映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』の概要:大人気シリーズ、「ワイルド・スピード」の第6弾。時系列としては、本作の次にシリーズ第三弾、「TOKYO DRIFT」が続く。かつての仲間、レティを巡る激しいカーチェイスが再び幕を開ける。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』の作品情報
上映時間:130分
ジャンル:アクション、ラブストーリー
監督:ジャスティン・リン
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス etc
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』の登場人物(キャスト)
- ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
- ミアの兄で、天才的腕を持つドライバー。仲間達のリーダー的存在。
- ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)
- ミアの夫。ドミニクのライバル的存在であり、彼もまた天才的なドライビングテクニックの持ち主。
- ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
- ドミニクと何かと縁のある警察官。今回国際犯罪組織に立ち向かうにあたり、ドミニクに協力を依頼する。
- レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)
- かつてのドミニクの仲間で、恋仲にあった女性。死んだと思われていた。
- オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)
- 元英国特殊部隊に所属していた、国際犯罪組織のボス。レティを騙し手中に収めている。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のあらすじ【起】
前作で強奪した高額な金を手にしたドミニクは、自由気ままに生活をしていました。そんな彼の現在の拠点地はブラジルです。また、ドミニクの妹、ミアはドミニクのライバルであり最高の理解者であるブライアンとの間に子供を授かっていました。そして、とうとうミアがお産の時を迎え、ブライアンは慌てて車を猛スピードで飛ばしその場に訪れます。2人に家族が増えた頃、ドミニクにも新たな恋人が出来ていました。何と、自分達が犯罪者であるにも関わらず彼の新しい恋人は警察官です。
一方その頃、モスクワの地で大事件が生じていました。その存在一つで何億の価値があるもされるデータチップが、何者かに強奪されてしまったのです。そのチップは軍隊によって堅固に守られていたにも関わらず、犯人側はその防御を突破していったのでした。
その犯人とはとある国際犯罪組織です。そしてそのトップに立つのは、元英国特殊部隊に所属していたオーウェンという男でした。経歴に裏付けされた確かな実力と兄弟は勢力に、警察官であるルークは何かと縁のあるドミニク達に協力を要請します。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のあらすじ【承】
新たな恋人、そして妹夫婦に出来た新たな家族という平和を守る為、ドミニクは最初ルークの依頼を断ります。しかし、そんなドミニクに対してルークは一枚の写真を提示して来ました。その写真には、レティという1人の女性が写っています。レティはかつてのドミニクの走り屋仲間で、彼と恋仲にあった女性でした。しかしある日突如行方不明となったレティは、今の今まで死んだと思われていたのでした。
そんな彼女が今回の事件に関与していることを知った事、そして今回の事件に協力をすれば今迄の犯罪経歴をなかった事にするというルークの提案に、ドミニクは捜査協力を受けることにしました。そして、ドミニクを仲間につけた警察は本格的に調査に乗り出します。そしてインターポールがロンドンにてオーウェンのアジトを発見したのです。突入する警察でしたが、一歩遅くオーウェンに逃げられてしまいます。
しかし、外ではドミニク達が待ち構えていました。彼は愛車でオーウェンを追いますが、何とオーウェンは天才的ドライバーであるドミニクを振り切り見事逃げ果せたのです。オーウェンを逃したドミニクでしたが、代わりに部下の内1人をとらえます。そして何と、その車から降りて来たのはレティでした。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のあらすじ【転】
本当に生きていたレティの姿に、ドミニクは思わず動揺を隠しきれませんでした。そしてその隙をついて、レティはドミニクに向けて発砲、その場から逃走するのでした。以前とは全く別人格の様になってしまっていたレティでしたが、実はドミニク達と別れるきっかけになった際に巻き込まれた事故によって記憶喪失になっていたのでした。そしてその状況をオーウェンに利用され、騙され部下として今まで動いて来たのでした。
一方、ブライアンはオーウェンに関する情報を得る為、現在刑務所に収監されている犯罪者の元に自ら赴きます。そこでブライアンは、ドミニクを振り切ったオーウェンがのっていた改造車を打ったディーラーを突き止めるのでした。仲間と共にその場に向かいますが、何とそこにはオーウェンの部下が待ち伏せていました。
激しい銃撃戦の末、ブライアン達が勝利を収めオーウェン側は2人の部下を失います。その事をオーウェンに報告したレティでしたが、部下の死を全く気にも留めないオーウェンに対してレティは自分の記憶と食い違っている点があると感じます。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』の結末・ラスト(ネタバレ)
