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映画『運命の女(2002)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『運命の女(2002)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『運命の女(2002)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『運命の女(2002)』の結末までのストーリー
  • 『運命の女(2002)』を見た感想・レビュー
  • 『運命の女(2002)』を見た人におすすめの映画5選

映画『運命の女』の作品情報

運命の女

製作年:2002年
上映時間:124分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:エイドリアン・ライン
キャスト:ダイアン・レイン、リチャード・ギア、オリヴィエ・マルティネス、エリック・パー・サリヴァン etc

映画『運命の女』の登場人物(キャスト)

コニー・サムナー(ダイアン・レイン)
エドワードとの間に8歳の子供(チャーリー)がいる。家族に対して何の不満もなく幸せな日々を送っていたが、街で偶然出会ったポールに心を奪われ、不倫関係に発展する。同世代の友人達が羨むほど美しい女性。
エドワード・サムナー(リチャード・ギア)
会社を経営している。結婚して11年経つが、妻のコニーのことを心から愛している。
ポール・マーテル(オリヴィエ・マルティネス)
フランス人。28歳。本の売買を行っている。既婚者だが、妻とは別居中。不倫関係でありながらコニーと外にデートに行くことも厭わず、周りの目を全く気にしていない。

映画『運命の女』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『運命の女(2002)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『運命の女』のあらすじ【起】

コニーは夫のエドワードと息子のチャーリーが出掛けるのを見送った後、チャーリーの誕生日プレゼントを買いに街に出掛けた。買い物を終えた後店を出ると、まっすぐ歩けないほどの強風が吹いていた。コニーがタクシーを捕まえられずイライラしながら歩いていると、青年とぶつかって倒れてしまう。その青年はコニーが怪我をしているのに気づき、自宅に招いて手後をしようと申し出た。コニーは空車のタクシーが傍を通り過ぎて行くことに気づいたが、その青年について行くことにした。

その青年はポール・マーテルといい、28歳で本の売買の仕事を行っていた。コニーは手当をした後自宅に帰ろうとするが、出会った記念に1冊本をプレゼントしたいと呼び止められる。コニーが本を手に取ると、ポールは23ページを開いてくれと頼んだ。そこには「ワインを、それは青春があなたに与える永遠の命。今こそワインとバラと酔った友達の季節、この一瞬にすべてを、生の一瞬だから」と書かれていた。コニーはその言葉とポールの魅惑的な態度に、ドキドキしていた。

コニーがポールから貰った本を家で読んでいると、中から名刺が落ちてきた。コニーは電車に乗り、駅の公衆電話からポールに電話を掛けた。そして、お礼の品を送りたいので住所を教えて欲しいと申し出た。すると、ポールが珈琲を飲みに自宅に来ればいいと誘ってきたため、コニーは手に持っていた珈琲を公衆電話の上に置いて行くことを伝えた。電話を切ったコニーは、自分の行いに頭を抱えた。

コニーはポールの家に行き、珈琲を御馳走になる。ポールの家の机には、点字の本が広げられていた。コニーがその本に興味を持つと、ポールはコニーの手を取り、一緒に点字をなぞって本の内容を説明した。2人は点字を触った後も手を握り合っていたが、コニーは用事があるからと言って手をするりと解き、家を出て行った。ポールはそんなコニーを寂しそうに見送った。その後、コニーはエドワードに会いに行った。特に理由はないと言いながらプレゼントを渡すが、エドワードに対してどこか後ろめたい思いを抱えていた。

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映画『運命の女』のあらすじ【承】

コニーはポールに会いに行った。一線を越えることを怖がって一度家を出るが、コートを忘れたことに気づいて引き返した。すると、ポールに抱きしめられ、ベッドまで運ばれる。コニーはイケない関係に葛藤しながらも、ポールとの一線を越えてしまう。帰りの電車でコニーはそのことを思い出し、嬉しいような悲しいような複雑な表情をしながら涙した。

