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映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の概要:大人気シリーズ『スター・トレック』に、現在飛ぶ鳥を落とす勢いのベネディクト・カンバーバッチが堂々参戦!圧倒的強さを誇るカーン相手に、カークとエンタープライズ号のクルーはどう立ち向かうのか。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の作品情報

スター・トレック イントゥ・ダークネス

製作年:2013年
上映時間:132分
ジャンル:SF、アクション
監督:J・J・エイブラムス
キャスト:クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチ etc

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の登場人物(キャスト)

ジェームス・T・カーク(クリス・パイン)
USSエンタープライズ号の艦長。艦長としては有能だが、やや無鉄砲な性格。
スポック(ザカリー・クイント)
USSエンタープライズ号の副艦長。理性的な人物。
ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)
スポックの恋人、眉目秀麗。
ジョン・ハリソン / カーク(ベネディクト・カンバーバッチ)
突如として惑星連邦に襲撃をかけた人物。実はある隠された過去がある。
モンゴメリー・“スコッティ”・スコット(サイモン・ペッグ)
USSエンタープライズ号のメカニック。
レナード・“ボーンズ”・マッコイ(カール・アーバン)
USSエンタープライズ号の医師。カークの親友。
マーカス(ピーター・ウェラー)
カークの上司に当たる人物。なぜか秘密裏に魚雷を作成していた。
キャロル・マーカス(アリス・イヴ)
マーカスの娘。身分を偽りUSSエンタープライズ号に乗船してくる。
クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)
カークを長年知る、カークの恩人。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のあらすじ【起】

2259年、ジム・カークが艦長を務めるUSSエンタープライズ号は、とある原住民にその姿を見られてしまう。本来、彼らの姿を見せてしまうことは歴史に大きく影響してしまうため禁じられている。その規則を破ってしまったカークは、USSエンタープライズ号の艦長の座から降ろされてしまうのだった。

しかし、パイク提督という長年カークを知る人物が、カークを救ってくれた。本来であれば厳罰な処罰が下されるべきカークだが、パイク提督の言葉添えのおかげで、艦長から副艦長への降格だけで済んだのだ。カークは、パイクに心から感謝を述べる。

一方、その頃ロンドンで爆破事件が起きていた。その事件について話し合いの場を持つため、カークを含む士官達に召集がかかる。しかし、その場に武装ヘリが襲撃をかけてきたのだ。カークは、そのヘリコプターの操縦席に全身を黒色で固めた、1人の男が座っていることを確認する。そして、ここでカークにとって悲しい出来事が起こる。その襲撃の中、恩人であるパイクが命を落としてしまったのだ。

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映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のあらすじ【承】

その男、ハドソンは襲撃の後、クリンゴン帝国の支配下にある惑星に逃げ込んでいた。その惑星はカークの所属する惑星連邦と犬猿の仲にあるため、易々とは手が出せないのだ。しかし、カークは惑星連邦としてではなく、一戦艦として任務に当たることを提案する。

仲間がその作戦に同意せず艦を降りるなどの事態もありながら、彼らは惑星を飛び立った。途中、科学士官として新しく乗船してきたキャロル・ウォレスという女性が、実はマーカス提督の娘で、父親に隠れてこの乗船してきたことが判明するなど、渡航中も次々とトラブルが生じる。

そして、惑星に降り立った彼らをクリンゴンの兵士が襲う。絶体絶命の窮地に陥ったカーク達を助けたのは、なぜかハドソンだった。ハドソンは敵を倒すと、何故かカーク達が積んできた魚雷の数を訪ねるのだった。カークが質問に答えると、ハドソンは自ら降伏する。そして、ハドソンはカークに、魚雷を開けてみるように申し出るのだった。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のあらすじ【転】

その魚雷こそが、キャロルが父親に秘密で艦に乗り込んできた理由だった。彼女は、父親が政府に秘密で魚雷を作成していることに疑問を抱き、その謎を解き明かすためにやってきたのだ。

