映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の概要：任天堂のファミコンゲーム『スーパーマリオブラザーズ』を実写映画化した作品。マリオとルイージがデイジーを救うためにクッパと対峙するというストーリーラインだが、ゲームとはかなり異なる世界観となっている。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の作品情報

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』をフルで無料視聴できる動画配信一覧

※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス（VOD）の公式サイトでご確認ください。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の登場人物（キャスト）

マリオ・マリオ（ボブ・ホスキンス）

ブルックリンで配管工をしており、工具に愛着を持っている。身寄りの無かったルイージを育てる心優しき男。

ルイージ・マリオ（ジョン・レグイザモ）

孤児だったが、マリオが親代わりとなってくれた。直感に従って行動するタイプで、似た境遇で育ったデイジーに一目惚れする。

クッパ（デニス・ホッパー）

恐竜が進化を遂げた別世界を支配しており、人類が暮らす世界の征服を狙っている。グンバと呼ばれる恐竜の部下を操っている。

デイジー（サマンサ・マシス）

修道院に捨てられた卵から生まれた。親の形見のネックレスを肌身離さず身につけている。恐竜に関心があり、発掘調査をしている。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のあらすじ【起】

太古の地球に隕石が衝突し、哺乳類の世界と恐竜が生存する別世界とに分かれる。現代のブルックリンで、修道院の前に卵が入った容器が置き去りにされる。修道女に拾われた卵から赤ちゃんが誕生する。

20年の時が流れ、マリオとルイージの元に配管工事の依頼が舞い込むが、ライバルの建設会社に仕事を奪われてしまう。建設現場で恐竜の化石が発見され、デイジーの指揮の下で発掘作業が行われる。公衆電話を使おうとしたデイジーは、そこでマリオとルイージと出会う。ルイージは一目惚れし、デイジーを食事に誘う。そんなデイジーの様子をクッパのいとこ2人組が監視していた。

デート後にデイジーはルイージを発掘現場に案内する。すると建設会社の嫌がらせで現場は水浸しになっていた。ルイージはマリオを呼び、2人で漏水を止める。その作業中にデイジーがクッパのいとこ2人組に連れ去られる。ルイージは助けようと手を伸ばすが、デイジーのネックレスしか掴むことができず、デイジーは別世界に吸い込まれてしまう。マリオとルイージはデイジーを救うために別世界の入り口に飛び込む。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のあらすじ【承】

別世界の街にたどり着いたマリオとルイージはデイジーを探そうとするが、デイジーはクッパの元に連れ去られてしまう。クッパは人類が暮らす世界の資源を狙っており、そのためにデイジーのネックレスを隕石にはめ込む必要があったのだ。デイジーがネックレスを持っていないことを知ったクッパは、マリオとルイージを指名手配にする。一方、事情を知らないルイージは街で巨漢の女性にネックレスを盗まれてしまう。途方に暮れていた2人に、ミュージシャンが勇気づけるために歌を披露してくれる。しかし、その歌がクッパを批判する内容だったために3人は警察に逮捕されてしまう。

3人はクッパの前に連れ出される。そしてミュージシャンンは人を退化させる機械でグンバにされてしまう。マリオとルイージはスキをついてクッパを突き飛ばし、警察署から脱出する。そして、警察車両を奪い、警察の追っ手をかわして砂漠地帯にまでやって来る。クッパはいとこ2人組の知能を進化させ、マリオとルイージを追跡させる。しかし、賢くなったいとこ2人組はクッパに批判的な言動を口にするようになる。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のあらすじ【転】

デイジーと対面したクッパは、デイジーが本当は恐竜の子孫であることを明かす。デイジーは同じく捕らわれの身となっていたペットの恐竜ヨッシーと仲良くなる。マリオとルイージは砂漠地帯でクッパのいとこ2人組と遭遇する。クッパの陰謀を知ったマリオとルイージは、ネックレスとデイジーを交換する条件でいとこ2人組と手を組む。マリオは巨漢の女性の働くバーに行き、ネックレスを取り戻すことに成功するが、そこにグンバ軍団がやって来て再び奪われてしまう。マリオとルイージは何とかバーから脱出し、クッパがいるタワーに向かう。

クッパは玉座にいるキノコの菌に話しかける。キノコの菌は実はかつて王だったデイジーの父親で、クッパに退化させられたのだ。タワーについたマリオとルイージは建物中を冷却させる。そしてエレベーターシャフトを通じて建物の内部に侵入する。一方、デイジーはヨッシーの助けで脱出することに成功する。デイジーは、寝返ったいとこ2人組の案内でキノコの菌となった父親と対面する。更に玉座にあった監視カメラにアクセスし、マリオとルイージに居場所を伝えて合流する。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の結末・ラスト（ネタバレ）

マリオはデイジーからクッパに捕らわれた女性が他にもいることを告げられ、単身で助けに向かう。デイジーとルイージは途中でクッパに遭遇し、再び捕らわれる。ネックレスを手にしたクッパはグンバ軍団の進撃を命じる。マリオは女性達をマットに乗せて、凍った通気口の中を滑ってタワーの外に飛び出す。

マットはちょうどクッパ達のところに着地し、マリオはルイージやデイジーと合流する。マリオはクッパと対峙するが、その間にネックレスが隕石にはめ込まれて2つの世界がつながり始める。マリオとクッパはブルックリンに転送されるが、ルイージとデイジーがネックレスを隕石から抜き取ることに成功する。マリオとクッパは再び別世界に戻らされ、クッパは作戦が失敗したことに怒り狂う。ルイージが人を退化させる銃を手にマリオに加勢し、2人はクッパに銃の光線を浴びせる。クッパは恐竜に逆戻りし、最後は緑色の液体となって飛び散る。

マリオとルイージは元の世界に帰ることにするが、デイジーは自分の世界を知るために留まる道を選ぶ。3週間後、ブルックリンでの生活に戻ったマリオとルイージの元に、デイジーが再び助けを求めてやって来る。

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の感想・評価・レビュー

公開当時に批評家から酷評され、興行的にも大コケした作品。『ストリートファイター』や『ドラゴンボール』といい、日本のコンテンツのハリウッド映画化には失敗作が多いのはなぜだろうか。ただ本作についてはゲームへのこだわりを捨てて見れば、娯楽作としてある程度楽しめる仕上がりになっている。配役にも色々と異議が上がりそうだが、少なくともマリオに扮するボブ・ホスキンスはイメージ通りではまり役だ。（MIHOシネマ編集部）

「スーパーマリオ」シリーズを原作とした映画としては、本来のキャラクターとの設定やビジュアルの相違が多く、あまり正解とは言い難い作品になっている。
しかし、ルイージとデイジーの恋模様も甘酸っぱく、他にも人物描写も多様、グンバやキノコに変えられた王様など、造形面でビジュアル的な気持ち悪さが人を選ぶものの、「スーパーマリオ」という括りを無視してみれば、決してつまらない作品ではなく、寧ろ無難に楽しめる良作映画であったと考える。（男性 20代）

ゲームの「スーパーマリオブラザーズ」が大好きで子供の頃からかなりやり込んでいた私にとって、この作品はマリオではありません。しかし、ルイージをジョン・レグイザモ、クッパをデニス・ホッパーが演じていたりと見どころとなる部分は意外と沢山あるので、ゲームのマリオという先入観を捨てて見れば楽しめる作品だと思います。
ストーリー的にもしっかり作られているので終始面白く見られるし、個人的には日本のゲームやアニメをハリウッドリメイクした作品の中ではかなり好きな作品です。（女性 30代）