映画『スチューデント』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「スチューデント」のネタバレあらすじ結末と感想

スチューデントの概要:考え方も生活も正反対のヴァランティーヌとネッドの恋。夢を目指しながら恋にも真っ直ぐに突き進むソルボンヌの学生を若きソフィー・マルソーが演じる。パリを舞台にした青春ラブストーリー。

スチューデントの作品情報

スチューデント

製作年:1988年
上映時間:104分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:クロード・ピノトー
キャスト:ソフィー・マルソー、ヴァンサン・ランドン、エリザベート・ヴィタリ、ジャン=クロード・ルゲイ etc

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スチューデントの登場人物(キャスト)

ヴァランティーヌ(ソフィー・マルソー)
ソルボンヌの学生。予備校や小学校の補助教員として働きながら、教員の試験に向け猛勉強をしている。
ネッド(ヴァンサン・ランドン)
ロックバンドでギターとシンセサイザーを担当。作曲家になる夢を持っている。離婚歴ありで、前妻には連れ子がいた。
セリーヌ(エリザベート・ヴィタリ)
ヴァランティーヌの友人で、同じく教員の試験に向けて勉強をしている。

スチューデントのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スチューデント』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

スチューデントのあらすじ【起】

ヴァランティーヌはある日スキー場のロープウェイの中で、ネッドという男性に出会う。初対面でリップがべっとりついた食べかけのチョコレートバーを差し出したネッドに、「口紅つきのチョコなんか最低」と返したのが初めての会話だった。

その後、フードとマスクを取ったヴァランティーヌの美しさに一目惚れしていたネッドが、スキー場からの帰り道彼女を追って話しかける。ロープウェイの中では意識していなかったヴァランティーヌも、彼の口下手で、はにかんだ仕草に好感を抱き、デートの約束をするのだった。

そんなヴァランティーヌはソルボンヌの学生で、教員になるための試験に向けて猛勉強中。勉強以外にも、予備校の教員や郊外の小学校で補助教員として働いており、毎日が大忙し。あと3ヶ月で試験だが、元彼のJ・Pと別れて8ヶ月も男っ気がなかったヴァランティーヌは、久しぶりのデートを楽しみにしていた。

予定では、夜8時に彼と食事し、10時に彼の家に行き、12時には帰宅して夜中の2時まで勉強。ヴァランティーヌは試験前にひと時の気晴らしがしたかった。

一方ネッドはと言うと、彼女のことをすぐ寝る相手だとは思っていなかった。ロックバンドでギターとシンセサイザーを担当しているネッド。遊び相手もたくさんいるが、ヴァランティーヌとは理解し合いたいと考えていた。

スチューデントのあらすじ【承】

待ち合わせのレストランに悪びれもせず遅刻してきたネッド。しかも彼に親しげに手を振る女性がいたり、周りが賑やか過ぎたり上手く会話ができない。二人は場所を中華料理屋に移し、そこでようやく落ち着いて会話を始めた。

二人は生活も性格も正反対だった。ヴァランティーヌはなんでも物怖じせずはっきりと物を言う性格。喧嘩っ早く間違ったことは許せない。社会に対する意見もしっかりと持っていた。ヴァランティーヌは芸術家とインテリの違いについて熱く語る。しかし、ネッドは穏やかな性格で、政治など全く興味がないロマンチスト。将来有名になっても今と意識は変わらないと言う。

ヴァランティーヌは自分にはないネッドの気楽さが珍しく、ネッドも気が強く真面目なヴァランティーヌが新鮮だった。予定よりもずっと長く会話をしてしまった二人。翌朝も早いヴァランティーヌだが、別れ際ネッドにキスを求め、彼の部屋で一夜を過ごすのだった。

朝こっそりと彼の部屋を抜け出したヴァランティーヌは、忘れ物をしたことに気がつき取りに戻る。二人はロマンチックな一夜を過ごし、お互いに惹かれあっているが、この先どんな展開になるのかお互い分からなかった。

ヴァランティーヌを見送るネッドは、彼女ともっと一緒にいたい気持ちでいっぱいだった。しかし、そこに女性から電話が入り、気まずい空気のまま別れるのだった。

ネッドはその後何度も彼女に電話をかけるが繋がらない。その間にも映画のプロデューサーに自分をアピールし、作曲家としての夢を掴もうとしていた。

その頃ヴァランティーヌは、ホテル住まいからシェアアパートに引越しをしていた。そこには、友人のセリーヌや夜間の看護婦、猫を飼っている年配のセルジュなどが住んでいる。

ネッドはバンドでツアーに出る。遊び相手の女性も同伴し、同じホテルに泊まるが、ネッドの頭はヴァランティーヌのことでいっぱい。ネッドは女性に「どうしても会いたい人がいるんだ」とその夜一時的にパリに戻ると告げた。彼女も夫がある身なので気にしない素振りをするが、本当は少し傷つきながら彼と別れる。

ネッドはヴァランティーヌに会うために、彼女の職場で待ち伏せし、再会した。連絡はしなかったが、ネッドのことをずっと気にしていたヴァランティーヌ。お互いの姿を確認すると二人は磁石のように引きつけられる。

