映画『トマホーク ガンマンvs食人族』の概要:盗賊のパーヴィスとバディは、原住民に出会い襲われる。パーヴィスはブライトホープという町に逃げるが、身元を怪しまれ保安官に捕まってしまう。その日の夜、パーヴィスは女医や保安補佐の男性と共に、原住民に誘拐される。
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』の作品情報
上映時間:132分
ジャンル:ホラー、アドベンチャー、西部劇
監督:S・クレイグ・ザラー
キャスト:カート・ラッセル、パトリック・ウィルソン、マシュー・フォックス、リチャード・ジェンキンス etc
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』の登場人物(キャスト)
- ハント保安官(カート・ラッセル)
- ブライトホープの町の保安官。妻がいる。無骨だが、職務に忠実で真面目な性格。
- アーサー(パトリック・ウィルソン)
- ブライトホープに暮らす牛飼い。妻のサマンサと暮らしている。サマンサは女医。片足を怪我しており、現在自宅で療養している。
- ブロンダー(マシュー・フォックス)
- アーサーの友人。傲慢な性格。10歳の頃、原住民に姉を殺されており、原住民を深く憎んでいる。サマンサのことが好きだったが、フラれている。
- チコリー(リチャード・ジェンキンス)
- ブライトホープの町の補佐官。妻は既に亡くなっている。医療についても心得がある。
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』のあらすじ【起】
パーヴィスとバディは人を殺し、荷物を漁って盗んでいた。その時、1人の被害者男性が生きており、動き出した。バディが止めを刺すが、男が持っていた銃が暴発してしまう。その音を聞きつけ、馬が近づいてくる気配がした。パーヴィスとバディは近くにある丘に登って隠れることにした。そこには、多くの骸骨があった。パーヴィスは恐怖を抱きそれ以上進むのを嫌がるが、バディは気にも止めなかった。すると、バディが矢に撃たれ、不審な人物に殺されてしまう。パーヴィスは慌てて逃げ出した。
11日後、ブライトホープ。牛飼いのアーサーは妻のサマンサと暮らしていた。アーサーは折角頭領の地位に就いたのに、片足を骨折してしまい仕事に行くことができなかった。町人の多くは牛の群れと一緒に町を出ており、辺りは閑散としていた。
ハント保安官は補佐官のチコリーから不審な男を見かけたとの情報を受け、酒場を訪れた。その男とはパーヴィスだった。パーヴィスはハントから名前を聞かれ、咄嗟にハディの名を語った。ハントはパーヴィスが激しく動揺しているのを見て、不信感を募らせた。パーヴィスは逃げようとするが、ハントに足を撃たれ捕らえられてしまう。女医のサマンサは呼び出しを受け、パーヴィスの治療に当たることになった。術後の経過を見なければならないため、サマンサは保安官事務所に泊まることになった。
馬が暴れて鳴いていた。馬番の男は様子を見に行き、何者かに襲われる。アーサーは気配を感じて目を覚ました。サマンサが戻ったのかと思い声を掛けるが、誰もいなかった。次の日の朝、馬番の男の遺体が発見される。しかも、保安事務所は空で、サマンサとパーヴィスと副官のニックが何者かに連れ去られていた。ハントはチコリーと事務所を確認し、原住民が犯人ではないかと当たりをつけた。ハントは事務所に残っていた矢を教授に渡し、部族を確認するようチコリーに頼んだ。
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』のあらすじ【承】
ハントは酒場に集まって今後の対策を立てることを決め、アーサーにサマンサが連れ去られたことを話した。アーサーは怒りでイライラしながら、杖を突いて酒場に向かった。教授の話によると、サマンサ達を誘拐した原住民の部族に名はなかった。彼らは言葉を持たず、洞穴に暮らしていた。そのことから、穴居人と呼ばれていた。穴居人は自らの母親を食べる汚れた血族だったが、黒人は食べなかった。馬番が殺されて放置されたのは、黒人だからだった。
ハント、チコリー、アーサーはサマンサ達を救いに行くことにした。アーサーの友人のブロンダーは、昨夜サマンサを保安官事務所に連れて行ったことを気に病んでおり、一緒に行くと名乗りを上げた。ハント達は馬に乗り、穴居人の住処を探して歩みを進めた。
