「サムサッカー」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

サムサッカーの概要:映像クリエイターとして名を知られるマイク・ミルズの長編デビュー作。親指を吸う幼児のような癖が治せない17歳の少年が、家族や学校での人間関係に向かい合いながら、将来に希望を持つ変化を描いている。

サムサッカーの作品情報

サムサッカー

製作年:2005年
上映時間:96分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:マイク・ミルズ
キャスト:ルー・プッチ、ティルダ・スウィントン、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィンス・ヴォーン etc

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サムサッカーの登場人物(キャスト)

ジャスティン・コッブ(ルー・テイラー・プッチ)
友情や恋愛に奥手な17歳。小さい時から親指を吸う癖が抜けず、両親からの指摘をストレスに思っている。自分だけが悲劇に追い込まれているように感じている。
オードリー・コッブ(ティルダ・スウィントン)
ジャスティンの母親。看護師として忙しく働きながら、息子二人の様子を見守っている。兄のジャスティンが自分の殻に籠っているのが気にかかり手を焼いている。
マイク・コッブ(ヴィンセント・ドノフリオ)
ジャスティンの父親で、オードリーの再婚相手。元々アメリカンフットボールの選手だったが、怪我が原因で夢を諦めた過去がある。ジャスティンの扱いにくさに奮闘している。
ペリー・ライマン(キアヌ・リーヴス)
ジャスティンの通う歯医者の担当医。心理学に通じていて、催眠療法でジャスティンの悩みを解決しようとしていた。

サムサッカーのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サムサッカー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

サムサッカーのあらすじ【起】

無意識に親指を吸う癖が幼い時から治せない17歳のジャスティン。看護師として忙しく働く母親と、店長として責任ある仕事に就く義父、弟と一緒に暮らしている。ある日の朝、母親はシリアルの箱に書かれた「俳優とのデート」が当たる懸賞に応募しようと、ジャスティンに知恵を求めた。馬鹿馬鹿しいと、ジャスティンはその場を去ってしまう。そしてトイレに籠り親指を吸うのだった。

討論クラブに参加しているジャスティン。真の目的は同級生のレベッカである。レベッカに見惚れてしまい反論ではなく誉め言葉を言ってしまうほど夢中だった。浮かれた参加姿勢を顧問から指摘されたジャスティンは、トイレの個室に籠り、再び親指を口元に運んでしまっていた。

親指を吸う癖を気にする母親は、ジャスティンを歯科医に通わせている。担当医のペリーから、癖が治らないのは、「自覚のない重圧」や「自己制御」が他の同年代よりも強いからではないかと言われるが、聞き入れることはなかった。家庭でも進学の話や、避けたい話題が続くとそのたびに親指を吸ってしまう以上、ジャスティンは原因を自覚しているのだ。義父はジャスティンを変えようと、キツく叱りつけるのだった。

母親を大事に想うジャスティンは、女性として俳優に胸躍らせる姿を見たくはなかった。弟のジョエルを置いて、二人きりで買い物に出た日もデート企画の応募写真を撮るために着る服を選んで欲しいと頼まれ、不機嫌になるのだった。

サムサッカーのあらすじ【承】

癖を治そうと意識しているジャスティンだったが、努力は義父には伝わらない。親指にMFCと人のイニシャルを書かれ、指を吸わないように意識付けをされた。それをレベッカに見られてしまったジャスティンは、上手く説明できず隠そうとした。せっかく関係を深め始めたというのに、レベッカに距離を置かれ傷つくのだった。

いつも通り歯医者に行くと、治療ではなく根本の原因を考えようとペリーから提案を受けた。親指が苦くなるという催眠療法を試してみたペリー。なんとその日から、ジャスティンの親指は本当に苦くなった。しかし、そのことが原因で何にも集中できなくなってしまう。

