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映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』の概要:繊細な恋心を歌や動画にて描き配信し続ける、クリエイターユニット『HoneyWorks』が打ち立てた、シリーズプロジェクト『告白実行委員会~恋愛シリーズ~』第一弾。高校3年生の幼馴染の2人を中心に男女総勢7名のきらきらした恋の行方と告白について描いている。

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映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』の作品情報

ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~

製作年:2016年
上映時間:63分
ジャンル:ラブストーリー、青春、アニメ
監督:柳沢テツヤ
キャスト:神谷浩史、戸松遥、梶裕貴、阿澄佳奈 etc

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』の登場人物(キャスト)

瀬戸口優(神谷浩史)
高校3年生、映画研究部部長。男女関係なく平等に扱うため、クラスを越えて人気がある。夏樹とは家が隣同士で幼馴染。告白の練習をすると言われ、夏樹の動向を気にし始める。
榎本夏樹(戸松遥)
高校3年生、幼馴染の瀬戸口優に片思いしている。明るく活発的で屈託のない性格だが、素直になれずにいる。制服のスカートの下にいつもジャージを着用している。
望月蒼太(梶裕貴)
高校3年生、映画研究部副部長。あかりに2年も片思いしている純情男子。少々引っ込み事案な面があり、告白する勇気を持てずにいる。
早坂あかり(阿澄佳奈)
高校3年生。長髪の清楚で大人しめの女子。夏樹の親友で自分の恋には鈍感な天然。夏樹の恋を応援している。
芹沢春輝(鈴村健一)
高校3年生、映画研究部所属。映画制作に対し抜群のセンスを持つ。やんちゃだが、面倒見が良い。美桜と気が合い、よく一緒に帰る。
合田美桜(豊崎愛生)
高校3年生。夏樹の親友で心優しくシャイな性格。努力を惜しまないため、皆から絶大な信頼を集めている。男子とはあまり会話しないが、春輝とは気が合う。
綾瀬恋雪(代永翼)
高校3年生の夏樹に片思いしている男子高校生。以前は長髪の眼鏡っ子だったが、イメチェン後はクラス女子から注目を浴びている。奥手だが、夏樹とは共通の趣味の話題で親密な関係を築いている。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のあらすじ【起】

高校3年生の榎本夏樹は、クラスの人気者で映画研究部部長の瀬戸口優に密かに片思いをしている。彼は誰に対しても平等でさりげない気遣いができ、夏樹とは幼馴染であった。ある放課後、夏樹は一大決心して優に告白したが、あまりの緊張に耐え切れず冗談だと笑って誤魔化してしまう。その時は優も笑って許してくれたが、再び告白をするとなると、これまで以上に勇気が必要なのであった。

映画研究部副部長の望月蒼太は密かに夏樹の親友、早坂あかりへと2年もの間、片思いをしている。だが、引っ込み事案のためか告白する勇気を持てずにいた。あかりはどちらかと言うと、天然な性格で恋に対してあまり積極的ではない。彼女は夏樹の恋を応援しているが、自分の恋には全くの無頓着なのであった。

夏樹の親友の1人である合田美桜は、あまり積極的な性格ではなく他の男子と話はしないものの、なぜか映画研究部所属の芹沢春輝といつも帰路を共にする。2人は傍目から見るとまるで付き合っているかのように見えるが、単純に趣味が合うとか気が合うとかそういう段階で、未だに恋へと発展していない。だが、2は密かに互いのことを気にしていた。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のあらすじ【承】

優は夏樹からの冗談めいた告白の後から、ずっと彼女のことを気にしている。それでなくても、家が隣同士の幼馴染で自宅にも気軽に遊びに来る関係である。故に、あの告白事件がなかったら気にするきっかけなど、なかったかもしれないと思うのだ。優は夏樹を応援したものの、彼女が誰に告白するつもりなのか気になって仕方なかった。

それぞれに片思いの相手に対し、思い悩む夜を過ごした翌日。蒼太は偶然、あかりと話すきっかけを得る。彼は今まであかりとは話をしたことがなかったため、この一件により恋心は舞い上がる一方。夏樹は告白をする練習と言っては日夜、優を相手に好きだと言い続ける。美桜と春輝は互いに意識しながらも、思い切れずにやきもきしていた。

好きな相手に告白をするということは、非常に勇気が要ることである。夏樹はとにかく言い続けて慣れる戦法で、美桜もどうしたら良いか密かに悩んでいた。あかりはそれらには全くの他人事である。

そんなある日、イメチェンでイケメンへと生まれ変わった綾瀬恋雪が夏樹へと話しかける。2人は共通の趣味で親密な関係を築いていたが、あるライブへ一緒に行くことになる。恋雪は夏樹へと好意を抱いていたが、夏樹は全く彼の気持ちに気付かずにいた。
ライブ当日、出発寸前に夏樹の家を訪ねた優。ライブに行く相手が恋雪であることにむっとしてしまい、思ってもいないことを言って口喧嘩をしてしまう。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』のあらすじ【転】

