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映画『テルマエ・ロマエ2』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『テルマエ・ロマエ2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『テルマエ・ロマエ2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『テルマエ・ロマエ2』の結末までのストーリー
  • 『テルマエ・ロマエ2』を見た感想・レビュー
  • 『テルマエ・ロマエ2』を見た人におすすめの映画5選

映画『テルマエ・ロマエ2』の作品情報

テルマエ・ロマエ2

製作年:2014年
上映時間:112分
ジャンル:コメディ、ファンタジー
監督:武内英樹
キャスト:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力 etc

映画『テルマエ・ロマエ2』の登場人物(キャスト)

ルシウス(阿部寛)
ローマ帝国で活躍する一級テルマエ建築士。現代日本にタイムスリップし、その技能を持ち帰る事で日々新しいテルマエを生み出している。
山越真実(上戸彩)
現代日本で漫画家を目指している女性。ルシウスがタイムスリップする場所に必ず居合わせ、彼に恋をしている。
ハドリアヌス皇帝(市村正親)
暴君と恐れられるローマ帝国皇帝。ルシウスの腕を信頼しており、彼に新しいテルマエの建設を依頼する。
ケイオニウス(北村一輝)
次期ローマ皇帝と名高い人物。女にだらしない一面もあり、ルシウスとは馬が合わない。

映画『テルマエ・ロマエ2』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『テルマエ・ロマエ2』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『テルマエ・ロマエ2』のあらすじ【起】

暴君ハドリアヌス皇帝が統治していた時代のローマ帝国。前作「テルマエ・ロマエ」で現代日本にタイムトリップし、日本の風呂技術をローマ帝国に持ち帰った事で、テルマエ技師ルシウスの名は、今やローマ帝国全土に知れ渡っていました。そしてそんなルシウスのもとに、新たな依頼が舞い込んできます。

その頃ローマでは、屈強な戦士達が命を賭けて戦うコロッセオが民衆の心を捉えていました。連日続く激しい戦いに、傷つき消耗したグラディエーター達の疲れを癒すことの出来るテルマエを作って欲しい、それこそがルシウスに新たに持ちかけられた依頼です。そして例の如くその設計に頭を悩ませていたルシウスは、再び現代日本へとトリップします。

今回ルシウスが現代日本の公衆浴場で目をつけたのが、入浴中に入れる入浴剤と、入浴後に客が利用していたマッサージチェアです。この二つが使用した物の疲れを癒す効果がある事に気付いたルシウスは、その知識をローマ帝国へと持ち帰り、その再現をする事で期待に応えるのでした。

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映画『テルマエ・ロマエ2』のあらすじ【承】

前作でルシウスと共にローマ帝国にタイムスリップし、ローマ帝国の危機を人知れず救った漫画家希望の真実は、ルシウスを主役に描いた温泉漫画を出版社へと持ち込んでいました。しかしその渾身の一作も、「肝心の風呂が書けていない」とボツを食らってしまいます。

真実は温泉の研究をする為、温泉風呂を取り扱う雑誌記者として働く決心をします。一方、ルシウスのもとにはまた新たな依頼が舞い込んできました。今までのテルマエとは違い、子供をターゲットとしたテルマエを作って欲しいという一風変わったものです。そんなルシウスが次にタイムスリップしたのは、プール施設が併設された屋内温泉でした。

そこで子供達が長蛇の列を作るウォーター・スライダーに感動したルシウスは、スライダーをローマ帝国で再現する決心をします。一方、真実もまた、雑誌の取材のためその温泉施設を訪れていました。2人は久々の再会に喜びますが、その矢先ルシウスが涙を流した事で再びローマ帝国時代に戻ってしまいます。

映画『テルマエ・ロマエ2』のあらすじ【転】

前作で史実通り派遣される事になったケイオニウスは、派遣先、バイアエの地でその疲労から体調を崩してしまいます。心配したハドリアヌス皇帝は、バイアエの地に温泉郷を作ることを決意、ルシウスに依頼します。

温泉郷の参考としてルシウスがタイムスリップしたのは、かの有名な草津温泉です。再び居合わせた真実に案内され、ルシウスは温泉饅頭やラーメンといった食文化、射的や卓球などの遊びを学びます。草津温泉の様な温泉郷を再現するため、ルシウスは再び真実を巻き込みローマへと戻っていきます。

一方その頃、ハドリアヌス皇帝に反逆の印を掲げんとする人物がいました。その人物とは元老院という組織で、元老院はケイオニウスに瓜二つの兄を利用し国家を混乱に陥れます。偽ケイオニウスにはケイオニウスを装い、国民を先導します。そして史実としてこの国の行く末を知る真実が元老院の手先に魔女として捉えられてしまいます。しかし、ルシウスはグラディエーターの助けも借り真実を救い出し、ルシウスと真実はバイアエへと向かいます。