しかし、ヴァランティーヌには学校が、ネッドも夜にはツアー先に戻らねばならず、限られた時間しかなかった。その日は口述試験のリハーサル。ヴァランティーヌは近づく試験を前に緊張していた。5年間の勉強を無駄にはできない。ヴァランティーヌはネッドに「僕らやっていけるよね」と問われ「たぶん」と返した。

互いに忙しく、遠く離れている二人。だが、それが一層恋心を募らせた。会わずにいられなくなった二人は、次の日曜日パリとツアー先の中間地点で合流し、次の日の正午まで一緒に過ごす計画を立てるのだった。

スチューデントのあらすじ【転】

日曜日に再会して愛し合った二人。その日から、ヴァランティーヌは彼との恋愛にどっぷり浸かる。時間を見つけては電話をする二人。会えない寂しさは募っていたが、愛し合う二人は幸せだった。ネッドは作曲に力を入れ、ヴァランティーヌも毎日寝不足だが、なんとか筆記試験は終わった。

その日もネッドからの電話を待ち夜中の4時まで起きていたヴァランティーヌ。ようやく電話が来るとネッドはパリに帰ってきて今から会おうと言った。彼に会える喜びでいっぱいのヴァランティーヌは大急ぎでシャワーを浴び、雨の中で待つ。

しかし、彼の車には友人も乗っており、そのせいでヴァランティーヌは不機嫌になる。そして、彼を家に送り届けた後、ヴァランティーヌは怒りを爆発させる。胸が詰まる思いで待っていたヴァランティーヌは彼が自分よりも気楽なことを許せなかったのだ。

その場はネッドが謝り、ヴァランティーヌも自分の身勝手さを反省した。だが、さらに筆記試験の合格発表の日に試験にパスしたヴァランティーヌがネッドのライブ会場で彼の別れた妻と鉢合わせし、また喧嘩に発展。

仲直りはしたものの、ヴァランティーヌのやきもち焼きで激しい性格に、ネッドは時間が経つにつれ少し辟易していた。おまけに作曲の方も上手くいかずストレスも溜まっていたネッドは、気まぐれで好きでもないバンドメンバーの女性と浮気をしてしまうのだった。

ネッドは朝帰りし、その時ちょうど電話をかけてきたバンドメンバーの友人に、浮気をしたことと、ヴァランティーヌと別れるつもりであることを話す。だが、その電話は受話器を取る前に留守電に切り替わっており、会話内容が録音されていた。

ネッドはヴァランティーヌと待ち合わせのカフェに行く。すると、ヴァランティーヌが元カレのJ・Pと話していた。偶然会って話していただけだが、ネッドは嫉妬し、別れを切り出すどころか彼女に自宅の鍵を差し出すのだった。

スチューデントの結末・ラスト(ネタバレ)

同棲を始めることになった二人。ヴァランティーヌはその日ネッドが出演している音楽番組を彼の部屋で見ていた。電話でセリーヌと話しながらピアノを弾く彼を見ていたヴァランティーヌは、電話を終えた後、何気なく留守電のボタンを押してしまう。

そこにはあのネッドが浮気した朝に友人と話した会話が録音されていた。ヴァランティーヌは彼の浮気と本心を知ってしまいショックを受けるのだった。ヴァランティーヌはテレビの収録現場に押しかけ、ピアノの前に座るネッドに家の鍵を投げつけ泣きながら立ち去った。

その後、ヴァランティーヌは高熱が出てしまい、5日も何も食べていない状態で最後の口述試験の日を迎えた。そこへネッドが現れ、ヴァランティーヌに今の自分の本心をぶつける。ネッドはヴァランティーヌを愛しているし、君との子供も作りたいと告白した。

彼の思いに答えずヴァランティーヌは試験会場に入る。彼女に割り当てられた試験の議題はモリエールの「人間嫌い」だった。

ヴァランティーヌは試験官から、この作品における愛と利己愛についての説明を問われ、答えるうちに自分とネッドとの恋愛を重ねてしまう。そして、後ろでネッドが見守る姿を見つけると、彼への思いを回答にぶつけるのだった。

誰かを変えようなどというのは愚かな幻想。そんな権利はない。ヴァランティーヌは登場人物であるセリメーヌの言葉を引用した。「私をあるがままに愛して。私も今のあなたを受け入れる」と。

ヴァランティーヌは涙ながらに試験を続ける。真実の愛の認識とは、自分を苦しめる人こそ愛する人と気づくことだ。そして、「この世で唯一清く崇高なものは欠点だらけの男女の結びつきだ」と最後を締めくくった。

全力で試験に挑んだヴァランティーヌ。力を使い切ったヴァランティーヌをセリーヌが抱きしめた。

ヴァランティーヌは友人たちと会場を出るが、一人彼らから外れ、後ろにいたネッドの元へ向かう。もう何も話さなくても互いの気持ちは1つだった。二人は抱きしめ合い、もう一度やり直そうとするのだった。

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