エドワードは友人と話した際、コニーが会いに行っていないことを知り密かに驚愕する。コニーはその友人に会いに行くと言っていたのだ。エドワードはなぜコニーが嘘を吐いたのか疑問を抱きながらも、本人に問い質すことはできなかった。その後、コニーはエドワードとチャーリーと幸せな日々を過ごしながら、ポールと逢瀬を重ねていた。コニーとポールは気付いていなかったが、2人がレストランでキスをしていたところを、エドワードの部下のビルに見られていた。

エドワードはコニーの体を求めるが、拒まれてしまう。衣服も今までより派手になり、コニーの不貞を疑う気持ちは増すばかりだった。昼間、エドワードはコニーが行っているはずのエステ店に電話を入れるが、予約が入っていなかった。その頃、コニーはポールの家に向かっていた。だが、途中で友人に捕まってしまい、カフェに行くことになる。コニーがそのことを電話でポールに伝えると、ポールがカフェにやって来た。コニーとポールはカフェのトイレで体を求め合った。友人の1人がカウンターに座るポールを見て、関係を持ちたいと漏らした。だが、もう1人の友人が、その考えを否定した。その友人はかつて不倫をして、悲惨な結果に終わったことがあったのだ。その話を聞いたコニーは、複雑な思いを抱く。

エドワードは競合会社への移籍を検討しているビルを、クビにすることにした。実は競合会社への話はビルの忠誠心を確認するため、エドワードが仕組んだことだった。ビルはただ競合会社から話を聞いただけのため納得ができずに抗議するが、エドワードは受け入れなかった。腹を立てたビルはエドワードに、「家庭を見直せ」という捨て台詞を残し去って行った。

映画『運命の女』のあらすじ【転】

エドワードは出張に行く間、知人のフランクにコニーを尾行してもらうことにした。そんなことなど知らないコニーは、ポールとの逢瀬を楽しんだ。その時、コニーはポールと一緒になって眠ってしまい、チャーリーを迎えに行くのが遅くなってしまう。コニーは自分が愚かに思え、悲しくなった。

雨の降る日、コニーはポールが女性の肩を抱きながら歩いているのを目撃してしまう。腹を立てたコニーはポールを追いかけ、非難した。ポールは友人だと弁明し、コニーを抱きしめた。コニーの怒りは収まらなかったが、ポールに丸め込まれ、体を求め合ってしまう。

エドワードはフランクから、コニーとポールが仲良く映画デートをしているときの写真を見せられる。エドワードはショックを受け、悩みながらもポールが暮らすアパートを訪れた。ポールはエドワードに聞かれるまま、コニーと偶然街で出会ったことや付き合っていることを話した。その時、エドワードは自分がコニーに贈ったスノードームのオルゴールが、ポールの部屋にあることに気づく。エドワードはそのことに、意識が朦朧とするほど強いショックを受ける。そして、無意識の内に手に持っていたスノードームで、ポールの頭を殴打してしまう。エドワードが意識を取り戻すと、ポールが遺体となって倒れていた。

エドワードは電話を前にして警察に通報するか悩むが、結局証拠を隠ぺいすることにした。部屋を掃除していると、コニーからの電話がポールの家の留守番電話に掛かってきた。コニーは家族への後ろめたさから、ポールに別れを告げる旨を話した。エドワードはそのことに衝撃を受けながらも、必死に手を動かした。そして、留守番電話のメッセージを消去し、ポールの遺体を絨毯に包んで外に出た。

映画『運命の女』の結末・ラスト(ネタバレ)

エドワードは自分の体を綺麗に洗うと、チャーリーが出演するお遊戯会を見るため、会場へと急いだ。演目は既に始まっており、コニーに手で呼ばれるまま、エドワードは席に着いた。コニーはチャーリーの姿を目で追いながら、笑顔で無意識の内にエドワードの手を握り締めていた。エドワードはそのことに喜びを感じた。

