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映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』の概要:ソ連出身の実在のバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフが海外公演で脚光を浴び、フランスに亡命するまでの半生を描いた伝記映画。『シンドラーのリスト』の俳優レイフ・ファインズによる監督作品。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』の作品情報

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー

製作年:2018年
上映時間:127分
ジャンル:ヒューマンドラマ、伝記
監督:レイフ・ファインズ
キャスト:オレグ・イヴェンコ、アデル・エグザルコプロス、レイフ・ファインズ、ラファエル・ペルソナ etc

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映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』の登場人物(キャスト)

ルドルフ・ヌレエフ(オレグ・イベンコ)
ソ連出身のバレエダンサー。愛称ルディ。シベリア鉄道の中で生まれ、幼い頃に舞踊に魅せられる。パリでの海外公演中に亡命を果たす。
クララ・サン(アデル・エグザルコプロス)
パリに暮らす女性。恋人を失ったばかりだったが、ルディの踊りに魅せられて親しくなる。ルディの亡命の手助けをする。
ピエール・ラコット(ラファエル・ペルソナス)
フランスのバレエダンサー。パリ公演中のルディと親しくなり、パリの街を案内してまわる。クララをルディに紹介する。
アレクサンドル・プーシキン(レイフ・ファインズ)
著名なバレエ教師で、ルディの指導役となる。ルディの才能に注目し、妻と一緒にルディの世話を焼く。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のあらすじ【起】

ルディは1938年に走行中の列車の中で生まれた。子供の頃は列車が大好きで、列車のおもちゃを手にし、列車を眺めて過ごしていた。周囲の子供達と一緒に遊ぶことはせず、孤独な少年時代を送る。ある日突然、父親が戻って来て、ルディは恐る恐ると父親に抱きつく。父親はルディを猟に連れて行くが、ルディは寒空の下でいつまでも放置されてしまう。

成長したルディはバレエ学校に入学するが、張り切りすぎて入学式よりも1週間も早く学校に姿を見せる。ルディは最初の指導者と肌が合わず、プーシキンのクラスに入れ替えてもらう。ルディは懸命に練習に取り組むが、プーシキンにどう評価されているかがが気になってしまう。ある日、プーシキンの妻がルディに食事を届けにやって来る。そして自宅まで夕食に誘われる。プーシキンは技術だけでなく、踊りを通じて物語を語るかが大事だと説く。ルディはそのことを肝に銘じて踊るようになる。

ルディは田舎の劇団で踊ることを命じられ、文化省まで抗議に行く。しかし、文化省の役人は学費を賄ってきた国に尽くさなければいけないと言って、訴えを退ける。ルディは落ち込むが、年配の女性ダンサーがルディをパートナーに選んでくれ、キーロフバレエ団に入れることになる。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のあらすじ【承】

ルディは転倒して足をケガしてしまう。プーシキンの妻はルディを病院から連れ出し、自宅でルディの看病をする。プーシキンの妻は休んでいたルディの体に親密に触れ、2人は関係を持つようになる。

ケガを乗り越えたルディはキーロフバレエ団で踊り始める。ドイツ人のルームメートに自らの踊りを撮影してもらい、更に良い踊りを目指して改善を図っていく。ドイツ人の助けを借りて、英語の勉強にも力を入れる。ある時の練習で、ルディは芸術監督の前で難しい振り付けをうまく踊れず、苛立ちを募らせる。そいて芸術監督を練習場から追い出す。ルディは親身なプーシキンに対しても当たり散らしてしまう。

ルディはキーロフバレエ団のパリ公演のメンバーに選ばれ、他のメンバーと共にフランスに降りたつ。全員の行動が厳しく制限されており、パスポートも入管の手続きの時だけ手渡されるだけだった。更に監視役が常に行動を見守っていた。5週間の滞在を予定していたが、ルディは到着早々パリの散策に出掛ける。ルディは初演のメンバーから外されてしまうが、それでも自分の名が直ぐに知れ渡ると自身を持っていた。ルディは早起きしてルーブル美術館に足を運ぶなど、積極的に芸術を吸収しようとする。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のあらすじ【転】

ソ連とパリのダンサーの交流会が開かれるが、両者は交流しようとせずに堅苦しい雰囲気に包まれる。しかし、ルディは率先して話し掛けに行き、ピエールと知り合いになる。ピエールはルディの練習光景を見学し、光るものがあるのを確信する。

ルディが舞台に上がる日が来て、その踊りは満場の喝采を浴びる。その日はピエールも見に来ており、一緒にいたクララをルディに紹介する。そして皆でディナーに行く。クララは最近恋人を交通事故で失ったばかりだったが、ルディの踊りを見ている間は不幸を忘れられたと感謝する。亡くなった恋人は文化大臣の息子だった。ルディは6歳の頃に初めてオペラを見て、人生が変わった経験をクララに話す。

ルディはクララと鉄道模型を買いに行き、それを宿で走らせて満足する。ルディは自由気ままな外出を繰り返すが、監視役はこのまま続けたら二度と海外公演を行えなくなると警告する。ルディはレストランのロシア人給仕に見下されていると感じて苛立ちを募らせ、クララにも厳しく当たる。クララはその高慢な態度に傷付いてしまう。ルディはニジンスキー賞を受賞し、授賞式にはクララも姿を見せる。クララはルディの身勝手さを受け入れるようになったのだ。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』の結末・ラスト(ネタバレ)

パリ公演の最終日を迎える。皆は出掛けたがるが、監視役は外出を禁止しようとする。ルディはメディアを前でそのことを話し、監視役は午前2時までに戻ることを条件に渋々了承する。ルディはクララとダンスクラブに繰り出し、午前2時を過ぎても気にせずに居残り続ける。

翌朝、劇団員は全員で空港に向かう。空港にはピエールも見送りに来ていた。しかし、ルディは次の公演先のロンドンではなくモスクワに戻るように命じられる。ルディの行動が問題視されたのだ、ルディは拉致されるとピエールに助けを求める。他の劇団員だけ飛行機に乗り込み、ルディは監視役と共に空港に残される。ピエールは急いでクララに連絡を取る。

クララは空港に駆け付け、空港警察に事情を説明する。警察は本人が直接亡命を求める必要があると説明し、ルディの背後に待機する。クララはルディに事情を耳打ちし、ルディは監視役の目を誤魔化して警察に亡命を求める。ルディは別室に連れて行かれ、亡命の意思を改めて確認される。監視役もルディに亡命を諦めるように説得しようとするが、ルディはそれを拒む。そして、亡命の道を選んだルディは世界的なバレエダンサーとして活躍していくことになる。

映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』の感想・評価・レビュー

ルドルフ・ヌレエフやバレエに興味がある人にお勧めしたい作品。パリ公演での出来事の進行に合わせて、それを補完するかのように過去の逸話が挿入されており、印象的な構成となっていた。お陰で時系列に進む物語のように退屈することなく楽しめる。ただ、ルドルフ・ヌレエフのキャラクター描写に共感できる要素が少なく、身勝手な行動にしか見えない場面も多かった。最後の亡命に至るシーンが最大の見所になっている。(MIHOシネマ編集部)

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