映画『アンダー・ザ・スキン』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「アンダー・ザ・スキン」のネタバレあらすじ結末と感想

アンダー・ザ・スキンの概要:1997年に公開されたイギリス映画。母親を亡くした姉妹の苦しみと悔恨がメインで描かれ、リアリティ溢れる姉妹の関係も必見。監督はカリーヌ・アドラーが務め、女性目線の性事情が大胆且つ情熱的に描写されている。主人公・アイリスを演じたサマンサ・モートンの美しさも一見の価値あり。

アンダー・ザ・スキンの作品情報

アンダー・ザ・スキン

製作年:1997年
上映時間:82分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:カリーヌ・アドラー
キャスト:サマンサ・モートン、クレア・ラッシュブルック、リタ・トゥシンハム、クリスティン・トレマルコ etc

アンダー・ザ・スキンを無料でフル視聴できる動画配信一覧

映画『アンダー・ザ・スキン』を無料でフル視聴できる動画配信サービスの一覧です。各サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。お試し期間で気になる映画を無料で見ちゃいましょう!
U-NEXT
Hulu
Amazonビデオ
dTV
ビデオパス
TSUTAYA TV
ビデオマーケット
Netflix

※配信情報は2019年3月現在のものです。

アンダー・ザ・スキンの登場人物(キャスト)

アイリス(サマンサ・モートン)
この物語の主人公。ボーイッシュなショートヘアの持ち主。母親のことが大好きで、贔屓されがちな姉に嫉妬している。歌を歌うことが好き。母亡き後は荒れた生活を送り、周囲から孤立してしまう。
ローズ(クレア・ラシュブルック)
アイリスの姉。感情を表に出すタイプ。妊娠中に母を亡くし、悲しみに暮れる。母に会いたいと常々漏らしている。妹・アイリスを気にかけるも、空回りすることが多い。
母親(リタ・トゥシンハム)
アイリスとローズの母親。穏やかな性格の女性で、生前は深く姉妹を愛していた。
ヴロン(クリスティーン・トレマルコ)
アイリスの友人。自分の職場をアイリスに紹介するなど、基本的には友好的な人物。
ゲアリー(マシュー・デラメア)
アイリスの恋人。母親が亡くなって傷心しているアイリスを心配している。
フランク(マーク・ウォーマック)
ローズの夫。真面目で理性的な性格。姉妹の仲を気にしている。
トム(スチュアート・タウンゼント)
自暴自棄になったアイリスが初めてナンパした男性。都合の良い時だけアイリスと会い、体を重ねる。

アンダー・ザ・スキンのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アンダー・ザ・スキン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

アンダー・ザ・スキンのあらすじ【起】

アイリスは母と妊娠中の姉と暮らす19歳の女性。恋人・ゲアリーとの関係も良好で、幸せな生活を送っていた。母親は花が好きで、その影響からか、姉妹はどちらも花由来の名前をつけられていた。

幸福とはいえ、アイリスは1つだけ大きな不満を抱えていた。それは、母親が姉・ローズばかりに目を向け、贔屓することだった。ローズと母親は常に一緒におり、アイリスは姉に嫉妬の眼差しを向けていた。

ある日、母親が倒れ、入院して検査したところ、脳に腫瘍が発見され、余命3週間(または3ヶ月)と宣告される。混乱のあまり、アイリスは3週間なのか3ヶ月なのか分からなくなっていた。

母とローズは、医者の言うことなんて信じないと強気な姿勢を取り、その後も平穏に生活を送っていた。しかし、アイリスだけは危機感を抱き、母の身を案じていた。

アイリスの悪い予感は当たり、まもなくして母が死亡してしまう。母が亡くなったことでローズは深い悲しみに暮れ、アイリスも大きなショックを受けた。

アンダー・ザ・スキンのあらすじ【承】

母を亡くしたことで、アイリスは今まで感じたことがない程の絶望と息苦しさに襲われる。職場の下着販売店で働いている際も苦しみは続き、最終的には日頃から気に入らない女支配人に悪態をついて、アイリスは辞職してしまうのだった。

アイリスは母を亡くした悲しみで自暴自棄になり、恋人・ゲアリーがいるにも関わらず、行きずりの男と性交するようになった。最初の相手はトムという男性で、映画館で出会った人物だった。

トムとの行為を秘めながら、ゲアリーと同じベッドで眠るアイリスだったが、強い息苦しさを感じ、裸のままベッドを這いずりまわり、ゲアリーに“苦しい、窒息しそう”と語った。ゲアリーは母の死がそうさせているのでは?とアイリスに問うが、彼女はそれを強く否定し、彼の元から去ってしまう。アイリスは1人暮らしを始め、姉とも距離を置くようになった。

その後、ローズと電話で話すものの、“ママに会いたい”という言葉を聞き、アイリスは返す言葉がなく黙り込んでしまう。

アイリスは母の遺品であるカツラとコートを身に纏うようになり、その格好で街へ繰り出すようになった。無理矢理母に扮したアイリスの姿は不自然そのもので、娼婦のような雰囲気を醸し出していた。