夜中、エドワードは家を抜け出し、ポールの遺体をゴミ処分場に捨てた。遺体の上にゴミを置いて隠した後、車を洗車して自分の体を洗った。その後、コニーが眠る姿を見ながらベッドに入るが、眠ることはできなかった。

ポールの家族が、ポールの捜索願を出した。ポールの家の机にコニーの名前と電話番号があったため、刑事が家を訪ねて来た。その時、コニーは刑事から、ポールは結婚しており別居中の身であることを教えられる。コニーはそのことに衝撃を受けながら、本を買うために連絡を取り合っていたと嘘を吐いた。刑事が帰った後、コニーはポールから貰った本をゴミ箱に捨てた。

ポールの遺体が発見されたため、刑事が再びコニー達の家を訪ねて来た。コニーは衝撃を受けながらも必死に平静を装い、受け答えをした。だが、傍にはエドワードの姿もあったため、不倫をしていたことは明かさなかった。刑事が帰った後、コニーは密かに涙を流した。エドワードはそんな妻の姿に気づいていた。

コニーがクリーニング店に行った際、エドワードの服から自分とポールが写っている写真を発見する。しかも、コニーがポールに贈ったスノードームが、家にあった。コニーはエドワードの行いに気づき、非難した。だが、エドワードから逆に、不倫をして家族を騙していたことを責められ、殺したかったのはポールではなく君だと詰られる。コニーはショックを受け、言葉を失くした。

コニーがスノードームの中を開けると、エドワードからの手紙が入っていた。そこには「美しい妻へ、君は僕の生きる糧」と書かれており、赤ちゃんのチャーリーを抱きしめながら写る家族3人の写真が入っていた。コニーは涙を流しながらポールと写る写真を燃やし、ポールと出会ったときにタクシーに乗らなかったことを悔やんだ。

コニーはエドワードに外国へ逃亡しようと話すが、大きな秘密を抱えていることに2人は疲れ切ってしまっていた。エドワードが車を止めた傍には、警察署が建っていた。エドワードは泣きじゃくるコニーを抱きしめた。

映画『運命の女』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

普通の幸せな夫婦、ある日妻のコニーは魅力的な青年と出会ってしまい不倫関係に陥ってしまう…。不倫ものサスペンス映画、ラストは誰も幸せになれない特に夫のエドワードは可哀想すぎる。しかし、コニーの刺激を求める気持ちに感情移入してしまい何とも複雑な気持ちになってしまう。妻のコニー役にダイアン・レイン、夫エドワードにリチャード・ギアが演じており大人の雰囲気漂う美男美女夫婦。オリヴィエ・マルティネスが演じる妻の不倫相手のポールは色気たっぷりで美男子で惹かれてしまうのは仕方がないわっと思ってしまう。エロティックでドキドキする雰囲気のある大人の映画。(女性 30代)


「背徳感」をものすごく感じられる作品です。不倫や浮気をテーマにした作品は女にイラついてしまうのを分かっていても見てしまうんです。不倫をする人が求めるのって「非日常」とか「今の相手に無いもの」ですよね。とにかくリアルじゃないんです。旦那さんの愛をしっかり感じているのに、ある些細なきっかけで道を踏み外してしまう。1度道を逸れてしまうと、正しい所に戻るのはなかなか難しいのだと感じました。
不倫や浮気は「映画」で見て、ああ映画でよかったなあと感じるのが1番いいなと思いました。(女性 30代)


夫婦関係が日常の惰性に沈んでいく描写がリアルで、コンニーの迷いと罪悪感が痛いほど伝わった。特に、ポールとの情事にのめり込む姿は、ただの浮気というより「自分を取り戻すための逃避」のようにも見えた。しかし夫エドワードが衝動的にポールを殺してしまう展開は、観ていて胸が締めつけられる。ラストで夫妻が警察へ向かうかどうか葛藤するシーンは、答えが示されない分、観客に問いを投げかけてくる。夫婦とは何かを考えさせられる一本。(40代 女性)