ライブの帰り、恋雪が家まで送ってくれる。ところが、別れ際に恋雪から抱き締められ告白されそうになる。そこへ、待っていたのか颯爽と優が現れ恋雪と一触即発の状態に。優は泣き出した夏樹を強引に引っ張って帰ってしまった。

翌朝、優と会わないよう早めに家を出た夏樹。だが、偶然にも当人と遭遇してしまい、2人で登校することになる。どうやら優は怒っていない様子。幼馴染であるが故に2人は問題をはっきりさせないまま、長年の関係を継続させ仲直りするのだった。

一方、告白する勇気を持てずにあかりへと一心に思いを寄せる蒼太は昼休みも結局、彼女へと話しかけられずに溜息をつく。そこで同様に溜息をついていた恋雪と昼食を共にすることに。恋雪は夏樹から変わるきっかけを得て、彼女へと思いを寄せていたが、夏樹が優へと片思いしていることに気付いていた。けれども、彼は何もしないで後悔するより、例えダメでも行動に示し告白する方が潔いと考えていた。そんな恋雪から励まされた蒼太。気持ちを新たにあかりへと告白する決心をする。

放課後、美術室へ向かった蒼太。約束通り待っていてくれたあかりへとストレートに告白。すると、あかりは彼を駅前のケーキ屋へ一緒に行こうと誘うのであった。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』の結末・ラスト(ネタバレ)

告白についてそれぞれに悩ましい思いを抱える中、帰り道で優と遭遇した夏樹。告白して断られたらどうしようという不安に駆られる。だが、彼女はもし断られたとしても幼馴染という関係は残るので、それならそれでもいいかもしれないと思い直す。

そんな時、優が夏樹へとマフラーをかけてくれる。いつでも優しい気遣いを見せる優が、幼い頃からずっと好きだった。夏樹にとって優は特別な存在で、だからこそ優にとっても特別な存在になりたかった。ようやく心を決めた夏樹はその日の夜、優へと待ち合わせのメールを送るのだった。

翌日。その日の放課後が決戦の時である。美桜もあかりもそれぞれの相手と帰路に就いて行く。気合を入れ直した夏樹は、教室で待っていた優に向き合いこれが最後だと話す。そして、彼女は真剣なまなざしで優へと真摯な告白をするのだった。
ところが、優はこの告白が最後の予行練習だと思い込んでおり、本気にしてはくれなかった。感極まった夏樹はとうとう泣き出してしまい、思いの丈を赤裸々に告白。すると、ようやく彼女の言葉が本気なのだと知った優は、はにかんだ笑みを見せ夏樹を抱き締めるのだった。

映画『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』の感想・評価・レビュー

恋する気持ちを繊細に描き、歌や動画で配信し続けるクリエイターユニット『HoneyWorks』。ニコニコ動画から進出後、繊細な恋心を描くことで莫大な人気を得ている。かく言う自分もニコニコ動画時代から活動を見守ってきた一人だ。

今作は高校3年生の男女がそれぞれの恋について思い悩み、告白するまでの過程を描いている。正に青春真っ只中のきらきらした時を切り取っている。それぞれに境遇も違えば、相手の性格も違う。告白というのは確かに多大なる勇気が必要である。中盤辺りで青春は短い、故にこの一時が大事。悩むことも大事だが、思い切ることも大事だと助言する教師がいる。この言葉が肝なのではないかと思う。悩める少年少女の恋模様を描くと同時に応援もする作品。(MIHOシネマ編集部)


神谷浩史さんを始め、声優が豪華。声を聞いているだけでも、幸せな気持ちになれる。
7人の男女の片思いが描かれており、少しだけ気恥ずかしさを感じる。でも。その初々しさが良かった。自分の気持ちを一生懸命伝えようと頑張る登場人物達を、自然と応援したくなるような作品だった。特に、幼馴染に告白しようと悩む榎本夏樹のキャラクターがとても良かった。夏樹と優が無事に結ばれて良かったと思うが、彼らが交際を始めた後のストーリーも少しだけ見たかったなと思う。(女性 30代)


胸焼けがしそうなくらい初々しくて甘い恋模様が描かれた今作。これこそが青春だと感じさせてくれる作品なので、自分の今に重ね合わせたり、あの頃を思い出してみたり、どの年代の方が見てもキュンキュン出来ると思います。
60分という短めの作品ですが熱量がすごいので本当にお腹いっぱいです。若いってこういうことだよなあと感じる羨ましいほどキラキラした世界は、忘れかけていた純粋な心を思い出させてくれました。(女性 30代)

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