映画『テルマエ・ロマエ2』の結末・ラスト(ネタバレ)

ルシウスと真実を追って、ケイオニウスを装う偽ケイオニウスが軍隊を連れてバイアエと到着します。しかし、偽ケイオニウスと元老院達の陰謀に気がついたハドリアヌス皇帝とケイオニウス本人が、バイアエに姿を見せます。自分たちが本物と信じていたケイオニウスが2人いる事に動揺する兵士達ですが、ハドリアヌス皇帝とケイオニウスに言葉に自分たちが騙されていた事に気がつきます。こうして、元老院と偽ケイオニウスの野望は打ち砕かれたのでした。

丁度その時、ルシウスの仲間が工事を進めていた温泉源から、とうとう温泉が発掘され温泉郷、「湯ートピア」が完成しました。そして再び、真実とルシウスの別れの刻がやってきました。真実は、今後ルシウスに降りかかる運命について史実で既に知っています。ルシウスは北方のテルマエ建設時に、誤って命を落としてしまうのです。しかしルシウスは、仕事の為に命を賭けるのであれば本望と言い切ります。

真実は再び出版社に、原稿「テルマエ・ロマエ」を持ち込みました。すると漫画は大ヒット、映画化が決定します。映画の撮影現場を訪れた真実は、井戸からタイムスリップしてきたルシウスと再び出会うのでした。

映画『テルマエ・ロマエ2』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

前作同様、バタバタと話が進んで飽きさせない作品でした。面白かったのは古代ローマにある建材で、現在のウォータースライダーなどを再現しているところです。タイムスリップの時に出て来る謎のオペラ歌手も、お笑い要素が前作よりもパワーアップしていて、くつろいでいる所から慌てて出てきたりしたのも、少しやり過ぎな感じはありますが笑えました。
時間という距離まで入った超遠距離恋愛のその後が気になるところです。(女性 40代)


前作同様かなり面白い内容であったが、更にレベルアップした様な、笑えるシーンがたくさん入っており飽きさせない映画であった。公衆浴場を現代から持ち帰り、見事に再現するルシウスだったが、新たに子供向けの公衆浴場を依頼され、ウォータースライダーを建設していくシーンが見所である。真実を救いだしたり、偽ケイオニウスと元老院達の追っ手から逃げ出したりと、前作にはない国の現状も描かれていた。真実とルシウスの関係性や、再会したシーンも見所である。(女性 20代)


前作と同様、家族とも恋人とも楽しめる作品。続編だからといって間延びすることもなく、今回もテンポ良くストーリーが展開されていく。ルシウスの目線から、日本の温泉文化をもう一度見つめ直すことができるのも面白い。

涙を流すことが別れに繋がる、というのはよくできた切ない設定だと思う。思いを募らせ泣いてしまうとお別れになってしまうから、我慢しなくてはならないという真実の心境に泣ける。最後、再会できるというハッピーエンドで終わってよかった。(女性 20代)


前作同様、意味とか教訓とか一切考えずにただただ楽しめる1本。
古代ローマ史に関わる部分はさておき、お風呂に関する部分は前作の延長だ。あらためて言われると日本の風呂文化はすごいし、初めて触れる人には不可思議なものなのかもしれない。今作で良いのはヒロインが古代ローマ人の言語を話せるようになっている点だ。この人と話したい、という動機で言語を一つ覚えるのは素敵なことだと思うしこれ以上の愛情表現もなかなかないだろう。明るい未来に繋がりそうなラストも良かった。(男性 40代)


1作目が最高だったので2作目も視聴。結果は、満足のいくものを提供してくれた映画だった。

原作のストーリーから外れていて、ヒロインも原作には登場していないオリジナル。それなのになぜこんなに満足度が高いのか。それは、自分はローマの描写が好きだったからなんだと気が付いた。

しかし、ローマを舞台にする作品群は大抵権力闘争、愛憎、流血の世界(この作品でも少し触れられてはいるが)。その舞台を、ここまでコメディに落とし込んでいる作品を他に知らない。ゆえに面白い。おかげで、ラストはルシウスとヒロインが結ばれて欲しいと思うくらいには素直に視聴していた。(男性 30代)


1作目が面白すぎたので、続編は大丈夫かなと心配していましたが想像を遥かに超える面白さで今回も大爆笑してしまいました。
現代の日本から大浴場の技術を持ち帰り、古代ローマにウォータースライダーまで作ってしまうのは圧巻でした。日本人に馴染みのある力士や、草津などもいい感じに面白く登場するので確かに外国人から見たらそう見えるよなあ…と妙に納得してしまいました。
前作同様、思いっきり笑える作品なので家族みんなで楽しんで欲しいです。(女性 30代)


