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映画『バッドガイズ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

世界最悪の怪盗団が、とうとう日本に上陸!盗みに失敗してしまった彼らは、町の名士の実験に参加することに。その計画とは、彼らをグッドガイズに変えるものだった!本当に彼らは、バッドガイズからグッドガイズになれるのか。

映画『バッドガイズ』の作品情報

バッドガイズ

タイトル
バッドガイズ
原題
The Bad Guys
製作年
2022年
日本公開日
2022年10月7日(金)
上映時間
100分
ジャンル
アニメ
コメディ
アクション
監督
ピエール・ペリフェル
脚本
不明
製作
デイモン・ロス
レベッカ・ハンフリー
製作総指揮
アーロン・ブレイビー
イータン・コーエン
パトリック・ヒューズ
キャスト
サム・ロックウェル
マーク・マロン
クレイグ・ロビンソン
アンソニー・ラモス
オークワフィナ
リチャード・アイオアディ
ザジー・ビーツ
リリー・シン
製作国
アメリカ
配給
東宝東和、ギャガ

映画『バッドガイズ』の作品概要

世界中で話題となっているアニメ映画がとうとう日本上陸!地元オーストラリアでは、なんとコロナ流行後最大となる初動、興行収入を獲得。地元以外でもスペインではあのディズニーが制作した『ミラベルと魔法の家』に並ぶという、とんでもない偉業を成し遂げている。それぞれ特殊スキルを持った怪盗が、生まれ持った能力を武器に想像もつかないような大事件を巻き起こす!その痛快なストーリーと、テンポの良い展開が幅広い世代の視聴者を魅了する。プロモーション・ビデオの、タイトルに因んだビリー・アイリッシュの『bad guys』をバックにド派手なアクションをこなす彼らの姿が印象に残っている人も多いのではないだろうか。果たして彼らは、どんな華麗なる仕事を見せてくれるのか。

映画『バッドガイズ』の予告動画

映画『バッドガイズ』の登場人物(キャスト)

ミスター・ウルフ(サム・ロックウェル)
類い稀なるカリスマ性を持った怪盗。スリの技術は並ぶ者がいない。
スネーク(マーク・マロン)
金庫破りの天才。ウルフの親友で、これまで幾度も彼と共に窮地を抜けてきた。
シャーク(クレイグ・ロビンソン)
バッドガイズの一員で、変装の達人。タランチュラを少し怖がっている。
ピラニア(アンソニー・ラモス)
バッドガイズ随一の肉体派。一味の中では最も年下。
タランチュラ(オークワフィナ)
バッドガイズの紅一点。天才的なハッカーで、幾度もチームの危機を救う。

映画『バッドガイズ』のあらすじ(ネタバレなし)

『バッドガイズ』は、華々しい怪盗団。スリの天才ウルフ、ハッキング技術において右に出る者はいないタランチュラ、格闘技に長けるピラニア、誰をも欺く変装の達人シャーク、そして、金庫破りのスネーク。彼らはそれぞれのスキルを駆使してどんな宝も盗み出してきた。しかし、そんな彼らにも盗み出せないものがあった。それが『黄金のイルカ』。伝説のその秘宝を盗み出すことに失敗したバッドガイズは警察の手に落ちてしまう。そして、彼らを『グッドガイズ』へと変えるべく、街の名士であるマーマレード教授の実験が始まった。表向きはその実験に参加するフリをして、裏で新たな犯罪に着手しようと企む彼らだったが…?

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映画『バッドガイズ』の感想・評価

2Dと3Dを組み合わせたCG

アニメーション会社と言っても、それぞれの会社には特徴がある。例えば日本が誇るジブリも、ジブリらしさというものがあるだろう。本作を製作しているドリームワークスの特徴といえば、やはりCGだろう。初期の頃からCGを積極的に取り入れており、1998年に公開された記念すべき第1作、『アント』もフルCGの形態をとっており、そのクオリティの高さが大ヒットしその後もその体制が継続されている。そして、時代は令和となり、CG技術も当時より格段に進歩した。その最先端の技術が本作では存分に使用されているのだが、本作の面白い点は2Dと3Dの2つのCGが組み合わされているところ。その工夫によって、どこか懐かしさを感じると同時にスタイリッシュさも感じられるという、非常に見ていて面白い映像に仕上がっているのだ。細部まで拘りが見える演出に注目。

