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映画『偉大なる、しゅららぼん』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『偉大なる、しゅららぼん』の概要:『偉大なる、しゅららぼん』は、万城目学の同名小説の映画。滋賀県・琵琶湖を舞台に、不思議な力を持つ主人公一族は、同じく琵琶湖の不思議な力を持つ一族と対立するが、二つの家は存亡を懸けた騒動に巻き込まれていく。

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映画『偉大なる、しゅららぼん』 作品情報

偉大なる、しゅららぼん

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:ファンタジー、コメディ、青春
  • 監督:水落豊
  • キャスト:濱田岳、岡田将生、深田恭子、渡辺大 etc

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映画『偉大なる、しゅららぼん』 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『偉大なる、しゅららぼん』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『偉大なる、しゅららぼん』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『偉大なる、しゅららぼん』 あらすじ【起・承】

滋賀県、琵琶湖のほとり石走に1300年も前から代々住んでいる日出家と棗家は、琵琶湖の不思議な力を持っている。日出家は他人の精神を操ることができ、棗家は他人の肉体と時を操ることができる。

涼介は日出家の分家の生まれだが、能力の修行のため、高校からは本家に住み込むことになった。日出家は能力を使って街を牛耳りのし上がってきた家。本家は城に居を構えている。
初めて本家を訪れる涼介は、本家の船頭の源治郎から当主のことや他の本家の人間のことなどを聞いては驚くのだった。

現当主の長男である淡十郎は跡取り息子で、洋介も彼と同じ高校に通うことになった。町の有力者の息子である淡十郎は何もかもが特別仕様で、真っ赤な学ランを着ているのは淡十郎と涼介だけ。入学早々悪目立ちしてしまい、幸先の悪いスタートとなった。

同じクラスには、棗家の長男・広海もいた。長年いがみ合ってきた家系ゆえに、学校でも淡十郎と広海は対立する。琵琶湖の能力を使うと、同じ一族同士ではわからないが、日出家は棗家の、棗家は日出家の能力を目の当たりにするととんでもない騒音が聞こえるのだ。
二人がクラス内で何かといがみ合うので、その度に広海が能力を使い、「ぼぼぼぼん」という騒音で涼介は頭が割れそうになる。音を聞く度に涼介が叫ぶものだから、真っ赤な学ランとあいまって友達は一人もできない。

涼介は、一族の女性・濤子から修行を受ける。それに合わせて、能力者一族は生まれたときと10歳・15歳の時に琵琶湖の竹生島で御神水を飲む習わしがあり、一人前の能力者になるために儀式を行う。

一方、淡十郎は学校の校長の娘である速水沙月に恋をするが、彼女は広海に恋をしており、淡い片思いは一瞬で打ち砕かれる。

映画『偉大なる、しゅららぼん』 結末・ラスト(ネタバレ)

ライバルの広海に初恋で敗れた淡十郎は、棗家を訪ね、「能力が使えない余所へ出ていこう」と持ち掛ける。家を継ぐつもりはなく、自分で未来を切り開くという淡十郎の姿に涼介は感動を覚えるが、これを淡十郎の姉・清子に話すと「親父が許すはずがない」と一蹴される。
清子は強力な能力者で、他にも他人の心を読む力を持っている。15歳で御神水を飲んだ後、10年も引きこもっているのは他人の感情を知りすぎ傷ついたためだった。

そんな時、校長の速水が日出家を訪ねてきていた。速水は元々この城主の家系だったが、財政難で日出家に売った過去がある。
当主は能力を使って校長を思い通りに操ろうとするが、能力が効かないどころか反対に身体を石のようにされてしまう。速水は次々と能力を使い、元に戻してほしくば日出家は城を明け渡せと条件を出した。
速水は棗家でも当主を石のようにし、同じく出ていくように言った。

対立していた両家は、新たな敵を前に団結せざるを得なくなった。
涼介と広海は、偶然同時に力を発動してしまい、その時今まで聞いたことがないようなとんでもない騒音が響いた。それは、日出が能力を使う時に出るという「しゅららら」という音と、棗が能力を使う時に出る「ぼぼぼぼん」という音が合わさったものだった。その場にいた能力者全員が騒音に耳をふさいだが、淡十郎だけなんでもないようだった。
なんと、淡十郎は御神水を飲まなかったために能力がないのだった。

すさまじい騒音は、清子が言うには龍を呼び出してしまったということだった。二人はもう一度同時に力を発動させて龍を呼び、竹生島まである物を取りに行くように言われる。
清子の言う通り動き、竹生島の底から水を汲み、それを淡十郎に飲ませた。御神水を飲んだ淡十郎は力を得てしまった。

