この記事では、映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』の作品情報

上映時間:90分
ジャンル:SF、ホラー
監督:ジョン・R・レオネッティ
キャスト:スタンリー・トゥッチ、キーナン・シプカ、ミランダ・オットー、ジョン・コーベット etc
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』の登場人物(キャスト)
- ヒュー・アンドリュース(スタンリー・トゥッチ)
- 建設業を営む一家の大黒柱。娘のアリーを心配しており、寄り添おうとする優しい父親。一家で移動する際は先頭に立ち、ピンチの際でも機転が利く、頼りになる人物。
- ケリー・アンドリュース(ミランダ・オットー)
- ヒューの妻でアリーとジュードの母親。娘と息子を常に気にかけているだけでなく、家族を引っ張っていくヒューを支える愛情深い人物。
- アリー・アンドリュース(キーナン・シプカ)
- ヒューとケリーの娘。交通事故で耳に障害を持つが、周りの支援もあり手話でコミュニケーションをとっている。細かい異変に気づく注意深さを持っており、ピンチでも解決策を見つける洞察力や行動力を持つ。
- ジュード・アンドリュース(カイル・ハリソン・ブライトコフ)
- ヒューとケリーの息子でアリーの弟。事件前はお転婆な部分も見えたが、事件後は怯えて両親を頼るなど幼い一面も見える。グレンを慕っておりよく懐いている。
- リン(ケイト・トロッター)
- ケリーの母でアリーとジュードの祖母。愛煙家のため喘息を持っている。ケリーがヒューと行動する際には、子供二人の面倒を見るなど、母親代わりも務める。
- グレン(ジョン・コーベット)
- ヒューの高校時代からの友人で同僚。事件後すぐに駆けつけるなど、一家と仲がいい。ヒューたちを助けるために、自らの命を犠牲にする勇気のある人物。
- 牧師(ビリー・マクレラン)
- ヒューとアリーが訪ねた街で信者を募っていた牧師。舌を切り取っており、会話することはできないが、筆談で対話する。入信を断ったヒューたちを襲撃するなど、過激な一面も。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』のあらすじ【起】
アメリカ・ペンシルベニア州のアパラシア山脈地下、未開の洞窟から未確認生物が突如発生する。
ニューヨークから32キロの街、モントクレアに住むヒュー・アンドリュースは妻ケリーと娘のアリー、息子ジュード、ケリーの母リンと暮らしていた。アリーは3年前の交通事故で耳に障害を持っており、家族とは手話で会話するのだった。一家は娘の生活を心配しつつも和やかに暮らしていた。
アリーは耳が不自由な分、細かいところに気が付くため、周りの動物たちの様子がおかしいことに既に気がついていた。
そんなある日の夜、突然ニュースでアメリカの各都市が攻撃を受けているとの報道が飛び込んでくる。
得体の知れない生物の襲撃によって国中が混乱し、非常事態に。
未確認生物は音を頼りに動くことから、音を立てずに屋内に避難するよう指示が出る。
そんな中、一家はヒューの高校時代からの友人で、仕事の同僚でもあるグレンと共に車で都市部を離れ、北部を目指すことにする。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』のあらすじ【承】
ネットで、未確認生物は「ベスプ」と呼ばれる古代生物で、洞窟に閉じ込められていたが、最近になって洞窟が発掘されたため、地上に噴出したと情報を得る。
しばらくすると、避難する人々で道路が大渋滞に。一家はこれを迂回して山道を進んでいくが、飛び出した鹿を避けた拍子にグレンの車が横転。車に足を取られたグレンを助けようとするヒューだったが、音を聞きつけたベスプが集まってきてしまったため、グレンを置いて車に避難する。
するとグレンが銃で発砲し、ベスプたちを引き付けて一家を守ったのだった。
ベスプは去ったものの、エンジン音を出せないため車から出られない一家。するとリンの持病の喘息が悪化し、再びベスプを呼び寄せてしまう。ヒューの機転でなんとか逃げ切った一家は徒歩で移動する。
森の中を歩いているとジュードが民家を見つける。なんとか空き家に逃げ込むが、その際にケリーが蛇に噛まれて負傷してしまう。
ケリーの傷の手当てのため、ヒューとアリーは抗生物質を取りに薬局に向かう。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』のあらすじ【転】
町の薬局に入ると、中は手足の欠けた死体が転がっていた。恐る恐る薬の棚を探し、抗生物質を手に入れると、突然死体が蠢き出す。
死体をよく見てみると腹にベスプの卵が寄生しており、今にも生まれそうな状態だった。
アリーが驚いて声をあげると、ベスプ薬局の中に入り込んでくる。絶体絶命の二人はスプリンクラーを作動させることで薬局から脱出。
なんとか薬局を脱出し家に帰ろうとする二人に、自分を牧師だと名乗る人物が紙に文字を書いて自分の信者団に入信するよう説得してくる。
よく見ると、彼の舌は切り取られており、話すことができないのだった。
牧師を怪しいと感じた二人はこれを断り、無事家に帰るのだった。
抗生物質のおかげでケリーの傷は少しずつ良くなっていく。
一家が今後の計画を立てていると、牧師が信者を連れて再び家に訪ねてくる。
彼らはアリーを差し出すよう要求する。ヒューが銃を持ち出して拒否すると、驚くほどあっさりと帰っていくのだった。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』の結末・ラスト(ネタバレ)
その日の夜、一家が寝静まると物音が。
ヒューが周囲を見回し警戒すると、突然女の子が家を訪ねてくる。様子がおかしいと感じたヒューが事情を尋ねても女の子は何も喋らない。よく見ると女の子は舌を切り取られており、腹に携帯電話が仕込まれていたのだった。