一方、ドミニクはレティを取り戻す為再び彼女に会いに行きます。そして、かつてと同じ様に彼女にカーレースを申し込み、その末自分達がかつて仲間だった事、そして恋仲であった事を告げるのでした。ドミニクのその言葉にレティは大きく動揺し、その場を立ち去りました。
その頃、とうとうルークがオーウェン一派の狙いを突き止めます。オーウェン達はNATO基地を手中に収めようとしていたのでした。オーウェンを止める為、一行は基地へと向かいます。オーウェンは基地にある輸送機を強奪しようとしていました。また、オーウェンはドミニク達を止めるためにミアと子供を人質に取っていたのです。更に戦車を持ち出し、ドミニク達を追い込むオーウェンでしたが、ドミニク達は確かなドライビング技術で少しずつオーウェンへと迫って行きます。
そして、仲間の1人であるジゼルの命を賭した行動のお陰で、とうとうミアと子供、そしてルークをオーウェンの手から取り戻す事に成功したのでした。ドミニクは約束通り、かつての罪から解放され、戻って来たレティと仲間と共に改めて家族の誓いを交わすのでした。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』の感想・評価・レビュー
シリーズ6作目。今回の敵はオーウェン・ショウ。「ショウ兄弟」を激推ししている私は今作ももちろん大好きです。敵だけど最高にかっこいい。そして、昨日の敵は今日の味方(逆もまた然り)。
今作では死んだはずのレティが戻ってきます。記憶は無いけど生きています。このワイルド・スピードシリーズ、死んだはずの人が生き返るとか好きみたいですね。後半では大事な仲間を1人失ってしまいます。このシーンは悲しすぎる。
さて、次はぜひ『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を鑑賞しましょう。(女性 30代)
それぞれ幸せに生活しているブライアンとドミニク。そこに捜査の依頼が入り、次の舞台となるヨーロッパに乗り込んでいく。死んだと思っていたレティが生きていた事実を知ったが、彼女は記憶を失っていた。シリーズの数を追うごとに一段と迫力を増している印象だが、この作品も期待を裏切らず、さらに派手なアクションを巻き起こしていく。常にハラハラした感情がつきまとう、休むことができないような作品だ。映画の世界にどっぷりと入り込んでしまいそうだ。(女性 30代)
失敗かに思われた『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』との明確な繋がりが明示された今作。
内容的には、ラストに登場するジェイソン・ステイサムの存在感と退場してしまうジゼルとハンなど見どころ満載だ。とはいえ仲間の絆をテーマにしている割には、雑な退場の仕方だったと感じなくもない。それとレティ復活はびっくりしたが、「死んだと思ったが、死んでません」を繰り返されると物語のスリリング感が失われてしまう、というのもある。
しかし、細かなことを気にしなければ爽快でド迫力のアクション映画だ。(男性 30代)
前作ラストで匂わせてきた通り、かなりの無理矢理展開でレティが復活する。いやいやどうなの?と思う反面、ここまで来たらもうなんでもアリのような気もしてくる。でもエレナの事を考えるとドミニクのことがちょっと嫌いになるので難しいところである。
見所としてはシリーズ初登場のルーク・エヴァンズ演じるオーウェンのカリスマ悪役ぶりと、レティとライリーの男顔負けのキャットファイト。特に、ライリー役のジーナ・カラーノが本物の格闘家なだけあって、二人の格闘シーンはめちゃくちゃ迫力がある。(女性 30代)
関連作品
次作 ワイルド・スピード SKY MISSION
前作 ワイルド・スピード MEGA MAX
みんなの感想・レビュー
冒頭から、大きな犯罪が起き、謎の国際犯罪組織の存在が何か大きな犯行計画を企んでいるというと言う雰囲気を感じさせます。
さらに、そのターゲットとなる犯罪組織は、かなりの凄腕集団・・・こうなると彼らの出番しか無い!!そこで、FBI捜査官のホブスはドミニク達に協力を依頼します。
前作で大金を手にしてバラバラに逃亡生活をしている仲間達が、犯罪組織の本拠地のヨーロッパに集結する。そして、新たなミッションが始まる。
死んだはずのレティがなぜ生きているのか?
ホブスがドミニク達を捜査に協力させる為に使った1枚の写真。それは、死んだはずのドミニクの元恋人レティのの写真だった。
なぜ、彼女が生きているのか?
利用する為の罠なのか?
その謎を突き詰めて行くと、彼女は今回のターゲットの犯罪組織に関わっていることが判明する。
彼女を救出して作戦も成功させるにはどうするのか?
レティに危険な仕事を依頼した自分に責任を感じていたブライアンは、その謎を探るべく、単身刑務所の牢獄に乗り込んで行く。
故ポールウォーカーの作品ということだけでも注目度が高いのに、さらにアクションが派手になって帰って来た!しかも、「死んだはずのレティが生きてる?」「どうして?」と、とにかく見所満載といった内容となっています。この作品の見所と言えば、毎回登場するかっこいい改造車とレースシーンなんですが、今回は、見た事も無い改造車の登場や戦車にジャンボなど、今までのカーレース・カーチェイスとは違ったアクションが楽しめます。ストーリーも緊張感が高く、アクションも派手なので見てる間、ずっとドキドキ感が止まりません。このワイルドスピードシリーズは、改造車が好きな方に好まれていると思っていたのですが、謎の車や、車以外の乗り物も出て来て、車好きのための映画から誰でも楽しめるアクション映画に生まれ変わった気がします。