一方、カークは船を降りたスコットに連絡を取る。そして、ハドソンに伝えられた座標を調査するように頼むのだった。そして、キャロルが見事魚雷を開けてみせた。すると、なんと魚雷の中には冷凍保存されている人間が入っていたのだった。カークがハドソンに詰め寄ると、ハドソンが真実を語り始めた。ハドソンの本当の名前はカーンといい、カーンと冷凍保存中の仲間達は300年前に誕生した優性人類だった。しかし、持て余された彼らは地球を追放されてしまう。そこに目をつけたのがマーカス提督だった。マーカスはカーンだけを目覚めさせると、仲間の命を人質に、カーンを思いのままに操っていたのだ。

そして、自分の企みが露見することを恐れたマーカスが、直々にあらわれた。マーカスはカークに、カーンを引き渡すよう命令するが、カークはマーカスから逃亡する。しかし、マーカスが使用している戦艦は最新鋭のもの。追いつかれてしまい、攻撃を受けてしまう。しかし、その攻撃が突如として止まったのだ。なんとマーカスの戦艦には、スコットが乗り込んでいたのだ。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の結末・ラスト(ネタバレ)

スコットの妨害工作のおかげで、カークとカーンはマーカスの戦艦に乗り込んだ。しかし、カーンは1人暴走を始め、マーカスを殺害し、カークを人質に取るのだった。カークの要求は、仲間達を引き渡すこと。クルー達はどうすることもできず、魚雷をカーンに引き渡すのだった。

そのままカーンはエンタープライズ号に襲撃をかけようとする。しかし、スポックがそれを見越して魚雷の起爆スイッチを押した。魚雷の中の人間は、既にクルーによって外に出された後だった。これで万事解決、そう思われた時だった。エンタープライズ号の調子が悪くなり、機体が墜落を始めたのだ。カークは、自らの命を犠牲にしてその不調を修正してみせた。

スポックは激しい怒りを見せると、カーンに戦いを挑むのだった。一方、エンタープライズ号の医師、マッコイがあることに気付く。なんと、カーンの血液には生き物を蘇らせる力があったのだ。スポックはカーンを捕らえると、見事その血液でカークの命を取り戻したのだった。カーンに対しては再び、冷凍睡眠の処置が施された。そして、カークとその仲間は宇宙に向けて飛び立つのだった。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の感想・評価・レビュー

アメリカの人気SFドラマシリーズのリブート作品の第二弾。宇宙船エンタープライズ号とそのクルーたちが新たな危機に直面する姿を描く。

今作は愛する人を守るために何を犠牲にするかと言うテーマで各キャラクターの人物像を深く掘り下げられおり、それぞれの選択が敵味方問わず物語の進行に深く関わっていくところが見どころ。また、謎の男ハリソンを演じるベネディクト・カンバーバッジの怪演に注目。(男性 20代)


ドクターストレンジとしても名を馳せたベネディクト・カンバーバッチがとても良い悪役ぶりを披露しているスタートレックの続編である。初作品よりも、もっとキャラクターについてを色濃く描いていて、スタートレックに対して、より深く入り込む事が出来る作品である。JJエイブラムスならではの余韻を残す物語の組み方が観終わった後の期待感を煽ってくるところが憎らしい。新たな艦長としてクリスパインを置いたのだが、これが又良い味を出している。(男性 30代)


並行世界でのスタートレック第二弾。オリジナルに登場した敵役を形を変えて登場させる辺りや、後半のピンチのシーンでオリジナルの映画とは立場を入れ替えて見せる辺りがオールドファンにとってはニヤリとさせられる。映像的にもオリジナルの頃には技術的に難しかったであろうことをどんどんやってくれて楽しい。こういうことができるのも大元のスタートレックの世界観が強固なものだからだろう。あらためてオリジナルのスタートレックの素晴らしさを感じる。(男性 40代)