教団の罠だと気づいた時にはもう手遅れ。電話が一斉になり始めると、ベスプが家の中に侵入。混乱に乗じて家に押し入ってきた信者たちによってアリーが拉致されてしまう。その様子を見ていたリンは、彼女を助けるため自らベスプを引きつけ逃がそうとする。
リンの捨て身の叫びを聞きつけたヒューは鈍器で牧師を殺し、アリーを救い出したのだった。
ネットでベスプは寒さに弱いため、北の極寒地に避難所が設立されていることを知った一家は、空き家を離れ徒歩で北へと向かう。
なんとか避難所にたどり着いた一家。
時が経ち、環境に適応したアリーは狩りをする。
これまでの生活から脱却し、この時代を生き抜く覚悟をするのだった。
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
今作は会話というコミュニケーションの一つが禁止されるパニックホラー映画で、限界世界で生きる人々の人間模様や心境の変化が描かれていた。
映画『ミスト』と同様、宗教に救いを求める人々や、家族を守る人々などこのような極限状態では人の本質が露呈する。今作はそのような感情の機微を巧みに表現されていたと感じた。
また、後半につれて世界に順応していく主人公の家族たちを見て、どんなことがあっても受け入れて適応する、人間のしなやかさが見て取れた。(MIHOシネマ編集部)
本作は、人間の存在を音で感知し襲撃するという凶暴な飛行生物が現れて混乱する世界と、安全な場所を求めて田舎に避難しようとする聴覚障害の少女とその家族を描いたパニックホラー作品。
音を立てないコミュニケーションの方法として「手話」を使った家族のアイディアに感心した。
カラスのようなクリーチャーのヴィジュアルのインパクトもさることながら、電柱に並んで止まっているシーンが不安を煽られているようで印象的だった。(女性 20代)
『ミスト』や『クワイエット・プレイス』など様々なパニックムービーの要素が含まれた作品でした。未知の生物の襲来と音を出してはいけないという緊張感が見ている私たちにも伝わり、思わず声を潜めながら見てしまうのでは無いでしょうか。
家族やその友人がベスプや教団に巻き込まれて命を落としてしまうシーンはとても悔しかったのですが、生き残った人たちの今後の生活も気になりました。(女性 30代)
音に反応して襲ってくる怪物が解き放たれるという設定は、シンプルながら緊張感がありました。特に主人公の少女アリーが聴覚障害を持っている点が物語にうまく活かされていて、家族が手話でコミュニケーションを取る場面は印象的です。街が崩壊していく序盤の展開はスピード感があり、音を立てられない状況が続くことで独特の恐怖が生まれていました。ただ途中からカルト集団が登場する展開は少し意外でした。最後にアリーが自分の知識を活かして生き延びる姿は希望を感じさせました。(20代 男性)
終末系のサバイバル映画として楽しめました。音を立てると襲われる怪物ヴェスプが登場することで、人々が静かに生活しなければならない状況がとても緊張感があります。特に主人公のアリーが聴覚障害を持っているため、手話が家族の重要なコミュニケーション手段になっている点が印象的でした。後半で宗教的なカルト集団が彼女を狙う展開はかなり怖かったです。最終的に家族が再び合流するラストには、少しだけ救いを感じました。(30代 女性)
怪物による終末世界を描いた作品ですが、家族の絆が中心にある物語だと感じました。アリーは聴覚障害を持っているものの、その状況がむしろ静かな世界では強みになるという設定が面白いです。森の中で怪物に追われる場面は緊張感がありましたし、音を立てないように行動するシーンは常にハラハラしました。途中で登場する狂信的な集団はかなり不気味で、人間の恐ろしさも描かれていたと思います。サバイバル映画として見応えがありました。(40代 男性)
音を立てられない世界という設定がとても面白かったです。怪物の恐怖だけでなく、静かな生活を強いられる人々の緊張感が伝わってきました。アリーが聴覚障害を持っていることが、家族にとって新しい生き方を考えるきっかけになっているのも印象的です。後半では人間同士の危険も描かれていて、特にカルト集団が彼女を利用しようとする場面は怖かったです。最後に家族が再び希望を見つける展開が良かったと思います。(30代 女性)
終末映画としては比較的静かな作品ですが、その分独特の緊張感がありました。怪物ヴェスプは音に反応して襲ってくるため、登場人物たちは常に静かに行動しなければなりません。その状況がずっと続くので観ている側も息を潜めてしまいます。アリーが弓矢を使って戦う場面も印象的でした。人類が生き残るために環境へ適応していく姿が描かれていて、単なるモンスター映画以上のテーマがある作品だと感じました。(50代 男性)
この映画で印象に残ったのは、静寂そのものが恐怖になっている点です。普通のホラー映画は音で驚かせることが多いですが、この作品はむしろ音を出せないことが恐怖を生みます。主人公のアリーは聴覚障害があるため、家族の中でも特別な役割を持っているように感じました。後半で宗教団体の男が彼女を狙う展開はかなり不気味で、人間の怖さも強く感じます。最後の希望のある終わり方は少し安心しました。(20代 女性)
怪物パニック映画として観ましたが、人間ドラマの部分も印象的でした。アリーの家族は常に彼女のために手話を使って生活しており、その姿がとても温かく感じられます。音を立てると命に関わる世界なので、普通の生活がどれほど貴重だったのかを考えさせられました。途中で登場する狂信的な集団はかなり不気味で、怪物以上に怖い存在に見えました。静かな恐怖が続く独特のサバイバル映画だと思います。(40代 女性)
映画『ザ・サイレンス 闇のハンター』を見た人におすすめの映画5選
クワイエット・プレイス
この映画を一言で表すと?
