トム・ホランド版のスパイダーマンとしては3作目となる本作では、とうとうスパイダーマンの正体が明るみに出てしまう。ドクター・ストレンジも登場するため、MCUファンにとっては嬉しい作品。
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の作品情報
- タイトル
- スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
- 原題
- Spider-Man: No Way Home
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2022年1月7日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- ジョン・ワッツ
- 脚本
- クリス・マッケンナ
エリック・ソマーズ - 製作
- ケビン・ファイギ
エイミー・パスカル - 製作総指揮
- ルイス・デスポジート
ビクトリア・アロンソ
ジョアン・ペリターノ
レイチェル・オコナー
アビ・アラド
マット・トルマック - キャスト
- トム・ホランド
ゼンデイヤ
ベネディクト・カンバーバッチ
ジェイコブ・バタロン
ジョン・ファブロー
マリサ・トメイ
アルフレッド・モリーナ
ウィレム・デフォー - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の作品概要
ヒーローものの作品、MCU作品に詳しくはないが、スパイダーマンというキャラを知っているという人は多いだろう。それもその筈。興行収入的にも大成功を収め多くの人々から愛され続けるスパイダーマンは、2011年に発表された『Top 100 Comic Book Heroes』で見事3位に食い込んだこともあるのだ。その自由自在なモーションと戦闘が売りのスパイダーマン。しかし、それ故に、当初スパイダーマンは実写化不可能と言われていた。そんな中、当時の最先端技術の粋を結集し、スパイダーマンという映像作品がこの世に送り出された。そして、今尚続くスパイダーマン人気の立役者となったのだ。本作も、果たして今後更に広がるスパイダーマン人気を支えることができるだろうか。
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の予告動画
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の登場人物(キャスト)
- ピーター・パーカー / スパイダーマン(トム・ホランド)
- かつてアベンジャーズの一員として世界を救ったスーパーヒーロー。前作でその正体がバレてしまい、生活が一変する。
- ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
- 過去にスパイダーマンと共に世界を救った魔術師。スパイダーマンを救うため、禁忌の魔術に手をつけてしまう。
- ミシェル・MJ・ジョーンズ(ゼンデイヤ)
- ピーターと想いを通わせる女性。世間がピーターに疑いの目を向ける中、ひたむきに彼を信じ続ける。
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』のあらすじ(ネタバレなし)
前作で、ミステリオを倒し人々を救ったスパイダーマンことピーター・パーカー。しかし、彼が残した映像によって、パーカーはミステリオ殺しの容疑をかけられ、さらには隠し通していたその正体も明るみに出てしまう。一変してしまった生活に疲弊したパーカーは、正体が露見する前の世界に戻りたいと願うようになる。そこで彼が頼ったのは、かつて共に強敵に立ち向かった時の魔術師、ドクター・ストレンジだった。ストレンジの力で、『ピーター・パーカーがスパイダーマンであることが知られていない世界』に戻ろうとしたパーカー。しかし、あまりに強大なその魔法の使用によって、マルチバース現象が発生してしまう。自分とは違うスパイダーマンが存在する世界線から、あらゆる敵が集結してしまったのだ。
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の感想・評価
懐かしい仇敵達
スパイダーマンの敵と言われて、誰を思い出すだろうか。グリーンゴブリン、Dr.オクトパス、ミステリオ、エレクトロ…。これまで様々な強敵達が、スパイダーマンの前に立ち塞がってきた。基本的に強大な悪役は一作につき一人。しかし、本作においてはその限りではない。なんと、これまで作品を騒がせてきた敵達が、一堂に会するのだ。しかも、それだけではない。オリジナルキャスト達がそのまま出演してくれるのだ。例えばグリーンゴブリンを演じたウィレム・デフォー。彼が最初にグリーンゴブリンを演じたのは2002年のこと。それから約20年の時を経て、再び彼はグリーンゴブリンを演じてくれるのだ。無印版から見ていたファンにとっては、これ以上嬉しいことはないだろう。なんとも贅沢な一作、見ないと損。
スパイダーマン×ドクター・ストレンジ
MCUシリーズの魅力であり最大の強みは、同じ世界軸に複数のスーパーヒーロー達が存在するということ。作品の枠を超えて、それぞれ強い魅力を放つヒーロー達が共演するのだ。本作もその一つ。本作では、ドクター・ストレンジとスパイダーマンという2人のヒーローがタッグを組む。どちらもアベンジャーズシリーズにも出演する人気キャラクター。そして、どちらもパワーで押し通すのではなく、相手を翻弄するような戦い方をする技巧派。トリックスターとも呼ぶべき二人が融合した時、果たしてどのような化学変化が起きるのだろうか。人気者同士のタッグに、自ずと期待が高まる。
トム・ホランド版スパイダーマン
長いスパイダーマンの歴史の中で、これまで3人の役者がスパイダーマンを演じてきた。通称『無印版スパイダーマン』で主役を務めたトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド、そして、本シリーズのトム・ホランド。どれも同じスパイダーマンではあるが、設定は少しずつ異なる。無印版は三部作、アメイジングシリーズは2部作、最新作を含めてトム・ホランド版は3作と、どれも単身主演映画としては大きな差はない。しかし、トム・ホランドはMCU版スパイダーマンの一員として、アベンジャーズシリーズなどその他にも数多くの作品にスパイダーマンとして出演している。結果、今ではトム・ホランドが最も多くスパイダーマンを演じた俳優となった。勿論、どのスパイダーマンにもそれぞれの魅力がある。しかし、彼が今やスパイダーマンとしての顔になっていることは事実。本シリーズを見なければ、スパイダーマンは語れない。
