映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』のあらすじ・感想・評判・口コミ（ネタバレなし）

多くのファンを魅了し続けてきた『舞台刀剣乱舞』。そんな舞台刀剣乱舞の5周年を祝し、この度過去の上演作がスクリーンに。舞台で見るのとはまた違う、スクリーンならではの迫力を楽しもう。

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の作品情報

タイトル

劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣

原題

なし

製作年

2022年

日本公開日

2022年5月9日(月)

上映時間

不明

ジャンル

アクション

監督

不明

脚本

末満健一

製作

不明

製作総指揮

不明

キャスト

鈴木拡樹
高本学
三津谷亮
北村諒
和田雅成
近藤頌利
熊谷魁人
染谷俊之

製作国

日本

配給

東宝映像事情部

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の作品概要

大人気アニメやゲームを舞台、ミュージカルする企画は、様々な作品において行われている。2次元と3次元の間、所謂2.5次元の存在としてファンから多く愛されているそれは、近年多くの注目を集めている。この舞台刀剣乱舞シリーズもその一つ。舞台刀剣乱舞が開始され、早5年。そんな記念すべき年を祝うべく、壮大な企画が立ち上がった。それが、過去の舞台作品を劇場で映像化するというもの。なんと、合計8作もの過去作がスクリーンで陽の目を見ることとなったのだ。本作は、記念すべき第1弾目。8作もの公開が控えているというだけあり、一作ずつの公開期間は3週間限定とあまり長くはない。見落とさないように、必ず8作全て、スクリーンに足を運ぶようにしよう。

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の予告動画

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の登場人物（キャスト）

三日月宗近（鈴木拡樹）

この世で最も美しいとされる天下五剣の一振り。動作がゆったりとしており、よく仲間からおじいちゃん扱いされている。

数珠丸恒次（高本学）

三日月と並ぶ、天下五剣の一振り。常に目を伏せており、感情が読み取りづらい。

骨喰藤四郎（三津谷亮）

元々は薙刀だった現脇差。火事に巻き込まれた経緯から、記憶の一部を失っている。

薬研藤四郎（北村諒）

藤四郎兄弟の一人で、医療の知識がある。過去に織田信長の元にいたこともある短刀。

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』のあらすじ（ネタバレなし）

歴史を変えようと企む時間遡行軍と刀剣男士達の戦い。その戦いは、激化の一途を辿っていた。誰にも知られることなく日々戦いに身を投じる男士達。今回の彼らが向かったのは戦国時代。戦国時代に起こった最後の大戦、大坂の陣を、無事歴史通りに守り抜くことだった。時間遡行軍を倒し、歴史は守られたかのように思われた。しかし、真田信繁が、史実とは異なる形で命を落としてしまったのだ。へし切長谷部を中心に、刀剣男士達は大阪夏の陣を見届ける。しかし、そこで彼らが見たのは本来起こるはずもない未来だった。何故、歴史は動いてしまったのか。歴史を修正すべく、刀剣男士達が再び立ち上がる。

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の感想・評価

大坂夏の陣とは

作品の設定上、ゲーム内には様々な歴史の分岐点が登場する。本作のキーとなっている歴史が、この大坂夏の陣。大坂夏の陣とは、戦国時代に起きた最後の大合戦のこと。冬の陣、夏の陣に分けて行われたこの合戦は、豊臣軍が滅亡し、徳川家が天下を収めることとなる、戦国時代を決定づける大きな戦。この戦いをもって、約150年続いた戦国の世は終わりを迎えたのである。まさに、日本の歴史を語る上で外すことのできない出来事。本作では、この大坂夏の陣が正しい形で行われなかった世界線を描く。戦国時代は終わりを迎えなかったのか、豊臣軍は滅亡しなかったのか。果たして、日本がどうなっているのか。もしもの未来にも注目。

圧倒的再現

アニメを実写化するにあたり常に挙がる問題として、実写のイメージが視聴者の想像と合わないリスクが挙がる。そんなイメージのギャップによって失敗してきた実写化作品は数えきれないほど存在する。そのコンテンツが大きければ大きいほど、そして、ファンが熱狂的であればあるほど、そのギャップは生じやすくなる。本作は、圧倒的な再現力で往年のファンを黙らせた。刀剣乱舞の登場キャラクターといえば、全員が美形であることで有名。まずは外見面のギャップを減らすため、2枚目で知られる新進気鋭の俳優陣を多く起用した。そして、キャラクターが持つ過去を徹底的に考察し、それを発展させたストーリーで、本格的にファンの心を掴んだ。そんな、古参ファンが認める舞台。ぜひ、まだキッカケに恵まれず足を踏み込んだことがない人も、この機会にその世界観に触れてみよう。