運命に翻弄された、哀れで冷酷な優性人類、カークを演じたベネディクト・カンバーバッチの存在感が凄かった。個人的に最優秀助演賞はこの人。
前作で出てきたクルー達が引き続き出演しているので、なんだかんだで愛着が湧き応援したくなる。ストーリーも色々と練ってあり面白く、最後まで楽しめた。
ただ、見所の一つと言っても良いカークの死は、何となく“どうせ生き返るんだろうな…”と分かってしまったので、あまり衝撃が受けられず残念だった。(女性 30代)


前作に引き継ぎ壮大なスケールの映像も楽しめる上、今作はキャラクターの心理描写も良く練られていると思いました。残酷な自爆テロを引き起こしたカーンも、黒幕だった提督も、一概に悪とは言えない。それぞれに守りたいものがあっただけなのです。ですが2人とも独りよがりだったのかもしれません。仲間を守るため自己犠牲を選択したカークが一枚上手だったのでしょう。父の遺伝子を感じさせるカークの最後の行動にはグッときました。(男性 20代)


リブート版の『スター・トレック』シリーズの二作目。前作で大体のストーリーを理解していると今作からめちゃくちゃ面白くなってきますね。スポックのちょっと他の人とは違う雰囲気も愛らしく思えてきて、いつの間にか好きなキャラクターになっていました。
個人的に、ブルース・グリーンウッドがかなり好きなのでもっと見ていたかった感はあります。
しかし、1番の見所はカーンですよね。ベネディクト・カンバーバッチがハマり役すぎて悪役なのにかっこいいと感じてしまいました。(女性 30代)

関連作品

次作 スター・トレック BEYOND
前作 スター・トレック

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ハリソンが、何故300年も変わらず生きていられるのか、不思議に思ったボーンズが、ハリソンの血液を採取し船内で飼っている実験用のウサギに注射したところ、体力が回復するシーンがある。

    そこからヒントを経て瀕死の重傷のカークに、ハリソンの血液を輸血する事を思いつく。

    が、それ以前にも、ハリソンが自らの治癒能力で取引するシーンは映画の冒頭部分に出てくる。

    ハリソンに艦隊本部爆破を脅迫されたトーマス(ノエル・クラーク)には重病の娘ルシーがいた。
    『私なら貴方の娘さんを助けられる』と名乗り出たのがハリソン。
    彼は自分の血液をルシー輸血して、助け、トーマスに交換条件を飲ませている。

  2. 匿名 より:

    ハリソンの実名はカーンといい、300年前に遺伝子操作で生み出された優勢人種。
    優勢人種とはいえベネディクト・カンバーバッチ演じるハリソンの破天荒ぶりは、もう人間業を通り越している。

    ザッカリー・クイント演じるミスター・スポックも負けじと頑張っているが、負けそうになっているシーンもある。

    クライマックスで、ハリソンは1人逃げようと魚雷を喰らったヴェンジャス号を、艦隊本部に特攻させようとするシーンは驚きだ。
    ハリソンはヴェンジャス号だけ特攻よろしく本部にぶつけて自分だけは転送で助かろうとする。

    スポックが転送で追いつき、エンタープライズ号の中に引き上げて、カークの輸血の為に無理矢理引き戻す。

  3. 匿名 より:

    今回はリブート2作目という事もあり、豪華キャストでテコいれし、旧作で船長だったブルース・グリーンウッドを降板させ、クリス・パインに本格的に船長に昇格させた所が多いなる進歩だと思う。

    しかもラストは『もしかすると続くかも』という事を予測させる様なラストで、見ている方もドキドキしたかもしれない。
    『スタトレ』の1と2の監督は、JJエイブラムスで、通称『JJトレック』と呼ばれている。

  4. 匿名 より:

    そもそも、この戦いをしかけたのはマーカス提督(ピーター・ウェラー)なのだが、彼の最大の誤算は、エンタープライズ号に愛娘キャロル(アリス・イブ)が乗っている事が判らなかった事だろう。

    親に知られると反対されるから、わざと素性をかくしたというキャロルの言い分も納得できるし、彼女の姿に今時の女性を垣間見る事が出来る。