映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』の概要:ブラッド・ピット主演の戦争風刺映画で、ネットフリックスのオリジナル作品。対テロ戦が繰り広げられるアフガニスタンを舞台に、政治の介入で軍事作戦を進められずに振り回される新任司令官の姿を描く。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』の作品情報
上映時間:122分
ジャンル:コメディ、戦争
監督:デヴィッド・ミショッド
キャスト:ブラッド・ピット、エモリー・コーエン、RJ・サイラー、トファー・グレイス etc
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映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』の登場人物(キャスト)
- グレン・マクマーン(ブラッド・ピット)
- 四つ星の陸軍大将。アフガニスタンの対テロ戦争を終結させるために新任の司令官として赴任してくる。部下を大切にしており、部下からも人気がある。
- カルザイ大統領(ベン・キングスレー)
- アフガニスタンの大統領。国家指導者としての素質を欠いており、米国からも信頼されていない。グレンとは良好な関係を築く。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』のあらすじ【起】
2009年のアフガニスタンにグレンが司令官として赴任してくる。グレンは秘書役、IT技術者、広報顧問などの気心知れたチームを率いていた。グレンはアフガニスタンでも1日1食だけで睡眠4時間、毎朝11キロを走る日課を続ける。グレンは駐アフガニスタン米国大使らと会い、状況把握をして戦争を終結させるための手段を報告書にまとめてほしいと頼まれる。そして増兵だけは認められないと念押しされる。
グレイはカルザイ大統領と会談するが、カルザイ大統領はブルーレイ機器を接続することに夢中になっていた。グレンは国内の視察への同行を求めるが、断られてしまう。視察の結果、ヘルマンド州の管理に失敗していることを知ったグレンはヘルマンド州を制圧する方針を打ち出し、人心掌握のためにも民間人の巻き添えを避けるようにと指示する。グレンは目標達成のために4万人の増兵を要請するが反対されてしまう。さらに国務長官からはアフガニスタンの大統領選が終わるまで何もしないように命じられる。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』のあらすじ【承】
グレイは海兵隊に同行して、最前線を視察する。そこで、血気盛んな隊員から銃を持ちながら人民に味方だと説得することの矛盾を指摘されてしまう。アフガニスタンで大統領選が行われるが、選挙で不正が行われていたために決選投票をやることになる。グレンは作戦の実行が遅れることに苛立つ。更にグレンの書いた報告書がメディアに漏れてしまう。グレンは対応策としてテレビのインタビューを受けるが、オバマ大統領に不利な発言をしたために叱責を受ける。
オバマ大統領がアフガンに3万人の増兵を行った上で1年半後に撤退する方針を打ち出す。その演説をテレビで見ていたグレイは怒り狂う。グレイは足りない1万人の増兵を協力してもらうためにヨーロッパに向かう。そしてパリで妻と落ち合い、久しぶりの再会を果たす。グレンはオバマ大統領と会うためにわざわざデンマークに飛ぶが、オバマ大統領の予定が遅れてしまい記念撮影をしただけで終わってしまう。パリに戻ったグレンは妻と共に晩餐会に出席する。グレンはそこでローリングストーン誌の記者を紹介される。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』のあらすじ【転】
グレンは結婚30周年を祝って妻とディナーに行く。妻が2人で過ごす時間が少ないことに言及すると、グレンは9.11のテロのせいだと自己弁護する。その後、仲間と合流してパブで飲み明かす。火山の影響で飛行機が飛ばなくなり、一行はバスでベルリンに移動する。そしてバスの車内でも飲んで大騒ぎをする。そこにはローリングストーン誌の記者も同行していた。グレンはベルリンで武装勢力との戦闘の難しさについて講演する。聴衆の中にいたドイツ人議員はグレンが野心のために戦闘を臨んでいるだけではないかと質問攻めにする。
フランスとドイツが増兵に応じ、ヘルマンド州を制圧するための作戦が始まることになる。グレンはカルザイ大統領に作戦開始を伝えようとするが、風邪を引いているからと電話をつないでもらない。仕方なく直接カルザイ大統領に会いに行く。寝込んでいるカルザイ大統領はコメディ映画を観て過ごしていた。グレンは軍事作戦開始を許可してほしいと頼み、カルザイ大統領は前例のない要請に感謝して作戦を許可する。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』の結末・ラスト(ネタバレ)
海兵隊の部隊がヘルマンド州の村の制圧に乗り出す。部隊は民家の屋上から周囲の様子を確認しようとするが、たちまち狙撃を受ける。血気盛んな隊員がグレネードランチャーで応戦し、武装した敵を撃ち殺す。しかし、グレネードで小さな子供も犠牲になってしまったことが判明する。地域一帯には避難が呼びかけられていたが、子供の父親は行く場所もなく自宅に残っていたのだ。グレンの元にも市民の犠牲の報告が入り、グレンは父親に会いに行く。そして自分たちの戦闘の大儀を説明して納得してもらおうと試みる。
ローリングスーン誌の記事が出版される。そこにはオバマ大統領を批判したことや酒を飲んで騒いでいたことなどが書かれており、内容が問題視されてしまう。グレンは自分のキャリアの終わりを覚悟する。そいてワシントンでオバマ大統領と面会するように求める電話が掛かってくる。グレンはチームに別れを告げ、ワシントンに飛び立つ。解任されたグレンはリーダー育成セミナーなどで講演をするようになる。そしてアフガニスタンには新しい司令官が赴任してくる。
映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』の感想・評価・レビュー
『博士の異常な愛情』などのような痛烈な戦争風刺映画を作りたかったのだろうという製作者側の意図だけは伝わってくる作品。しかしストーリー展開は面白くないし、登場するキャラクターは魅力に欠けている。ブラッド・ピットの眉をつり上げた変な表情を含め、面白いだろうと言わんばかりに無理やり観客を笑わそうとしている印象だ。唯一笑えたのは大物俳優がゲスト出演しているラストシーンだけだった。(MIHOシネマ編集部)
武器を使った戦争よりも言葉で戦った男の物語。将軍、スタンリー・マクリスタルなど実在する人をモチーフにしているので、とてもリアルでこういうやり方もあるのかと色々勉強になりました。
皮肉やブラックユーモアがふんだんに散りばめられているので本国の人たちはもっと楽しめるのかなと思いながら見ていました。
いくら偉い人でも自分の能力や個性を客観的に見ること、時には部下から率直な意見を聞き、素直に受け止めることは忘れてはいけない大切なことなのだと感じる作品です。(女性 30代)
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