児童文学書の魅力

前述したように、本作の基となっているのは児童文学書。誰しも、児童文学に触れてきた経験があるだろう。『ハリー・ポッター』シリーズや『魔女の宅急便』など、有名作は数多い。大人になるにつれ、以前と比べて児童文学書を手に取る機会が少なくなっていくかもしれない。そんな中で、児童文学書イコール子供のもの、と誤った思い込みをするようになってはいないだろうか。確かに、児童文学書は子供にも分かるよう、易しい文体で書かれている。しかし、それだけだ。内容の濃さも設定の壮大さも、決して引けは取らない。むしろ、真っ直ぐな子供にどうやって言葉を届けるか苦心している。作者の思いやりが詰まった作品。

超豪華吹き替え

本作の吹き替え版のキャストに目を向けると、名だたる名前の並びに驚くことだろう。芸人からはチョコレートプラネットの長田庄平、俳優からは安田顕、アイドルからはABC-Zの河合郁人、そして、主演には歌舞伎界から尾上松也がそれぞれ起用されている。特に尾上に関しては、吹き替え起用が今回で3回目というまさにプロフェッショナル。元々美声で知られている上、歌舞伎特有の発声で活躍の場を益々広げているのだろう。そして、昔からファンの間では有名な話であるが、安田顕もまた美声で有名。かつて『やっちゃうよ』という曲を披露し、ライブ会場でファンが失神したというエピソードを持つのだ。果たして本作でも、ファンを魅了できるのか。

映画『バッドガイズ』の公開前に見ておきたい映画

映画『バッドガイズ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『バッドガイズ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

シュレック

数多くの名作を世に送り出してきたドリームワークス。その代表作こそがこの『シュレック』シリーズ。史上初のアカデミー長編アニメ映画賞を獲得するという名誉、そして、3本の続編および数多くのスピンオフ作品が生み出された。本作の大ヒットが、後のドリームワークスの確固たる立ち位置を形成したと言っても過言ではないだろう。数多くの童話のキャラクターが登場し、子供は勿論、ド派手なCGで大人も見事に取り込んでみせた。日本語版では芸人の浜田雅功が吹き替え版のキャストに選出されているのだが、これもまた見事にハマり物語を盛り上げている。本作を見れば、ドリームワークスのCGに絶対的な信頼を持てることだろう。

詳細 シュレック

ドクター・ドリトル(2020)

児童文学書が題材となっており、作中に多くの動物が登場する作品で、本作を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。特に海外においては非常に名の知れた児童文学書である本作は、これまでいくども映画化がされてきた。その中でも最新が、あのロバート・ダウニー・Jr.主演で製作された本作。最新作同様、登場人物が動物だからこそ可能な、動物の個性をうまく活用したストーリー展開が興味深い。果たして人間嫌いのドクター・ドリトルは、仲間の動物達とどのような冒険を繰り広げるのか。動物達の声優が、エマ・トンプソンやレイフ・ファインズなど非常に豪華キャストばかりであることにも注目。大物俳優は声でも観客を魅了する。

詳細 ドクター・ドリトル(2020)

オーシャンズ11

正解一有名な『怪盗集団』映画といえば、本作ではないだろうか。シリーズ合計3作品が発表され、後には主要キャストを全員女性に変更した『オーシャンズ8』も製作されている。最新作と共通しているのは、いずれもチームの怪盗が主人公であること。そして、それぞれの役割がしっかりあるという点。最新作よりもメンバーの人数が多い分、その役割はさらに細分化されている。しかし、メンバーそれぞれにしっかりと見せ場が用意されている点は、流石名作というところ。まだ若々しくワイルドなブラッド・ピットや、昔から渋いイケオジだったジョージ・クルーニーにも注目。

詳細 オーシャンズ11

映画『バッドガイズ』の評判・口コミ・レビュー

映画『バッドガイズ』のまとめ

『ドリームワークス』はCGを得意とする世界的なアニメーション会社である。しかし、実はその知名度および評価は、日本においては相応に高いとは言えない状況にある。ドリームワークスから発表された数多くの作品のなかで、いくつものタイトルが日本未公開となっているのだ。その中でも最も大きな話題となったのが『ヒックとドラゴン2』だろう。海外ではゴールデングローブ賞を獲得するほど称賛されたタイトルが何故か日本では公開されなかったのだ。何故公開に至らなかったかは謎に包まれているが、このような憂き目にドリームワークスは度々遭遇してきた。今作のヒットを受け、再びドリームワークスの存在を日本中に示すことができるだろうか。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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