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映画『ウエディング・クラッシャーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ウエディング・クラッシャーズ』の概要:ジョンとジェレミーはいい年の独身コンビ。身分を偽って結婚式に潜入し、タダで飲食して女性を持ち帰るというウエディング・クラッシャーを楽しんでいた。ある日、ジョンは結婚式である女性に一目惚れをしてしまい…。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』の作品情報

ウエディング・クラッシャーズ

製作年:2005年
上映時間:119分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:デヴィッド・ドブキン
キャスト:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、クリストファー・ウォーケン、レイチェル・マクアダムス etc

映画『ウエディング・クラッシャーズ』の登場人物(キャスト)

ジョン・ベックウィズ(オーウェン・ウィルソン)
親友ジェレミーと共同で事務所を構える離婚調停人。趣味はウエディング・クラッシャー。身分を偽って結婚式をはしごし、ただ酒、ただ食い、バカ騒ぎをして、最後に女の子を持ち帰ることを繰り返している。クレアリー財務長官の長女の結婚式場で、次女のクレアに一目惚れをする。
ジェレミー・グレイ(ヴィンス・ヴォーン)
16年来のジョンの親友。ジョンをウエディング・クラッシャーに巻き込んだ男。この生活に不安を感じ始めたジョンと違い、いつまでもイケイケで結婚式荒らしを満喫している。面白半分で参列したクレアリー家の結婚式で、一度限りのつもりで抱いたグロリアから猛烈に愛されて、逃げようとする。
クレア・クリアリー(レイチェル・マクアダムス)
クリアリー財務長官の次女。姉の結婚式で付添人を務めた時、ジョンたちと知り合う。美人だが皮肉屋で、時々空気を読めない一面がある。
グロリア・クリアリー(アイラ・フィッシャー)
クリアリー財務長官の三女。姉の結婚式でジェレミーと知り合い、出会って数時間でセックスをし、処女だったと言って猛烈に迫る。
サック・ロッジ(ブラッドリー・クーパー)
クレアリー家と並ぶ名門家の子息でクレアの婚約者。顔はイケメンなのに嫌味な性格で、クレアに対して常に上から目線でものを言う。余興のタッチ・フットボールで、ジェレミーに本気でタックルをして怪我をさせ、仕返しに下剤を飲まされる。堂々と語る自慢話はたいてい退屈。環境保護団体の代表を務めている。
ウィリアム・クリアリー(クリストファー・ウォーケン)
クレアとグロリアの父で財務長官。次期大統領候補と言われている。サックと結婚しようとするクレアに、本当の幸せを見つけてほしいと願う。
チャズ(ウィル・フェレル)
ジョンとジェレミーが「ウエディング・クラッシャーの師匠」と崇めている男。結婚式だけでは飽き足らず、葬式クラッシャーも始める。ミートローフが好物。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウエディング・クラッシャーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』のあらすじ【起】

離婚調停人として働くジョンとジェレミーの趣味は、ウエディング・クラッシャー。結婚式シーズンに身分を偽って参列し、タダで飲み食いをして、最後に女の子をお持ち帰りすることに熱中している。今シーズンは17回の結婚式に行く予定。ひとしきり騒いでいい女を抱いた朝帰り、ジョンは年甲斐もない行動に、虚しさを感じ始める。

ジェレミーは相変わらず活動的で、次期大統領候補と言われるクリアリー財務長官の長女の結婚式に行こうとジョンを誘う。ジョンは長官を尊敬していたため乗り気ではなかったが、説得されて行くことにした。2人はベンチャー企業の投資家兄弟という設定で参列。ジョンは新婦の付添人を務めている次女、クレアに一目惚れをする。

ヨットハーバーで行われた披露宴で、ジョンはクレアに近づくチャンスを伺っていた。ジェレミーはバルーン遊びで子供たちに囲まれている時、三女のグロリアに気に入られ、踊ろうと誘われる。ジョンはクレアではなく、彼女の母親に気に入られて踊った。

ジョンはクリアリー長官にセーリングが趣味だと偽って話しかけ、そこにクレアも加わった。その後、彼女はスピーチをするが、皮肉ばかりの内容に会場がしらけムードになる。彼女は直前にジョンが言った言葉、結婚とは共に歩める魂が出会うことだと締めくくり、無事にスピーチを切り抜けた。その後、彼女の元に恋人のサックが近づきキスをしたため、ジョンはショックを受ける。

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映画『ウエディング・クラッシャーズ』のあらすじ【承】

その頃、ジェレミーとグロリアは砂浜でセックスをしていた。彼女は服を整えながら、初体験だったと告白する。ジェレミーは彼女に気に入られ、ジョンと一緒に自宅に招待されることになった。

小型フェリーで豪邸近くの港に到着し、皆でタッチ・フットボールをすることになった。気楽に遊ぶはずが、サックは本気モードでジェレミーにタックルをする。怪我をした彼を、グロリアが股の上にまたがって傷の手当てをした。

サックは一家の前で環境保護の話をし、ウケ狙いでラッコの真似を繰り返した。その様子を見たジェレミーはムカつき、サックに下剤を飲ませることを思いつく。

ディナーの時間となり、ジョンは席に着く際に、サックのグラスに下剤を投入する。歓談中、テーブルの下ではグロリアがジェレミーの股間をまさぐり始めた。さらに、見た目は上品そうなクレアリー家の祖母は、下品な言葉を連発する。弟のトッドは引き籠り気味で、変わり者だらけの一家だった。