前作よりもスケールアップしつつも、相変わらずルシウスの真面目すぎるキャラが笑いを誘う。現代日本と古代ローマを行き来しながら“風呂文化”で世界を救う展開は馬鹿馬鹿しいのに妙に説得力がある。特にクライマックスでルシウスが温泉の知識を活かして戦争を防ぐシーンは、笑いと感動のバランスが絶妙。阿部寛の表情演技はさすがの一言。古代ローマで湯船を語る彼の熱量が、真面目すぎて逆に面白い。(30代 男性)


続編ということでどうなるかと思ったが、予想以上にパワーアップしていた。阿部寛と上戸彩のコンビは相変わらず安定感があり、特にラストで二人が再会するシーンは心が温かくなった。現代日本の温泉技術をローマに持ち帰って国を変えるという発想が痛快。CGで描かれる古代ローマのスケール感も良かった。笑って癒されるだけでなく、“風呂文化”が持つ人と人のつながりまで感じられる映画だった。(20代 女性)


今回もルシウスの「これはローマ人の発想ではない!」が炸裂。前作以上にテンポよく、ギャグのキレも冴えていた。特に露天風呂での日本人との出会いのシーンは爆笑もの。それでいて終盤、ローマ皇帝の葛藤と国の未来を絡めてくる展開には意外な深みがあった。単なるコメディに終わらず、時代を超えた“人間讃歌”として成立しているのがすごい。阿部寛の体当たり演技に拍手。(40代 男性)


笑いと感動がきれいに融合した、完成度の高いエンタメ映画。ルシウスがローマを救うために再び“タイムスリップ風呂”を使う展開はお約束ながらワクワクする。現代の温泉文化がローマ社会を変えていく描写は、馬鹿馬鹿しいのに清々しい。上戸彩演じる真実が、ルシウスにとって“心の救い”になっているのも良かった。時空を超えた愛の物語としても成立しているのが見事。(30代 女性)

映画『テルマエ・ロマエ2』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『テルマエ・ロマエ2』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

翔んで埼玉

この映画を一言で表すと?

日本中を笑いの渦に巻き込んだ、超ハイテンションご当地パロディ映画。

どんな話?

埼玉を差別する東京都民と、埼玉解放を目指す者たちとの“架空の戦い”を描いたコメディ。豪華な俳優陣が全力でバカバカしい設定を演じ、セリフの一つひとつが笑いを誘う。奇抜な世界観ながら、どこか温かい人間ドラマもある。

ここがおすすめ!

『テルマエ・ロマエ2』と同様に、真面目に“バカをやる”潔さが魅力。役者陣の全力演技、豪華な美術、テンポの良い脚本が秀逸。風刺とユーモアのバランスが絶妙で、笑いながら元気をもらえる一本です。

のぼうの城

この映画を一言で表すと?

戦国時代を舞台にした、ユーモアと感動の“人間讃歌”。

どんな話?

戦国時代、豊臣軍に包囲された小さな城・忍城。圧倒的に不利な戦いの中、城主・成田長親は“のぼう様”と呼ばれながら、奇抜な作戦と人望で民を守り抜く。笑いあり涙ありの群像劇が展開する。

ここがおすすめ!

『テルマエ・ロマエ2』と同じく、シリアスな時代背景にユーモアを絶妙に融合。役所広司と野村萬斎の掛け合いが見事で、壮大な合戦シーンと人間ドラマが両立した傑作。笑って泣ける“勇気の物語”です。

超高速!参勤交代

この映画を一言で表すと?

“参勤交代”を題材にした痛快時代エンタメコメディ。

どんな話?

貧乏藩が幕府の命令で、通常では不可能なスピードで江戸に向かわなければならなくなる。知恵とチームワークで次々と困難を乗り越えていく中、友情と人情のドラマが展開される。

ここがおすすめ!

『テルマエ・ロマエ2』と同様に、歴史的背景を舞台に“庶民の知恵とユーモア”を描く作品。佐々木蔵之介や深田恭子など、キャストの掛け合いも絶妙。笑いと感動のバランスが素晴らしい時代劇コメディです。

変態仮面

この映画を一言で表すと?

バカバカしいのに妙に熱い、伝説の変態ヒーロー誕生物語。

どんな話?

正義感が強すぎる青年・色丞狂介が、母の下着を顔にかぶることで覚醒し、悪を倒す“変態仮面”となる。常識を超えた設定ながら、真剣にヒーローとして描く姿が笑いと感動を呼ぶ。

ここがおすすめ!

