶然部屋を訪ねてきたケリーに姿を見られてしまう。
エヴェレットは母から貰った指輪をジュリーの指に嵌めた。ピッタリと嵌り、石鹸を使っても外すことができなかった。そのことを知ったメレディスは驚きながらも、ジュリーに昨夜ベンといたことを打ち明けた。
映画『幸せのポートレート』の結末・ラスト(ネタバレ)
メレディスはストーン家のためにプレゼントを用意していた。それは、額縁に入れた妊婦姿のシビルの写真だった。メレディスはエヴェレットの机に飾ってあったその写真を見て素敵だと思い、額縁に入れてプレゼントすることにしたのだ。ストーン家は感動に包まれる。そんな中メレディスは、エヴェレットがジュリーにプロポーズするつもりでいることを知ってしまう。ショックを受けたメレディスは、ベンとベッドを共にしたことをしゃべってしまう。エヴェレットは怒り、ベンを追いかけ回した。だが、全てはメレディスの誤解で、ベンの部屋で寝ていただけだった。
ジュリーが外れた指輪を置いて家を出て行ってしまう。ジュリーはバス停におり、帰ろうとしていた。エヴェレットはジュリーを引き止めた。一旦はバスに乗ったジュリーだったが、途中で降りてエヴェレットと抱き締め合った。その頃、メレディスはベンと寄り添い合いながらベッドの上にいた。
クリスマス。サッドはゲイの恋人と共に、子供を連れて実家に帰った。そこにはメレディスの姿もあり、ベンと寄り添い合った。エヴェレットもジュリーを連れて帰ってくる。部屋には、メレディスがプレゼントしたシビルの妊婦姿の写真が飾られていた。
映画『幸せのポートレート』の感想・評価・レビュー
結婚を考えているメレディスとエヴェレットは、彼の家族と共に休暇を過ごすことにした。家族に歓迎されていないこと、物事がうまくいかないことにがっかりするメレディス。妹の方が受け入れられていることにさらに追い討ちをかけられた彼女は、落胆し泣き崩れてしまった。母親は、彼らが合わないと思っていたが、次第に別々の人に惹かれ合う二人。恋愛にはそれぞれ合う相手がいるのだということ、そして流れに乗っていけばうまくいくのだと思わせてくれる映画だ。(女性 30代)
クリスマス映画ですが、妙にリアルな作品です。
結婚を控えたカップルが彼氏の実家でクリスマスを過ごすのですが、彼の妹に軽い嫌がらせをされたり、彼の母親には煙たがられたりと最初から四面楚歌です。ハートフルな映画かと思って観始めるとリアルさに頭が痛くなります。随所にコメディが挟まれており、最後の方でメレディスが良い仕事をしたりするので何とか観れますが、クリスマスに観るには現実的すぎると思います。
出演している俳優陣は豪華なので、そこは楽しめます。ルーク・ウィルソンのお気楽なキャラクターがこの作品の救いです。(女性 30代)
『ラブ・アクチュアリー』を超える…とあったのでどんなものかと期待して鑑賞しましたが、『ラブ・アクチュアリー』のような憧れや夢のような明るさが詰まった作品と言うよりも、幸せの価値観や考え方を教えてくれるリアルな作品でした。
好きあって結ばれた恋人同士でも一緒にいるうちに嫌な部分が見えてきたり、結婚を誓っていてもそううまくはいかなかったり。所詮他人同士が一緒になるのだから合わない部分があって当たり前で、それをどれだけ補っていくか、認め合っていくかが大切で、それが幸せに繋がるのだと教えてもらった気がします。(女性 30代)
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