コンニーの心の揺らぎを描く映像表現が秀逸で、風に舞う紙片のように彼女の気持ちが不安定であることがよく伝わる。ポールとの関係が激情へ転じていく過程は、共感というより「危うさ」への恐怖に近かった。エドワードがポールを殺してしまう場面は衝突ではなく、積み重ねた感情が爆ぜる瞬間として演出されていて重い。最後に家族を守るために嘘を重ねるエドワードの姿には、正しいとも間違いとも言えない複雑な感情が残った。(30代 男性)


家庭を大切にしているように見えるコンニーが、ふとした刺激で一気に転落していく展開に衝撃を受けた。特にポールの部屋での逢瀬のシーンは、後戻りできないラインを越えてしまう瞬間を的確に描いている。エドワードの視点から見ると、裏切られる痛みと怒りが積み重なり、殺害にまで至るのは悲劇そのもの。ラストで息子を挟んだ家族の沈黙が、今後の未来の重さを象徴していて切ない余韻を残す。(50代 男性)


恋愛映画というより、夫婦のほころびが事件へと発展する心理劇として楽しめた。コンニーは完璧な母親でも妻でもなく、弱さを抱えたひとりの女性であることがリアルだ。ポールは刺激を与える存在だが、彼自身もコンニーの感情を弄ぶ危うさがある。エドワードの殺害後の行動は、嘘と隠蔽で家族を守ろうとする愚かさと優しさが混在していて複雑。最後の信号機の赤は、彼らの未来を止めるかどうかを示しているようで印象に残った。(20代 女性)


既婚者の視点から見ると、コンニーの行動が身近な危険として感じられ、観ていて胸がざわついた。日常の倦怠と恋愛の高揚が対比的に描かれており、浮気に陥る心理が説得力を持つ。ポールの死は映画の空気を一変させ、サスペンス的な緊張感が生まれる。最も印象的なのは、エドワードが「家族を守るため」に嘘をつく苦しみを抱える姿。幸せの形とは何か、愛とは何かを考えさせられる大人向けのドラマだった。(40代 男性)


ポールとの関係に溺れていくコンニーを見ると、誰しも心の隙を突かれたら誘惑に負ける可能性があるのだと思い知らされる。だが、彼女の行動が家庭にどれだけの破壊をもたらすかを描いた後半は胸が痛い。エドワードがポールを殺害する場面は衝動的でありながら、積み重なった感情の爆発として理解できてしまうのが恐ろしい。ラストの余白によって、観客が夫婦の未来を想像する余地が残されているのが秀逸だった。(30代 女性)


心理描写の細やかさが光る作品で、コンニーの揺れ動く心情が痛いほど伝わる。普段は堅実な生活を送る彼女が、ポールとの関係で自分を解放させてしまう過程がリアル。エドワードが真実に気づき、怒りと悲しみが混ざり合う視線を向ける瞬間は胸が締めつけられる。ポール殺害後の夫婦の沈黙は、罪の共有という重いテーマを示唆しているように感じた。大切なものを失う恐ろしさが後を引く映画だった。(20代 男性)


浮気というテーマを扱いながら、単純な善悪では語れない点が本作の魅力だと感じた。コンニーは家族を愛していないわけではなく、ただ日常に埋もれた自分を求めただけ。しかし、その小さな綻びが悲劇を呼び込む。エドワードがポールを殺害した瞬間、観客もまた取り返しのつかない地点に連れていかれる。ラストの警察署前のシーンは、夫婦がどこへ向かうのかを委ねる余白が深く心に残った。(60代 女性)

映画『運命の女』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『運命の女(2002)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

危険な情事(Fatal Attraction / 1987)

この映画を一言で表すと?

一度の過ちが、平穏な家庭を破壊していく恐怖を徹底的に描いた心理スリラー。

どんな話?