衝動が抑えきれないジャスティンは両親と顧問の付き添いの元、病院に行くことになる。診断結果はADHD(注意欠陥・多動性障害)であった。投薬治療を勧められ、両親はジャスティンとの向き合い方を考え直すこととなる。

投薬を始めジャスティンの生活は大きく変わる。気分が晴れ渡り、思考がクリアになったのだ。見違えたジャスティンはすぐに認められ、退部してしまったレベッカの代理としてクラブで重役を任される。討論会で見事活躍するジャスティンの雄姿は、母親を惚れ惚れさせるほどであった。

サムサッカーのあらすじ【転】

活躍の幅はクラブにとどまらず、学校生活全体で180度取り組む姿勢が変わった。孤立していたジャスティンの周りには人が集まり始める。一方でレベッカにはよくない噂が付きまとい始めていた。

討論会の大会で遠出したジャスティンと同級生たち。息抜きにビールを飲みはしゃぎ、教師を怒らせてしまった。見事に優勝したジャスティンだったが、棘のある態度に教師は不満を募らせ始めていた。

ジャスティンの影響を受けた母親もキャリアアップを狙い、薬物中毒患者が集う大きな病院に転職を決めていた。病院の話は守秘義務があると隠す母親の姿に苛立つジャスティン。母親の好きな俳優が麻薬所持で捕まった話を、喧嘩腰に持ち出すのだった。

ジャスティンは両親に内緒でニューヨーク大学に願書を出した。その時、ペリーと久々に会い、心理学ではなく哲学に熱をあげていると聞いた。ジャスティンもADHDの診断を受けてからは調子が良いと報告をするが、薬に頼りすぎないように注意を受けてしまう。

討論会の州大会では本調子が出せなかったジャスティン。これまでは褒めてくれていた担任にも弱点を指摘され、退部を宣言するのだった。

サムサッカーの結末・ラスト(ネタバレ)

ジャスティンは薬の服用を辞めた。不安定な気持ちを晴らそうと、レベッカと一緒にマリファナを吸って過ごすようになった。レベッカと恋人になったつもりでいたジャスティンだが、当のレベッカにとっては代用品であった。本音を知り傷つくジャスティンは、義父に当たってしまう。

眠れなくなったジャスティンは、夜な夜な自転車を走らせ母親が働く病院を覗きに行った。突然声をかけてきたのは、母親が好きな俳優である。中毒患者だと思い話しかけてきた俳優は、母親を「守護天使」だと話す。勝手に嫉妬していた相手から、働く母親の姿を知らされ馬鹿馬鹿しく思えたジャスティン。心なしかその夜はスッキリした気分で眠りにつけた。

翌日、ジャスティンは弟に両親の愚痴を吐き出した。想像よりも大人びた返答をする弟に驚くジャスティンに対して、「皆、アニキの心配で忙しいから僕がしっかりしなきゃならない」と本音をこぼした。誰よりも家族を冷静に見ていたのは弟であった。

ジャスティンはニューヨークの大学に合格した。両親は大いに喜び、送り出す準備をしてくれる。ペリーにも挨拶をしに行ったジャスティンは、「大切なのは答えなしに生きる力だ」と教わる。初めて親元を離れたジャスティン。挑戦を恐れずに踏み出した先には、新たな理解者が待っていた。

サムサッカーの感想・評価・レビュー

監督自身が原作を読み、ジャスティンに自分を投影したという一作。だからこそ感情の動きにリアリティーがあったのだろう。派手な演出はなく、淡々と展開する繊細な96分である。

「自分を変えたい」という意思は誰もが抱くものだ。そして何かに頼りたくなることも。自分自身を模索するというのはすごく難しいことだが、この作品は一歩踏み出す人に向けた素敵な栄養剤になるように思えた。マイク・ミルズ監督の描く家族の姿は、淡い色合いだがとても温かい。今作のキーパーソンとなる、キアヌ・リーヴスもいいエッセンスであった。(MIHOシネマ編集部)

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