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映画『300 スリーハンドレッド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『300 スリーハンドレッド』の概要:クセルクセス王率いるペルシアの軍勢が、ギリシアに攻め込んできた。国や民を守るため、スパルタの王レオニダスは、たった三百の兵を連れて数万にも及ぶペルシア軍に戦いを挑む。

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映画『300 スリーハンドレッド』の作品情報

300 スリーハンドレッド

製作年:2007年
上映時間:117分
ジャンル:アクション、歴史
監督:ザック・スナイダー
キャスト:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト etc

映画『300 スリーハンドレッド』の登場人物(キャスト)

レオニダス(ジェラルド・バトラー)
スパルタの王。ギリシアに迫るペルシアに対し、国や民のため自ら戦地に赴く。自分に献身する部下に対して敬意を払う男で、部下からの信頼も厚い。
クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)
ペルシアの王。神秘主義に傾倒し、神を自称する。そのため、ただ征服するだけでなく、敵を屈服させることに固執しており、抵抗を続けるレオニダスを跪かせようと思索する。

映画『300 スリーハンドレッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『300 スリーハンドレッド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『300 スリーハンドレッド』のあらすじ【起】

生まれてすぐに戦士として振るいにかけられ、鍛え上げられるスパルタの男たち。彼らを統べる王、レオニダスはクセルクセス王にひれ伏せと言うペルシアの使いを皆殺しにした。

いずれ始まるペルシアとの戦いに備え、レオニダスはエフォロイの祝福を授かろうとした。しかし、信仰を重んじるエフォロイは祭事の時季である今、争いごとを起こすなとレオニダスを戒めた。スパルタは滅びるエフォロイはそう予言した。足取り重く、レオニダスは帰路に着く。レオニダスが帰った後、エフォロイの下にペルシアの使いが現れ、彼らに金を渡した。エフォロイはクセルクセス王に買収されていたのだ。

エフォロイの言葉には絶対服従しなければならない。しかし、レオニダスには国と民衆を捨てることはできなかった。葛藤するレオニダスは妻の言葉に後押しされ、決意を固めた。

レオニダスは子を持つ三百人の男を集めた。男たちは自分の子と妻を守るため、レオニダスの決意に同調して、彼と共にペルシア打倒に向かった。

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映画『300 スリーハンドレッド』のあらすじ【承】

レオニダスが北に向かう道中、アルカディアの軍勢と出くわした。彼らはスパルタがペルシアと戦うと聞いて、加勢しようとしていた。しかし、アルカディアの隊長は、たった三百しかいないスパルタ軍を見て訝しむ。レオニダスはアルカディア兵に仕事を尋ねた。鍛冶師、彫刻家……。それから、レオニダスは自分の部下に仕事を尋ねた。男たちは戦士の咆哮を挙げた。自分たちの方が兵士は多い。レオニダスはアルカディアの隊長にそう言った。

進軍の道中、焦土と化した村を見つけた。ペルシア軍の仕業だった。レオニダスが惨状を嘆いていると人影が近寄ってきた。生き残った村の子供だった。子供は村で起こったことをレオニダスに話すと事切れてしまった。部下が村の者を見つけたという。部下の視線の先には木に磔にされた無数の死体があった。

灼熱の門と呼ばれる谷間を進むレオニダス。この細い道なら、大勢で挑んでくるペルシア軍も本領を発揮できないだろうと彼は考えていた。

映画『300 スリーハンドレッド』のあらすじ【転】

海には水面を覆い尽くすほどのペルシア軍の船が集まっていた。しかし、天がスパルタ軍に味方する。海の荒波が多くの船を転覆させ、ゼウスの雷が船を焼いた。

生き残りのペルシア軍が海岸に集まっていた。偵察に出たアルカディア兵は敵の規模に絶句する。対して、スパルタ兵は試練の大きさに喜びの笑みを浮かべていた。

石垣を築いていたレオニダスたちの下に、ペルシア軍の使節が現れた。既に数十人を殺されたペルシア軍だが、そんなことには動じないとペルシアの使節は言った。使節は自分を無視してスパルタ兵が築く石垣に目を向けた。不揃いな石の山。その隙間を埋めていたのはペルシア兵の死体だった。怒りに震えた使節は鞭を振るおうとするが、スパルタ兵の反撃により腕を切り落とされてしまった。