既婚の弁護士ダンは、軽い気持ちで関係を持ったアレックスに執着され、家庭が徐々に脅かされていく。アレックスの愛情が狂気へ変わる過程は息が詰まるほどで、ダンの不倫がもたらす代償は想像以上に大きい。緊迫感が段階的に高まるストーリー展開に目が離せない作品。

ここがおすすめ!

関係の“ほころび”がどこから狂気へ変わるのか、その境界線を見事に描いている。アレックスの感情表現は圧倒的で、観客が不気味さと同時に同情すら覚える演技が秀逸。家庭の崩壊の危機と、倫理観が試される展開は『運命の女』が好きな人に強く刺さるはず。

さらば、愛しき人よ(The Postman Always Rings Twice / 1981)

この映画を一言で表すと?

禁断の情熱が破滅を呼び込む、危険な男女のサスペンスドラマ。

どんな話?

放浪者フランクは、ある食堂で美しい人妻コーラと出会い、激しい情事へと落ちていく。しかし二人の関係は夫殺害計画へと踏み込み、愛なのか欲なのか分からない深い闇にのみ込まれていく。欲望が転がり落ちていく過程が濃密に描かれる濃厚な心理劇。

ここがおすすめ!

愛欲の先に待つ“破滅”をストレートに描く本作は、『運命の女』の危うさが好きな人にぴったり。ジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングの濃密な演技のぶつかり合いが見もの。情事の熱気と犯罪の緊張が交錯し、最後まで不穏な空気が漂う名作。

マディソン郡の橋(The Bridges of Madison County / 1995)

この映画を一言で表すと?

“人生で一度だけの恋”が、静かに心を揺らす大人のラブストーリー。

どんな話?

平凡な日々を送る主婦フランチェスカは、写真家ロバートと出会い、短いながらも深い恋に落ちる。彼女は家族との生活か、心を震わせる恋かという選択に揺れ続ける。派手さはないが、登場人物の葛藤が丁寧に描かれ、観る者の心にも静かな波紋を広げる作品。

ここがおすすめ!

不倫を扱いながらも、心の機微に寄り添った繊細な演出で、多くの観客に“もし自分なら”と問いかけてくる。メリル・ストリープとクリント・イーストウッドの存在感が圧倒的で、成熟した大人の恋の美しさと切なさが胸に残る。『運命の女』の心理描写に惹かれた人は必見。

アイズ・ワイド・シャット(Eyes Wide Shut / 1999)

この映画を一言で表すと?

夫婦の欲望と秘密が暴かれていく、妖しくも哲学的なサスペンス。

どんな話?

医師ビルは、妻アリスの秘めた欲望を聞かされ、動揺して夜の街へ彷徨い出る。そこで彼は謎めいた秘密クラブと危険な出来事に巻き込まれていく。夫婦の信頼、嫉妬、欲望が複雑に絡み合い、現実と幻想の境界が曖昧になる独特の世界観が魅力の一本。

ここがおすすめ!

スタンリー・キューブリック監督ならではの緻密な映像美が、夫婦関係の亀裂と不安を視覚的に描き出す。心理劇としての深みもあり、『運命の女』の「心が揺れる描写」に惹かれた人には刺さるはず。観るたび解釈が変わる奥行きのある傑作。

ダメージ(Damage / 1992)

この映画を一言で表すと?

理性を壊すほどの禁断の情愛が、人をどこまで破滅へ導くかを描いた衝撃作。

どんな話?

政治家スティーブンは、息子の婚約者アンナと禁断の関係を持ってしまう。二人は互いに惹かれ合いながらも、決して許されない恋に溺れていく。そしてその愛は家族もキャリアも破壊する悲劇の連鎖を生む。静かでありながら強烈な緊張感をもつ心理ドラマ。

ここがおすすめ!

ジェレミー・アイアンズとジュリエット・ビノシュの演技が圧巻で、抑えきれない欲望の怖さを痛烈に描いている。破滅の匂いが漂うラブストーリーとして、『運命の女』と非常に相性が良い。観終わった後も長く余韻が残る、心理スリラーの名作。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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