サブカルが持つ影響力

日本のサブカル文化は、他の追随を許さない。国内外においてその影響力は計り知れず、アニメやゲームによって人生を大きく左右されたという人も少なくないだろう。『キャプテン翼』に憧れ、プロサッカー選手にまでなったという人もいるほどだ。そして、本作品も多くのファンに影響を与えている。本作をきっかけに実際の日本刀に興味を持つ女性が急増したのだ。”お刀女子”と呼ばれるそのファン達は、全国各地の博物館に足を運んだ。博物館側も、そんなファンに向けたイベントを多数企画。日本全土を包んだ一大ムーブメントを引き起こした。日本を代表するサブカルの一角を担う本シリーズ、是非見届けたい。

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の公開前に見ておきたい映画

映画刀剣乱舞 継承

2019年に公開された、『刀剣乱舞』シリーズ初となる実写映画が本作。最新作でも起用されている鈴木拡樹や北村諒など、長年舞台刀剣乱舞を支え続けている俳優陣が共通して起用されている。また、織田信長には山本耕史、他にも矢嶋智人を起用しているなど、知名度の高い実力派俳優も見受けられる。舞台となるのは、本能寺の変。誰もが授業で習うであろう、日本史において外すことのできない、織田信長最後の地である。今後の日本の行方を大きく左右しかねないその本能寺の変に、時間遡行軍が目をつけた。なんとか遡行軍を退けたはずの刀剣男士達だったが、彼らの耳に織田信長生存のニュースが飛び込んでくる。果たして、一体歴史に何があったのか。

詳細 映画刀剣乱舞 継承

テニスの王子様

2.5次元であるアニメやゲームの作品の舞台を語る上で、外すことができないのがこの『テニスの王子様』シリーズ。テニスの王子様のミュージカル、通称テニミュは、2.5次元のまさに礎となった作品。城田優や斎藤工などの、現在様々な作品において引っ張りだことなった大人気俳優陣も、実はこのテニミュに参加していた過去を持つ。『テニスの王子様』は現在20周年プロジェクトとして、映画化やミュージカルなど、あらゆる企画が進行中。本作は、2006年に公開された実写映画。主人公である越前リョーマを本郷奏多、舞台と同様に手塚國光役を城田優が演じるなどして大きな話題を呼んだ。テニスの王子様といえば、現実ではあり得ないような異次元テニスが売り。果たして実写版で、それらをどのように再現するのだろうか。

詳細 テニスの王子様

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

先述した、自分のイメージとのギャップ。そのギャップをいかに少なくするか、はたまたそんなギャップも新たな一面だと視聴者に思わせることができるか。それが、作品を実写化する上で非常に重要となる。本作は実写化成功例の最たるものだろう。原作は、言わずと知れた二ノ宮知子による同名漫画。主演を上野樹里と玉木宏が演じ、テンポの良い掛け合いと2人の関係性が大きな話題を呼び、空前の大ブームを巻き起こした。本作は、そんなのだめシリーズ初となる映画版。日本を飛び出したのだめと千秋が新たに向かったのはヨーロッパ。ますますパワーアップして帰ってきたのだめワールドから目が離せない。

詳細 のだめカンタービレ 最終楽章 前編

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』の評判・口コミ・レビュー

TOHOシネマズ西宮OSさんにて「劇場版 舞台『刀剣乱舞』无伝夕紅の士−大坂夏の陣−」を見ました。

刀剣男士と真田十勇士が大坂夏の陣で対峙する。これだけでも胸を熱くさせて鑑賞。アクション好きにはたまらない殺陣を早々に観られて気持ちは絶好調。からの、何なんでしょうか、号泣でした。 pic.twitter.com/Xr39CPDku0

— 嘉 (@love_Kingsman) May 14, 2022

劇場版に編集された舞台刀剣乱舞 旡伝 夕紅の士−大坂夏の陣
カット割りや撮影角度も違い、違った迫力と臨場感があった。顔のアップも多く、細かい表情が目線がよく見れたのも👍
限定生フィルムは、上映前コメントをされてた染様でした🤩しかも、刀を肩に片肌脱いだ傷姿で貴重！ pic.twitter.com/2a8cpUovyh

— あすかの母 (@miyuki619kix3) May 11, 2022

映画『劇場版 舞台「刀剣乱舞」无伝 夕紅の士 大坂夏の陣』のまとめ

刀剣乱舞には、数多くの著名な刀剣達が登場する。2022年現在、刀剣男士の数は総勢98名となった。織田信長が懐刀として重宝したものや、弁慶の最期まで寄り添った薙刀など、いずれも名のある刀剣ばかり。それらの多くは、本作の大坂夏の陣のように、歴史の重要な場面に何かしらの形で関わっていることが多い。刀剣の分だけ物語がある。過去には、織田信長と彼に関わる刀剣達を中心として実写映画も制作されている。このように、これからもそれぞれの刀剣達を中心として作品が作られていく可能性は大いにある。益々広がっていくであろう刀剣乱舞の世界から目が離せない。