傲慢なブロンダーと真面目なチコリーは度々意見が衝突した。アーサーは足が酷く痛み、傷が開いてしまっていた。ハントはそんなアーサーの様子に気づいており、チコリーに診てもらうよう言葉をかけた。だが、アーサーはサマンサが攫われてから強情になっており、嫌がった。ハントはそんなアーサーに、アヘンチンキの薬を出すよう指示した。アーサーが持っていた荷物を調べ、アヘンチンキの薬を持っていることは知っていた。アヘンチンキは鎮痛作用があったが、副作用として落馬をする危険性があった。アーサーは仕方なく薬を渡した。
ハント達が野営をしていると、2人組の男が近づいてきた。ハントは警戒しながらも話を聞こうとするが、ブロンダーが勝手に撃ち殺してしまう。ハントとチコリーはブロンダーの行いを諌めるが、ブロンダーは悪いことをしたと思っていなかった。チコリーは2人組の男の遺体を確認し、十字架を持っていたことに気づく。
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』のあらすじ【転】
夜盗に襲われ馬が盗まれてしまう。ハント達は徒歩で移動することになった。アーサーは必死に歩くが、自分のせいで辿り着くのが遅くなってはいけないとハント達に先に行ってもらうことにした。2時間遅れて、ハント達が休んでいる場所に辿り着いた。ハントは留まることを勧めるが、アーサーは嫌がった。サマンサのことを思えば、居ても立っても居られなかったのだ。だが、アーサー自身も自分が足手まといになっていることは気づいていた。石を目印に置いてもらい、後から行くことにした。
ハント・チコリー・ブロンダーは不気味な音を聞く。その音は、事件当夜町でも聞こえた音だった。ハント達は辺りを警戒しながら歩みを進めた。その時、チコリーはなぜ原住民を激しく憎んでいるのかブロンダーに尋ねた。ブロンダーは10歳の頃に姉を殺されたことを話した。
ハント達は馬の蹄の足跡を発見する。そこに石の目印を置いた後、先へと進んだ。ハント達は洞穴を発見する。突然矢が放たれ、ブロンダーは酷い怪我を負う。ハントは襲ってきた穴居人を射殺した。ブロンダーはダイナマイトを使い、穴居人諸共自爆することにした。ブロンダーは最期に葉巻を吸い、ハント達を見送った。その後、ハント達は穴居人に捕まってしまう。チコリーは引き摺られているときにブロンダーの遺体を発見する。彼は穴居人が投げた斧が頭に刺さり殺されていた。
映画『トマホーク ガンマンvs食人族』の結末・ラスト(ネタバレ)
ハント達は穴居人の住処に連れて行かれ、サマンサと再会を果たす。ハント達はサマンサの向かいの牢屋に入れられた。ニックは衰弱が激しく、横たわっていた。パーヴィスは既に殺され食べられてしまっていた。ハント達が話していると穴居人が現れ、ニックが連れて行かれそうになる。ハントは牢屋を破ろうとするが、穴居人に殴られてしまう。目を覚ましたニックは、ハントに後のことを託した。そして、ハント達の目の前で、ニックは無残にも殺されてしまう。
サマンサの情報により、12人以上の男が洞穴に暮らしていることが分かった。ハント達は男にアヘンチンキを飲ませ、戦力を削ることにした。それにより、2人の戦力を削ぐことに成功する。一方、アーサーは木陰で休んでいたのだが、突然穴居人が現れて襲われる。必死に銃を撃ち、穴居人を倒した。アーサーは穴居人の遺体を見て、首に宝石のような物が埋まっていることに気づく。ナイフを使いそれを取り出した。
アーサーは荷物が落ちていたことから、ハント達が捕まったことに気づく。裏へと回り、穴居人の遺体から取り出した宝石を吹いてみた。すると、大きな音が鳴り、穴居人が現れた。アーサーはすかさず銃で撃ち殺した。
ハント達が穴居人を毒殺(アヘンチンキを飲ませた)したのがバレてしまい、ハントが外に連れ出されてしまう。ハントは抵抗するが、殴られて意識を失った。ハントは拷問を受け、意識を取り戻した。その時、外から穴居人が鳴らす音が聞こえてきた。1人の穴居人が様子を見に行くと、銃声が鳴り響いた。ハントはアーサーが来たことに気づき、銃を持った穴居人が1人いることを叫んで知らせた。ハントは穴居人に撃たれてしまうが、力を振り絞って攻撃し止めを刺した。
ハントは酷い怪我を負っており、帰れる状態ではなかった。後3人は穴居人が残っているはずなので、その場に留まることにした。チコリー達はハントに別れを告げ、その場を後にした。サマンサとアーサーはキスをして無事を喜んだ。その時、銃声が鳴り響いた。チコリーはハントが戦っているのを感じ取り、微笑んだ。
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