敵を谷に誘い込む準備は着々と進んでいた。そこにスパルタのマントをまとった奇形の男が現れる。男はエフィアルテスと名乗り、スパルタの生まれだと言う。国を離れた身だが、スパルタの兵士だった父の名の下に軍勢に加わりたいと言った。エファルテスの槍の突きは見事だった。しかし、彼は盾を膝より上に構えることができない。連携を重んじるスパルタ軍にとってそれは致命的だった。レオニダスはエフィアルテスを戦いには出せないと言った。レオニダスに見捨てられたエフィアルテスは悔しさで叫び、レオニダスを恨んだ。

映画『300 スリーハンドレッド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ペルシアの大軍が侵攻を始めた。スパルタ兵は灼熱の門の前で陣形を組んだ。盾で敵の攻撃を受け止め、押し返す。スパルタ軍は一人の被害も出さずにその日の襲撃を乗り切った。

瀕死のペルシア兵に止めを刺していくスパルタ兵の前にクセルクセス王が現れた。クセルクセス王は、ペルシアの旗を掲げれば、レオニダスをギリシアの王にすると持ちかけた。しかし、レオニダスは跪くことを拒んだ。

勝てない戦いだと誰もが思っていた。しかし、次々と敵を退けて行くスパルタ軍は、諦めていた勝利すらも夢見るようになっていた。

エファルテスはクセルクセス王の下に招かれていた。自分を受け入れてくれたクセルクセス王に跪き、灼熱の門の裏に回れる抜け道を彼に教えた。

死者こそ少ないものの、スパルタ軍も疲弊していた。そこに抜け道の存在が敵に知られたという報せがもたらされる。アルカディア人は撤退か降伏かを思案した。しかし、レオニダスは栄誉の死を前に逃げることも跪くこともなかった。彼の決定はスパルタ兵それぞれの意思でもあった。弱音を吐く者は一人もいない。レオニダスは戦いで片目を失った部下を人気のない所に誘った。そして、自分たちのことを国に語り継いでほしいと頼んだ。部下は戦うことを望んだが、レオニダスの説得に折れ、一人、故郷に戻った。

スパルタ軍はペルシア兵に包囲された。ペルシアの指揮官になったエファルテスがレオニダスに降伏を呼びかける。クセルクセス王に跪きさえすれば、国を奪わず同盟を結ぶ。そう持ちかけてきた。レオニダスはギリシア全土を支配し、クセルクセス王と同格になれる。だが、レオニダスはその誘いにも応じなかった。クセルクセス王が皆殺しを命じたとき、レオニダスは槍を投擲した。彼が放った槍はクセルクセス王の顔を掠め、傷を負わせた。敵の反撃を受け、瀕死のレオニダスは愛する者たちに想いを馳せた。

ただ一人、王の活躍を告げに国へ戻ったスパルタ兵。彼が語った王の物語はスパルタだけでなくギリシア全土に伝わり、ギリシアを一つにまとめ上げるきっかけとなった。

一年後、再びギリシアに攻めてきた三万のペルシア軍。しかし、かつて三百しかいなかったスパルタ軍は一万の軍勢になっていた。

映画『300 スリーハンドレッド』の感想・評価・レビュー

情報の少ない史実を基に作られているせいか、内容が薄い。
スパルタの教育や精神を解説したりして膨らませてはいるが、ほとんどが戦いと快楽の描写で、正直気持ち悪い。
強さに誇りを持ち、逃げない、服従しないという鋼鉄の精神で最後まで闘ったという事だが、それだけを表現するのに2時間は長いのかもしれない。
続編もあるようだが、好みが分かれそうだ。
ただ、俳優たちの鍛え上げられた体躯は見ものだ。(女性 30代)


屈強なスパルタの戦士が、数の劣勢をものともせず、最後まで戦いきる姿は男なら憧れないはずはない。対するペルシア軍は数は勿論の事、異質な姿の戦士を従え、又その王であるクセルクセスのどこか中性的な出で立ちはまさに神を体現しているかのようである。心の底から己が全てだと言わんばかりの傍若無人な行いに対し、その身一つで立ち向かうスパルタの勇姿には心が震え上がる想いである。しかし、それでもスパルタの戦士が徐々に息途絶えていき、絶体絶命の中、スパルタの王レオニダスが放った渾身の槍が、クセルクセスの頬をかすめる。レオニダスはここで力尽きるのだが、最後の放った槍は、紛れも無くクセルクセスの心を貫いていたのである。(男性 30代)