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の公開前に見ておきたい映画
スパイダーマン ホームカミング
前述したように、スパイダーマンには大きく分けて3つのシリーズが存在する。そして、トム・ホランド版のシリーズの始まりが本作。スパイダーマンとしては、2度目のリブートとなる。ピーター・パーカーは、ある日偶然超能力を手にして以降、スパイダーマンとして活動してきた。そして、アイアンマンに見出され、彼に高性能のスーツを渡されたのだった。しかし、アベンジャーズへの参加は許されず、大きな活動の場も与えられなかった。そのことに不満を感じたピーターは、彼を認めさせようと行動を開始する。しかし、そのことが裏目に出てしまい、ピーターはアイアンマンから失望されてしまうのだった。一方、その頃強大な敵がピーター達に忍び寄っていた。
スパイダーマン
全てはここから始まった。これまで実現不可能と言われていたスパイダーマンの実写。様々な困難を乗り越え、それを実現したのが本作である。トビー・マグワイア演じるシリーズは大きな反響を呼び、計3作が制作される大人気シリーズとなった。叔父夫婦に育てられるピーターは、高校で冴えない毎日を送っていた。しかし、彼の生活はある日一変する。社会科見学で訪れたコロンビア大学研究室で、遺伝子改良された蜘蛛に噛まれてしまったのだ。以降、ピーターには蜘蛛を彷彿とさせる能力が発現する。その力を基に、姿を隠しヒーロー『スパイダーマン』として活動するようになったピーター。しかし、大いなる力には大いなる責任が伴い……?
詳細 スパイダーマン
ドクター・ストレンジ
本作に登場するもう一人のスーパーヒーロー、それこそがドクター・ストレンジである。アベンジャーズの一員であり、先の戦いにおいても重要な役どころを演じたストレンジ。時間を操るという非常にトリッキー且つ有能なその能力が変われ、これまでスパイダーマンだけでなく、『ソー』シリーズなどの他マーベル作品にも出演を果たしている。ストレンジは、元々優秀な外科医だった。しかし、その傲慢な態度故人々からは煙たがれる日々。ある日、彼は交通事故にあい両手に麻痺が残る後遺症を負ってしまう。外科医としては致命的なその傷。その傷を治すため、最後に彼が辿り着いたのは神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンだった。
詳細 ドクター・ストレンジ
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の評判・口コミ・レビュー
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム鑑賞
まさか劇場での新年一発目の映画が生涯での一番の映画になるとは、、、
多くは語りません。
ただ2000円ぐらいで100万以上する高級ホテルに泊まるより満足感を得られます。いや、むしろどっちかえらべと言われたら本作を取ります pic.twitter.com/AJrlc78wwy— キャップ (@MnyEbeo) January 7, 2022
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』鑑賞。
観客の度肝を抜く怒涛の展開を用意しながらも、ピーターの苦悩と決断を最後まで描き切ったMCUには賞賛の言葉しかない。「想像しろ。超えてやる」このコピーに一切の偽りがないシリーズ集大成にして年間ベスト級の大傑作!ネタバレしなかったTLに感謝! pic.twitter.com/cLSwd0IbIq— Rocky@六月の狂詩曲 (@rhapsodyinjune6) January 8, 2022
スパイダーマン ノーウェイホーム
観てきた!!笑って、泣いて、興奮して、何度も心の中で叫んで…様々な感情が次々と襲ってきて感情が迷子🕸ずっと余韻に浸れる…
“親愛なる隣人”スパイダーマンというヒーローを改めて好きと感じた🕷ありがとうピーター!!
悪役の中ではやっぱりドック・オクが好きぃ pic.twitter.com/vufu3RRCLu— AMO (@marvel2019dc) January 8, 2022
『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』観了
大体予想は勘づいてはいたけど、観ると本作はヤバい😅本当にネタバレが出来ない内容だった😅ある場面で会場内が響めいて活気づいたけど、これはEGを超える作品だった。最近のMCUには飽き飽きしていたが、今作は全くそう感じさせない。 pic.twitter.com/zfpkiELgnv— 三次元からきたブロンディ (@kotaeastwood) January 8, 2022
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』鑑賞。
MCUと歴代スパイダーマンシリーズが織り成す物語と現代だからこそパワーアップした迫力ある映像表現を存分に楽しませていただきました🥲。
「親愛なる隣人」「大いなる力には大いなる責任が伴う」を極限まで感じれる最高傑作です😳
🎥ランクS pic.twitter.com/adgx0aq2mF— 洋タルト (@XXVmdvAbBdghi0T) January 8, 2022
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』のまとめ
今や、世界中の映画界を牽引しているといっても過言ではないMCU。2008年に公開された『アイアンマン』から始まったこの企画も、とうとうフェーズ4に到達した。本シリーズの前作にあたる、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までがフェーズ3。本作以降、MCUは新たな舞台へと羽ばたいていく。ここまで巨大な世界となってしまったMCUに今から飛び込んでいくことに躊躇いを感じる人もいるかもしれない。そういった人は、まずは一つのシリーズを見ることから始めてみよう。勿論、MCUシリーズは複雑に絡み合っているため、全てを網羅していた方が楽しめることは確か。しかし、単作だけでも楽しめるような配慮は十分なされている。本作が、もしかするとMCUシリーズに浸かるキッカケになるかもしれない。
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