派手な服装の彼女が訪れたのは教会で、そこで奏でられる美しい歌声にアイリスは涙を流す。元々歌が好きな彼女は、教会で歌えるようになりたいと考え、歌の試験を受けることを決意する。

下着店を辞職し、職に困っていたアイリスは、友人・ヴロンから職場を紹介される。そこはヴロンも働いている職場で、メインは事務作業だった。

アイリスは、行きずりで出会ったトムに会いたくなり、渡された番号に電話をかけたものの、それは偽りの番号で、彼に電話をかけることはできなかった。

アンダー・ザ・スキンのあらすじ【転】

教会で行われる歌の試験に訪れたアイリスだったが、思ったよりも試験は難しく、思うように声を出すことができなかった。

ある日、トムから急に電話がかかり、アイリスは嬉しさを感じるが、彼が自宅ではなく電話ボックスから電話をかけていることを知り、アイリスは激怒する。トムは彼女に身分を明かしたくなかったのだ。

怒りと悲しみに満ちたアイリスは、恋人・ゲアリーと再会するものの、優しい彼を拒んでしまう。自虐的な思考に陥ったアイリスは、トムと寝るだけの関係を続け、不満を抱きながらも、その関係を維持していった。

アイリスは行きずりの男と寝ることを止めず、バーに通い続けた。ある日、アイリスの自宅にローズが訪れ、母の遺灰はどこかとアイリスに尋ねる。アイリスは怠そうな態度で、遺灰は失くしたと語り、ローズにショックを与えた。そのままローズと口論になり、アイリスは行きずりの男とローズを部屋から追い出してしまう。

次第にアイリスは、姉・恋人・友人からも見放され、家の電話代さえ払えなくなり、経済的にも精神的にも追い詰められてしまう。

最終手段として、自分をレイプした最悪な男の家に転がり込み、難を逃れようとするが、その男から非道な扱いを受け、アイリスの心はさらに傷ついてしまった。

駅にてローズと再会したアイリスは、お金を貸してほしいと彼女に懇願する。ふとローズの指を見たアイリスは、彼女の指にある指輪の存在に気が付く。ローズに指輪のことを問い詰めると、これは母からプレゼントされたものだとローズは答えた。その言葉を聞いた途端、アイリスは嫉妬に狂い、その場から離れてしまう。

路頭にさ迷ったアイリスは、恋人・ゲアリーの家を訪れ、彼に助けを乞う。しかし、ゲアリーの家には、自身の友人・ヴロンがおり、アイリスは2人が付き合っていることを知る。アイリスはゲアリーとヴロンに追い出され、悲しみに染まり、号泣する他なかった。

アンダー・ザ・スキンの結末・ラスト(ネタバレ)

アイリスが頼れる存在はあと1人しかいなかった。それは義兄のフランクだった。フランクはアイリスを家に招き入れ、用意した部屋で寝るように促すが、アイリスは寂しさからフランクのベッドに潜り込み、彼にキスをする。

しかし、理性的なフランクは、自暴自棄なアイリスを拒み、そのような態度を止めるように叱る。拒否されたショックで、アイリスは姉夫婦宅を飛び出し、再び路頭にさ迷う。

その後、アイリスの部屋にローズが訪れると、アイリスは落ち着いた態度で彼女を迎えた。ローズが妹の部屋に訪れたのは、指輪についての誤解を解くためだった。あの指輪は母からの贈り物ではなく、ただの形見であるとローズは語る。

ローズの告白を聞いたアイリスは、母の遺灰について嘘を吐いていたことを打ち明ける。遺灰は失くしたのではなくて、部屋にしっかりと保存されていたのだ。

アイリスは姉・ローズばかりが母から贔屓されていると感じていたが、ローズもまた妹・アイリスばかりが母に贔屓されていると感じていた。お互い嫉妬し合っていたことを知った姉妹は、和解の涙を流し、強く抱き合い、“ママに会いたい”と願うのであった。やがてローズは無事に出産し、アイリスには可愛い愛すべき姪ができた。

アイリスは、教会で歌うことは叶わなかったものの、バーで歌うことが許され、ステージに立つことができた。アイリスは穏やかな歌声を披露し、彼女の笑顔は爽やかに輝いていた。

アンダー・ザ・スキンの感想・評価・レビュー

最愛の母親を亡くし、我を忘れて男を漁るアイリスの描写は痛々しくもあり、美しくもあった。性的な意味で刺激的なシーンも多いが、何よりも心に残るのはアイリスとローズの和解シーンである。お互いがお互いを嫉妬し、悪循環をもたらしていたというオチには驚かされた。アイリス目線でストーリーが進むため、てっきりローズばかりが母に贔屓されていると思い込まされていたのだ。退廃的でエロティックなシーンから爽やかで希望に満ちたラストまで、見所が満載の作品だと言えるだろう。(MIHOシネマ編集部)

この記事をシェアする