食事が終わり、ジョンが部屋で休んでいると、クレアの母親が上半身裸で現れ、豊胸したばかりだという胸を揉ませる。どっと疲れたジョンはクレアと外で落ち合い、たわいもない会話だが楽しいひと時を過ごす。そこにトイレからサックが、命令口調でクレアに介抱を求めたため、2人は会話を切り上げて別れた。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』のあらすじ【転】

ジェレミーが寝室で熟睡していると、全裸のグロリアが馬乗りになり、両手を縛られてSMプレイをされる。プレイが終わるとグロリアは去るが、次に裸のトッドがやって来る。彼はホモだったのだ。さらに入れ替わりで父親も現れて悩みを聞かされる。ジェレミーはほとんど眠れなかった。彼は朝一のフェリーで帰りたかったが、ジョンにウエディング・クラッシャーのルール第1条「相棒を見捨てるな」を持ち出され、仕方なく留まることにする。

午前中はサックを除いた全員でセーリングに出掛けた。ジョンは帆の調整を頼まれるが、やり方が分からずクレアに助けてもらう。セーリングから戻るとサックは回復しており、ウズラ狩りに行こうと張り切っていた。林の中でサックは、仕返しとばかりにジェレミーの尻を銃撃。ジェレミーの尻に刺さった小さな弾は、グロリアが取り除いた。

ジョンとクレアは2人だけでビーチに行った。お互いの手を合わせて叩き合う遊びをしながら、ジョンは彼女があまり幸せそうではないと感じる。彼女は結婚が怖いと言うと、2人は見つめ合ってキスをした。

その日の夕食中、サックはクレアとの結婚を発表する。同意もしていないのに一方的に発表され、困惑するクレア。一方、ジェレミーはグロリアに別れを告げようとすると、彼女から初体験じゃないわと告白される。騙したつもりが騙されていたのだ。ジョンはショックで打ちひしがれ、屋敷にいた神父に全てを告解した。

ところが、神父は告解の内容を一家に喋ってしまう。ジェレミーは銃を持った祖母に追われ、さらにサックが雇った探偵からの報告で、ウエディング・クラッシャーであることも明らかにされる。長官は彼らに10分後のフェリーで帰れと命じた。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

数か月後、ジョンはクレアを忘れられず、婚約パーティーにウエイター姿で潜入しようとして失敗する。落ち込んだジョンがジェレミーの家を訪れると、彼はグロリアと抱き合っていた。2人の関係はずっと続いていたのだ。

親友に裏切られたと感じたジョンは、単独で結婚式荒らしを再開させる。しかし、以前とは違いヤケ気味で、式をぶち壊すだけだった。すっかり荒れたジョンをジェレミーは心配しつつ、グロリアとの結婚が決まったことを報告。ジョンに付添人を依頼するが、追い返されてしまう。一方、クレアは結婚を決めたものの、この人でいいのかという不安を募らせていた。

ジョンはウエディング・クラッシャーの師匠、チャズを訪れた。チャズは母親と2人暮らしで、結婚するジェレミーを負け犬だと吐き捨てた。チャズは結婚式では飽き足らず、葬式クラッシャーをしていた。土曜日、ジョンも葬式に参列する。女性を抱きながら大袈裟に泣き叫ぶチャズの隣で、深い悲しみに涙する未亡人を見て、ジョンの心は大きく揺らいだ。

ジョンは葬式を抜け出し、ジェレミーの結婚式に駆けつけた。久しぶりにジョンの姿を見て、付添人のクレアは笑顔で壇上から降りた。ジョンは結婚式荒らしを反省しているが、おかげで君に会えたと愛の告白をし、2人はいい雰囲気になる。そこに参列席のサックが割り込み、クレアに壇上に戻れと命令。彼女はサックに結婚できないと宣言し、婚約は解消となった。怒ったサックはジョンに殴りかかるが、間に入ったジェレミーに殴り返される。

式は終了。ジェレミーとグロリアの婚礼用の車に、ジョンとクレアも乗り込んだ。彼らはこれから日本人の結婚式に潜り込もうと盛り上がるのだった。

映画『ウエディング・クラッシャーズ』の感想・評価・レビュー

身分を偽って結婚式に潜り込む行為自体が犯罪では?という点が気になるが、お構いなしに話が進む。エロシーンは多いのに、不思議と下品という印象が残らない爽やかコメディ。

とにかく共演者が豪華。『きみに読む物語』でブレイクしたばかりのレイチェル・マクアダムス、こんなコメディで全裸を披露するアイラ・フィッシャー、ベテラン個性派クリストファー・ウォーケン、そしてなんといっても、当時映画デビューして間もないブラッドリー・クーパーが、嫌味な金持ちという脇役を熱演しているのには驚いた。今となっては、簡単に揃えられない顔ぶれだろう。

オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンは息の合ったコンビで清々しい。この9年後の2013年に『インターンシップ』で再共演を果たす。中年となった2人が再就職のためグーグルのインターンとなり悪戦苦闘する話で、こちらもオススメ。(MIHOシネマ編集部)


オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムスにブラッドリー・クーパーと豪華すぎるキャストが揃っている今作。このキャスト陣に惹かれて鑑賞しましたが、いつもの2人が主役ということもあり、最後まで思いっきり楽しめました。
他人の結婚式に参加してタダで飲み食いをし、女の子をお持ち帰りしていくウエディングクラッシャーの2人。かなりおバカでくだらないのに、パパがとってもいい人でそこだけでストーリーが物凄く引き締まりました。
かなり残念な役のブラッドリー・クーパーにも注目です。(女性 30代)

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