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映画『マイ・ガール』あらすじネタバレ結末と感想

映画『マイ・ガール』の概要:『マイ・ガール』は、思春期に差し掛かった11歳の少女ヴェーダの淡い初恋と、死に向き合う姿を描いた感動作。家は葬儀屋だが、死に向き合うことができずにいた。しかし、あることをきっかけにヴェーダは成長する。

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映画『マイ・ガール』 作品情報

マイ・ガール

  • 製作年:1991年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:青春、ヒューマンドラマ
  • 監督:ハワード・ジーフ
  • キャスト:アンナ・クラムスキー、マコーレー・カルキン、ダン・エイクロイド、ジェイミー・リー・カーティス etc

映画『マイ・ガール』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

映画『マイ・ガール』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『マイ・ガール』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『マイ・ガール』 あらすじ【起・承】

1970年代のアメリカの田舎町で、11歳の少女ヴェーダは葬儀屋を営む父と祖母と三人で暮らしている。
ある日、遺体に化粧を施す仕事にシェリーという女性が応募してきて、働くことになった。シェリーはキャンピングカーを家にしており、ヴェーダともすぐ仲良くなった。

ヴェーダは、学校の先生のビクスラーに恋をしている。親友のトーマスもこれを知っているが、彼はビクスラーが好きではないという。

ヴェーダは、夏休みの間ビクスラーが開いている詩の講座を受けるため、シェリーのキャンピングカーからお金をくすね、講座料にあてた。

シェリーを姉のように慕っていたヴェーダだったが、彼女が父のハリーと親密になっていくにしたがって彼女を疎むようになる。
ヴェーダの母は、ヴェーダを産むときに難産で死んでしまった。ヴェーダは心の奥でそのことを負い目に感じていた。
ヴェーダは死を恐れている。葬儀屋である家には毎日のようにさまざまな遺体が運ばれてくるが、その度に彼女は恐れ、遺体の死因を聞くと病院に行っては自分もその症状があると言っては医者を困らせていた。トーマスだけはそんな彼女の心をよく理解し、病院にも付き添った。シェリーと父がデートをすれば、それを邪魔しに行くヴェーダに付き添いもした。

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映画『マイ・ガール』 結末・ラスト(ネタバレ)

ハリーはシェリーと結婚するとヴェーダに告げた。いよいよヴェーダの心はかき乱されていく。
ある日ヴェーダは家出を決意し、トーマスを誘って出ていくが、トーマスは暗くなると帰って行った。仕方なく、ヴェーダも夜に帰宅した。

川辺でトーマスと二人で遊んでいる際、ヴェーダは「キスしたことある?」と尋ねる。まだ恋だとも実感できないような淡い初恋。二人はそっとキスをする。
その帰り道、ヴェーダは大事にしていた指輪がないことに気付く。どこかで落としたのだ。
分かれ道、トーマスは「もし先生が駄目だったら、結婚するのは僕じゃだめか」と尋ねた。ヴェーダは少し考え、結婚してもいいと答え、二人は恥ずかしそうに笑って別れた。
その後、トーマスは一人森に戻り、ヴェーダが落とした指輪を探した。

翌日、父からトーマスが死んだと告げられた。指輪を探している最中、ハチの巣を刺激したトーマスは大量のハチに刺され死んでしまったのだ。
葬儀の日、トーマスの棺にしがみついて泣き叫び、ヴェーダは葬儀場を飛び出して先生の家に向かった。ところが、そこで先生の婚約者に出くわす。さらにショックを受けたヴェーダは川辺に行ってひとしきり泣き、夜になって心配する家族の元へ帰った。

シェリーはヴェーダを優しく慰める。ヴェーダはこの日、シェリーの車からお金をくすねたことを告白した。二人はようやく家族として打ち解けたのだった。

トーマスの死で、ヴェーダは初めて他人の死から逃れず、自分の中で受け入れることができた。先生の詩の講座にやってきたヴェーダは、ここでトーマスへの想いを綴った詩を朗読するのだった。

映画『マイ・ガール』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『マイ・ガール』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

幼い初恋の名シーン

ヴェーダとトーマスのキスシーンは忘れられないシーンである。恐らくヴェーダは恋心なんて自覚していない。ビクスラー先生に対する「恋心」だと言っている感情も、大人の男性に対するちょっとした憧れに過ぎないように感じる。
11歳くらいの年頃だと、精神的な成長はどうしても女の子の方が早い。映画の中で、ヴェーダは初潮をむかえ、それからはどことなくトーマスを下に見ているような印象すらある。同年代の男の子なんて子供だと思っているのだ(その考えこそ子供なのだが)。
ヴェーダは大人になっているつもりで、まだ子供。キスしたのも好奇心からだろう。
反対に、トーマスはこの年頃の男の子にしてみると落ち着いているところがあり、どこか大人びている。ハチの巣をつついてしまうような迂闊さはまだ子供っぽいが。
反抗期の感情むき出しのめちゃくちゃなヴェーダに、文句を言うこともせず優しく付き添い、感情を理解しているのは大人っぽい。

子役二人の存在について

ちょっとした雰囲気やしぐさなど、この二人の子役はすごいと思う。ヴェーダは、男の子たちとばかり遊んでいるお転婆な少女でありながら、家の中では常に死を恐れている繊細な面も持っている。そして、自分を大人だと思っている生意気な一面も。そういう一つ一つの性格の表現が上手い。
マコーレー・カルキンは『ホーム・アローン』で知られる超有名子役なので、さすがの演技だ。ヴェーダを演じたアンナ・クラムスキーは、他の作品ではあまり知られていないし、その後成長してどんな役を演じたのかはよく知らないが、この映画に関しては彼女の存在があったからこそここまでの名作になったと思う。

映画『マイ・ガール』 まとめ

思春期の多感な少女の感情と、初恋を描いた文句なしの名作だと思う。この映画がヒットしたからか、続編として『マイ・ガール2』が作られているが、そちらは亡くなった母の生前を追う話だ。13歳になったヴェーダは新しい家族の誕生を前にまた複雑な心境になり、成長しようとしていく。続編もいいが、やはり感動できる傑作は一作目だ。主人公を演じたアンナ・クラムスキーと同じくらい、マコーレー・カルキンの存在は大きかったのだ。

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みんなの感想・レビュー

  1. せきぐち より:

    何気に見ていた、B/Sプレミアムで、涙がながれた。
    A・クラムスキーよかったですねえ

  2. たましろ より:

    マイ・ガール僕も観ました。とても素敵な作品ですよね。ノスタルジックな雰囲気と幼いころの気持ちが蘇ります。