歴史上の出来事を巧妙に使ったファンタジーアクション映画。屈強な男で構成された軍が異形の集団と戦い、善戦を繰り広げるが衆寡敵せず倒れていくという形式はいわばアラモ砦と同じで、オリエント世界版アラモ、もしくは負けてしまう方のロード・オブ・ザ・リングの戦争シーン。とにかくこうやれば受けるはずというザック監督の狙いが絶妙にはまった形でモノを作れるオタクの面目躍如と言えるだろう。(男性 30代)


舞台は、紀元前480年のギリシャ。ペルシアからの使者をつがいしたことによって、敵対心に拍車がかかった。戦わなければ、ペルシアに支配されてしまうスパルタ。切羽詰まった状況の中、わずか300名の兵士たちが、圧倒的な兵力を誇るペルシアの軍に立ち向かう。とても迫力のある映画に、誰もが圧倒されるだろう。CGの効果も加わり、より時代にあった背景を可能にしている。とても見応えのある映画に、興奮を隠しきれない。勇気をもらえる映画に仕上がっているのではないだろうか。(女性 30代)


一言でいうと「漢の映画」。筋肉ムキムキの男が赤マントを羽織って、強大な敵に立ち向かう。「細かいことはいいんだ、筋肉だよ」と画面の向こうから語りかけられているような気にさえなってくる。戦闘が迫力満点。

かと思うと、マイノリティーである弱者の裏切りで敗北してしまうスパルタ軍。裏切者を卑怯と罵るだけなら簡単だが、弱者が生きていける国づくりをしないと、筋肉だけではダメだったかという意外な教訓を学べる教育的歴史映画だった。(男性 30代)


ジェラルド・バトラーが「スパルター!」と叫ぶシーンを映画の予告CMに多用したせいで、当時そのモノマネがすごく流行ったのを覚えています。見たことがなくても、多くの人が知っている作品でした。
実際のストーリーは歴史上の史実をもとに作られているようですが、よく言えばかなり夢があってファンタジー。悪く言えば映画用に派手に作っているものの内容は薄っぺらくて物足りなさがありました。
続編も作られているので人気なのは分かりますが、アクション云々よりもしっかりしたストーリーを感じたかったです。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    スパルタは古代ギリシアに実在したドーリス人による都市国家です。このスパルタを世に知らしめているのは厳しい教育を施すことを「スパルタ教育」と呼ぶほどの過酷な軍事教育制度です。物語の冒頭にも登場しますが、その教育は生まれた時から始まります。
    生まれた赤ちゃんは生まれると長老によって詳しく調べられます。健康な子は育てることが許され、体が弱い・小さいなど問題があれば捨てられてしまいます。親に選択権はありません。そして「決して逃げるな、決して負けを認めるな」と教え込まれ戦いを体に叩き込まれます。
    このようにして最強の兵士を生み出してきたのがスパルタなのです。

  2. 匿名 より:

    「300 スリーハンドレッド」で描かれている戦争はヘロドトスの「歴史」にも記されている実際にあった出来事です。紀元前480年にテルモピュライでギリシア軍とアケメネス朝ペルシア軍がぶつかった戦いで「テルモピュライの戦い」または「テルモピレーの戦い」ともいいます。
    映画の中では300人のスパルタ兵とそれより少し人数の多いアルカディア人だけが登場しますが、実際は他の国からも出兵していてもっと人数も多かったようです。この時期ギリシア全土で行われていた祭りのために全軍を出せなかったなど様々な事情が重なり先発隊として出発したレオニダス王達の全滅につながってしまったようです。

  3. 匿名 より:

    ペルシア軍との戦いを神に却下されてしまい苦悩する王に王妃はこう言います。

    「何をすべきかはスパルタの民としてではなく、夫や王としてではなく、自由な男として問うのです、あなた自身の心に」

    この言葉に決心がついた王はペルシアと戦うことを決意するのです。
    この王妃が本当に美しく強い女性でほれぼれしてしまいます。当時のスパルタでは男子だけでなく女子も健康な子を産むためにある程度鍛えられ教育もされたそうです。女性の地位も当時としては高かったため、最初ペルシアの使者が王妃の当然のように発言するさまに驚いています。
    王と王妃、そしてスパルタ兵達の高潔でひたむきな生き様が胸をうち、何度も見たくなる作品です。