いよいよ明け渡しの時、清子が一瞬の隙をついて速水を眠らせることに成功したが、黒幕は彼ではないことに気付く。速水は誰かに操られていたのだ。
清子はすぐさま周りを見渡し、物陰にいた源治郎を見つける。
源治郎こそ真の黒幕だった。彼は八郎潟出身で、湖の力を持つ人物だったのだ。しかし、その力を恐れた先代によって記憶を消されてしまっていた。何もかも忘れたまま何十年も生きて来たが、先日の儀式の日、淡十郎は飲まなかった御神水をペットボトルに移し替えて源治郎に飲ませてしまった。その時忘れ去られていた記憶と共に能力も戻り、復讐のために動き始めたのだった。

だが、源治郎はよその湖で力を使いすぎ、龍の怒りを買い消されてしまった。

石のように固まった人々は戻らないまま。
広海は、棗の存在と引き換えに時間を戻すことを決意する。棗が力を発動すると、一瞬の間に桜の季節に戻っていた。

棗の存在は消えるということだったが、あの時涼介は「ぼぼぼぼん」ではなく「しゅららぼん」と聞いた気がした。
新学期早々転校生が来たと紹介され現れたのは、棗広海だった。

映画『偉大なる、しゅららぼん』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『偉大なる、しゅららぼん』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

万城目ワールド全開で設定は面白い

万城目学の小説と言えば、『プリンセス・トヨトミ』や『鹿男あをによし』、『鴨川ホルモー』など近畿地方の府県を舞台にした突拍子もない設定の物語が知られている。
特に今作はよくわからない力を使うので、『鴨川ホルモー』に近い。
一番気になるのは「しゅららぼん」という音だが、小説を読んでいるだけではなかなか想像が難しく、この世界観を映像と音でどこまで表現できるのだろうかと思っていた。「吐き気がするような音」って一体どんなのだと思っていたが、まあただの騒音に過ぎない。「しゅららぼん」という表現も違う気がする。
それでも、それなりに世界観はよく表現されていたように思う。

細部の描写が甘い

設定が設定なだけに、一本の映画に収めるにはいささか説明に割く時間が多く、物語の展開は駆け足という印象だった。
原作でも同じなのでどうしようもないが、特に気になったのは校長・速水について。元城主の家系で、いかにも日出家に恨みを持っていそうな描かれ方をされながら、実は操られていただけでした、というオチは酷い。もう少し何かあっても良かったと思う。
あとは、源治郎の扱いももう少しどうにかならなかったのかと思う。記憶を消され、結婚を約束した女の子のことも忘れてしまっていた源治郎。それを恨みに思いつつも、淡十郎が琵琶湖から離れたい(実はハッタリ)と思っていることを聞き、そしてある少女に恋をしていることを知り、淡十郎のために行動していた一面もあるのだ。それを結局なかったことにしてしまったのは無常な気がする。


滋賀県の長浜や彦根あたりの、琵琶湖周辺の街並みに癒されました。真っ赤な学ランには度肝を抜かれましたが、主演の二人によく似合っています。特殊能力を使ってもっとバトルするのかと思いきや、ほのぼのとした世界観が続き脱力して楽しめました。濱田岳、深田恭子のキャラクターが完璧に仕上がっていますから、物語にのめり込みやすいです。鑑賞後、琵琶湖や竹生島に対して神聖な気持ちを抱くようになり、いつか訪れたいと思いました。(女性 30代)


タイトルにある「しゅららぼん」ってなんだろうと疑問に思っていましたが、まさか能力を使う時に聞こえる音だとは思っていなかったので意表をつかれました。琵琶湖という実在する場所を舞台にしていながらも先祖代々伝わる謎の能力を使うなど全体的にファンタジーな世界観で、好き嫌いが大きく分かれるでしょう。
濱田岳や岡田将生など若手俳優が出演しているのでファンの方にとっては斬新で面白い作品だと思いますが、単純に映画を楽しみたい人には物足りないかなと感じます。(女性 30代)

映画『偉大なる、しゅららぼん』 まとめ

他にも気になるポイントはいくつかあるが、一冊の本を2時間程度の映画に詰め込むのだから仕方がない。原作に忠実すぎるのもよくないのかもしれない。
淡十郎を演じている濱田岳は、万城目作品である『鴨川ホルモー』にもちょんまげの男というこれまた珍妙な役を演じており、この万城目ワールドにいるとなんだか安心する存在である。また、涼介を演じている岡田将生は、巻き込まれ型・(役者はかっこいいのに)冴えない・ついてないキャラクターがぴったりだった。

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