『テルマエ・ロマエ2』と同じく、俳優が真顔でギャグをやる潔さが最高。鈴木亮平の全身全霊の体当たり演技が圧巻で、まさに“本気でふざける”究極のエンタメ。爆笑と熱血のバランスが神懸かっています。

舞妓Haaaan!!!

この映画を一言で表すと?

“舞妓と野球と人生”を描く、笑いと感動の全力コメディ。

どんな話?

舞妓に憧れるサラリーマン・鬼塚が、京都を舞台に夢と恋と野望を追いかけるドタバタ劇。阿部サダヲと堤真一が繰り広げるテンポの良い掛け合いが魅力で、最後はまさかの感動へと展開する。

ここがおすすめ!

『テルマエ・ロマエ2』にも通じる“全力で笑って全力で泣ける”コメディ。くだらないのに真剣な登場人物たちの姿が愛おしい。勢いと人情、そして映画らしいエネルギーに満ちた名作コメディです。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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コメディ映画ファンタジー映画

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    真実の持っていた『ローマの反映と衰退』という本によりケイオニウスの疫病が結核であること、ルシウスが事故に合ってしまうことが判明します。しかしせっかく病名が発覚したにも関わらず具体的な治療法は提言せず、とにかく隔離しなければいけないという忠告のみです。確かに下手に現代の治療法を持って治してしまうと歴史が変わってしまうので、その点でいえば良かったのかもしれません。しかしそれで考えるとラストでルシウスが再び登場したのはどう解釈すればよいのでしょうか。本に書かれていた史実が間違っていたのか、実は別れてまだ日の浅い再会だったのか…。そもそもどうしてタイムスリップできるのかという点も特に解説されていませんし、恐らくあまり真面目に考えず、コメディ映画として楽しんでくださいということなのかと思います。

  2. 匿名 より:

    非常に分かりやすくかつ人間らしさが表れる条件だと思います。できるだけルシウスと一緒にいたいと願う真実は、ローマに帰らないように周りの玉ねぎと感動する本(フランダースの犬)を必死で隠します。しかしそんな努力も虚しく、ルシウスはわさび入りのお寿司を食べて涙を流してしまいます。今度は逆に、元老院たちに捕らわれそうになる真実に向かって玉ねぎを投げるルシウス。これは真実が涙を流せば、現代に戻れて逃れられるからです。結局、間に合いませんでしたが…。そして夕日のラストシーン。ルシウスと離れたくないから涙を我慢していた、と言いながら泣く真実は本当にとても美しくて真剣な想いが伝わりました。

  3. 匿名 より:

    前作に引き続きクスッと笑える小ネタが満載で楽しめました。ルシウスがローマで悩み、日本でヒントを貰い、浴場を作る流れは変わらないため前作以上の衝撃は得られませんでしたが、それでも今作は危機感溢れる展開でドキドキしました。小ネタの部分でいえばまず、元力士の曙関と琴欧洲関がグラディエーターとして登場します。剣闘士として真っ黒にメイクされた姿、まさかの起用に思わず観客から笑いの声が上がりました。そしていか八郎さん演じる老人が五右衛門風呂に入りながら歌っていた「与作」、この曲が疫病の治療に良いと信じるルシウスはテルマエに浸かるローマ人に「与作」を歌わせます。外国人がぎこちなさそうに、ヘイヘイホー…と歌う姿は良い意味で滑稽であり愛国心を刺激され微笑ましく感じるシーンになりました。その愛国心という点が、この映画のテーマの一つになっていると思います。日本の浴場はこんなに便利で心地よくて、温泉プールで遊んだり合間に美味しいものを食べたり、さらには大らかな心で混浴ができる平和な国だということをこの映画は教えてくれます。前作に引き続きトイレにはウォシュレットだけでなくビデという機能があることも教えてくれます。(笑)また、今回真実との関係も若干進んだように思います。前作ではハドリアヌス帝の神格化に夢中だったルシウスですが、今作では混浴を意識したり、元老院に捕らえられた真実を必死で助けようとしたりと事態は深刻ですがいい雰囲気が漂っています。そしてローマ帝国に平和が訪れ、ついに2人に別れの時が。そこでルシウスははっきりと私も別れたくない、と告げ真実を抱きしめるのです。とても綺麗な夕日をバックに涙を流し合う2人に、思わず私もうるっときてしまいました。史実によればこの3ヶ月後、ルシウスはテルマエ建設中に亡くなるのですが、ラストで真実の書いた漫画『テルマエ・ロマエ』が映画化決定し、主演俳優に向かって「そいつは偽物だ!」とルシウスが叫ぶところでエンディングです。次回作はあるのでしょうか、期待しています。