音を立てた瞬間に死が訪れる、極限の静寂サバイバルホラー。
どんな話?
謎の怪物によって文明が崩壊した世界。怪物は音に反応して襲ってくるため、人々は声を出すことすらできない生活を強いられていた。家族は生き延びるために手話を使いながら静かに暮らしているが、日常の小さな音ですら命取りになる。限界の緊張の中で、家族は互いを守りながら生き抜こうとする。
ここがおすすめ!
静寂そのものが恐怖になる独特の演出が最大の魅力です。音を立ててはいけないという制約が、観客にも強い緊張感を与えます。家族の絆を描くドラマとしても完成度が高く、終末ホラーでありながら人間の温かさも感じられる作品です。
バード・ボックス
この映画を一言で表すと?
“見てはいけない存在”から逃げ続ける、極限のサバイバルスリラー。
どんな話?
ある日、謎の存在を見た人々が次々と自殺してしまう異常事態が発生する。主人公マロリーは子どもたちと共に生き延びるため、目隠しをしたまま危険な旅に出ることになる。視界を封じられた状態で川を下るなど、危険な状況が次々と訪れる中、彼女は子どもたちを守ろうと必死に行動する。
ここがおすすめ!
見てはいけないという制約の中で進むストーリーが非常にスリリングです。何が起きているのか分からない恐怖が観る者の想像力を刺激します。母親として子どもを守ろうとする主人公の強さも印象的で、終末世界を舞台にした人間ドラマとしても見応えがあります。
10 クローバーフィールド・レーン
この映画を一言で表すと?
地下シェルターで繰り広げられる、疑心暗鬼の密室サスペンス。
どんな話?
交通事故の後、地下シェルターで目を覚ました女性ミシェル。そこには彼女を助けたという男ハワードがいて、外の世界は未知の脅威によって壊滅したと説明される。しかしハワードの言葉はどこまで本当なのか分からない。閉ざされた空間の中で、ミシェルは少しずつ真実を探ろうとする。
ここがおすすめ!
密室空間での心理戦が非常に緊張感のある作品です。外の世界の状況が分からないまま進むストーリーが、観客に強い不安を与えます。登場人物の信頼関係が崩れていく過程も見どころで、ラストまで予想のつかない展開が続きます。
28日後…
この映画を一言で表すと?
文明崩壊後の世界をリアルに描いた、衝撃の感染パニック映画。
どんな話?
感染者が凶暴化するウイルスが広がり、イギリスは壊滅的な状況に陥る。昏睡状態から目覚めた青年ジムは、誰もいないロンドンの街で世界の変化を知る。生き残った人々と合流した彼は、安全な場所を求めて旅を続けるが、人間同士の危険や絶望的な状況が次々と襲いかかる。
ここがおすすめ!
荒廃した都市の映像とリアルな恐怖が強く印象に残る作品です。感染者の脅威だけでなく、人間の倫理や希望についても描かれており、単なるホラーでは終わりません。緊張感のある展開と重厚なドラマが魅力の終末映画です。
ザ・ロード
この映画を一言で表すと?
荒廃した世界で父と息子が生き延びる、静かで重い終末ロードムービー。
どんな話?
原因不明の災害によって文明が崩壊した世界。父と息子は生き延びるため、食料を探しながら南へ向かう旅を続けていた。寒さや飢えだけでなく、他の生存者の危険にも常に警戒しなければならない。絶望的な世界の中で、父は息子を守るため必死に前へ進む。
ここがおすすめ!
終末世界の過酷さをリアルに描いた作品で、派手なアクションはないものの深い感情が伝わってきます。父と息子の絆が物語の中心にあり、人間の希望や愛情について考えさせられます。静かながら非常に印象的な終末映画です。



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