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映画『ターミネーター4』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ターミネーター4』の概要:人気シリーズ「ターミネーター」の4作目。監督はマック・D。ジョン・コナーをクリスチャン・ベールが務める。

映画『ターミネーター4』 作品情報

ターミネーター4

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:マックG
  • キャスト:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド etc

映画『ターミネーター4』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ターミネーター4』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ターミネーター4』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ターミネーター4』 あらすじ【起・承】

舞台は2018年。スカイネットによる審判の日が起きてしまってから、核攻撃を受けた地球のあちこちは荒廃の一途をたどっていた。人類は人間を殲滅することを目指すターミネーターマシンに抵抗しながら、こそこそと隠れて生き延びるしかなかった。そんな状況で、抵抗軍を率いる部隊長であるジョン・コナーは、勝機を得るためにスカイネットの施設への侵入を試みる。マシンを破壊することができれば、戦局が有利になると考えたからである。

しかし、その施設では、新型のターミネーターマシン、T-800が開発されていた。人間の生体細胞を使用して、人間のような姿をしたターミネーターマシンである。民間にこのマシンを潜入させ、人類をさらに殺戮するために開発されていたのだ。マシンと戦闘をしながら、施設からの脱出を試みるジョンの部隊。しかし施設ごと爆破されてしまい、部隊は生き埋めになってしまう。かろうじて逃げ延びたジョンだったが、乗っていたヘリも撃墜され、無線で助けを求めた。

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映画『ターミネーター4』 結末・ラスト(ネタバレ)

その無線を聞いたのは、マーカス・ライトという男だった。彼は2003年に死刑囚となり、サーバーダイン社に献体を申し出ていた。マーカスはカイル・リースという荒廃した世界でたくましく生きる少年とともに、ジョン・コナーの救助依頼を聞いて、彼を助けに行くことを決意する。このカイル・リースは後に過去に送られ、サラ・コナーと出会いジョンの父となる少年だった。また、マーカスは実はサイバーダイン社の実験により、心臓以外すべてがサイボーグ化された、初期のターミネーターともいえる存在であった。

ジョンを助けに行く道中で、カイルがターミネーターマシンのハーヴェスタに捕縛されてしまう。カイルが殺されれば、ジョンは生まれない。マーカスはジョンと共に、カイルを救出に向かった。死闘の末、カイルを救い出した二人だったが、戦いの過程でジョンは心臓に致命傷を負ってしまう。マーカスは、ジョンはこの世界に必要な人間なので、自分の心臓を移植することで彼を助けることを決意した。

映画『ターミネーター4』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ターミネーター4』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

パッとしないけれど、3の汚名は挽回

なんというか、SF映画としてここという強みがない映画である。T-800は既出だし、荒廃した世界観も多くの映画で描かれている。ストーリーもまた、人間とロボットの純粋な戦いであり、これも使い古されたネタといえるだろう。唯一、シリーズの他ではあまり描かれないポイントとしては人間の心を持ったサイボーグであるマーカスだろうが、彼の葛藤云々よりも、ジョン・コナーをかっこよく描くことのほうが、比重が大きかったので、非常に中途半端になっている。今回は、ジョンの流れはシリーズを続けていく上で必要な分だけを描き、とりあえず脇に置いておいて、その分人間とは何か、心とは何か、どこからがサイボーグでロボットなのかといったところに焦点を絞り切って描いた方がよかったのではないかと思う。しかし、そうするにはマーカスが死刑囚だったという過去が難点かもしれない。

ただ3に比べるとずいぶん世界観ははっきりしていたし、ジョンやカイルもかっこよかったので、そういう意味では続編としての役割は果たしていると思う。

つなぎでしかない

描き方が中途半端だったせいか、つなぎ以上でも以下でもない話になってしまっているのがやはり惜しまれる点だ。設定的には独立した話として描くことはできなかったのかもしれないが、やはり要素のひとつひとつが生かし切れていない感じが否めない。シリーズのファンなら見ても損はないと思うが、この作品によって新しいファンの獲得を目指すのは難しいだろう。やはりマーカスを主人公にするくらいの重みで描いたものを見て見たかった。


ターミネーターシリーズで初めて核戦争後の未来を描いているが、1、2以前にジョン・コナーはどのような状態にあったのか、1で過去に送り込まれたカイルなど、物語を補完するうえでは重要な映画だった。未来だが1、2以前の時間軸の前日譚という訳だ。分かりづらい。

これまでのパターンから脱却した物語なので、良く言えばマンネリにはなっていない。ナンバリングが4なので誤解しがちだが、原題は「サルベイション(salvation)」なので外伝的に捉えて見るのがちょうどいいかも知れない。(男性 30代)


クリスチャン・ベイルが好きすぎるので『ターミネーター』シリーズとしてでは無く、クリスチャン・ベイルがジョン・コナーを演じた新しい作品としてかなりお気に入りな今作。1~3を見ていると、いきなり今作で雰囲気や時間軸が変わってしまうので評価が分かれる今作ですが、1~3で語られていた審判の日が来てしまったバージョンと考えると分かりやすいのでは無いでしょうか。
カイルを演じたアントン・イェルチンもすごく良かったです。彼の役どころは結構重要になるのではないかと思います。少し違う角度から見たターミネーターとして楽しんで欲しい作品です。(女性 30代)

映画『ターミネーター4』 まとめ

ターミネーターシリーズのファンならば見ても損はない。ただ、見なかったからと言ってシリーズの他のもの(例えば2や3、そしてジェネシス)が理解できないわけでもないので、評価が分かれるところだろう。ジョン・コナーのかっこよさは十分伝わるので、もう少しマーカス・ライトに焦点を当て、身体がサイボーグになっても心を残していることに対する葛藤や戸惑いなどをしっかり描いてもよかったのではないかと考える。この作品ならではのよさなどはあまりないため、新しくファンを生むのは難しいのではないだろうか。

関連作品

次作 ターミネーター 新起動 ジェニシス
前作 ターミネーター3

みんなの感想・レビュー

  1. yuka より:

    現在と未来と過去が混在する世界に少し混乱してしまいました。ジョンを救おうとうする少年が、実際は過去に送られる、ジョンの父親になる人物であったり、実際に過去に登場するターミネーターが物語の中で登場したりと、シーズン4を見ながら、「あれ?今までのシーズンでは内容がどうだったかな?」とふと懐かしくなり、(実際は物語を思い出せず・・・なのですが笑)シーズン1~3をリピートして見てしまう作品となっています。今回は前回のくたびれたおっさんのイメージの全くないジョンが部隊長として活躍する様子や、新たに登場するマーカスにも注目すべき内容だなと思います!